お嬢様っぷりが可愛いアニメキャラTOP10！育ちの良さが天然女子を育む

数あるアニメのキャラクター属性のなかでも、現実的なようでいて非現実的な属性がお嬢様キャラでしょう。世界的な財閥のひとり娘、世界的な権威を持つ家系の生まれ……。現実世界にもそういった人が実在しているはずですが、いち視聴者にはなかなか手の届く存在ではありません。 一方で、アニメの世界ではよく登場するお嬢様キャラ。作品によって、個性豊かなお嬢様像が描かれています。今回は、そんなお嬢様キャラの女の子を10人ピックアップ。生い立ちや境遇、性格などとともに紹介していきます！ キャラクターの選定は、作品のメジャー度なども加味しつつ、なるべく客観的に可愛いキャラを選んでいますが、独断と偏見も含まれますのであしからず。

お嬢様キャラのなかでも、王道の性格タイプがいくつかあります。 ひとつは、家のなかで大切に育てられた結果、プライドが高くわがままなタイプ。こういったお嬢様キャラは、他のキャラとの関わりのなかで次第に態度が軟化していき、いわゆる“デレ”の顔をみせることがほとんど。この場合、初期の“上から目線”とのギャップ萌えを楽しむことができます。 また、なかには世間の常識に疎く、周りから指摘されて照れたり、どうすればいいか分からず困ったりするキャラも。こういった部分もお嬢様キャラならではの魅力。とくにおしとやかな雰囲気のキャラが、世間知らずでちょっと抜けた言動をとっていると、破壊力が増します。 人によっては、お嬢様ならではの高圧的な態度が好きな人もいるでしょう。その場合、彼女の尻に敷かれたい、虐げられたいと感じ、偉そうな性格であるほど魅力的に感じます。お嬢様キャラはその性格によって、多方面の需要にこたえることができるのです。

三千院ナギは『ハヤテのごとく』のヒロインです。彼女は三千院財閥のひとり娘で、アメリカと日本のハーフの女の子。天才的な頭脳を持ち、13歳にして飛び級で高校に入学しています。 ナギは主人公・綾崎ハヤテの1億を超える借金を、ちょっとした勘違いから肩代わり。さらに彼を自身の屋敷に執事として住み込みで雇い、自分と同じ学校にも通わせてしまうという荒業を、財閥の財力でさらっとやってのけてしまう人物です。 お嬢様キャラのなかでも、自分の意思で巨額を動かす珍しいキャラクター。さらにわがままで負けず嫌い、ひきこもりでオタク、ハヤテにだけはデレると多様な属性の持ち主でもあります。

琴吹紬(ことぶきつむぎ)は、『けいおん！』に登場するキーボード担当の女の子。お嬢様が通うにしては庶民的な桜が丘高校に入学しますが、それは彼女自身の意思。高校入学まではお嬢様らしく、英才教育を受けて育ってきました。 実家はかなりのお金持ちのようで、家には使用人などもいます。さらに国内外に別荘も所有。他の部員とは少し金銭感覚が違うところもありますが、彼女自身はお金持ちであることをひけらかしたりは決してしません。 むしろ甲斐甲斐しくみんなの世話を焼く、家庭的で柔らかい物腰の女の子です。“普通のこと”への憧れが強く、外で焼きそばを食べたり女子高生らしくアルバイトをしたりといったことで、人一倍喜びを顕にします。ピュアな一面が魅力的なキャラクターです。

『かぐや様は告らせたい』の主人公・四宮かぐやは、作中で四大財閥とされる四宮グループの本家のお嬢様。幼い頃から帝王学を学び、あらゆるジャンルで結果を残してきた天才として描かれています。 そんな生い立ちゆえ、自然に周りを見下し、自分にとって有益か無益かでその人の価値観を決めてしまうところも。表面上は高嶺の花にふさわしいおしとやかな態度をとっているものの、その中身とは大きなギャップがあります。 かぐらの魅力はなんといっても、恋愛となると、まるでポンコツになってしまうところでしょう。もう1人の主人公・白銀御行になんとか告白させようと策を巡らせますが、なかなかうまくいきません。恋という感情に振り回される姿が、なんともいじらしいです。

橘万里花は『ニセコイ』に登場するヒロインのひとり。父親は警視総監で、主人公の一条楽の許嫁として登場します。幼い頃から一方的に楽に恋心をいだいており、“楽様”という名前のオウムを飼っているほど。 彼女は普段はお嬢様らしい言葉遣いで話していますが、興奮して我を忘れると九州弁が飛び出します。またとてもポジティブな性格の持ち主で、それが彼女の最大の魅力です。他のヒロインたちが尻込みをするなか、彼女だけは楽に積極的にアプローチをかけていて、思わず応援したくなる健気さがあります。 前向きで楽のためならなんでも頑張れる彼女ですが、実は虚弱体質。そんなギャップもまた彼女をより魅力的にしています。

遠坂凛は、『Fate/stay night』をはじめ「Fate」シリーズに登場する魔術師の女の子。同作ではメインヒロインのひとりとして、「Unlimited Blade Works」ルートで活躍します。 学校での表の顔は、才色兼備で何でもそつなくこなす優等生。一方で、超一級の魔術師としての顔も持ち合わせています。魔術師としては、基本的にはシビアに現実を見据えて判断をくだしていく冷徹なタイプ。 一方で、衛宮士郎に対しては彼を助けたり、アドバイスをしたりと、厳しいながらも面倒見の良さもみせています。他人にも自分にも厳しく、己を貫く格好いい人物です。

西木野真姫(にしきのまき)は、『ラブライブ！』に登場する、μ’ｓ(ミューズ)のメンバーのひとり。ピアノができることから、μ’ｓでは作曲担当もしています。 彼女の実家は、地元の総合病院の経営者。彼女自身も将来的には脳外科医になって、その病院を継ぐ予定でいます。医者を目指しているだけあって頭脳明晰な彼女ですが、一方で運動は苦手。また彼氏に望むものが多いのか、彼氏ができたことがなく、そういった部分もお嬢様らしさが感じられます。 本来のキャラ設定では、プライドが高いナルシストという典型的なお嬢様キャラでしたが、アニメ版では真面目なツンデレキャラに。メディアによる性格の違いを楽しめるのも、彼女ならではの特徴です。

秋本・カトリーヌ・麗子は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場するヒロインの女性警察官。貿易会社を経営する日本人の父と、世界的に活躍するフランス人のファッションデザイナーの母から生まれた金髪碧眼の美人です。 男勝りな性格は幼い頃から健在で、5歳にして誘拐されそうになって逆に犯人を捕まえたことも。世界トップクラスのピアノや製菓の技術を持つだけでなく、他の男性登場キャラクターたちを凌駕する運動神経も持ち合わせている、まさにスーパーレディです。 常識はずれの金銭感覚を持っていて、わがままなところはお嬢様キャラらしい一面といえます。本作では、もう1人桁外れのお金持ち・中川圭一も登場しますが、中川と麗子のお金持ちトークはこの作品ならではの醍醐味です。

桃喰綺羅莉(ももばみきらり)は『賭ケグルイ』に登場する、百花王学園の生徒会長にして学園を掌握している人物です。彼女は、百喰一族の家督を継いだ当主でもあります。学園のシステムに改革を起こし、学園を飛び越え政財界にも影響を持っており、作中では圧倒的な力を持つ人物です。 彼女の思考は好奇心優先。そのためなら、常軌を逸した行動も躊躇なくとる狂気に満ちた性格をしています。金銭感覚だけでなく、常人としての感覚もずれているのです。 青い唇で冷たく微笑まれ、蔑みの眼差しを向けられたい。そういう人にとってはたまらないキャラクターでしょう。

薙切えりな(なきり-)は『食戟のソーマ』のヒロインです。遠月茶寮料理學園に主席で合格し、最年少で遠月十傑評議会に選出される、食のエリート。さらに、彼女は神の舌を持っており、幼い頃から料理業界に影響力を持つ人物として育ってきました。 圧倒的な実力を持つ彼女は、プライドが高く負けず嫌い。自分が認める料理以外はクズとして扱っていました。しかし、主人公・幸平創真や極星寮の面々と関わるうちに、彼女の考え方も変わっていきます。 中盤からは、幸平のマイペースに巻き込まれ、ツンデレな態度も増えていきました。彼との交流のなかで、世間知らずな一面も明らかになり、ストーリーを追うごとに可愛らしさが増していくキャラクターです。

ダクネスことダスティネス・フォード・ララティーナは、『この素晴らしい世界に祝福を！』のメインキャラクターのひとり。大貴族ダスティネス家の令嬢であり、カズマのパーティーのクルセイダーです。 令嬢として振る舞う場面では、卒なくこなし、育ちの良さを感じさせます。一方で、彼女は根っからのドM。そのため、両手剣を持っているものの攻撃ステータスを上げずに、防御系スキルばかりに割り振り、自ら攻撃に当たりにいこうとします。 実際にパーティーの盾として活躍している彼女ですが、攻撃を受けている間は興奮のあまり変態的な言動をみせることも。アクの強いお嬢様キャラといえます。

厳選した10人のお嬢様キャラを紹介してきました。気になるキャラクターをきっかけに作品を観てみるというのもひとつの出会い。もし気になる子が見つかったら、あわせて作品も楽しんでみてくださいね。