2023年5月19日更新

ドラマ『SOTUS』の原作をネタバレありで紹介!タイ人気BL小説とドラマとの違いは?

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じれきゅんラブの原作を

2016年に放送されるやいなや、日本でも大きな話題となったタイのBLドラマ『SOTUS』。この作品からタイBLの人気が高まった、まさに金字塔といえる作品です。大学を舞台に、先輩・後輩のじれったい恋愛模様を描き、多くの腐女子を夢中にさせました。 今回は、そんな『SOTUS』の原作ネタバレあらすじを紹介します!

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『SOTUS』の原作情報

原作名 『SOTUS』
作品タイプ 小説
作者 BitterSweet
巻数 全2巻

原作1巻ネタバレ感想

とある大学の工学部に伝わる伝統「SOTUS(ソータス)」は、先輩が新入生を教育する制度。新入生たちは一人前の工学部の学生と認められた証・ギアを手に入れるため、先輩たちの厳しい指導に耐えなければいけません。 3年生のアーティットは教育係のリーダーとして、1年生を指導することに。ほかの新入生が萎縮するなか、正義感の強いコングポップは彼の厳しい指導に反発します。反抗的な態度を続けるならギアは渡さないと脅すアーティットに対して、コングポップはなんと「先輩を僕の妻にして、ギアを奪う」と宣言! 実はコングポップは入学前にアーティットに会ったことがあり、そのときから彼に惹かれていたのでした。最初は生意気な態度のコングポップを敵視していたアーティットも、次第に彼にほだされていきます。 新入生教育も終わりに近づき、工学部の学生たちはリゾート地に行くことに。しかしそこで、ほかの新入生たちにも気さくに接するアーティットを見たコングポップは、嫉妬のあまり海で助けてくれたアーティットの手を振り払ってしまいます。

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先輩たちの指導が怖すぎ。今どきそんなことある?でもアーティットは怖い先輩を演じてるだけ(長髪+ヒゲも童顔で下級生にナメられないため)で、実は新入生のことを思って指導してたのにもグッとくるし、なによりコングポップのひたむきさにキュンキュンする。

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原作2巻ネタバレ感想

リゾート地での出来事から、今までの自分のアーティットに対する態度を見つめ直したコングポップ。彼はアーティットに自分の気持ちをわかってもらい、お互いにもっと深く知り合おうと奮闘します。 そんななか、コングポップは工学部生の証であるギアにもう1つの意味があることを知りました。それは、「ギアを預けるということは、その人に心も預けるということ」。コングポップはギアをアーティットに預けることに。彼がどれほど苦労してギアを手に入れたか知っているアーティットは戸惑います。 ギアを受け取ったことからコングポップの自分に向ける想いを察したアーティット。しかしその後、デート中にコングポップの同級生に遭遇し、「偶然会った」と言ってしまったことに罪悪感を覚え、自分のコングポップに対する想いに確信を持つことになります。 その後、アーティットは、自分の気持ちをはっきりとコングポップに伝え、2人は付き合うことになりました。

2年後。アーティットは就職し、3年生になったコングポップはヘッドワーガーになりました。コングポップは、新入生教育期間の理念には賛同しながらも、これまでのように過酷な訓練や厳しい罰を与える必要はないと考えていました。アーティットは、それもまた時代の変化として受入れます。 学生時代に様々なぶつかり合いを経て、お互いへの理解と想いが深まったふたりは、ラブラブな日々を過ごすのでした。

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究極のツンデレだったアーティットが、もうコングポップの前では甘々になっちゃってて、幸せな2人を見てるとキュンキュンする。そこに至るまでに自分と相手の気持ちに向き合う過程もしっかり描かれていて泣く。

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『SOTUS』の原作とドラマに違いはある?

ドラマよりもそれぞれの「心の声」が丸聞こえ!

小説『SOTUS』のストーリーはドラマ版とほとんど変わりません。しかし小説はアーティットとコングポップそれぞれの視点から描かれており、そのとき彼らがどんなことを考えていたのか丸わかり! アーティットの本来の優しい性格や甘いもの好きということなどを隠して、威厳のある先輩を演じようとしている涙ぐましい努力が、最初のうちから垣間見えるのも面白いです。またほかの学生にも素で接するようになったアーティットにコングポップが嫉妬してしまう描写も、ドラマでは匂わせ程度の描かれ方でしたが、小説にははっきりとその描写があります。 小説を読んで彼らの心情を知ったあとにドラマを見返してみると、最初とは違う発見があるでしょう。

2巻にはドラマになかったラブシーンが!

ドラマではいくつかキスシーンはありましたが、ラブシーンはありませんでした。しかし原作小説2巻には、思いが通じ合った2人のラブシーンが! ドラマではアーティットがコングポップの部屋に泊まった翌朝、どちらともつかない描写でファンの想像を掻き立てましたが、小説ではその点がはっきりと描かれています。 とは言っても最後までの描写はなく、これまでゆっくりと関係を育んできた2人らしい、胸キュン必至のシーンとなっています。

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ドラマ版のキャスト紹介

アーティット役/ピーラワット・シェーンポーティラット

アーティットは工学部3年生でヘッドワーガーとして周囲から恐れられる存在です。しかし実は誰よりも仲間思いな性格。コングポップの想いを知ったあとは、真摯に彼の気持ちに向き合おうとしますが、なにかとすれ違ってしまいます。 アーティットを演じたピーラワット・シェーンポーティラットは、子役から活躍しているベテランで、タイのGMMTVの看板俳優です。ミュージシャンとしても活動しており、その多彩さで多くのファンを魅了しています。

コングポップ役/プラチャヤー・レァーンロード

コングポップは正義感が強く、冷静ながらも熱い心の持ち主。みんなの前でアーティットに対して「先輩を僕の妻にします」と宣言するなど、強気な性格かと思いきや、アーティットを思うあまり言いたいことが言えなかったり、すれ違ってしまったりします。 コングポップを演じたのは、プラチャヤー・レァーンロードです。本作でブレイクした彼は、その後、多数のヒットドラマに出演。2021年にはよしながふみの『西洋骨董洋菓子店』を原作とした『Baker boys』に出演しました。

『SOTUS』原作をネタバレありで紹介しました

世界中で大人気を博したBLドラマ『SOTUS』の原作をネタバレありで紹介しました。付かず離れずのじれったい主人公2人の恋愛模様に、胸キュン必至の本作。 原作小説では、ドラマだけではわからなかった部分、描かれなかった番外編もありますので、興味があれば、ぜひ手にとってみてください!

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