2022年5月12日更新

『チェンソーマン』ナユタは読み切り作品のオマージュ?正体を徹底解説!

ナユタは『チェンソーマン』第1部の最終話で登場した少女です。「わんわん」と戯れたり初対面のデンジの指を噛んだり。無垢で可愛らしいナユタの意外な正体について、最終話のネタバレとともに紹介します。 最終話から見えてくるナユタとデンジの関係や、オマージュ元の作品などについても言及。本編第2部が始まる前に、まずはナユタについておさらにしておきましょう。

※この記事は『チェンソーマン』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『チェンソーマン』ナユタのプロフィール

悪魔の種類支配の悪魔
生年月日不明
身長不明
好きなもの食パン

ナユタは第1部の最終話で登場した少女で、その正体はマキマに代わる新たな支配の悪魔です。岸辺は中国で発見された彼女を盗んで連れてきて、第2のマキマとならないようデンジに教育係を頼みます。 会った際にデンジの指を噛む、デンジを「わんわん」と呼ぶといった支配的な態度はどこかマキマを彷彿とさせ、瞳の中の螺旋模様もマキマそっくり。雰囲気もマキマに似ているナユタですが、マキマの記憶は引き継いでいません。

ナユタは『予言のナユタ』のセルフオマージュ?

新たな「支配の悪魔」ナユタは、本作の作者・藤本タツキが以前発表した読切作品『予言のナユタ』のセリフオマージュではないかという声も挙がっています。 『予言のナユタ』の主人公は、世界を滅ぼすと予言されているツノ持ちの少女ナユタです。世界から迫害されるナユタとその兄ケンジの物語で、同作のナユタはツノが生えている以外は『チェンソーマン』のナユタの容姿にそっくり。 特徴的な螺旋模様の瞳に、目の下のホクロの位置も同じ。世界が恐れる力=支配の悪魔を持ちながら、兄がわりとなるデンジと暮らす設定も似ています。 現時点では同一の世界観と決定づけるものはないので、綿密なつながりがあるというよりセルフオマージュと考えたほうが自然でしょう

ナユタは弐瓶勉の『ABARA』にも登場する?

藤本は『チェンソーマン』300万部突破記念イラストで「ポップなアバラ」を目指しているとコメントしています。この「アバラ」とは弐瓶勉の『ABARA』のこと。 『ABARA』の那由多(なゆた)は生物兵器の少女で、本作の主人公の名前は駆動電次(くどうでんじ)です。上述したコメントからも分かるように、『チェンソーマン』は『ABARA』の影響をおおいに受けています。 そう考えるとナユタも『ABARA』が元ネタなのかもしれません。

ナユタの正体を解説!マキマの生まれ変わり?

本作における地獄は悪魔の住まう場所です。天使の悪魔が第1部で語った内容によると、悪魔は地獄で死ぬと人間の世界に転生し、人間の世界で死ぬと地獄に転生するとのこと。転生する際には新しい個体として生まれることも語られています。 マキマは最後の戦いでデンジに敗れ、身体を切り刻まれました。その後デンジは彼女をすべて食すことで彼女と一体化し、これにより不死身性を持っていたマキマは消滅。その後現れたのが、マキマの消滅により転生した新たな支配の悪魔ナユタです。 ナユタはマキマの記憶を持っているわけではありませんが、デンジとのやりとりの中でところどころマキマを思わせる言動を取っており、デンジも直感的に彼女がマキマの生まれ変わりだと感じ取っていました

マキマとの共通点は?

チェンソーマン
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA

以下ではマキマとナユタの共通点を4つ紹介していきます。

目の模様

容姿で最も似ていると感じられるのが、瞳の模様です。2人ともうずまきのような特徴的な螺旋模様をしています。 ナユタの方が幼い分まだ可愛らしい印象を受けますが、ミステリアスな雰囲気はマキマからしっかりと受け継がれているようです。見た目は可憐な少女ですが、マキマ譲りの眼力によって得も言われぬ圧を感じます。

犬好き

マキマは生前、複数の犬と暮らしていました。彼女は支配の悪魔らしく、人間に従順な犬が好きだったのです。どうやらこれは支配の悪魔の本質らしく、ナユタも犬が好きな様子。 ナユタはデンジが連れていた犬にもすぐ慣れて背中に乗っていました。以降もデンジと犬たちと穏やかに暮らしている様子が描かれていて、彼女も犬が好きなことがうかがえます。

指を噛む描写

マキマはデンジを公安にスカウトした際、デンジの指を噛んで「私の噛む力で私だって分かるくらいに覚えて」と言います。そして最終話、デンジと初めて会ったナユタは挨拶代わりと言った様子でデンジの指を噛みました。 デンジはその瞬間に「マキマさん!?」と彼女の正体に思い当たります。ナユタの噛む力は、きっとデンジが覚えたマキマの噛む力と同じだったのでしょう。

食パン

ナユタの好物は食パンです。食パンはマキマがデンジを公安に勧誘する際に提示したメリットのひとつでした。当初は食パンをメリットにマキマがデンジを誘い、今度はデンジが教育係としてナユタに食パンを食べさせる関係になったのです。 ナユタとマキマは別人格ですが、2人とも食パンというキーワードをデンジと交わすという共通点を持っています。

デンジとの関係は?ナユタは懐いている様子

チェンソーマン
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA

突如ナユタとの同棲を命じられて最初はデンジも戸惑っている様子でした。しかし一緒に暮らす2人の描写を見るに、ナユタはそれなりにデンジに懐いているようです。 加えてデンジの夢の中に出てきたポチタは、ずっと他者との対等な関係を望んでいた支配の悪魔を「たくさん抱きしめてあげて」とデンジに伝えました。 そのセリフが描かれたコマではデンジがナユタを抱きしめて眠る様子が描かれており、デンジなりに彼女を大切にしたいと思っていることが伝わってきます。

『チェンソーマン』2部での活躍に期待

チェンソーマン
©藤本タツキ/集英社・MAPPA

『チェンソーマン』第1部の最終話に登場したナユタについて紹介しました。一緒に暮らすようになったデンジとナユタの関係はどうなっていくのでしょうか。 気になる2人の今後については、2022年初夏より連載が予定されている第2部「学園編」で描かれることでしょう。キーパーソンである支配の悪魔がどう動くのか、ナユタの第2部での活躍が楽しみですね。