「ストレンジャー・シングス」ビリーは死亡?いいやつだけどかわいそうな彼の過去や母親を解説
「ストレンジャー・シングス」シーズン4での再登場が噂されていたビリー・メイフィールド。同時に退場したホッパーの復帰は判明しましたが、ビリーの運命は果たして……? そこで今回は、シーズン3で明かされた彼の過去や死までの経緯をまとめてみました。 ※この記事はシーズン4までのネタバレが含まれるので、読み進める場合は注意してください。
「ストレンジャー・シングス」ビリーの基本情報

| 名前 | ビリー・ハーグローブ (Billy Hargrove) |
|---|---|
| 年齢 | 1967年生まれ |
| 学校 | ホーキンス高校 |
| 家族 | ニール(継父) マックス(義妹) スーザン(母) |
| キャスト /吹き替え声優 | デイカー・モンゴメリー/益山武明 |
ビリー・メイフィールドはホーキンス高校の転入生としてシーズン2にて初登場します。マックスの義理の兄で、父親の再婚を機にホーキンスへ引っ越してきました。 シーズン3では街のプールで監視員をしており、持ち前のセクシーさで奥様たちを魅了。マイクの母カレンに「泳ぎを教える」と言い、夜のモーテルに誘うなど遊び人として描かれます。 しかし一方で、マックスを怒鳴りつけたり行動を制限したりと、違う一面も覗かせました。
【死亡】ビリーの死因はマインド・フレイヤー
マインド・フレイヤーに寄生される

シーズン3・第1話にて、ビリーがカレンと約束したモーテルへ向かう道中、乗っていた車が何かと衝突して動かなくなってしまいました。 そこは街外れの廃工場近くの場所で、突然聞こえてきた叫び声のようなものに驚くビリー。次の瞬間、彼は何かに足を取られ廃倉庫へと引きずり込まれました。裏側の世界の怪物「マインド・フレイヤー」に寄生され、翌日から街の人々を襲い始めます。 精神世界でビリーに接触したイレブンは、マインド・フレイヤーが自身を狙っていると知りました。
イレブンを庇い死亡

シーズン3の最終話でスターコート・モールに追い詰められ、超能力も使えなくなったイレブン。ビリーは彼女を捕らえて、マインド・フレイヤーに捧げようとします。 しかしその時、ビリーの精神世界で視た母親との幸せな思い出をイレブンが語り始めました。本来の純粋な心を取り戻し、何本もの怪物の触手に襲われるイレブンの身代わりに。彼の犠牲と引き換えに子どもたちは守られ、怪物もジョイスたちの活躍によって消滅します。 ビリーが死の間際にマックスへ謝罪するシーンには、多くの視聴者が涙を誘われました。
【復活】ビリーは生きてる?シーズン4ではマックスが墓参り

ビリーの死に際に彼の善良な面を見たマックスは、これまで憎んでいた彼に対して、複雑な感情を抱くようになります。 これまで「死ねばいい」とさえ思っていた義兄が、実際に、しかも自分たちを庇って命を落としたことで、罪悪感を持つようになりました。シーズン4では、気持ちの整理をつけるために、マックスは何度もビリーの墓参りに行っています。 しかしマックスがヴェクナの呪いにかかってしまったとき、彼女の悪夢にトラウマとしてビリーが現れます。
【過去】ビリーの母親は家を出て父親に虐待された

ビリーはマックスへの横暴な扱い以外に、敵視するスティーブを半殺しにしたこともあります。 こうした暴力的かつ残虐な性格は、凶暴な父親の影響によるもの。幼い頃は幸せに暮らしていましたが、両親の離婚をきっかけに状況が一変。母親はビリーを置いて家を出て行き、自分を「臆病者」呼ばわりする父親のもとで育った結果、純粋だった彼は失われました。 父親の再婚で義妹ができても、ビリーは支配的で傲慢な態度しか取れませんでした。上記の熟女キラーっぷりも、母親の愛情を求めていたのかもしれません。
【評価】ビリーがいいやつだけどかわいそうと言われるのはなぜ?

当初はマックスに高圧的な態度を取ったり、スティーブと対立したりと、絵に描いたような「イヤなヤツ」だったビリー。視聴者の間でもあまり人気がありませんでしたが、シーズン3で彼に対する評価はすっかり好意的なものに変わりました。 それは親からの虐待など彼のつらい過去が明かされたり、その最期の行動などから、ビリーの繊細な内面が明かされたからでしょう。さらに彼はマインドフレイヤーに寄生されながらも、子どもたちを庇って命を落とします。これにより、ビリーの好感度は爆発的に上がりました。 高圧的な態度は親からの虐待が原因だったこと、そして自分を犠牲にして子どもたちを守ったビリーについて、「いいやつだけどかわいそう」という声があがっています。
【考察】ビリーが最期マックスに残した謝罪の意味は?

マインドフレイヤーによって体を貫かれ、倒れ込んだビリー。マックスは彼に駆け寄り、涙ながらに呼びかけます。ビリーは「Sorry.(悪かった)」と口にし、息を引き取りました。 あれだけ仲の悪かった義理の兄妹ですが、ビリーは父の虐待の影響で、マックスに素直に接することができなかったのかもしれません。あるいは、劇中では描かれていませんがビリーの父は義理の娘であるマックスに対しては態度が違っており、ビリーはそれを良く思っていなかった可能性も考えられます。 ずっと義妹に対してキツくあたっていたビリーですが、本当は優しくしたかったのかもしれません。
【キャスト】ビリー役を演じたのはデイカー・モンゴメリー

どこか憎めないビリーを演じたのは、オーストラリア出身の俳優デイカー・モンゴメリーです。 10歳で短編映画のエキストラを経験し、2016年に長編映画デビューしました。その翌年、映画『パワーレンジャー』の主人公格に抜擢されハリウッドデビュー。エルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』(2022年)では、トム・ハンクスらと共演します。 製作者のダファー兄弟は、ビリー役に決定したモンゴメリーに対して、映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンを参考にするよう勧めたそう!
「ストレンジャー・シングス」ビリーは死亡したけれどいいやつだった

最初は高圧的でケンカっ早いイヤなヤツだったビリー。しかしシーズン3ラストで見せた行動によって、高感度は爆上がりしました。 死の間際に見せた勇気と優しさ、それがビリーの本当の姿だったのかもしれません。




