漫画『ハジメテノサツジン』最新話までネタバレあらすじ＆感想！最終回の結末も予想

お嬢様学校に通う主人公が、友人の殺人に関与してしまったことで運命を狂わせていくサスペンスミステリー『ハジメテノサツジン』。 そんな本作は、読めば読むほど謎が深まっていきどんどん読み進めてしまうストーリーが見どころの作品です。 ここからは本作の最新話までのあらすじ・ネタバレや、感想を紹介していきます！

本作の主人公。彼女はエスカレーター式の森学園高等部に外部入学してきた女子高生です。 明るい性格で、遅刻をよくしてしまうお転婆な性格をしています。ひょんなことから殺人の片棒をかつぐことになってしまい……。

繭の友だちの女子高生。彼女の祖父は学園の母体である森グループのトップで、父親は次期社長と目されています。 そのため彼女は周囲から学園のボス的存在と見られているのですが……。

繭と同じ外部から入学してきた女子高生です。繭とは違い成績優秀で、入試でもトップの成績で特待生として入学します。 当初、繭とは仲がいいとはいえませんでしたが、事件をきっかけに距離が近づき……

繭たちの担任を務める女性教師。出席を取るだけで生徒たちを注意していくほど厳しい性格であるため、繭たちからは嫌われていました。 生徒から預かったものを平気で捨てるなどして、怨みをかっていたようです。

お嬢様学校に入学した高校1年生の繭は、森グループの令嬢・音羽と特待生として入学してきた悠と充実した女子高生活を送っていました。 そんな充実した生活のなかで、繭たちが馴染めないと感じていたのが、担任の吉川先生です。彼女は出席を取る時ですら細かいことをいちいち言い、生徒たちをうんざりさせていました。さらに彼女は、音羽がお気に入りの教師・澤木先生と浮気をしています。繭は2人が図書室で密会をして、イチャイチャしているのを目撃してしまい……。 数日後、繭と悠は音羽が担任の吉川先生を突き倒しているところを目撃します。

気絶している吉川先生をロッカーにしまいますが、その日の夜に確認しにいくとそのまま亡くなってしまっていました。音羽は繭と悠に連絡をして呼び出し、死体をどうにか処理しようとします。3人は協力して近くの山に埋め、いつも通りの日常に戻ろうとするのでした。 その後行方不明となった吉川先生の捜索に警察が動き出し、刑事の堤は、音羽が参加するセレモニーに参列することになります。一方罪悪感に苛まれていた繭は、中学時代の友人である陸と一緒に過ごし心を落ち着かせるのでした。

繭の姉がもうすぐ子どもを産むことを知った音羽は、「生まれた時から犯罪者の身内だ」と脅してきます。 授業中に居眠りをしてしまっていた彼女は、寝言で「先生、ごめんなさい」と口にしていました。居眠り中に、吉川先生の死体を埋めたはずの場所に穴が開いているという悪夢を見ます。先生は生きていたと考えた繭は喜んで穴に近づきますが、そこには幽霊のような姿をした吉川先生がいて……。 驚いて目を覚ました繭は、椅子から転げ落ちてしまいます。そんな彼女の姿を見て音羽はあきれた表情をうかべ、悠はいつも通りだねと軽口をたたくのでした。

吉川先生が行方不明になった事件について、警察が調査を始めました。2人の刑事が1枚の写真を見ながら、事件について考察をしています。その写真は吉川先生と澤木先生が写っていました。まるで恋人同士のような姿で写っていましたが、2人が不倫関係にあると知って嘆きの表情を浮かべます。 刑事たちは痴情のもつれによる失踪を疑いますが、どこから着手していくべきか考えを巡らせて……。 吉川先生が失踪して3日後、職員室では今後の対処について校長から話がありました。生徒に動揺させないために、彼女が体調不良で休んでいることにしようとします。

吉川先生の失踪について捜査が進められるなか、音羽は繭に対して「家族に余計な事言わないように」とくぎを刺されます。確かに彼女の性格上、思わず事件のことを誰かに話してしまうってことは考えられますからね。 帰宅した彼女はリビングでくつろぎながら、家族写真に目を向けます。みんなには迷惑をかけないと心の中で誓いました。 彼女が姉にメッセージを送っていると、母親が帰宅してきます。姉が今度イタリアンのお店に連れてってくれるとはしゃぐ繭でしたが、後ろめたい気持ちがあるからか、いつもよりも饒舌になっているようにも見え……。

ある日のテレビニュースで、事件に関して学園の女子生徒が話をする動画が公開されました。放送されると、この女子生徒に疑惑の目が向けられます。 翌日、学校では大騒ぎになっていました。動画に移っていた女子高生は咲ではないかという話が広まっています。クラスメイトに問いただされた咲は、あれは自分だと認め、繭に陸を取られないための行動だったと話すのですが……。 この話を聞いたクラスメイトは、咲をすっかり殺人犯のように扱います。先生から呼び出された咲の後ろ姿に「咲ってばかでうるさかったし」と心無い言葉をぶつける同級生もいました。

悠が母親が入院している病院に行くと、そこには刑事の姿がありました。自分のことを調べに来たのではと思った彼女は、緊張した表情を見せて彼らに見つからないように廊下の陰に隠れます。 悠と咲の動画を見たであろう刑事たちが、正体が自分だと気づいたのかもしれないと焦った表情を見せました。 刑事たちは看護師を呼び止めて、悠の母親に話を聞きたいと交渉しますが、その時は既に休んでいるということで断念。改めて来院することを告げて、立ち去ろうとします。 一方で、音羽は繭に誘われたと言って彼女の家を訪れます。繭の姉の子どもに音羽が触ろうとすると……。

事件を担当する警察署長は自身の保身のために、吉川事件の犯人は石井で押し切ろうとしていました。その内容を明らかにしようとした会見がキャンセルされますが、方針は変わらない様子です。ただ、堤刑事がいろいろと嗅ぎまわっていて、邪魔な存在だと考えられていました。 ただ犯人が石井だと断定するにはおかしな点があり、死体を車で運ばなかったことや、自分のアパートに連れてこなかった点など、疑わしい点が残っています。 そこまで推理をした刑事は、悠が森グループの社長の本当の子どもであることを突き止めます。 一方、悠は繭のもとを訪ねてきて……。

悠は本当の父親と相対していました。ナイフを片手に持った悠は「今更いい人ぶったってもう遅いんだよ」と心のなかで呟きます。彼女は今まで母親が苦しんだ分、彼を苦しめようと考えていました。 そんな悠に彼は「本当にすまなかった。会えてよかった」と優しい言葉をかけます。しかしその言葉は悠には届きません。彼女は彼の顔にナイフを振り下ろし……。 自分を殺そうとする悠に対して彼は「今からでも償わせてくれないか」と口にします。運転手が救急車と警察に連絡しようとしたため、悠は車を飛び出すのです。その彼女の背中に向けて彼は……。

行方不明になった繭を探している陸の前に刑事が現れます。刑事も繭を探していることを知り、陸は彼女を見つけて欲しいと口にし、事件がどんな内容でも彼女の命を守って欲しいと懇願。警察も彼の熱意に触れ、絶対に守ると彼に告げました。 一方、音羽が自宅にいると刑事がやってきます。刑事たちは、音羽の父親に用があるといってやってきました。 音羽が刑事たちを自宅に案内すると、ほどなくして父親がやってきます。彼の顔には包帯が巻かれており、刑事たちがその理由を聞き出そうとしますが、彼はぶつけただけだととぼけたことを言い……。

行方不明の繭が事件に関わっていたらしいと知った咲は、喜びを爆発させます。陸がそのことに気づいたことで彼女に愛想をつかし、咲は彼が自分に目を向けると考えました。 陸が入院している先に現れた咲は、嬉しそうに彼に話しかけます。咲の言うとおり音羽が事件に関係していると確信した陸は、繭は彼女に脅されていると考えていました。そこで繭を助けるために力を貸して欲しいと咲に依頼します。 しかし、陸が自分を利用して繭を助けようとする姿を知って咲は激怒。警察に自分が話をすると疑われるかもしれないと言って、陸の依頼を拒否します。

事件の影響で学校は休校となっていました。事件に関係のない生徒たちはのんきなもので「ずっと休みでいいのに」などと適当なことを言っています。 それでも彼女たちは悠と繭が行方不明なことを気にしている様子。放送された動画では、音羽が吉川先生を殺害し、森家がその事件をもみ消したと語られていました。 ある生徒は、もしかしたら悠と繭は、音羽から逃げるために行方不明になっているのではと口にします。その話を聞いて、別の生徒が音羽に2人が間賀市にいたことを伝えたと告白。そこに刑事が現れ、詳しい話を聞かせるように言ってきます。

繭の家に事件に関して取材に来た記者たちが押しかけます。ニュースでは、吉川先生を殺害したのは当初は自殺した澤井だとされていましたが、警察が会見をキャンセルしたことから、犯人は別にいると知られたようです。 さらに複数の女子生徒が行方不明だと報道され、そのなかには悠もいるとニュースで話されました。さらにテレビのなかではコメンテーターが無責任な話を繰り返し、ニュースを見ていた繭の母親は困惑の表情を浮かべます。 彼女が玄関を開けて外に出ようとするとすぐに報道陣が彼女を囲みますが、その時に繭が見つかったと連絡が入り……。

最新話では森家vs悠＆繭の構図になっています。一度は悠の策略で森家は陥れられますが、警察と繋がっていたため逆に悠の身が危険に晒されていました。そして悠と繭は終わりの見えない逃避行を続けることに。 現状は圧倒的に繭たちが不利ですが、事件の担当を外された堤は森家の真相を暴こうと動いています。さらに妄信に近い恋愛感情を抱いている陸や、一応は協力してくれている森下も今後大きく関わってくるはずです。 そのため最終的には繭陣営が森家の闇を暴き、音羽の罪とともに真実を世間に暴露させるのではないでしょうか。音羽は重罪を背負うことになり、協力者の繭と悠も何かしらの罪に問われるはずです。恐らく音羽だけが勝つバッドエンドルートはないと思われます。

吉川先生を殺してしまった音羽に協力した悠と主人公の繭。罪悪感に苛まれながらも日常を送りますが、死体が発見されたことで事態が急変します。本格的に警察が捜査に乗り出し、繭たちの身は危険に晒されていくのです。 しかし相対するのは警察だけではありません。真相を闇に葬ろうとする森家や敵対心を向けてくる恋敵となど、物語の規模は徐々に大きくなっていきます。そして少しずつ明かされていく真実には、驚愕すること間違いなしです！