2022年5月10日更新

『チェンソーマン』ポチタを徹底解説!正体やデンジ、マキマとの関係性は?

ポチタは『チェンソーマン』に登場する、犬のように可愛らしい姿をしたチェンソーの悪魔です。主人公のデンジに助けられたことをきっかけに、2人で一緒に暮らしていくことに。 1話からデンジの傍らにいるポチタの驚きの正体や目的とは?本記事ではデンジやマキマとの関係にも触れながら、謎多きポチタについて詳しく解説していきます。

※本記事では『チェンソーマン』第1部のラストまでのネタバレが含まれています。

『チェンソーマン』ってどんな話?

チェンソーマン
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA

『チェンソーマン』は悪魔と戦うデビルハンターを描くアクション漫画です。物語の舞台は人の恐怖を原動力とした怪物=悪魔が存在する世界。 ひょんなことから「チェンソーの悪魔」となった少年デンジは公安のデビルハンターとなります。「公安編」はそんなデンジの公安での戦いの日々が描かれていくストーリー。 鬼才藤本タツキが描き出す世界観はグロくてポップで独特な魅力があります。少年漫画とは思えないスプラッターでダークな雰囲気を持つ作品です。

かわいいポチタのプロフィールは?

性別不明
正体悪魔
契約者デンジ
誰かに抱きしめてもらうこと

ポチタはころんとした丸いフォルムが可愛い、子犬のような見た目のチェンソーの悪魔です。くりっとした目も可愛らしいのですが、よく見ると顔の前面はチェーンソーの刃が飛び出ていて、しっぽはスターターグリップ、背中には取手もついています。 チェーンソーを擬人化ならぬ擬犬化したような見た目で、鳴き声も「ワン」と犬のよう。物語の根幹に関わるキャラクターですが、未だ謎の多いポチタのプロフィールを見ていきましょう。

ポチタとデンジは一心同体!2人のこれまでをおさらい!

チェンソーマン
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA

ポチタとデンジの出会いは?

どん底状態のデンジがポチタに出会ったときポチタは瀕死でした。デンジは血を与えることでポチタを助け、その代わりポチタもデンジを助けるという契約を交わします。それからポチタは天涯孤独だったデンジの唯一無二の相棒となって行動を共にするように。 非正規デビルハンターとして日銭を稼いでいましたが、ある日「ゾンビの悪魔」の仕業で2人は死亡。デンジの血を飲んで復活したポチタは、生前デンジが“自分が死んだら身体をあげるから普通に生きて普通に死ぬという夢を叶えてほしい”と言っていたのを思い出します。 ポチタは“心臓をデンジにあげる代わりにデンジの夢を自分に見せてほしい”と新たな契約と共にデンジを復活させ、文字通り2人は一心同体となるのでした。

デンジにしか見せないポチタの一面

デンジに懐くペット兼相棒のような存在のポチタでしたが、デンジとの一体化を機にこれまでと違った一面を見せるようになります。 心臓となる代わりに大好きだったデンジの夢を見ることを要求したり、デンジの心を守るために父親の記憶の扉を開けないように警告したり。2人の関係は悪魔と人間の契約を超えた絆で結ばれていました。 実はポチタには誰かに抱きしめてもらいたいという夢があったことが「公安編」最終話で判明します。それを叶えてくれたのがデンジだったのです。ずっと欲しかったものをくれたデンジには、彼の夢=幸せに普通に生きることを叶えてほしいとポチタは思ったのでしょう。 こうして2人の異色な絆が築かれたのです。

ポチタの正体について解説!【ネタバレ】

チェンソーマン
©藤本タツキ/集英社・MAPPA

ポチタと一体化してからデンジは多方面からその心臓を狙われることになります。

その理由はポチタの正体が、悪魔から最も恐れられている悪魔のヒーロー「チェンソーマン」だったからです。 チェンソーマンは地獄で助けを求める声に応じて駆けつけ、叫ばれた悪魔も助けを呼んだ悪魔も殺す存在。加えて自身は何度殺されてもエンジンをふかして復活することができます。 しかも彼が食べた悪魔はその概念ごと消滅してしまいます。概念が残っていれば再び人々の恐怖を糧に蘇ることができますが、過去も記憶も抹消されてしまうともうその悪魔は蘇ることができません。この特殊能力によってチェンソーマンは悪魔からも恐れられ、その恐怖がさらに彼の力を増幅させています。

マキマがデンジに執着する理由はポチタにあった!【ネタバレ】

チェンソーマン
© 藤本タツキ/集英社・MAPPA

マキマは、作品を通してデンジに異常な執着を見せていました。

しかし、その狙いはデンジではなくポチタ=チェンソーマンにありました。どこか狂信的にチェンソーマンに憧れていたマキマの正体は「支配の悪魔」。チェンソーマンを支配して、この世からなくなったほうがいいものを消し去り「より良い世界」を作ることを目的としていました。 ポチタを手に入れるには、彼と契約しているデンジが邪魔。そこでマキマはデンジに幸福な生活をあえて与え、それを全て奪うことでデンジを絶望させポチタとの契約を破綻させます。 マキマは異様な執念と策略でデンジを追い詰めていきますが、最後の戦いでチェンソーマンを倒したと高揚して油断。倒したのがデンジから切り離されたポチタだと見抜けず、最後は本物のデンジによって倒されてしまいます。その後のマキマの顛末も衝撃的です。

ポチタの生死は?第2部では出てくるの?【ネタバレ】

第1部の最終話でポチタは再びデンジの夢の中に出てきました。

ポチタは孤独だった支配の悪魔(マキマ)と自分を重ね、彼女の生まれ変わりであるナユタを「たくさん抱きしめてあげて」とデンジにアドバイス。 その描写からポチタは死んでおらず、今後もデンジの心臓となって彼と共に生きていくことが予想されます。 第2部「学園編」ではデンジは高校生に。彼が思い悩んだときに、再びポチタは夢の中に現れてデンジに大切な言葉を伝えるのではないでしょうか。

数少ないセリフや名シーンからポチタを振り返る

「私は……デンジの夢の話を聞くのが好きだった」

1巻1話で登場するポチタとデンジが契約を交わすシーン。それまで「ワン!」としか言っていなかったポチタが流暢に語りだし、ポチタが只者ではないことを感じさせる印象的なセリフです。 ポチタはこのセリフに続けて、心臓をあげる代わりに「デンジの夢を私に見せてくれ」とデンジに伝えます。 ポチタの正体や過去が分かってから改めてこのセリフを読むと、いかにポチタがデンジの幸せを願っていたのかを感じられてグッときますね。

デンジの願いを叶えようとするポチタ

デンジが精神崩壊し、真のチェンソーマンの姿となったポチタ。10巻85話では恐ろしいチェンソーマンの姿になりながらも、彼はかつてデンジが口にした些細な願いを思い出します。 それは腐っていないハンバーガーを食べたい、女の子とデートしてみたいというもの。デンジの幸せな日常を願うように、チェンソーマンはそれを実行していきます。 見た目は変化しても、中身はデンジの幸せを願うポチタであることを感じさせてくれる感動的なシーンです。

「たくさん抱きしめてあげて」

11巻最終話でポチタは、対等な関係を欲しがっていた支配の悪魔の夢を叶えるため転生した支配の悪魔を「たくさん抱きしめてあげて」とデンジに伝えます。 ポチタは自分の夢も誰かに抱きしめてもらうことだったと語っており、恐怖から生まれる悪魔が寂しい存在であることを印象付けるシーンとなりました。 第1部ラストでデンジはマキマが転生したナユタと同棲することになります。ポチタのこのセリフが第2部での2人の関係に絡んでくる重要なキーワードとなるかもしれませんね。

ポチタは最強の悪魔にして作品のカギだった!

『チェンソーマン』のマスコットキャラクター的存在かと思われたかわいいポチタは、作品タイトルであるチェンソーマンそのものでした。作品のカギとなる重要な存在ながらも、ポチタ自身が言葉を語るシーンは極端に少なく、第1部が終わった今でもまだ多くの謎が残されています。 第2部「学園編」は2022年初夏から連載開始予定。再びデンジの夢の中に登場するようになったポチタが、高校生となったデンジとどんな日々を送っていくことになるのでしょうか。第1部でのポチタの活躍をおさらいしながら、第2部の開始を待ちましょう!