2023年2月21日更新

韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』の全話あらすじ・ネタバレ!キャストや元になった実話も紹介

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『悪の心を読む者たち』
©SBS

映画『後悔なんてしない』(2006年)のキム・ナムギルや、映画『犯罪都市』(2017年)のチン・ソンギュが出演する『悪の心を読む者たち』。 本記事ではそんな本作の各話ごとのあらすじを中心に、登場人物や見どころを紹介しています! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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『悪の心を読む者たち』のざっくりあらすじ

1990年代後半の韓国では、とある犯罪が問題視されていました。それは理由のない強姦殺人。残忍な事件が毎日のように報道され、人々は恐怖におののいていました。 そんな中、新たに強盗殺人事件が発生します。犯人は赤いキャップを被っており、無差別に民家へ侵入して女性に性的暴行を加えたとのこと。 警察は必死に捜査を進めていましたが犯人は一向に捕まらず、新たに女性の死体が発見されてしまいます。 警察の犯罪行動分析チーム所属ソン・ハヨンは、鑑識係長のクク・ヨンスや機動捜査隊と共に真相を追い、犯人を追い詰めますが……。

『悪の心を読む者たち』口コミ・感想

悪の心を読む者たち』の総合評価
5 / 2人のレビュー
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30代男性

重いなー重いなーと思いながらも最後まで見てしまった怪作!キム・ナムギル演じるソン・ハヨンは、秀でた共感能力を活かして別の視点から事件の真相を突き止める。シリアルキラーとの緊迫感ありありのシーンは鳥肌ものだったな。

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20代女性

サスペンスということでストーリーはめちゃくちゃ重いんだけど、最高に面白いです。キム・ナムギルがプロファイラー役で、苦悩したり真実を明らかにしようとする姿がすごく印象的な作品。ハラハラドキドキを味わいたい方はぜひ!

『悪の心を読む者たち』登場人物・キャスト

ソン・ハヨン役/キム・ナムギル

『悪の心を読む者たち』 キム・ナムギル
©SBS

韓国初のプロファイラー。共感能力に秀でており、殺人犯の心の内を探ることを得意としています。過去に起きたとある出来事がきっかけで感情を表に出すことが苦手ですが、被害者や遺族に対しては慈悲の心を持って接しています。

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クク・ヨンス役/チン・ソンギュ

『悪の心を読む者たち』 チン・ソンギュ
©SBS

鑑識班所属時代からプロファイリングの重要性を語っており、犯罪行動分析チームの創設に携わった人物。鑑識班のゴッドファーザー的な存在で、ソン・ハヨンには絶対的な信頼を寄せています。権威と格式の誘惑に惑わされない現実主義者。

ユン・テグ役/キム・ソジン

機動捜査隊に所属する強力班チーム長。女性であるという理由で酷い扱いをされてきましたが力強く立ち向かい、現在の地位まで上り詰めました。ソン・ハヨンとは何度も衝突していますが、命を救われてこともあります。

チョン・ウジュ役/リュ・ウン

犯罪行動分析チームに所属する統計分析官。警察が保有するあらゆるデータをもとに、さまざまな資料をデータ化するチームの要です。そのためチームの仲間からは信頼され、特にクク・ヨンスからは一目置かれています。

1〜2話のあらすじ・ネタバレ

時は1998年、過去にトラウマを抱えたソン・ハヨンは、持ち前の共感能力を活かして刑事として働いていました。そんな彼が追っていたのは、国内を震撼させている赤いキャップを被った人物による性的暴行事件の真実。 およそ10か月の間に12人もの女性が被害に遭っていましたが、警察は手掛かりを掴めずにいました。そして調査を進める中で、新たにチェ・ファヨンという女性の遺体が発見されます。司法解剖の結果、死亡推定時刻から恋人のパン・ギフンが容疑者として逮捕されました。 彼は取り調べで容疑を否認しますが、パク・デウン班長によって無理矢理自共させられます。犯人は別の人物だと考えるソン・ハヨンでしたが、パン・ギフンが裁判で自共したため事件は解決したのでした。 1999年、ウォン・マルクスという人物の死体が発見されます。しかし死体には性的暴行を加えられた跡がなく……。

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3〜4話のあらすじ・ネタバレ

チェ・ファヨン事件とウォン・マルスク事件は同一犯によるものだと考えるソン・ハヨン。そんな中、警察署にチョ・ガンムという18歳の男性が連行されてきました。どうやら彼は女性の家に押し入ろうとしたらしく、ソン・ハヨンは調査を進めます。 そして指紋鑑定の結果、チョ・ガンムが真犯人であることが明らかになりました。赤いキャップ事件は解決しましたが、世間からの批判は収まりません。なぜ長い間犯人が捕まらなかったのか、パン・ギフンに自共を強要したのは本当なのか……。 数日後、避難を恐れた警察は犯罪行動分析チームを設立することに。ソン・ハヨンはチームに加入し、チャンイ洞の住宅街で起きた児童バラバラ殺人事件を調査します。 プロファイリングの結果、チョ・ヒョンギルという人物が怪しいと睨み、逮捕に成功するのでした。

5〜6話のあらすじ・ネタバレ

児童を暴行し殺害した理由は金銭目的であったと話すチョ・ヒョンギル。犯人のデータを得るためにソン・ハヨンとクク・ヨンスは慎重に事情聴取を進めますが、あまりの残忍で身勝手な動機に2人は憤りを感じます。 そんな中、江南で有名な経済学者の老夫婦が残虐に殺害された死体が発見されました。しかし現場には証拠が一切残っておらず、調査は難航します。その後、鍾路でも同じような事件が発生し、さらに江南でももう1件事件が起きてしまいました。 すべての事件に共通しているのは、富裕層をターゲットにしているにも関わらず金品を盗っていないという点。チーム長のユン・テグは監視カメラから犯人の後ろ姿を発見し、犯人の行動を制限するために世間へ写真を公開します。 警察に多くの情報が送られますが、決定的なものはなく捜査は進みません。そんな中、帰宅途中の女性がナイフで刺される事件が発生し……。

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7〜8話のあらすじ・ネタバレ

若い女性が自宅の玄関前で男に刺され、重傷を負う事件が発生。連続殺人事件とは関連性のない事件が新たに発生したということで、ソン・ハヨンたちは警戒を強めます。しかし再び帰宅途中の人物が、男性に刺される事件が起きてしまいました。 ユン・テグは暴行事件に使用された凶器を鑑定し、連続殺人事件の犯人と同一人物ではないかと考えます。そんな中、売春婦を殺害したとして警察署にク・ヨンチュンという男性が連行されてきました。そして彼を事情聴取する中で、今まで11人の遺体を山に放棄したことが明らかに。 ク・ヨンチュンは生意気な態度で取り調べを受けますが、ソン・ハヨンは心理面で優位に立ちます。殺人行為への優越感と満足感。それらの快感を味わうために殺したと話すク・ヨンチュンでしたが、とある殺人事件には関与していないようで……。

9〜10話のあらすじ・ネタバレ

ク・ヨンチュンの連続殺人事件が明るみに出ると、世間はあまりの残忍さに恐怖を感じていました。一方ソン・ハヨンは、ク・ヨンチュンが関与していないと話す事件の真犯人を探り始めます。 手掛かりが見つからないまま時が流れますが、ソン・ハヨンが予想していた通り新たな殺人事件が発生。犯人は一人暮らしの女性の家に侵入して殺害した後、火を放ったとのこと。 その日の深夜、犯人は金品目的で親子二人暮らしの家に侵入します。しかし家主とその息子に取り押さえられ、警察に連行されるのでした。 容疑者の名前はナム・ギテ。ソン・ハヨンは取り調べを行い、ナム・ギテが自分を知っていることに驚きます。一方クク・ヨンスは、ナム・ギテの家で自分が起こした殺人事件の記事とソン・ハヨンの記事を集めていることを知りました。 しかし肝心の凶器に付着したDNAは一致せず……。

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11話のあらすじ・ネタバレ

共感能力が強いということは、犯人の残忍な行動や非道な考えを理解してしまうということ。精神的に負荷がかかっていたソン・ハヨンは、ストレスが原因で交通事故を起こしてしまいます。 手術の結果一命を取り留めますが、目を覚ますことはありませんでした。その頃、京畿道では女性が失踪する事件が発生し、京畿地方警察庁から犯罪行動分析チームに協力依頼が届きます。 数日後、目を覚ましたソン・ハヨンのもとに、過去に起きた事件の被害者の母親がやってきます。優しい彼女の言葉に少しずつ気力を取り戻し、チームに復帰するソン・ハヨン。そして失踪事件には、とある共通点があることを発見し……。

12話(最終話)のあらすじ・ネタバレ

ソン・ハヨンの活躍もあって、犯罪行動分析チームは容疑者のウ・ホソンのもとへ向かいました。しかしウ・ホソンはあくまで冷静な態度を装い、事情聴取は後日受けると話します。 家に帰ったウ・ホソンは、証拠隠滅のために車に火を放つのでした。そして警察署にやってきた彼は、「証拠はあるのか」と強気な態度を取ります。 しかしウ・ホソンのコートに被害者女性の血が付着していたことが発覚。ソン・ハヨンは取り調べを行い、ウ・ホソンが計画的に7人の女性を殺害したことが明らかになります。 その結果ウ・ホソンは逮捕され、無事事件は解決するのでした。

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『悪の心を読む者たち』の監督と脚本家

監督 パク・ボラム 『悪の心を読む者たち』(2022年)
脚本家 ソル・イナ 『悪の心を読む者たち』(2022年)

『後悔なんてしない』(2006年)で注目を集めた有名俳優キム・ナムギルや、映画『犯罪都市』(2017年)のチン・ソンギュが出演する『悪の心を読む者たち』。そんな本作を手掛けたのは、監督のパク・ボラムと脚本家のソル・イナです。 2人とも本作がデビュー作となっていますが、韓国では「2人の絶対に見逃せない作品」と言われています。事件の仕組みが緻密に描かれた台本を作成したソル・イナと、台本をもとに緊迫感ある演出を手掛けたパク・ボラムのコンビ。2人が描くストーリーに夢中になるはず!

『悪の心を読む者たち』の見どころ

韓国で話題になったドラマ『悪の心を読む者たち』。そんな本作の見どころといえば、やはりノンフィクションの作品らしいリアルなサスペンス展開でしょう! 本作は韓国初のプロファイラーであるクォン・イルヨンと、元記者のコ・ナムが共同執筆した本をベースに、脚本のソル・イナが台本を作成しました。つまり『悪の心を読む者たち』は、完璧なノンフィクション作品なのです。 実際の事件をそのままストーリーに盛り込み、クォン・イルヨンや周辺の捜査員たちの体験を描いています。そのため他のノンフィクション作品とは異なる緊張感たっぷりな展開に、最後まで目が離せません!

1〜2話 「赤い帽子事件」 2003年3月〜2005年にかけて多発した性暴行事件。 警察の初動捜査が遅れたこと、当初は性暴行事件ではなく強盗事件と言われたことにより、被害者が136名にも及んだ。 犯人が赤い帽子を被っていたことから、それが事件名として定着した。
3〜4話 「ソウル城東区女児バラバラ殺人事件」 2001年5月に発生した誘拐殺人事件。 犯人が逮捕後、死体の遺棄だけではなく性暴行の事実も認め、死刑判決を受けた。 その後、無期懲役に減刑。
4〜8話 「ユ・ヨンチョル事件」 2003年9月〜2004年7月にかけて20名が殺害された連続殺人事件。 殺害方法が殴殺から死体の切断など、より残忍なものへと変化し、さらに「人食いもした」などと証言していることから猟奇殺人事件として知られるように。
6〜10話 「チョン・ナムギュ事件」 2004年〜2006年にかけて発生した連続殺人事件。 犯行現場が監視カメラのないところだったため捜査が難航。 プロファイリングが事件の全容解明に大きく貢献した事件として有名である。

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韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』のあらすじ・ネタバレまとめ!

韓国で実際に起きた事件をそのままストーリーにし、リアルな演出と心理描写を表現しきった韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』。 緊張感たっぷりなストーリーはもちろん、キム・ナムギルを始めとしたキャスト陣の迫真の演技に夢中になること間違いなしです!