2020年5月31日更新

『Fate/Zero』征服王イスカンダルを紹介!豪快な生き様にしびれる

fate イスカンダル サムネイル

『Fate/Zero』にライダーとして召喚されるサーヴァント・イスカンダル。征服王として名を馳せた彼の、覇道をゆく生き様は聖杯戦争でも色あせません。征服王イスカンダルの活躍や魅力、強さを解説します。

目次

『Fate/Zero』イスカンダルの活躍を紹介!異例づくしのライダー【ネタバレ注意】

第4次聖杯戦争を描く『Fate/Zero』。時計塔からやってきたマスター、ウェイバー・ベルベットによって召喚されたのが、ライダーのサーヴァント・イスカンダルです。 筋骨隆々とした大柄な体格で、その性格も見た目どおり豪快。細かいことにとらわれないところがあり、サーヴァントとしても型破りな言動の多い人物です。 周りを振り回す暴君的なところもありつつも、不思議と愛嬌があり憎めないキャラクターとして描かれています。 マスターと異例ともいえる関係性を築く、ギルガメッシュとはまた違った形のカリスマ的な王・イスカンダル。本記事では彼について詳しく解説します。 ※この記事には『Fate/Zero』のネタバレが含まれます。読み進める際にはご注意ください。

第4次聖杯戦争にて現界したイスカンダル

イスカンダルは冬木市でおこなわれた第4次聖杯戦争にて現界します。ウェイバーが手に入れた、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが使うはずだったマントの一片。これを触媒に召喚されることに。 彼が聖杯に望むものは、世界征服するための受肉でした。そう願う彼は、現世を楽しみたいという理由から、参加したどのサーヴァントよりも現世での日常生活を楽しんでいます。 霊体化せずに図書館からは本を、酒屋からは酒を拝借し、拠点ではテレビやゲームを堪能。戦闘のない昼間は、手に入れたラフな服装で街中を散策したり、日本食を楽しんだりしていました。

マスターは気弱な魔術師・ウェイバー

ライダーのイスカンダルを召喚したのは、時計台の学生である魔術師ウェイバー・ベルベット。魔術師の家としてはとても歴史が浅く魔術刻印や魔術回路はお粗末、さらに才能も平凡。他のマスターに比べて、圧倒的に未熟な魔術師です。 しかしライダーは彼の能力だけを見て評価するようなことはしませんでした。ウェイバーが口にした聖杯へ託す願いが、人間としての器の小ささを感じさせるものであれば容赦なく平手打ちをお見舞い。一方で、キャスターが行った悪の所業に対するウェイバーの反応を、善として褒め称えることも。 名門魔術師へのコンプレックスを持っていたウェイバーは、肩書ではなく自分自身を見てくれるライダーとともに行動するうちに、大きな成長を遂げることになります。

金遣いが荒い!ついたあだ名が買物王イスカンダル

自身の欲に忠実であり、一度欲しいと思えば必ず手中に収めようとする彼。それは現世においても存分に発揮され、ウェイバーの財布が被害に遭うことに。 なかでも、気になるゲームがあったからとハードごと購入したシーンはインパクト大。しかも彼はサーヴァントであるにも関わらず通信販売を駆使し、受取人名「征服王イスカンダル」として宅配業者から荷物を受け取っていました。 現世を謳歌しようという姿勢はサーヴァント随一。この姿から、「買物王イスカンダル」というあだ名がファンの間で生まれることになったのです。

真名はイスカンダル、征服王と呼ばれた男

ライダーの真名はイスカンダル。当時ギリシャで「世界」と呼ばれていた大陸を征服。即位後、次々と周りの地域を征服していった姿から、征服王と呼ばれた男です。 覇道を歩むなかで、彼は自らその先頭に立ち次々と大国を征服していきました。様々な土地を征服した証に、彼の呼び名は地域ごとに異なり、イスカンダルのほかにも「アレキサンダー」や「アレキサンドロス」といった呼び名が残されています。 多くの英雄たちを従え、征服をおこなっていたイスカンダル。聖杯戦争でも、本来隠すべき真名をセイバーとランサーに対して自ら名乗りあげ、2人を自身の軍門にスカウトするなど、征服王らしい行動をみせています。

実際に存在したイスカンダル、史実での活躍は?

イスカンダルはマケドニアの王家に生まれました。父が暗殺されたことをきっかけに、彼は20歳の若さでマケドニア王に。 数年で全ギリシャを治めると、彼は次に東方遠征を開始します。彼は軍の先頭に立ち、最終的にはメソポタミア全土とエジプト王国、さらに西インドまでまたがる一大国家を築くことに。彼の偉業により、東洋と西洋の文化・文明が混ざり合うヘレニズムが発展しました。 これらの偉業を10年程度で成し遂げた彼は、宴の最中に急逝。32歳前後の若さだったと伝えられています。彼の死後、彼の遺言によって内乱が勃発。彼が築き上げた大帝国マケドニアは、もろくも分裂してしまいました。

宝具を紹介!王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)が強い

王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)

イスカンダルの切り札ともいわれる宝具が「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」です。彼の生き様を反映させた固有結界で、その心象風景のなかにはかつて彼とともに戦ったイスカンダル軍団がまるごと召喚・再現されています。 そこに現れる軍人たちは、皆それぞれが独立したサーヴァントです。時空すら超えてつながる臣下との絆が宝具として昇華されたもので、時が経っても廃ることのない彼の圧倒的なカリスマ性が具現化したものでもあります。 アニメでは数万人単位の臣下たちが、彼の軍勢として召喚され、圧巻の風景が広がりました。

神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)

「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」は、イスカンダルが乗る戦車(チャリオット)。厳密には宝具ではなく、イスカンダルを示す武装のひとつで、これの存在が彼のクラスをライダーたらしめています。 雷気をまとった2匹の神牛「飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)」が牽いており、空も駆け抜けることが可能。イスカンダルが「キュプリオトの剣」で空間を切り裂けば、どこであれ召喚できます。 地上でつかった場合は時速400Kmほどのスピードを出し、高速移動を可能に。加えて空中移動も可能なため、作中では「神威の車輪」によって敵の追跡をかわすことに成功しています。

遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)

「遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)」は、真名解放による「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」の完全形態での突撃です。戦車をひく雷をまとった神牛の蹄、さらに車輪によるダメージを与えることができます。 またこの戦車の由来は、主神ゼウスに捧げた供物をイスカンダルが奪い、自分のものにしたというもの。そのため、雷神ゼウスによる雷撃効果も付与されています。 作中ではセイバーとの対戦によってこの宝具を展開。彼女の「約束された勝利の剣」によって破壊されました。

ギルガメッシュとの戦闘で敗北

アーチャーとの戦闘を前に、足手まといになるのを嫌ったウェイバーが令呪3回を使い切り、イスカンダルを強化。2人の契約は切れるものの、ウェイバーを「朋友」と認め、英雄王・ギルガメッシュとの決戦に向かいます。 イスカンダルは切り札の「王の軍勢」を展開するものの、あらゆる英雄の原点たる英雄王の宝具に撃破されることに。それでも闘志折れぬイスカンダルは、最期にウェイバーに対し、己の臣下として生きて我が生き様を語り継げと命じます。 友との契を交わし、彼は真っ向からギルガメッシュに挑み、降り注ぐ宝具の雨のなかをあと一歩のところまで迫るも「乖離剣」によってとどめをさされることに。 傲岸不遜なギルガメッシュも賞賛するほどの生き様を見せつけ、イスカンダルは満足げに消滅していきました。

「FGO」では子供の姿・アレキサンダーとして登場!

『Fate/Grand Order』では、『Fate/Zero』でおなじみのイスカンダル以外にも、アレキサンダーとしても登場しています。アレキサンダーはイスカンダルの幼少期の姿をしており、筋骨隆々な姿からは想像もつかない華奢な美少年です。 青年期以降の記憶も持っているようですが、実感が薄いとのこと。幼さゆえに、イスカンダルよりもピュアな一面が目立ちます。同時に、のちに征服王となる大胆さや聡明さも垣間見ることができるサーヴァント。 当時の師であるアリストテレスの影響が色濃く出ており、観察眼に優れ知的好奇心が旺盛です。現代文化にすぐに馴染んだイスカンダルの柔軟性が、幼い頃からの気質だったことを感じさせてくれます。

アニメ版『Fate/Zero』でイスカンダルを演じる声優は大塚明夫

豪快にガハハと笑い飛ばすイスカンダルを演じたのは、ベテラン声優の大塚明夫です。彼の父・大塚周夫もまた声優であり、彼から引き継いで演じている役も複数あります。 低音を生かした役が多く、洋画の吹替ではスティーヴン・セガールやニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンといった名優たちを専属で担当。また「メタルギアソリッド」シリーズの主人公スネーク役も有名です。 アニメでは『ONE PIECE』の黒ひげことマーシャル・D・ティーチ役や『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック役などで知られています。

『Fate/Zero』爽快な存在感かもしだすイスカンダルに注目!

『Fate/Zero』での活躍を中心に、イスカンダルを解説してきました。 陰謀うずまくきな臭い聖杯戦争において、異質ともいえるほどの豪快さを持つイスカンダル。その活躍は、マスターであるウェイバーの成長とあわせて、作品に爽快感をもたらしています。 視聴者も魅了する、そのカリスマ性をぜひ本編で楽しんでみてください。