『キングダム』騰(とう)の強さや活躍エピソードを一挙解説!ファルファル戦うアク強めの将軍【ネタバレ注意】

騰(とう)は六大将軍・王騎(おうき)の副官で、王騎亡きあとは精鋭揃いの元王騎軍の将軍となりました。戦いの最中に「ファルファルファル」という独特な擬音がでるのが特徴です。 いつも目がパッチリ開いていてまつ毛も長く、どこかかわいらしい印象の騰。トレードマークのクルンとしたひげが剣術を教わっていた師匠と似ていることから、ひげは師匠を真似たのではないかといわれています。 王騎に長く仕え、忠義を尽くしていました。ポーカーフェイスなことが多く王騎の死の直前、声をかけられたときも感情を表に出さなかった騰。しかし握った拳からは血が溢れていたため、王騎に対する騰の思いが垣間見られました。 一見つかみどころがなさそうに見えて、実は仲間思いな謄。今回は彼の強さや活躍エピソードをまとめながら、史実からみた今後の展開予想、そして彼の人物像に迫っていきたいと思います。 ※この記事には2019年12月時点での『キングダム』最新情報が含まれています。ネタバレには注意して読み進めてください。
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騰(とう)の性格は?意外とお茶目な一面も
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騰(とう)といえば、いつも飄々としていて何を考えているかわからないところがあります。しかし実は突然ボケたりモノマネをしたりと、お茶目でチャーミングな一面もあるのです。 例えばポーカーフェイスで死んでもいない録嗚未(ろくおみ)を死んだと言い放つ姿や、真面目な話を始めようとする蒙武(もうぶ)に怒られるまで王騎の真似をするなど、意外とやりたい放題。 さらにはみんなで静かに湯につかる中、突然泳ぎだすといった予測不能な行動も起こします。しかしそれらの行動は、王騎亡きあとに士気の下がりかけた仲間を和ますためにやっていたのかもしれません。 ひとたび戦となれば、冷静沈着で相手に何を考えているか悟らせないという武将としての素質を持つ騰。敵対する相手にとっては間違いなく曲者となることでしょう。
騰(とう)の強さは?ファルファルという癖強めの擬音の正体
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騰(とう)の戦いでもっとも特徴的なのは、圧倒的なスピードで大量の敵を撫で切りする剣術です。そのスピードは「ファルファルファル」という謎の擬音がつくほどで、扇風機のように刀を振り回す攻撃は誰も避けることができません。 このファルファルファルという擬音は戦いの中でいくつかのバリエーションに分かれており、「フェル」や「ファルル」、「フォル」など剣技や攻撃の形態によって出す音が変わるようです。 巧みな剣術で圧倒的な武力を誇る騰ですが、知能も高く優れた知将でもあります。戦局を何手も先まで読む力や周りを冷静に分析する力に長けているため、サポート役も将軍として軍を率いる才も兼ね備えています。 騰は今後の秦の戦いにおいて、必要不可欠な武将のひとりといえるでしょう。
趙軍との戦いで見せた謄(とう)の活躍がスゴイ!

騰(とう)の活躍は秦軍と趙軍の戦いで初めて見られます。騰は副官という立場から王騎の側でサポートに徹しました。具体的な指示がなくても名前が呼ばれると「ハ」とだけ答え、王騎の意に沿った戦力を発揮する騰。 そして騰の率いる騎馬隊は、意表をつくところへ切りこんで陽動します。驚くのはその剣術の強さ。目にも止まらぬ速さでファルファルファルと敵を切り殺していきます。相手軍の槍は次々と叩き切られ、誰も騰を止めることができません。 最大の功績は趙国軍総大将・龐煖(ほうけん)の一撃から王騎(おうき)を救ったことです。さらに王騎の護衛を飛信隊(ひしんたい)に頼むときに、持ち前の広い視野から活路を見出だしています。 騰の高い統率力と戦闘力は王騎にも認められていて、王騎は死の間際に「本来あなたの実力は私に見劣りしません」という言葉を騰に遺しています。
合従軍(がっしょうぐん)編で見せた大きな番狂わせ

王騎が亡くなった後、将軍となり王騎軍を率いる騰(とう)。合従軍との戦いでは大きな功績をあげました。騰は先陣を切って楚(そ)軍へ特攻を開始。 その実力は楚の将軍・臨武君(りんぶくん)が武者震いを起こすほどです。臨武君は巨体に怪力で、大槌を振り回して騰に応戦します。臨武君に勝てる者はいないといわれていましたが、騰はスピードで臨武君を圧倒。 戦いの最中、臨武君に「たかが王騎の傘の下で戦ってきただけの男」とバカにされますが、騰はこう返します。「私には王騎を傍らで支え続けた自負があると」。その言葉通り次の一手で勝負が決まりました。 最後はお決まりの「ファル」という擬音とともに臨武君を切り殺します。圧倒的に臨武君が有利と思われていた戦局をひっくり返し、騰の功績は衝撃の大番狂わせと言わしめました。
史実から騰(とう)の今後を予想
騰(とう)に関する史実はあまり残っていませんが、騰が紀元前230年に韓(かん)を滅ぼしたと記されています。韓は李牧(りぼく)が解いたように、魏(ぎ)と趙(ちょう)にとって、秦(しん)の侵略を防ぐ盾となっていた国です。 騰がこの韓を討つということは、秦が中華統一を成し遂げるうえで大きな意味を持つと考えられます。そして史実に基づけば騰が今後、新生・六大将軍に任命される可能性も十分あるでしょう。 そして史実には騰の没年がはっきりと記されてありません。したがって騰は戦死はしていないことがわかります。史実通りではないため予想となりますが、恐らく作中における騰の最後は、韓に用意されているのかもしれませんね。
謄(とう)を演じた声優は加藤亮夫(かとうあきお)
とある作品の吹替収録でした。私がこの現場でいつもハッピーターンを食べているのを見て、共演させて頂いた加藤亮夫さんが、なんと特大サイズを買ってきてくれてました(笑)思わず激写!いっぱいハッピーを頂きましたよ〜、作品の告知はまた改めて。 pic.twitter.com/YQh9RVpfLI
— 山村響????M3春????O-14ab (@hibiku_yamamura) October 9, 2013
アニメ『キングダム』で騰(とう)の声優を担当した声優は加藤亮夫(かとうあきお)です。1960年9月1日生まれでアクセントに所属。低音で渋みのあるボイスに定評があります。 声優業以外にも俳優としてTVドラマに出演、ナレーターや吹き替えも務め、映画の吹き替えはマーク・ストロングを多く担当しています。 出演作は『NARUTO−ナルト− 疾風伝』のキタネ役や『東京アンダーグラウンド』の分隊長役など。また、海外ドラマ『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』でリチャード(リック)・エドガー・キャッスル役を務めています。
実写版『キングダム』では要潤が謄(とう)を演じた
【#キングダムな漢たち】
— 映画『キングダム 運命の炎』公式アカウント (@kingdomthemovie) March 6, 2019
騰(とう)
/#要潤
王騎の副官であり、その実力は謎。#キングダム#4月19日公開 pic.twitter.com/7zQsCYKtBz
実写映画『キングダム』騰役を演じたのは、俳優の要潤です。騰はパーツが大きく洋風な顔立ちのため、シュッとした塩顔である要潤はミスマッチではないかといわれていました。 しかし風になびく長髪や、トレードマークであるクルンとしたひげ姿を見ごとに再現。要潤自身もひげには相当なこだわりがあったようで、監督と一緒にしっくりするものを選んだそうです。メイクもマスカラとアイラインで目をぱっちりさせました。 肝心の演技も、迫力たっぷりでファルファル姿もしっかり見せてくれました。しかし原作の騰のキャラクターのクセが強いため、それを期待して観るとやや控えめに感じて物足りなさを感じるかもしれません。
【キングダム】謄(とう)の今後にも注目!新・六大将軍になるのか?
今回はファルファル武将である騰の強さの秘密や活躍についてご紹介しました。合従軍との戦いで功績をあげた騰ですが、まだまだ強さは未知数です。 王騎亡き今、王騎軍を率いる将軍となった騰。きらりと光るギャグセンスや何を考えているかわからない曲者感など、今後もファンを魅了してくれることでしょう。 史実に基づけば今後も活躍も期待できそうなので、騰のこれからも目が離せませんね!