2026年9月18日更新

【推しの子】ツクヨミの正体はカラス?転生したアイ説や神様説など謎の少女を考察

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推しの子 B小町
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

2024年に原作が完結し、2026年3月にはアニメ第3期も最終回を迎えた『【推しの子】』。第3期の最終話放送直後には、シリーズ完結編となるアニメ第4期『Final Season』の製作決定も発表されました(放送時期は2026年9月時点で未発表)。 物語の核心に関わりながら最後まで謎に包まれていたのが、白髪の少女・ツクヨミ(つくよみ)です。この記事では、カラス説・神様説・星野アイの転生説など飛び交った数々の考察を振り返りながら、原作で明かされた正体と全登場回を徹底解説。 ※この記事は『【推しの子】』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「推しの子」ツクヨミのプロフィール

初登場 原作75話(単行本8巻)
年齢 外見は5~6歳程度(実年齢は不明)
見た目 白色のロングヘアーに黒色の服
声優 木野日菜

原作8巻の75話で初登場した謎の少女・ツクヨミ。 見た目は幼い子どものようですが、実年齢や名前などは一切不明とされています。大人びた言動やすべてを見透かしているような態度からは、人間を超越したような存在感を感じ取ることができます。

【謎】ツクヨミとは何者なのか

アクアとルビーの転生をなぜか知っている

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

彼女は初登場の際、アクアルビーについて「真の意味で母親を得られなかった2人」と語っています。これは、ゴローが生まれてすぐに母親を亡くしたこと、さりなが生前両親に見放されていたことを踏まえての言葉です。 さらにふたりの親であるアイについては、「魂の無い子を産んだ母親」という発言も出てきました。おそらくアイは本来死産するはずだったのが、ゴローとさりなの魂が入ることで元気な双子を産んだ……ということだったのかもしれません。 こうした一連のセリフから、謎の少女がアクアたちの転生について、その裏側で何があったかもすべて知っているらしいとうかがえます。

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ゴロー殺人の真相も仄めかす

推しの子 雨宮ゴロー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

ルビーはB小町のMV撮影で訪れた宮崎県高千穂町で、ゴローの遺体を発見しました。しかし偶然というわけでなく、宿の鍵を奪ったカラスを追いかけているうち、現場にたどりついてしまったのです。 その後ルビーの前に現れた謎の少女は、ゴローが殺害されたとき現場に「大学生位の男と中学生位の男の子」がいたと暴露します。その場にいたのかどうかはわかりませんが、口ぶりからして彼女は事件の全容を知っているようです。 なんにせよ、少女はカラスを使ってルビーに遺体を発見させ、その後事実を告げることで彼女を闇堕ちさせることに成功しました。

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【ネタバレ】ツクヨミの正体は転生したカラス!

ツクヨミの正体は、アクアとルビーの前世であるゴローと天童寺さりなに助けられた一羽のカラスであることが判明しました。入院中のさりなが網にかかっているところを見つけ、医師のゴローの手も借りて助けたカラスで、145話のさりなの回想シーンに描かれていたのが、やはりツクヨミだったのです。 ただ、前世カラスであった彼女が、なぜ神のような力を持っていたのかは、完結まで明かされませんでした。後日談も描かれた小説『【推しの子】~二人のエチュード~』(2024年)では、ツクヨミがオカルトの世界に籍を置いていること、格式高い社家同士の間に生まれた名前のない子であることが書かれています。

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【正体】ツクヨミは神様?転生時の能力は?

推しの子、アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

カラスがなぜ転生できたのかは上述の通り不明です。小説版の情報をもとに考えると、もともと神の力を持つ一族の神使としてカラスの姿で仕えていたのかもしれません。さりなたちへの恩返しの気持ちから、主に頼んでツクヨミとして転生したとも考えられます。 ツクヨミの家系は、死者の記憶を赤子に植え付ける術を知っているそう。作中では言及されませんでしたが、ゴローとさりなの末路を嘆いて、ふたりを双子に転生させたのもツクヨミだったのかもしれません。

【過去の考察】アイの転生説?今までの仮説を振り返る

神さま説

アメノウズメノミコト説

謎の少女が現れたのは、B小町のMV撮影のために向かった宮崎県高千穂町でした。この土地は転生前のゴローたちが暮らしていた町であると同時に、神話が深く根付いた町でもあります。 そもそも「高千穂」という地名は『天孫降臨』という神話に基づいており、この町は日本三大聖地にも数えられる由緒ある町です。ここには様々な伝承があり、そのうちのひとつに高千穂町は「猿田彦命と天鈿女命(アメノウズメノミコト)が結婚し住んだ地」というものがあります。 天鈿女命は芸能界を舞台にした『【推しの子】』にも深く関わる「芸能の神」。作中で意味ありげに「天鈿女命」の名が語られたことからも、彼女が天鈿女命、もしくは天鈿女命に関わる人物なのではないかと考えられていました。

三貴子の月読尊説

正体の有力候補として、天鈿女命と共に名前が挙がっている神がもう一柱存在します。それが、のちに少女が芸名として使用する「ツクヨミ」と同じ名を持つ月読尊(つくよみのみこと)です。 月読尊は天照大御神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのおのみこと)とともに生まれた三貴子(さんきし)の一柱。月読尊は「死」の象徴となる月や夜を司っているため、「転生」に関わっているであろう少女の正体にふさわしい存在と言えるでしょう。 また、三貴子は宮崎で生まれたと伝えられているので、少女が宮崎を「思い入れのある場所」と語ったことも腑に落ちます。

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カラスの恩返し説

謎の少女の正体については、「神ではなくカラスではないか」という説も存在しています。実は、本作の145話に「少女=カラス」を裏付けるようなシーンが登場しているのです。このエピソードでは、ルビーの転生前の姿、天童寺さりなの過去が描かれているのですが、彼女はかつて、入院中に網にかかった一羽のカラスを見つけ、医師のゴローの手も借りて助けていました。 それ以降、そのカラスは外から病室を眺めるなど、まるで意志を持っているかのようにさりなを見守ります。そのシーンを少女が思い出すように回想していたため、「謎の少女はさりなに助けられたカラスで、その恩を返しに来ているのではないか」と噂され始めたのです。 しかしながら、このカラスが普通のカラスだったのかは怪しいところ。もしかしたら天鈿女命や月読尊など、超常的な力を持った神が乗り移った存在だったのかもしれません。

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少女を取り巻くカラスたち

少女=カラスであることを裏付けるかのように、彼女の周囲には常にカラスたちがいます。ただそれだけでなく、カラスは日本神話のなかに登場する導きの神「八咫烏(やたがらす)」を想起させる存在でもあるため、ここからは少女が「神」に近しい存在であることも推測可能です。 またカラスは天鈿女命との関わりが深い動物とも言われています。実は東京に天鈿女命を祀っている神社があるのですが、この神社の名前は「烏森神社」。まさに「大量のカラス」をイメージさせる神社で、ここからは、少女が天鈿女命に近しい存在であると推測できます。 少女を取り巻くカラスたちは「少女=カラス」説だけでなく、「少女=神さま」説を示唆する存在でもあるのです。

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転生説

星野アイの転生説

推しの子 星野アイ
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女には「誰かが転生した存在」説も囁かれています。その候補として最も多く名前があがっているのが、アクアたちの母である星野アイです。確かに少女がアイの転生者であれば、事件の経緯を知っていることや、アクアたちを気にかけていることも納得できます。 しかしながら、少女がアイの転生者だった場合、さりなの過去を知っている理由がわかりません。そのうえ少女自身がアイの魂について「もう2度と再形成されることはない」と語っていたため、「星野アイの転生者説」は間違いの可能性が高いと思われます。

看護師の転生説

アイと並んで転生前の候補と言われているのが、ゴローとともにアイを担当した看護師です。確かに彼女であれば、ゴローやさりな、そしてアイの情報を知っていてもおかしくはないでしょう。ただ、完結までその看護師にフォーカスがあたるようなエピソードもなく、登場しているシーンもごくわずかでした。 いきなり「少女の正体は看護師です」と言われても説得力に欠けるため、この線はアイ以上に薄いものと思われます。

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【登場回】ツクヨミが登場したシーンを紹介!

8巻75話:カラスとともに初登場

推しの子 雨宮ゴロー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

前述した通り、たくさんのカラスとともに登場した謎の少女。その際、大きな木に寄りかかりながら「真の意味で母を得られなかった2人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」と発言しています。 ふたりの転生について語っていると思われる部分ですが、気になるのは「魂の無い子」という表現。この発言によってアイの産んだ子どもは、そもそも「死んでいた」可能性が浮上したのです。

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8巻79話:真相を教えて、ルビーを闇堕ちさせる

推しの子 星野ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

カラスを使ってルビーにゴローの遺体を発見させた謎の少女。ゴローが死んでいると知り悲しみに打ちひしがれるルビーに対し、謎の少女は「あたし……お姉ちゃんが知りたい事を知ってるよ?」と発言。そしてゴローの死に関与していると思われるふたりの男の存在をルビーに教えます。 そしてそのうちのひとりはアイを刺したストーカーだと告げますが、もうひとりが誰なのかはわからない様子。ルビーは「それを捜すのが貴方の役目じゃない?」と少女に言われ、犯人を捜す決意を固めます。これまで復讐の鬼と化していたアクアに代わり、ルビーがダークサイドに堕ちた決定的な瞬間でした。

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12巻118話:アクアとの接触

推しの子 アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女は、ルビーだけでなくアクアにも接触しています。本編でその場面が描かれたのは漫画12巻に収録された第118話ですが、このときのやりとりからしてふたりは前にも会ったことがあるようです。 少女はアクアに対し、「星野アイはもうどこにも居ない(=彼女はアクアやルビーとは違って転生していない)」と言っていました。あえて残酷な真実を伝えることで復讐の後押しをしているようにも見えますが、彼女の目的は一体なんなのでしょうか。

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13巻123話:アクアへの忠告

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

単行本13巻に収録された123話において、アクアが自身の転生前の正体をルビーに明かす、超重要エピソードが描かれました。お互いが「ゴロー」と「さりな」だとわかり和解するハッピーな展開に見えましたが、謎の少女はここで「それは悪手だよ」と否定的な発言をしています。 さらに「嫌われたままの方が楽だったのに」と語るなど、アクアに対する忠告とも取れる言葉を残していました。

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13巻127話:まさかの役者デビュー!?

推しの子 アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

アクアと接触した謎の少女は、ここで自身に親がいることを明かし、彼女が人間の器に乗り移っている何かだと匂わせました。しかし、アクアはお前の正体に興味はないと言わんばかりに、「映画に出てくれないか」と突如オファーをかけ始めたのです。 最初は「は?」と嫌悪感を示していた少女ですが、アクアに「実力無いので出来ません。ごめんなさいって言えよ」と煽られたことで態度が一変。「出来るしなめんな」と返答し、アクアが企画した映画『15年の嘘』に出演することになってしまうのでした。

13巻128話:芸名はツクヨミ

推しの子 星野ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

アクアの挑発にまんまと乗ってしまい、映画出演することになった謎の少女。彼女は映画『15年の嘘』でアクアとルビーの子ども時代を演じることになり、「ツクヨミ」という芸名を名乗り始めます。

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144話(15巻収録):ルビーにブチギレ

推しの子 ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

映画撮影も順調に進み、いよいよ謎の少女の出番が近付いてきます。するとルビーが「なんか偉そうに色々言うけど、来週出番あるよね?ちゃんと出来るの?」と、アクア顔負けの煽りをしてきたのです。これに怒った少女は「なめんな、出来るし」とブチギレ状態になってしまいました。どうやら彼女の煽り耐性は0のようです。

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145話(15巻収録):少女の正体が明らかに?

推しの子 星野ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

撮影が始まると、見事な演技で子ども時代のアクアとルビーを演じた謎の少女。アクアたちと接するなかで、彼女は過去のことを思い出します。その回想に描かれていたのは、のちにルビーに転生する天童寺さりなと一羽のカラスの物語。 入院中のさりなが網にかかっているところを見つけ、医師のゴローの手も借りて助けられたカラスは、さりなが死ぬまで、彼女のことを見守り続けていました。145話の時点では明言されていませんでしたが、のちにこのカラスこそが少女の正体だと読み取れる描写が重なっていきます。彼女が持つ大きな秘密が、ひとつ明かされた瞬間でした。

少女の意味深なセリフの真意を考察

「もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」

推しの子、アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女はアクアたちの転生についてほのめかしたあと、「もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」と発言。 少女はこの発言で、アクアたちの転生には大きな意味が隠れていると示唆しています。もしかしたら2人の転生は、何か大きな目的を持つ超常的な存在が仕掛けたものだったのかもしれません。 この言葉の真意は完結まで明言されず、読者のあいだでも様々な考察が続きました。結果としてこの「それ以上の意味」が明確に語られることはなく、読者それぞれの解釈に委ねられたまま物語は幕を閉じました

「神様はきっと優しいよね」

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女が登場する直前に挿入された「神様はきっと優しいよね」というセリフ。おそらく少女が語っているものと思われますが、この言葉からは、アクアたちの転生をおこなったのが彼女以外の「神様」である可能性がうかがえます。ただし、のちにツクヨミの家系が死者の記憶を赤子に植え付ける術を持つとも描かれたため、彼女自身がまったく無関係だったと断定することもできません。 アイのことを愛するふたりの魂を、アイの子どもに転生させてあげた「優しい」神様。ですが「きっと」とつくことによって、優しいだけではない思惑を感じてしまいます。前述した「それ以上の意味」も含めて考えると、転生をおこなった存在には何か別の目的があったのかもしれません。

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「推しの子」ツクヨミに関するよくある質問

Q. ツクヨミの正体は結局何だったのですか? A. 前世でゴローと天童寺さりなに助けられたカラスで、145話の回想でその姿が描かれました。 Q. ツクヨミの正体は星野アイの転生ですか? A. 可能性は低いです。少女自身が「魂はもう2度と再形成されることはない」と語っているためです。 Q. ツクヨミはなぜ神のような力を持っているのですか? A. 作中では最後まで明かされていません。小説版では、オカルトの世界に籍を置く格式高い社家の生まれと描かれました。 Q. 「ツクヨミ」という名前の由来は何ですか? A. 映画『15年の嘘』でアクアとルビーの子ども時代を演じる際に名乗り始めた芸名です。原作13巻128話での出来事でした。 Q. ツクヨミの初登場は何話ですか? A. 原作8巻の75話です。B小町のMV撮影で訪れた宮崎県高千穂町に、カラスを連れて姿を見せました。

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「推しの子」謎の少女・ツクヨミは伏線のカギを握る重要な存在

推しの子 有馬かな
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

どんどんスケールが大きくなり、ファンの心を掴んで離さない『【推しの子】』。 謎の少女の登場により作品の謎はさらに深まり、完結まで目の離せない展開が続きました。これを機に本作を読み返し、あなたなりの考察をしてみてはいかがでしょうか! さらに、シリーズ完結編となるアニメ第4期『Final Season』の製作決定も発表されています。映像化される物語のなかでツクヨミがどのように描かれるのか、注目が集まります。