2021年1月7日更新

『約束のネバーランド』ムジカとソンジュは敵?味方?エマたちとの出会いから全てを振り返る!【正体や関係性も考察】

『約束のネバーランド』ムジカ ソンジュ

『約束のネバーランド』ムジカとソンジュは物語のカギを握る超重要キャラクター。農園を脱出したエマたちを助けたムジカとソンジュですが、物語終盤まで本当の正体は分かりません。エマとの出会いから最終決戦までを振り返りながら、2人の真の正体や過去について徹底解説します。

目次

『約束のネバーランド』ムジカとソンジュを徹底紹介!謎多き鬼の正体に迫る【ネタバレ注意】

少年ジャンプで人気を博している白井カイウ原作・出水ぽすか作画の漫画『約束のネバーランド』。2019年1月にはテレビアニメも放送され、さらに2021年1月にはアニメseason2の放送も開始しました。 そんな本作で、エマが望む未来を実現するために最重要になってくるのが、ソンジュとムジカというキャラクターです。人間に協力的な鬼という特殊な立ち位置である2人は、本作の中でも特にミステリアスな存在となっています。 アニメseason2にはムジカとソンジュも登場。ムジカを演じる声優は種崎敦美(たねざきあつみ)、ソンジュを演じるのは神尾晋一郎(かみおしんいちろう)です。 そこで今回は、そんな彼らの正体や背景に迫るべく、これまでの登場シーンとともに振り返っていきます! ※この記事は2021年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

ムジカとソンジュの初登場シーンから、エマたちとの再会まで!

GFハウスから脱出したものの鬼に追われるエマたち!窮地を救ったムジカとソンジュはどんな鬼?

GF(グレイス=フィールド)ハウスからの脱獄に成功したエマ、レイ、そして家族たち。 ハウスの外の巨大な森の中には野生の鬼が群生していて、エマたちは襲われてしまいます。レイはエマと家族と別れ、1人でおとりとなることに。 なかなか戻らないレイを心配するエマたちですが、脱走の際に耳を切り落としていたエマも衰弱し、高熱を出して倒れてしまいます。 早急に安全を確保しなければと焦るドンやギルダの前に現れたのは、頭巾をかぶった謎の少女。「こっち、こっちよ」と先導する少女の後を追って洞窟へと移動します。 そのころ、レイは鬼に囲われて絶体絶命の状態。そこに動物に乗った何者かが颯爽と現れ、レイをつかんで鬼たちから救い出しました。 2人の謎の人物のおかげで、洞窟の中で再会したエマたちとレイ。頭巾の少女は「ムジカ」、もう一人は「ソンジュ」と名乗ります。 一度は救われたものの素性の分からない2人に警戒するエマやレイ。しかし、ムジカとソンジュは「人間を食べない鬼」という鬼の中でも特殊な存在でした。その時エマは、「人間を食べない鬼」が存在することを初めて知ることになります。

「邪血の少女」の存在を知ったノーマンの指示で、ドンとギルダが2人の捜索へ……!

ついにノーマンと再会したエマとレイ。 エマが旅の途中で出会ったムジカとソンジュについて話をすると、ノーマンは表情を一変させ、ムジカが「邪血の少女」と呼ばれる特異個体の鬼であることを語りました。 その後、ノーマンはドンとギルダを呼び出し、「ムジカとソンジュを見つけ出して保護する」と伝え、2人の捜索を依頼します。 ドンとギルダは2人に無事再会。その後ムジカとソンジュも王都へ向かい、エマたちと共に鬼との最終決戦に挑むこととなります。

【重大ネタバレ】敵?味方?ムジカとソンジュの本当の正体をズバリ解説!

ムジカとソンジュが人間を食べない理由とは!エマたちを助けたのはなぜ?

ムジカとソンジュが人肉を食べないのは「宗教上の理由」です。 彼らは「原初信仰」と呼ばれる宗教を信仰していて、「人工的に作られた命は食べてはいけない」という価値観を強く信じています。そのため、農園で育った人間を食べないのが特徴で、普段は森の中で動物などを狩って食事をしていました。

ソンジュはかつて人間を食べていた!本当に味方なの?

ソンジュは、1000年前に人間世界と鬼世界が分断され、農園で育った人間のみしか口にできない社会になるまでは人間を好んで食べる鬼でした。 宗教上の理由で「農園で育って出荷される人間」を食べられないソンジュは、農園がなくなり、自然な人間社会が形成されることで自分が再び人間の肉を食べられるという、非常に利己的な理由でエマたちを助けたのです。 しかし、そんなソンジュもエマの考えや行動に徐々に心を動かされ、徐々に心から協力的になっていきます。 「約束」が締結され、エマが2人に感謝を告げに来た際には、「いいの?もう人間食べれなくなるわよ?」というムジカからの問いかけに対して「よかねえよ!あー!!俺の馬鹿野郎!!」と頭を掻きむしりながらも、エマのために鬼世界の再建に動き出すソンジュ。 結局は自身の欲望よりエマたちの未来を優先してしまう、優しい心を持った味方であることがよくわかるシーンとなっています。

ムジカはなぜエマに協力した?“邪血の少女”と呼ばれる理由とは

“邪血”と呼ばれる理由を解説!ムジカの血が持つ力とは?

通常、鬼は人間を食べることで知能や形質を維持しており、食べ続けなければ徐々に退化していってしまいます。 ただ、ムジカは特別で人間を食べなくても退化せず、新たに食べたものの影響も受けないという超特異個体。また、ムジカの血を口にするだけで、他の鬼も同じ体質を手に入れることができます。 しかし鬼社会では、農園を運営して人間の供給のすべてを王たちが握ることで、鬼社会を思うがままに支配しています。 そのため、ムジカのような個体の血液が多くの鬼の間で広がり、多くの鬼が農園の人間を求めなくなると、王族が鬼の世界で圧倒的な権威を握り続けることが難しくなってしまいます。 このような理由から、王族はムジカのように特殊な力を持つ一族の血を「邪血」と呼びました。邪血の一族を全て食い殺して衰えることのない知性を独占し、社会の頂点に君臨し続けていたのです。

【邪血の少女】ノーマンがムジカを探し出して殺そうとしたのはなぜ?

ムジカの血をうまく使いさえすれば、人を食べなくても鬼が生き続けられる、つまり人と鬼が共存できる世界を作ることが可能だと訴えるエマ。しかし、ノーマンの考えは異なりました。 退化した鬼を復活させることのできるムジカとソンジュは、鬼を全滅させたいと考えているノーマンの計画においては「極めて不確定な危険要素」でした。また、ノーマンは、人間を食べないとはいえあくまで「鬼」である2人が、同族の滅ぼされていく様を黙って見ているわけがないと考えます。 そのため、ノーマンはドンとギルダに「見つけ出して保護する」と嘘をついて2人を捜索させ、殺そうとします。しかし、その計画を読んでいたムジカとソンジュは攻撃をしてきたノーマンの手下に対して返り討ちを浴びせました。

ソンジュと王家の知られざる関係性とは?女王レグラヴァリマと直接対決!

ソンジュは女王の弟だった?王族から逃れた過去に迫る

王都で鬼たちとの決戦に苦戦するエマたち。特に女王レグラヴァリマの力は強大で、どこを攻撃すればいいかもわからず、立ちすくんでしまいます。 そこに、エマの持っていた発信器から危機の知らせを受け取って、ムジカとソンジュが駆け付けました。 ソンジュに対して女王は「げに愚かな弟よ」と声をかけます。ソンジュはなんと、女王の弟だったのです。 700年前、王家の血を引くにもかかわらず古い宗教観を持つソンジュに対する周囲の目は厳しく、人間を食べないという共通点を持ち、当時の王政に疑問を抱いていたムジカと一緒に王都を逃れたのでした。

女王との決戦に勝利!新しい鬼世界の王となったのは……?

ムジカとソンジュが女王との決戦に勝利した後、彼らは旧王族の側近の指示により「国家転覆罪」で捕らえられて処刑されることになってしまいました。 しかし、そこにレウウィス大公が現れて2人を救い出し、旧政権の一掃に加えて、全ての民に“邪血”を分け与えることで誰もが退化に苦しまずに済む社会を約束しました。さらに農園の廃止を宣言し、「新しい国には、新しい王だ」という言葉と共にムジカを王に推薦します。 周囲の後押しもあり、ムジカが新しい鬼世界の王として君臨することとなりました。

【番外編】エマと家族たちが再会できたのは、ムジカからもらった〇〇のおかげ?

人間の世界に行くことのできた食用児たちのもとに、エマの姿がない!

全ての戦いが終わり、人間の世界へたどり着いたレイやノーマン、そしてその家族たち。しかしそこにエマの姿はありませんでした。 エマは、「食幼児たち全員で人間の世界に行く」という約束を鬼と結び、鬼はその約束に対して代償を要求しました。鬼は「きみのかぞく」が欲しいとエマに要求。その結果、エマと家族は人間の世界にわたった後も離れ離れとなり、エマは家族の記憶までもを失うこととなりました。 必死にエマの捜索に明け暮れるレイやノーマン。しかし、めぼしい手掛かりもないまま、2年の月日が流れます。

雪山で一人目覚めたエマが手にしていたのはムジカのくれたペンダント

一方エマは記憶の戻らないまま雪の積もる山奥で、倒れていたところを保護してくれたおじいさんと過ごす日々。 自分の名前すら思い出せない中、唯一手掛かりとして手にしていたのはひとつのペンダントでした。記憶が戻らないままでも、そのペンダントを見ることで心に何か引っかかるものを感じるというエマ。 そのペンダントは、エマとムジカが最初に森で出会ったときに、ムジカが「お守り」としてエマに渡したものでした。 さらに季節は廻り、街に買い物に出たエマとおじいさん。 店を回るうちに、着けていたペンダントがないことを指摘されます。 来た道をたどり、道に落ちているペンダントを拾い上げるとそこには、レイやノーマンの姿が。 ムジカのくれた「お守り」が、不可能かと思われたエマと家族との再会を叶えたのです。

アニメ『約束のネバーランド』Season2にムジカとソンジュ登場!声優は種崎敦美と神尾晋一郎

アニメ『約束のネバーランド』season1には登場の無かったムジカとソンジュですが、2021年1月放送開始のseason2からは登場となります。 ムジカを演じるのは種崎敦美(たねざきあつみ)。9月27日生まれ(年齢不明)の女性声優で、主な出演作としては、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の五十嵐響子、『鬼灯の冷徹』の芥子、『宝石の国』のネプチュナイトなどがあります。 ソンジュを演じるのは神尾晋一郎(かみおしんいちろう)。1982年1月13日生まれの男性声優で、『あんさんぶるスターズ! (あんスタ!)』の鬼龍紅郎役をはじめ、『ヒプノシスマイク』の毒島メイソン理鶯役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。

【鬼世界の新たな王】ムジカとソンジュの妖しい魅力から目が離せない!

ムジカとソンジュは、鬼でありながら鬼世界の古くから続く王政に疑問を持ち、エマの思い描く未来に共感し寄り添うキャラクターでした。 複雑な歴史と背景がありなかなか素性の分からないムジカとソンジュは、本作において圧倒的に読者を振り回す、独特な魅力を持つキャラクターであると言えるでしょう。 アニメ『約束のネバーランド』season2でついに登場となるムジカとソンジュの活躍からも目が離せません!