2023年6月21日更新

【推しの子】謎の少女の正体を登場回・セリフから徹底考察!アイ殺害の真実を知る子供に迫る

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推しの子
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女の正体は?
謎すぎる初登場シーンを

アニメも大ヒットし社会現象となりつつある人気漫画『推しの子』。 この記事では作中に登場し注目を集めている「謎の少女」について徹底紹介!物語の鍵を握ると思われる、謎多き少女の存在について考察していきます。 ※この記事は「推しの子」の重要なネタバレを含みます。

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「推しの子」謎の少女って何者?

初登場 原作75話(単行本8巻)
年齢 外見は5~6歳程度(実年齢は不明)
見た目 白色のロングヘア―に黒色の服
声優 不明

原作8巻の75話で初登場した「謎の少女」。 見た目は幼い子どものようですが、実年齢や名前などは一切不明。大人びた言動やすべてを見透かしているような態度からは、人間を超越したような存在感を感じ取ることができます。

伏線だらけの初登場シーンを

「推しの子」謎の少女についてわかっていること

アクアとルビーの転生を何故か知っている

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

彼女は初登場の際、アクアルビーについて「真の意味で母親を得られなかった2人」と語っています。これは、ゴローが生まれてすぐに母親を亡くしたこと、さりなが生前両親に見放されていたことを踏まえての言葉です。 さらに2人の親であるアイについては、「魂の無い子を産んだ母親」という発言も出てきました。おそらくアイは本来死産するはずだったのが、ゴローとさりなの魂が入ることで元気な双子を産んだ……ということだったのかもしれません。 こうした一連のセリフから、謎の少女がアクアたちの転生について、その裏側で何があったかもすべて知っているらしいとうかがえます。

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ゴロー殺人の真相も仄めかす

推しの子 雨宮ゴロー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

ルビーはB小町のMV撮影で訪れた宮崎県高千穂町で、ゴローの遺体を発見しました。しかし偶然というわけでなく、宿の鍵を奪ったカラスを追いかけているうち、現場にたどりついてしまったのです。 その後ルビーの前に現れた謎の少女は、ゴローが殺害されたとき現場に「大学生位の男と中学生位の男の子」がいたと暴露します。その場にいたのかどうかはわかりませんが、口ぶりからして彼女は事件の全容を知っているようです。 なんにせよ、少女はカラスを使ってルビーに遺体を発見させ、その後事実を告げることで彼女を闇堕ちさせることに成功しました。

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謎の少女の正体を考察 神の子ども?

少女が現れた「高千穂」とアメノウズメノミコトの関係

謎の少女が現れたのは、B小町のPV撮影のために向かった宮崎県高千穂町でした。この土地は転生前の吾郎らが暮らしていた町であると同時に、神話が深く根付いた町でもあります。 そもそも「高千穂」という地名は『天孫降臨』という神話に基づいており、この町は日本三大聖地にも数えられる由緒ある町です。ここには様々な伝承があり、そのうちのひとつに高千穂町は「猿田彦命と天鈿女命(アメノウズメノミコト)が結婚し住んだ地」というものがあります。 天鈿女命は芸能界を舞台にした『推しの子』にも深く関わる「芸能の神」。作中で意味ありげに「天鈿女命」の名が語られたことからも、彼女が天鈿女命、もしくは天鈿女命に関わる人物であることは間違いないでしょう。

少女の正体のヒントが?
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少女を取り巻くカラスたち

少女の周りには常にカラスたちがいます。カラスは日本神話のなかに登場する導きの神「八咫烏(やたがらす)」を想起させる存在であり、ここからも少女が「神」に近しい存在であることが推測できます。 またカラスは天鈿女命(アメノウズメノミコト)にも関わりの深い動物です。実は東京に天鈿女命を祀っている神社があるのですが、この神社の名前は「烏森神社」。まさに「大量のカラス」をイメージさせる神社です。このことからも、少女が天鈿女命に近しい存在であることを推測することが可能。 少女を取り巻くカラスたちは「謎の少女=天鈿女命」説をより強く証明してくれる存在なのです。

伏線の1つ?カラスが登場している
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謎の少女の全登場シーンを振り返る

カラスと共に初登場

推しの子 雨宮ゴロー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

前述した通り、沢山のカラスとともに登場した謎の少女。その際、大きな木に寄りかかりながら「真の意味で母を得られなかった2人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」と発言しています。 2人の転生について語っていると思われる部分ですが、気になるのは「魂の無い子」という表現。この発言によってアイの産んだ子どもは、そもそも「死んでいた」可能性が浮上したのです。

初登場シーンを

真相を教えて、ルビーを闇堕ちさせる

推しの子 星野ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

カラスを使ってルビーにゴローの死体を発見させた謎の少女。ゴローが死んでいると知り悲しみに打ちひしがれるルビーに対し、謎の少女は「あたし……お姉ちゃんが知りたい事を知ってるよ?」と発言。そしてゴローの死に関与していると思われる2人の男の存在をルビーに教えます。 そしてそのうちの1人はアイを刺したストーカーだと告げますが、もう1人が誰なのかはわからない様子。ルビーは「それを捜すのが貴方の役目じゃない?」と少女に言われ、犯人を捜す決意を固めます。これまで復讐の鬼と化していたアクアに変わり、ルビーがダークサイドに堕ちた決定的な瞬間でした。

ルビーを闇堕ちさせたシーンを

アクアとの接触

推しの子 アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女は、ルビーだけでなくアクアにも接触しています。本編でその場面が描かれたのは漫画12巻に収録予定の第118話ですが、このときのやりとりからしてふたりは前にも会ったことがあるようです。 少女はアクアに対し、「星野アイはもうどこにも居ない(=彼女はアクアやルビーとは違って転生していない)」と言っていました。あえて残酷な真実を伝えることで復讐の後押しをしているようにも見えますが、彼女の目的は一体なんなのでしょうか。

最新11巻を

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少女の意味深なセリフの真意を考察

「もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」

謎の少女はアクアたちの転生についてほのめかしたあと、「もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」と発言。 少女はこの発言で、アクアたちの転生には大きな意味が隠れていると示唆しています。もしかしたら2人の転生は、何か大きな目的を持つ超常的な存在が仕掛けたものだったのかもしれません。 未だこの言葉の真意は語られず、読者のあいだでも様々な考察がなされています。アクアたちの転生の秘密が明かされたとき、物語は私たちの予想をはるかに超える壮大な展開を迎えることになるでしょう。

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「神様はきっと優しいよね」

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

謎の少女が登場する直前に挿入された「神様はきっと優しいよね」というセリフ。おそらく少女が語っているものと思われますが、この言葉からはアクアたちの転生をおこなったのが彼女以外の「神様」であることが推測できます。 アイのことを愛する2人の魂を、アイの子どもに転生させてあげた「優しい」神様。ですが「きっと」とつくことによって、優しいだけではない思惑を感じてしまいます。前述した「それ以上の意味」も含めて考えると、「神様」はやはり別の目的を持ってアクアたちの転生をおこなったのでしょう。

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「推しの子」謎の少女は伏線のカギを握る重要な存在

『【推しの子】』
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

どんどんスケールが大きくなり、ファンの心を掴んで離さない『推しの子』。 謎の少女の登場により作品の謎はさらに深まり、目の離せない展開が続いています。これを機に本作を読み返し、あなたなりの考察をしてみてはいかがでしょうか!