「嘘はとびきりの愛なんだよ」はどういう意味?「嘘は愛」も合わせて解説【推しの子】
「嘘はとびきりの愛なんだよ」
「嘘は愛」の登場巻を
芸能界の光と闇を描き出し、心に刺さるような名言も話題を呼ぶ「推しの子」。本作は「嘘」が1つのテーマになっており、様々なニュアンスで取り入れられています。その中でも、星野アイの嘘と愛に関する台詞はとても印象的ですよね。 この記事では、「嘘はとびきりの愛なんだよ」と「嘘は愛」の意味を解説します。 ※この記事は「推しの子」の重要なネタバレを含みます。
「嘘はとびきりの愛なんだよ」と「嘘は愛」は『推しの子』の台詞
「嘘はとびきりの愛なんだよ」の登場シーン
巻数・話数 | 1巻1話 |
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産婦人科医師・ゴローが働く病院に、アイドルグループ「B小町」不動のセンターであり、彼の推しでもある星野アイが妊婦としてやって来ます。 ゴローは瀕死になりつつも、16歳の少女にとってはスキャンダルでしかないと冷静に判断。産むならば引退だろうと考える彼をよそに、アイは公表せずに出産すると決意します。アイドルも続けると宣言し、「嘘は、とびきりの愛なんだよ?」と不敵に笑うのでした。
「嘘は愛」の登場シーン
巻数・話数 | 1巻9話 |
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B小町のドーム公演当日。自宅で来客に応対したアイは、息子・星野アクアの目の前でフードの男に刺されてしまいました。 男の名前はリョースケといい、アイの握手会にもたびたび来ていた大学生。彼はなぜかアイの住所や双子の存在を知っており、妊娠を「裏切りだ」と言って激昂します。「ファンの事蔑ろにして」「嘘つきが‼」などと罵倒されながらも、アイは「私にとって嘘は愛」と言い手を差し伸べました。
星野アイが発した2つの言葉の意味とは?
2つの言葉はシーンも相手も違いますが、込められた意味は同じ!母に捨てられ施設で育ったアイには、愛し愛された記憶がありません。 斉藤壱護のスカウトに頷いたのも、誰かを愛してみたかったから。アイが考えるアイドルとはいつも可愛くて、みんなを笑顔にする“純粋な”存在でした。本当の自分は嘘つきで人嫌いだけれど、そんな偶像を演じて「愛してる」と言い続ければ、いつか本当になると信じていました。 双子の存在を隠したのも、アイドルが処女性を求められるからでしょう。 ファンが喜んでくれる自分であるため、夢を見せ続けるために嘘を吐くことが、アイなりにたどり着いた愛し方だったわけです。
2つのセリフを振り返ろう!
原作1巻を
嘘は愛を知らないアイにとっての愛し方だった!
人一倍愛に飢えて育ち、相手を傷つけない嘘が愛だと思っていた星野アイ。ファンを大切にしていたのは真実だからこそ、彼女の最期には考えさせられてしまいます。 死の間際でようやく、双子に嘘じゃない「愛してる」を言えたのは良かったですね。
「嘘はとびきりの愛なんだよ」
「嘘は愛」の登場巻を