『キングダム』趙荘(ちょうそう)の実写キャストは？龐煖の大将代理の将軍を徹底解説

『キングダム』に登場する趙荘は趙国の将軍で、知略に長けていることで知られています。冷静沈着かと思えば、突然熱い姿を見せるところもあるのにギャップが感じられるキャラです。 本記事ではそんな趙荘のプロフィールや登場回、元ネタなどについて詳しく紹介していきます！

※この記事は『キングダム』の重要なネタバレを含みます。

趙荘は趙国の将軍で、太めの眉毛にあごひげ、額の真ん中にあるホクロなどがトレードマークです。秦が韓国に攻め入った隙を狙い、国境付近の馬央に侵攻したときには、軍師かつ総大将代理として参戦しました。 彼は軍師として非常にすぐれた能力を持っており、作中でも見事な策によって数多くの敵を倒しています。あの王騎を相手に勝利を確信してほくそ笑むなど、強気な一面を見せることもしばしばです。

実写版で趙荘を演じるのは、俳優であり歌手でもある山本耕史です。舞台を中心に活動していますが、ドラマ『きのう何食べた?』や実写映画『鋼の錬金術師』シリーズなど、映像作品にも数多く出演しています。 趙荘役はビジュアル面でも演技面でもハマっており、視聴した人のなかでは「再現度が高い」との声も多く上がりました。山田裕貴や片岡愛之助といった濃い顔ぶれが揃っていたのもまた印象的です。

趙荘は趙軍が馬央に侵攻した際、総大将であり三大天でもある龐煖の代理として、軍の指揮を執りました。彼は持ち前の頭脳や洞察力を活かし、敵を罠にはめて追い詰めるなどの活躍を見せています。 冷静かつ自信たっぷりの人物である趙荘は、大胆不敵な発言をすることも少なくないです。その一方で悔しさのあまり表情を歪めたり、熱い言葉で兵を鼓舞したりと、人間らしいところも数多くみられます。また王騎のことを強烈に意識しており、彼を倒すことを夢見ていました。

趙荘は蒙武軍を罠にかけるため、偽物の龐煖を用意して囮にするという作戦を思いつきました。蒙武は非常に手強い武将であると同時に、本能に任せて動きがちな猪突猛進タイプだったため、まんまと騙され戦力を削り取られてしまいます。 そのためすべては趙荘の思い通り……と思いきや、そこに王騎が援軍をよこしたことで、状況は変わってしまうのでした。たしかに趙荘はすぐれた戦略を立てましたが、王騎はそのさらに上を行っていたのです。

王騎が龐煖と一騎打ちを繰り広げる中、三大天のひとりである李牧が軍を引き連れて応援にやってきました。その後不意打ちのせいもあって、王騎は相手から致命傷を受けます。結果、残念ながら命を落とすことに……。 一方で趙荘は王騎の右腕・騰の奇襲を受け、あっさりと死亡してしまいます。しかし彼は、最強と名高い王騎が散った戦いに大将代理として参戦できたことに対し、これ以上なく満足して息を引き取るのでした。 王騎の最期を見届けられなかったのが唯一の心残りとも言っており、相当執念を持っていたことがうかがえます。

趙荘は実在する人物ではなく、また元ネタとなった武将についても明らかになっていません。 本作には信をはじめとして、歴史上の人物をモデルにしたキャラも多く登場します。しかし趙荘のようなオリジナルキャラクターの存在も少なくないです。 こういった元ネタがないキャラの場合、一体どんな活躍をしてくれるのか先が読めないのがまた魅力的ですよね。

アニメ版で趙荘の声を担当するのは、アンドステア所属の津田健次郎。渋くてセクシーな声の持ち主で、俳優としてドラマや映画に出演することもあります。 声優としてのおもな代表作は、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助役や『呪術廻戦』の七海建人役などです。

優秀な軍師であり、巧妙な罠で敵軍を翻弄した趙荘。最期は奇襲を受けてあっけなく死亡してしまいましたが、その最期はとても満足げなものでした。彼が作中でどんな活躍を見せたかは、ぜひ本編も読んでチェックしてみてくださいね！