『君に届け』最終回まで全30巻ネタバレあらすじ！2人のその後が気になる

北海道の北幌高校に入学した黒沼爽子(くろぬまさわこ)は、暗い性格と長い黒髪のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスに馴染めずにいました。そんな彼女は同じクラスの人気者で誰にでも分け隔てなく接する風早翔太(かぜはやしょうた)に憧れており、いつしか2人は少しずつ話すように。 爽子はイベントの肝試しを通し、少しずつクラスメイトたちとも打ち解けていけます。そんな中爽子は風早に想いを寄せる胡桃沢梅(くるみざわうめ)とのトラブルを通して、自身の風早への気持ちを自覚するのでした。

ようやく二学期が終わり、自身の誕生日である大晦日を風早と2人きりで過ごした爽子。その後バレンタインで彼女は自分の下心に気づき、彼にチョコレートを渡すことができませんでした。 クラス替えがあり、爽子はクラスのメンバーに勉強を教えることですぐに打ち解けます。爽子に対する気持ちが溢れた風早は学園祭の時に皆の前で爽子に告白するものの、お互いの誤解によってすれ違うことに。 しかしくるみの後押しもあり、爽子が再度風早に気持ちを告げることで2人はようやくクラス公認のカップルになるのでした。

夏休みになり、「付き合う」とはどのようなものなのかが分からない爽子に矢野と吉田がアドバイスをします。夏休み講習の合間を縫って海に出かけた爽子と風早たち6人でしたが、そこでは千鶴と龍、あやねとケントたちの関係性も少しずつ動き始めます。 沖縄での修学旅行で、千鶴は龍が告白されたことを知ってモヤモヤが止まりません。彼女はそのことから龍の告白を断ってしまいます。さらにあやねは旅行の直前に男子と付き合い始めたことで、ケントは彼女への気持ちを自覚するのでした。 爽子と風早も旅行でのキス以来ギクシャクしてしまい、微妙な関係性のまま6人は冬休みを迎えます。

冬休みに開かれたクラスのクリスマスパーティーで、千鶴と龍はいい雰囲気になります。さらにあやねとケントも、ようやく付き合うことに。その頃自分のせいで爽子を傷付けてしまうのではないかと不安に思っていた風早は、パーティーの帰り道で爽子から不安をぶつけられるのでした。 風早は想いが溢れて泣く爽子に優しくキスをし、お互いの気持ちを再確認します。その後3学期になり、風早は父親と衝突する一方、爽子は教師になりたいという夢を見つけます。

龍と進路が離れてしまうと知った千鶴は彼にバレンタインを渡しており、お返しも貰って少しホッとしていました。受験生となり、6人はそれぞれの進路と今後好きな人と一緒にいられるのかの狭間で思い悩みます。 野球の試合に勝ったら大学に行ってしまう龍に対し、地元に残る千鶴。東京の大学に進学したいという葛藤の末、ケントに別れを告げたあやね。それぞれは悩みながらも、少しずつ答えを出していくのでした。 しかし彼女たちは最後の学園祭で、悔いが残らないように思いをしっかりとぶつけます。

何の約束もないまま夏休みに突入してモヤモヤした爽子は、大人ぶる風早に対して素直に思いをぶつけます。そこで風早も、ずっと爽子に憧れていたことを打ち明けるのでした。 その後爽子はかつて確執のあったクラスメイト・くるみとも和解し、いよいよ受験に。吹雪のために大晦日に風早の家に泊まることになった爽子は、そこで彼から指輪をプレゼントされます。卒業式を迎えた爽子は首席として答辞を読み、3年間の気持ちを綴ります。 その後違う大学に進学するため離れることになった爽子と風早ですが、強い想いを持っている2人は未来を確信するのでした。

風早は地元の大学のスポーツ科学科に入学し、爽子は札幌の教育大に入学しています。 別の大学に進学すると決まった爽子と風早。一足先に一人暮らしの準備をする風早を、爽子は手伝います。そこで彼女は電車に乗らず、初めて一夜を共にしました。 離れ離れになった2人ですが、番外編では大学在学中も度々会っている様子が描かれています。そして本編の最後に、大学を卒業したであろう4年後の2人が、最初に出会った場所で抱きあう姿が描かれていました！

高校卒業後の千鶴は龍の実家であるラーメン屋「徹龍軒」で働いており、龍はスポーツ推薦で札幌の大学に入学しています。 遠距離恋愛となった2人ですが、龍は千鶴に大学を卒業し帰ったら結婚しようと告げました。千鶴も一緒に店をやろうと語っており、将来を約束しています！

あやねとケントは、高校3年生のときに別れています。理由は、あやねがケントを好きになれなかったからです。ケントはそれを受け入れ、その後は札幌の大学に推薦で入学しました。大学ではインテリアの勉強をしています。 一方のあやねは、ケントと別れた後にピンへの恋心を自覚し告白をしました。ピンには振られたものの、背中を押され前を向いています。高校卒業後は、東京の大学に進学しました。

くるみは爽子と同じく、札幌の教育大に進学しています。本作の番外編である『君に届け 番外編～運命の人～』では、主にくるみの大学進学後が描かれました。 大学生になってからのくるみは、爽子にべったりで常に一緒に行動していました。高校を卒業してからは、面白がりながらも爽子と風早の恋を応援しています。 そんな中彼女は欠員を埋めるために参加した合コンで、爽子のいとこである赤星栄治と出会いました。徐々に距離を縮めていき、大学生になったくるみは栄治と付き合っています。 番外編のラストでは風早、爽子、くるみ、栄治の4人で、食事をする姿も描かれていました！

本作の主人公・黒沼爽子(くろぬまさわこ)は、一見地味で陰気な女の子。長い黒髪や発しているオーラのせいで、周りからは「貞子」という不名誉なあだ名で呼ばれていました。 しかし風早をはじめとするクラスメイトと打ち解けていく中で、実は彼女が1番「心が爽やか」だということが分かるはずです。

風早翔太は本作のヒーローであり、一見ザ・爽やかなクラスの人気者。 しかし実はやきもちを焼いたり、うまくいかないことで悩んだりする等身大の高校生男子です。作中では、天然な黒沼に振り回されるシーンも多々ありました。

『君に届け』は2010年に多部未華子と三浦春馬のW主演で実写映画化されましたが、2023年3月30日よりNetflixにおいて南沙良と鈴鹿央士のW主演で実写ドラマが配信が開始されました。 全12話構成で描かれているので、映画では未登場だったキャラも登場するようです！ 男女問わず高い人気を誇る本作が再度実写化されるということで、原作ファンたちからも注目を集めていました。完結されても愛され続ける本作の主人公2人がどのように演じられるのか、ぜひその目で見届けましょう。

『君に届け』では爽子と風早の恋愛模様はもちろん、さまざまな登場人物の恋愛が見られるところにも胸キュンします。登場人物たちのギャップが見られるシーンなども多く、その点も読んでいて楽しいです。 さらに爽子が風早に影響されて成長していくところが、グッときます。最終巻では1巻とガラリと印象が変わっていて、心から「よかった」と思えますよ。何度読んでも、心が洗われて爽やかな気持ちになる作品です。

この記事では、『君に届け』のあらすじをネタバレありで詳しく紹介しました！2024年8月のアニメ3期放送前に、ぜひ原作をイッキ読みして復習しておきましょう。 コミックシーモアでは、本作をお得に視聴できますよ。