【推しの子】が究極に面白い!覇権アニメとなった理由や泣けるシーンを全力で解説
名言の嵐に飛び込んでみる?
覇権アニメとして話題の『【推しの子】』。多くの視聴者を釘付けにした1話は「史上最高の1話」と各所で絶讃されています。 「推しの子」のなにがそれほどまでに人々を熱狂させるのか。この記事で「推しの子」が面白い理由や泣けるシーンを全力で解説!読んでみないとわからない作品の魅力を、嘘のない愛でお届けします。 ※この記事は「推しの子」のネタバレを含みます。
「推しの子」ってなぜ人気?話題作のあらすじを振り返ろう
作者 | 原作・赤坂アカ , 作画・横槍メンゴ |
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ジャンル | 転生 , 芸能界 , サスペンス |
巻数 | 既刊11巻(2023年6月現在) |
漫画1巻の表紙を目にして「あ~推し活流行ってるからアイドルものね」とスルーしてきた人、キラキラアイドルアニメだと思ってアニメ1話を観ようとした人ほど、いい意味でがっつり裏切られてどっぷりハマる!それがこの「推しの子」です。 キラキラよりもサスペンス要素が強く、双子(実は転生者)をこっそり出産したアイドル・星野アイが殺されることで物語が動いてきます。 アニメは視聴者を引き込む構成や作画の良さも相まって毎話最高を更新(ありがとうございます)。覇権アニメとして話題沸騰中ですが、なぜここまで話題になったのでしょうか。その理由を5つの観点で解説していきます。
こういう話って先に言っといて!裏切られた!史上最強1話じゃんか!
度肝抜かれる衝撃の1巻を
面白さ① 伏線まみれのミステリー
「推しの子」というダブルミーニングなタイトルのセンスのよさにもゾクッとさせられますが、なんといっても1巻(アニメ1話)から伏線がもりもりに張られているのがこの作品の魅力です。 双子の父親の正体、犯人の謎、アイの言う「嘘」、子供に遺されたDVD……。とくに序盤は未来軸のインタビューが挟まっていて、その言葉の意味合いが本編が進む度に変わっていくのが考察好き的にグッときます。 ミスリードも巧妙で「そっちか~!」と唸ることも。初見で展開にびっくりして、2周目で考察して、後日また答え合わせして、とスルメのように味わえます。
見逃した伏線があるかも!?
面白さ② 芸能界を舞台にしたリアルさ
単純なシンデレラストーリーだったらここまで面白い!とはならなかったはず。芸能界のシビアさやマスコミの存在、SNS社会の闇が「実際あるよね」という感想を抱けるくらいリアルに描写されているからこそ、怖いもの見たさで覗いてみてしまうところがあるんだと思います。 自称オタクが手のひらクルーして誹謗中傷するとか「まさに……」という感じ。オタクの身としてはうっかり同族嫌悪が出てしまいそうなほどです。 決してきれいな世界じゃないけど、そのなかで上を目指すハングリー精神とか打算とか。芸能人たちの偶像ではない人間臭さがたまりません。
芸能界の表と裏がリアルな3巻を
面白さ③ 全員推せる!魅力的すぎるキャラ
主人公のアクアとルビーは転生者なのでそれだけでキャラが濃いんですが、重曹ちゃん呼びされる元天才子役の有馬かなとか、えぐい洞察力で死亡フラグ立てすぎててハラハラする憑依型女優の黒川あかねとか、周りを固めるキャラも全員いい! 甲乙つけがたいので、そりゃ重曹ちゃん派・あかね派で争いが起きてしまうのも仕方がない。個人的には常識的な大人枠だけど子供部屋おじさんでいまいちかっこつかない五反田監督がいい味出していて推せます。 加えて芸能ものなので、登場キャラが年齢や肩書関係なくプロ意識が高いのも観ていて気持ちがいいです。
個性強すぎキャラ続々の舞台編を
面白さ④ 名言が連発!作者の語彙が凄すぎる
真面目な方向にもネタ方向にもオタク方向にも名言があるのが「推しの子」です。 売れるという夢を持って頑張っている子が言うからこそ「コストとかリターンとか言ってたら何もできない」という言葉が刺さりますし、推しに対して自分が「奴隷(ファン)」だと自覚するのもうなずきすぎて首がもげそう。 覚悟を持って芸能界を生きるキャラたちの言葉は真理をつくものが多くてドキッとさせられます。それにどのキャラからも名言が飛び出すのが、会話劇や言葉遊びの巧さが光る赤坂アカ原作の強みなのでしょう。
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面白さ⑤ アニメの作画・楽曲が天才的
原作がどんなに面白くても、その面白さが活かせないとアニメは爆発的ヒットとなりません。その点、「推しの子」は完璧! 1巻どうするの?という懸念を第1話90分という形で解決し、最強ビジュアルのキャラたちを美作画で動かしてくれた時点で1億点です。さらに、書き下ろし小説「45510」をもとにしたYOASOBIの「アイドル」という天才主題歌を生み出してくれたことで、加点式で5億点くらいの完成度になっています。 1話「mother and children」の引きも最高でしたね。「推しの子」ってそういう意味!?と沼る視聴者が続出するのも自然の摂理です。
度肝抜かれる衝撃の1巻を
「推しの子」泣けるシーンを2つ厳選紹介!
あまりに儚すぎるアイの生涯と母としての愛
これが最終回!?と思うほど突然やってきたアイの死は涙なしでは読めません。 アイは虫の息となりながらも、これから大きくなっていく子供たちの未来に思いを馳せます。ランドセル姿が見たかった、将来はアイドルに、役者になるのかなと語りかけ、最後の最後に本当に伝えたかった一言を伝えるアイ。 嘘が愛だと繰り返し言ってきた彼女の“嘘ではない愛”を感じられるこのシーンは、アニメでも大号泣したファンが多いはず。アクアがルビーにアイのむごい姿を見せないように叫ぶのがあまりにしんどくて、初見では1回本を閉じました。
アイにはもっと愛を知った人生を送ってほしかった…人生短すぎるだろ…
アイの嘘と愛を確かめにいく
炎上からあかねを救う「今ガチ」仲間の結束
「恋愛リアリティショー編」で誹謗中傷から渦中のあかねを救う一連の流れは、あかねの苦しさを思って泣き、出演者同士のあかねを守るための行動力に泣けます。 炎上で追い詰められていく描写があまりにリアルなので気軽には勧められませんが、アクアが打算ではなく本心からあかねを助けようとする姿からは、アイを失った心の傷も感じ取れて胸に刺さりました。 他のメンバーが特技を活かして協力して映像を作っていくのも王道ですが泣けます。ネットで気軽に有名人を叩ける時代だからこそ、考えさせられるシーンでもありますね。
真面目な子ほど傷つく仕組みはほんときつい。アクア幸せにしてあげて!!!
アニメも話題の「今ガチ」を
「推しの子」読者・視聴者の評価は?
最初の感想は「なにこれ!?」。そこから続き気になりすぎて、大人買い待ったなしでした。
芸能界も復讐も恋も転生もって盛りまくってるのに、まとまってるすごさ!先生の高い取材力にも脱帽です。
アイドルもの苦手で避けてた自分を殴りたい。タイトルの意味がわかった瞬間、鳥肌立ちました。
「推しの子」の魅力はジェットコースター展開!まだまだ面白くなる
先の読めない展開で読者を虜にする「推しの子」。本編は「映画編」に入り、いよいよ黒幕まわりが動き始めそうです。刺激的な作品を読みたい!という人は、この作品を推してともに充実した時間を過ごしましょう。
見逃した伏線があるかも!?