サブウーファーの選び方やおすすめを紹介!自宅で本格的なサウンドを楽しもう
メインスピーカーとあわせて利用することで、迫力のある
重低音を手軽に楽しめる
サブウーファー。
「ホームシアターの構築」などで音響設備を充実化させたい人にとって、低音を補強してくれるサブウーファーはなくてはならない存在です。そこで本記事では、サブウーファーや
選び方やおすすめの製品
を紹介します。
それでは早速、サブウーファーとはどういったものなのか確認していきましょう。なお価格などの情報は、2021年1月現在のものなので注意してくださいね!
サブウーファーとは?低音域に特化したスピーカー
サブウーファーは、
低音域だけを再生するスピーカー
のこと。
通常のスピーカーだけでは再生できる周波数に限界があるため、通常は低音域を補強するために利用されます。メインのスピーカーとは別になっているものが一般的ですが、中にはメインスピーカーと一体型のものも存在します。
ホームシアターを作りたい人・自宅のサウンドを充実させたい人におすすめ!
サブウーファーを使うことで、まるで
映画館にいるような迫力あるサウンド
を手軽に楽しめます。よって、
ホームシアターの構築をしている人
には特におすすめ。
また
スポーツ観戦
や
音楽のライブ映像
などを楽しみたい人にもおすすめです。サブウーファーを導入することで、会場にいるような感覚を味わえるでしょう!
【サブウーファーの選び方】ポイントは5つ!
サブウーファーの選び方5ポイント
①スピーカーと同じメーカーが◎
②お部屋に合うデザインを
③用途に合わせて「バスレフ型」か「密閉型」か選ぶ
④接続端子をチェック
⑤W数で、音の出力をチェック
サブウーファー購入前に確認しておきたいポイントを5つ紹介していきます。適した用途やW数など製品によって違いがあるため覚えておきましょう。
ポイント1:スピーカーと同じメーカーの製品が◎
サブウーファーは
販売メーカーをチェック
しましょう。他社製品と組み合わせる場合、スピーカー同士の相性が良くないと、音色に統一感が出ない可能性があります。音響機器に詳しくない場合は、同じメーカーの製品を選ぶのが無難です。
またメインで使用するスピーカーとメーカーを合わせることで
外観も揃えられる
ため、インテリアとしても映えますね!製品によってはスピーカー同士を連携させて同じリモコンで操作できるため、使いやすさも向上するでしょう。
ポイント2:設置場所にあうデザインを
サブウーファーは
設置場所に合わせたデザイン選び
も重要です。基本的に重量のある製品のため、設置場所から頻繁に動かすような使い方には向きません。周囲の家具や部屋の雰囲気と合わせてデザインを選ぶのが良いでしょう。
設置場所が限られており、大きな物が置けない場合は
「バスレフ型(上記写真参照)」の製品
を選ぶのがおすすめです。バスレフ型はスピーカーの背面から出る音を、反射させて低音を強めるモデルです。小型でも十分な音響効果が期待できるので、小さな部屋で大活躍しますね!
ポイント3:用途に合わせて「バスレフ型」か「密閉型」か選ぶ
| バスレフ型 |
密閉型 |
---|
イメージ |
|
|
特徴 |
・小型でも力強い低音を再生可能
・伸びのある低音
|
・芯のはっきりした低音が得意
・本体が大型になることも
|
おすすめの用途 |
ホームシアター向き |
音楽鑑賞向き |
サブウーファーをどのように使うかによって、選ぶべき製品の性能も変わってきます。ホームシアター用では小型でも力強い低音を出力できる
「バスレフ型」
の製品が向いており、伸びやかなサウンドを楽しむことができます。
一方
音楽鑑賞で使用する場合は「密閉型」
と呼ばれる構造の製品を選ぶのがおすすめです。「密閉型」はスピーカー背面から流れる音を排除して、前から流れる音と干渉しないような仕組みになっています。
背面から出る音は音質が安定していないため、「密閉型」は前面の音だけに絞ることで
ぼやけず芯のはっきりとした音
を再生可能です。しかし本体が大型になりやすいため、十分な設置スペースが必要な点に注意が必要でしょう。
ポイント4:接続端子をチェック
サブウーファーを購入した後になって「テレビと繋げない……」なんて事態を防ぐためにも、あらかじめ
出力機器の端子をチェック
しておきましょう!
サブウーファーは、基本的にRCAケーブルを使用しますが、「サブウーファー専用のケーブル」で接続できるもあります。持っている出力機器と繋げられるか、あらかじめチェックしておきましょうね!
ポイント5:W数で、出力をチェック
サブウーファーは製品によって出力の大きさが異なり、視聴環境に合わせて適切な出力のモデルを選ぶ必要があります。目安としては、
40W以上の出力
があればホームシアターの低音としては十分です。
しかしあまり出力が大きすぎると、壁や床を伝って振動が伝わり、家屋からの音漏れが気になってしまうことも……。賃貸・マンションで利用する場合は、近所迷惑にならないよう
十分な防音対策
をとりましょう!
一軒家やホームシアター専用ルームなど、気兼ねなくスピーカーを使用できる環境をなら、多少W数の高いものを選んでも問題ありません。
50Wから100W程度の製品
を選ぶと、より迫力のあるサウンドを楽しめるでしょう。
サブウーファーのおすすめメーカー4選
BOSE(ボーズ)
「BOSE」は、音響機器で有名なアメリカのメーカーです。BOSEのヘッドホンなどを、街中で目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
BOSEは「薄型テレビとの相性が抜群なサウンドバー」を多く販売しています。もちろんサウンドバーだけでも迫力のあるサウンドが楽しめますが、
「BOSEのサウンドバーを既に持っているけれど、更に音質を強化したい人」
はあわせてBOSEのサブウーファーも購入を検討してみましょう。
SONY(ソニー)
「SONY」はゲームハードや音響機器の開発で良く知られるメーカーです。2020年は特にノイズキャンセリングのBluetoothイヤホンが注目されるなど、ホームエンタテインメントに強みを持っています。
SONYのサブウーファーは「エンクロージャー タイプ・セレクター」と呼ばれる独自技術で、
音楽・映像の双方で最適な低音
を再生可能です。またラインナップには、最大115Wと非常に高出力なモデルも。
音の大きさ・質の両方にこだわりたい人
に、特におすすめのメーカーです。
また特別仕様の「プレミアム・エディション」は、ピアノの塗装を施した美しいデザインのサブウーファー。デザイン性にこだわりたい人は要チェックです。
YAMAHA(ヤマハ)
「YAMAHA」は音響のみならず、自動車部品やスポーツ用品など様々な分野に幅広く展開しているメーカーです。機器に採用されている「A-YSTII方式」は空気自体を振動板として利用する技術で、
サイズ以上の重低音再生
が可能。
そのためコンパクトながらも、音の迫力も十分に兼ね備えた使い勝手の良いサブウーファーが多く販売されています。また「ツイステッドフレアポート」と呼ばれるノイズ抑制技術と合わせることで臨場感の高い音を聴くことが可能です。
FOSTEX(フォステックス)
「FOSTEX」は音響機器を専門に扱うフォスター電機株式会社のブランドです。2万円弱の手を出しやすいモデルからハイエンドのものまで販売しており、幅広いラインナップから製品を選択できます。
コンパクトな正方形の形状が特徴的
で置き場所の自由度が高く、インテリアに合わせて無地や木目調などのデザインも選べるのが嬉しいポイント。
また自社製品のスピーカーとの相性が抜群なので、FOSTEX製のメインスピーカーを使用している人には、特におすすめのメーカーです。
【イチオシ10選】サブウーファーのおすすめ製品
ここからは、おすすめ製品をピックアップして紹介していきます。それぞれ
使われている技術・デザイン性
などを確認して、サブウーファー選びの参考にしてくださいね!
また
1万円台の「コスパの良いお得な商品」
については、【】の中身で現在(2021年1月)の価格目安を提示してあります!「サブウーファーは欲しいけど、価格面が気になる……」という人は参考にしてくださいね。
①【1万円台】YAMAHA(ヤマハ)「NS-SW050」
クリアな重低音が楽しめます。価格は驚きの1万円台!
「コスパも音質も両方捨てられない!」という人におすすめです。
■ワット数:50W
■周波数:28Hz-200Hz
■サイズ:291W×292H×341Dmm
■重量:8.5kg
■入力端子:RCAピンジャック
YAMAHA製の「NS-SW050」は価格が1万円台と高コスパな商品!サブウーファーのエントリーモデルとしてうってつけの製品です。独自技術であるツイステッドフレアポート、A-YSTII方式の双方が使われており、
クリアな低音
で臨場感を高めてくれます。
同社製のスピーカーとデザインの相性がよく、また音質の相性もバッチリ。「YAMAHA製のスピーカーで音響環境を統一したい人」にピッタリの製品と言えるでしょう。
②YAMAHA(ヤマハ)「YST-FSW050」
テレビラックにも収まるデザインが魅力的な商品です!横置きだけでなく縦置きにも対応。置く場所を選ばないのが嬉しいポイントです。
■ワット数:50W
■周波数:35Hz-160Hz
■サイズ:291W×292H×341Dmm
■重量:8.5kg
■入力端子:サブウーファー用ピンケーブル(付属)
YAMAHA「YST-FSW050」は、テレビラックにもすっきり収まる個性的なデザインが魅力的なサブウーファー。YAMAHA各種の「デジタル・サウンド・プロジェクター」シリーズとのシステム電源連動にも対応しています。
独自開発のA-YSTII方式を持つエントリーモデルとして展開されている本製品は、YAMAHAの最新技術を試すのにも最適。クリアでありながらも迫力のある最新のYAMAHAサウンドを是非とも試してみてください。
③YAMAHA(ヤマハ)「NS-SW700MB」
個性的なシルエットが魅力的な商品。茶色だけでなく黒色のモデルも販売されているので、お部屋の雰囲気に合わせてカラーを選べますね。
■ワット数:95W
■周波数:20Hz-160Hz
■サイズ:406×445×406mm
■重量:21.0kg
■入力端子:INPUT1(スピーカーターミナル)、INPUT2、3(RCAピンジャック)
YAMAHA「NS-SW700MB」は、音質だけでなく使いやすさとレイアウトのしやすさにも追求された製品です。操作パネルは上面中央に集中配置。あらゆる部屋に映える、スタイリッシュで個性的なデザインも魅力的です。
パワーアンプは高出力300Wを搭載。音のアタックも速く、深みのある低音を大出力で味わうことができます。
④【1万円台】FOSTEX(フォステクス)「PM-SUBmini2」
小さめなサブウーファーなので、置き場所にも困りません。「なるべくコンパクトにサウンド環境を構築したい」「よくお部屋の模様替えをしたくなるので、軽いサブウーファーが良い」という人には、特におすすめです!
■ワット数:50W
■周波数:40Hz-150Hz
■サイズ:20(W)×18.5(H)×23.3(D) cm
■重量:3.6kg
■入力端子:RCAピンジャック
FOSTEXから販売されている「PM-SUBmini2」は
幅約20cm、高さ約18cmと小型な機種
です。重さも約3.6kgと軽量なので、エントリーモデルとして優秀。また配置替えも手軽に行えますね。
本製品は、同社から販売されているPMシリーズのスピーカーなどと組み合わせて使用することで、小さくまとまりのある音響環境を構築可能です。また
「オート・スタンバイ機能」
を搭載しており、一定出力以下の状態がしばらく続くと0.5W以下まで電力消費を削減してくれます。
⑤SONY(ソニー)「SA-CS9 M」
最大出力が115Wと、ホームシアターには十分すぎるほどのスペック!「クリアな低音を大音量で楽しみたい」「映画を迫力あるサウンドで楽しみたい」という人にうってつけです。
■ワット数:115W
■周波数:50-200Hz
■サイズ:40 x 29.5 x 34.5 cm
■重量:11.5 Kg
■入力端子:RCAピンジャック
SONYの「SA-CS9」は、バスレフ型のサブウーファーです。ウーファーユニットにSONY独自のMRC素材を使用しているため、軽量かつ高剛性に優れています。エントリーモデルでありながら高品質なパーツを使用しているため、
音の再現性が高く、深みのある低音
の再生が可能です。
スピーカー入力端子がついているため、ステレオ再生にも対応。最大出力が115Wとパワフルな製品なので、迫力ある低音を大音量で楽しむことができます。
⑥BOSE(ボーズ)「Bass module 700 BLK」
光沢あるガラストップなど、デザイン性抜群!元々BOSEは「低音」で強みを発揮するメーカーなので、サブウーファーは大活躍してくれそう。「BOSE製品で音響設備を揃えたい」「低音の深みを体験したい」という人は要チェックのモデルですね。
■ワット数:記載なし
■周波数:記載なし
■サイズ:49 x 44 x 40 cm
■重量:17.3 Kg
■入力端子:3.5mmオーディオケーブル
BOSE製の「Bass module 700 BLK」は同社製品のサウンドバーである「BOSE SOUNDBAR 700」の低音補強にぴったりの製品です。
光沢のあるガラストップが美しく
インテリアとして抜群のデザイン性を誇ります。
同梱されている3.5mm音声ケーブルを使用することでサウンドバーと簡単に接続が可能です。また搭載されている「QuietPortテクノロジー」により出力時に起こる音の歪みを排除し、クリアな音を再生できます。
薄型テレビと一緒に「BOSE SOUNDBAR 700」を使用したホームシアター環境を構築する場合におすすめの製品です。
【1万円台】⑦ディーアンドエムホールディングス「DSW-37M」
木目調のデザインが魅力的なサブウーファーです。「木目調のお部屋にマッチさせたい」といった人には、特におすすめ!
■ワット数:100W
■周波数:20 Hz-400 kHz
■サイズ:225 × 375 × 370 mm
■重量:8.0 kg
■入力端子:付属ケーブル
ディーアンドエムホールディングスから販売されている「DSW-37M」は、バスレフ型のサブウーファーです。
外観に天然木材
を使用しており、木目を生かしたデザインが特徴的な製品となっています。木目調のお部屋や家具と相性ぴったりですね!
最大出力100Wと、スペックも十分。迫力ある低音が楽しめるでしょう。
⑧JBL(ジェービーエル)「STAGE SUB A100P」
木目調の高級感あるデザインが目をひきますね!エンタメを知り尽くした「JBL」のサブウーファーということで、「映画を迫力あるサウンドでみたい」「ホームシアターへの設置を考えている」という人には特におすすめです。
■ワット数:300W
■周波数:35Hz-150Hz
■サイズ:335 x 380 x 405mm
■重量:13.7kg
■入力端子:Wired
JBL製の「STAGE SUB A100P」は、
木目調の高級感のあるデザイン
が特徴のサブウーファーです。同社製の「STAGEシリーズ」との組み合わせで、統一感のある音響環境を構築可能。
また、
150Wと高い出力
を持つパワーアンプを備えており、ホームシアターで力強い低音を出すのに十分な性能を備えた製品です。
⑨Pioneer(パイオニア)、Theater Blackシリーズ「S-52W」
映画観賞用にぴったりのサブウーファー !アクション映画などを、大迫力で楽しみたい人におすすめです。
■ワット数:150W
■周波数:50Hz-200Hz
■サイズ:40.2 x 36 x 38.2 cm
■重量:10.8kg
■入力端子:3.5mmオーディオケーブル
Pioneerの「Theater Blackシリーズ」は、
映画を鑑賞するのに適した性能
が強み!中でも「S-52W」は、20cmのウーファーユニットにより歪みの少ない音を再現できます。
搭載された「スイッチング電源」によりノイズの少なく、パワフルな音の再生が可能です。ホームシアターで使用する際におすすめしたい製品となっています。
⑩Denon(デノン)「DSW-37」
木目調のデザインが魅力的な商品。ブラックカラーも販売されています。
■ワット数:100W
■周波数:20 Hz-400kHz
■サイズ:225 × 375 × 370 mm
■重量:8.0 kg
■入力端子:付属サブウーファーケーブル
Denon「DSW-37」は、広帯域にわたり正確なピストンモーションを実現するD.D.L.(Denon Double Layer)コーン・ユニットを搭載した、クリアながら迫力ある音色が特徴のサブウーファーです。スタイリッシュであたたかみのある木目調のデザインも魅力的。
コンパクトなサイズ感ながら最大出力100W、2chから7.1chまで対応可能な本製品はホームシアター入門者にもおすすめ。幅広く愛用できるサブウーファーです。
サブウーファーの導入・設置方法&注意点
ここまでサブウーファーのおすすめ商品を確認してきました。ここからは最後に、実際の拡張方法や設置方法について解説していきます。
音質を最大限引き出すためにも、以下で正しい置き方や防音対策について見ていきましょう。
サブウーファーの拡張方法
サブウーファーを購入したら、まずは
お手持ちのアンプとサブウーファーを接続
しましょう。アンプ側に「SUBWOOFER」もしくはそれに類似する端子が備わっているはずなので、その端子とサブウーファーを接続します。
また近年では、アンプ側にスピーカー端子が搭載されていたり、サブウーファー側にスピーカー端子が搭載されていたりすることもあるため、そうした場合はスピーカーケーブルを利用して接続しましょう。
接続後はそれぞれの電源を入れ、通常通り音を流すことでサブウーファーも稼働します。
壁とは距離をあけて置く!インシュレーターがあると、音質向上に◎
サブウーファーを壁に密着させて使うと、音の明瞭感がなくなってしまう可能性があります。音の振動が壁へとダイレクトに伝わり、壁自体も振動してしまうからです。また不安定な台の上に置いてしまうと、音も安定せず遅れて聴こえてしまう可能性が。
そのため
壁との距離を開け、床の上に安定させて置くのがよい
でしょう。
また床に直接置く場合、床や壁からの反響音・振動でスピーカー本来のサウンドを楽しめない場合があります。そんな時は、
制振・音質向上効果のあるインシュレーターを、スピーカーと床との間に挟んでみましょう
!
置く場所によっては、防音対策も重要
アパートやマンションなどでは低音が壁や床などから直接伝わりやすく、近所迷惑となる場合があります。
そのためサブウーファーを置く場合は、
壁に防音シートを設置したり、防音カーテンを利用するなど
適宜対策をはかりましょう!
サブウーファーを購入し、自宅やホームシアターの音響を充実させよう!
サブウーファーを選ぶ時には、あらかじめ「自分がこだわりたいポイント」を確認しておくことで、商品を選びやすくなります。
この記事で紹介した「選ぶ時のポイント」を参照しながら、自分にぴったりのサブウーファーを選びましょう!
テレビの音質を手軽に高めたいなら
サウンドバーもチェック!