2023年8月9日更新

「かのかり」七海麻美(マミ)は本当に“やばい悪女”なのか?ラスボスヒロインの過去【彼女、お借りします】

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「かのかり」こと『彼女、お借りします』には数多くの魅力的な女性キャラクターが登場します。その中で全キャラクターの敵と言えるほどの悪女っぷりを発揮しているのが、和也の元カノである七海麻美です。 そこで本記事ではマミのプロフィールや“やばい”と言われる理由について徹底解説していきます! ※本記事では「かのかり」の重要なネタバレを含みます。

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『彼女、お借りします』七海麻美(マミ)のプロフィール

名前 七海麻美(ななみまみ)
誕生日 11月13日
声優 悠木碧
元カレ 木ノ下和也

マミは和也の元カノで、大学の同級生です。付き合って1ヶ月で他に好きな人ができたと、和也をフっています。 明るい髪色とゆるふわな髪型が今時な女性で、大きな目が特徴的な美少女です。当時の和也は彼女に相当惚れ込んでおり、別れた後も引きずっていました。 明るく社交的な性格をしているマミですが、それはあくまで表の顔。本当は付き合っていた和也を見下していたりと、人の幸せを喜べない歪んだ性格をしています。

なぜ和也と別れたのか・嫌いになったの?

1話でマミは「ほかに好きな人できちゃった」と嘘をつき和也と別れています。嘘をついた理由は判明していません。 ただ和也への「恋心」があったと読み取れる描写が出てきたため嫌いで別れたのではないと推測できます。230話では千鶴に「麻美さんこそ自分の気持ちに嘘をついていませんか?」と暗に和也が好きなのではと聞かれ、何も言い返せなかったのです。

「かのかり」マミが“やばい”と言われる理由って?

マミはさまざまな事情や感情が渦巻く本作の中で、唯一「悪女」と呼ばれる存在です。 そんな彼女が“やばい”と言われているのには、もちろん理由があります。

鍵垢でみせる裏の顔が怖すぎる

表では人当たりが良いマミは、負の感情が爆発すると鍵がついた裏垢に気持ちを発散します。 和也と千鶴が付き合っていると知らされたときは、「1ヶ月で彼女を作るなんてあてつけ?」「ぜってー別れさす」と書き込んでいました。 また海で再び再会した際は、私にみせびらかせたいのかと怒りを露わにしています。そもそも和也とマミが別れた原因は、マミがフったことです。それを考えると彼女の異常性がよくわかります。 普段とのギャップもあり、裏垢で呟く描写はいつも怖いです……!

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和也と千鶴の関係をバラした張本人!

和也と千鶴は罪悪感を抱えながらも、本当の恋人同士だと嘘をつき続けていました。 そして2人の関係を知ったマミは千鶴を脅すような行動に出て、彼女を苦しめます。千鶴に話をするシーンも、マミの腹黒い性格がよく出ておりある意味で名シーンです。 そして千鶴の説得もあり、渋々バラさないと約束したマミ。しかし結局彼女は、和也の家族や友人に2人の関係をバラしてしまいました。読者からすれば、この行動は作品の根幹を揺るがす暴挙なのです。

【考察】マミは本当にクズなのか?知られざる過去と目的

マミの過去・父との関係

まず彼女が他人の幸せを喜べなくなった理由が、彼女の過去にあると判明しています。 浦島太郎という少年と恋に落ちたマミは、厳格な父に仲を引き裂かれてしまったのです。和也に言った「好きな人が出来た」という口実はこの時、浦島が別れる時に送ったLINEの文面と同じでした。 自分の恋が上手くいかなかったことを理由に他人の幸せを妬むのはただの八つ当たりに感じますが、裏を返せば彼女は幸せの儚さを知っているということになります。

マミはクズなの?

和也と千鶴の関係をバラした件に関しては、マミの発言は正論でもあります。実際に和也は家族や友人を騙していましたし、真実を打ち明けるべきか悩んでいました。上記の点を考えると、彼女が極度のリアリストであり、方法はともかく2人の助けになっている可能性も否定できません。 しかし彼女は2人の関係を知る前から別れさせようと画策しており、和也に至っては見下された挙句に自分勝手な理由でフラれています。同情すべき過去があったとしても、現在の彼女はクズであると言わざるを得ません。

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マミはストーリーに必要な“嫌われ役”?

彼女、お借りします
(C)宮島礼吏・講談社/「彼女、お借りします」製作委員会

マミは腹黒い悪女です。しかしストーリーに必要な嫌われ役でもあります。 彼女が動くことで物語に展開ができ、作品が面白くなっていきます。また家族を騙している和也と千鶴は、読者によっては反感を買いそうなものです。マミがそんな2人の敵役として暗躍することで、読者は和也と千鶴を応援しやすくなります。 嫌われ役のマミは、裏を返せば作品に必要なキーマンなのです。

マミのキャラクターソングはラップ!【まみラップ】

『彼女、お借りします』のヒロインである4人には、キャラクターソングがあります。全曲作詞を原作作者である宮島礼吏が、作曲を前山田健一が務めている豪華キャラソンです。 そしてマミのキャラソンはまさかのラップ!「まみラップ」には自己愛の強さや他人の気持ちを操るうまさなど、彼女の特徴がしっかりと反映されていました。

アニメ「かのかり」マミ役の声優は悠木碧

悠木碧
©Shufunotomo Infos Co.,Ltd. 2019

アニメ『彼女、お借りします』でマミ役を演じているのは、青二プロダクション所属の声優である悠木碧(ゆうきあおい)です。 悠木碧の代表的な役は『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役で、声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞しました。 「まみラップ」も彼女が歌っているので、ぜひチェックしてください!

『彼女、お借りします』七海麻美は公式認定のラスボスヒロイン

「かのかり」のマミこと七海麻美は、Twitterの公式アカウントでもラスボス認定されるほど、見事な悪女っぷりを見せているキャラクターです。しかし物語には欠かせない、キーマンでもあります。 今後はどのような方法で、和也たちを混乱の渦に巻き込むのか。ドキドキしながらも、目が離せません!