台湾ドラマ「時をかける愛(想見你)」のあらすじネタバレを最終回まで!時間軸や謎を考察
タップできる目次
- 「時をかける愛(想見你)」のあらすじ
- 1〜2話のあらすじ・ネタバレ
- 3〜4話のあらすじ・ネタバレ
- 5〜6話のあらすじ・ネタバレ
- 7〜8話のあらすじ・ネタバレ
- 9〜10話のあらすじ・ネタバレ
- 11〜12話のあらすじ・ネタバレ
- 13〜14話のあらすじ・ネタバレ
- 15〜16話のあらすじ・ネタバレ
- 17〜18話のあらすじ・ネタバレ
- 19〜20話のあらすじ・ネタバレ
- 21〜22話のあらすじ・ネタバレ
- 23〜24話のあらすじ・ネタバレ
- 25~26話のあらすじ・ネタバレ
- 【考察】物語の鍵を握るのは「メビウスの輪」
- 【韓国版】2023年9月にはリメイク版が配信開始
- 「時をかける愛(想見你)」のあらすじネタバレ!難解だけど癖になるストーリー
「時をかける愛(想見你)」のあらすじ
2019年の台北、アプリ開発会社に勤める黄雨萱は、恋人の王詮勝が飛行機事故で行方不明になってからの2年間、彼を想い続ける日々を過ごしていました。 ある日雨萱は、似た顔の人物を探せるアプリで詮勝と自分にそっくりな2人が写っている写真を見つけます。しかしその人物は自分ではありませんでした。 写真の謎が解けないまま、誕生日に宛名のないカセットテープの包みが届きます。そのカセットテープをバスの中で聴いていた雨萱は、そのまま2019年の台北から1998年の台南へタイムスリップしてしまい……。
「時をかける愛(想見你)」の口コミ・感想
「もう一度会いたい」という切ない想いが時を越えるタイムリープ×サスペンス。青春ラブストーリーがサスペンスと同時に進行して、2019年と1998年を行ったり来たりする緻密な構成の脚本が秀逸です。
前知識なしで観始めたら、タイムリープが始まってびっくり!無駄な部分がなく倍速で観たい気も皆無で、会話や演出を見逃さないように観たら時代の交錯にちゃんと付いていける。主演俳優たちの一人二役の演技がすごい!
1〜2話のあらすじ・ネタバレ
アプリ開発会社で働く黄雨萱(アリス・クー)は、恋人の王詮勝(グレッグ・ハン)が2年前の飛行機事故で行方不明になってから、彼を想い続ける日々を過ごしていました。 行方不明になった同僚のペットを探すため動物霊媒師を訪ねますが、霊媒師は雨萱が「大切な誰かを探している」と見抜き、「32」というキーワードを告げます。 同僚たちは彼女を励まそうと誕生日パーティを企画しますが、毎年詮勝と祝った誕生日のことを思い出し、涙してしまいます。そして詮勝の母親から、事故から2年経ち遺体も見つからないけれど葬儀を行うと告げられるのでした。
3〜4話のあらすじ・ネタバレ
会社で同僚が開発したアプリで、自分にそっくりな女性が詮勝と一緒に写っている写真を見つけた雨萱。調べてみると、その女性の名前は陳韻如(アリス・クー)という女子高生でした。しかもこの画像がアップされたのは、雨萱が詮勝に出会う前の2010年。 写真の店「32レコード」を探して、そのオーナーを訪ねますが、韻如は1999年にすでに亡くなっていることが判明します。年齢的にも、彼女の隣に写っているのは詮勝ではないようです。 一方、1998年の台南。韻如は友人の李子維(グレッグ・ハン)と莫俊傑(パトリック・シー)から、誕生日プレゼントにケーキとウォークマンをもらいます。
5〜6話のあらすじ・ネタバレ
詮勝の告別式の帰りに、音楽を聴きながらバスの中で寝てしまった雨萱。目を覚ますと、そこは見知らぬ病院のベッドの上でした。彼女の側には心配そうにのぞき込む詮勝そっくりの男子高校生・子維がいて、雨萱は思わず抱きついてしまいます。 突然抱きつかれて驚く子維でしたが、雨萱は韻如と記憶を共有しているような状況で、意識が混濁しているよう。退院後そのまま韻如として生活し始める雨萱でしたが、勝気な雨萱と内気な韻如では性格が正反対で、周囲も驚いてしまいます。 実は韻如は襲撃事件に遭っていて、彼女を大切に想う俊傑は子維と犯人探しを始めていました。
7〜8話のあらすじ・ネタバレ
バスで目を覚ました雨萱は、これまでの韻如の記憶を夢の中で観ていました。実は後部座席に詮勝似の人物がいて、彼女が打ったメッセージを見返しており、雨萱は届くはずのないメッセージが突然「既読」になったことに驚きます。 雨萱は慌てて電話しますが、その人物は出るのを躊躇して留守電に。雨萱は詮勝の携帯の持ち主を探し、今の持ち主は「李子維」だと判明。32コーヒーという店にいることもわかり、会いに行きますが見失います。 32コーヒーのオーナーは32レコードの元オーナーで、韻如の叔父・呉文磊(チャン・ハン)でした。雨萱は夢で見た韻如の日記を受け取ります。 日記には「彼こそが王詮勝」と書かれていて、雨萱は再びタイムスリップして韻如として子維に会うことに。一方、子維と俊傑は韻如をめぐって気まずい関係になってしまいます。
9〜10話のあらすじ・ネタバレ
韻如が襲撃された現場に補聴器が落ちていたことで、俊傑が重要参考人として取り調べを受けることに。子維は俊傑が起訴されたら学校を退学になると聞き、3人で警察へ行って彼をかばう証言をするのでした。 雨萱は自分に起きていることを叔父に話しますが、過去の叔父はまったく信じようとしません。未来に戻る方法がわからず、もしかしたら韻如の死を防げば戻れるかも?と考える雨萱。 韻如が別人だと感じ、彼女の人生を壊さないよう叔父に諭された雨萱は、このまま韻如として生きていくことを決意。明るく活発になった韻如はクラスの人気者になります。雨萱は韻如の死を食い止めるため、襲撃事件の犯人探しを始めます。
11〜12話のあらすじ・ネタバレ
雨萱が韻如として受けた試験の結果が悪かったため、学力優秀な俊傑に教えてもらうことに。ある日、雨萱は弟が同級生にいじめられているとを知り、弟を助けるためにひと肌脱ぐことにします。 活発になった雨萱を見て、以前とは別人のようだと感じ始めた俊傑。彼が雨萱に勉強を教えている横で、どうやら彼女に気があるらしい委員長と子維がいたたまれない様子で見ていました。 その頃、学校の机に隠し撮りされた自分の写真が入れられているのに気付いた雨萱は、襲った犯人からのメッセージだと思い、子維と俊傑に相談します。そして大雨の中、3人で雨宿りしていた時、ついに子維は俊傑に「雨萱が好きだ」と伝えたのでした。
13〜14話のあらすじ・ネタバレ
子維は俊傑にカナダへ移住する話を伝えていなかったため、またもや気まずい関係に。そんな2人を仲直りさせようと、自分が未来から来た話を告白する雨萱。しかし子維は彼女に未来のことについて質問攻めにし、俊傑は作り話だと疑います。 その翌日、学校で同級生が殺される事件が発生。3人は真相を探るために韻如の事件との因果関係を考察します。雨萱は委員長が2019年で自分のカウンセリングをしている医師だと気付きました。 雨萱が2019年に戻ると、彼女の目の前に詮勝似の人物が現れます。2003年の台北、子維は俊傑に会うために刑務所を訪れますが、その帰り道に交通事故を起こし、気付いた時は病院のベッドに横たわっていました。
15〜16話のあらすじ・ネタバレ
目覚めた子維に「詮勝」と呼びかけたのは、詮勝の母親でした。彼は雨萱と同じように、2010年の詮勝の中にタイムスリップしていたのです。思い出の場所を訪ねようと台南へ向かい、文磊に出会った子維は、以前韻如が話していた未来の話が本当だと気付きます。 一方事故に遭った後の2003年の子維は、植物状態のまま両親にカナダへ連れ帰られたとのこと。子維は詮勝として生きることに決め、台北でカフェを開いた文磊を頼ってそこに住み始めます。 雨萱が通う大学に1年後輩として入学し、初対面で告白してしまいますが、彼女には彼氏がいました。
17〜18話のあらすじ・ネタバレ
2008年、台南刑務所から俊傑を出迎えたのは子維でした。久しぶりの再会でしたが、俊傑は韻如の死の真相を明かそうとしません。しかも2010年、詮勝になった子維は文磊から「俊傑は出所してすぐ、韻如を殺した場所で自殺した」と聞かされます。 雨萱と同じバイト先で詮勝として働き始めた子維。雨萱は19歳の誕生日に彼氏と別れ、子維の優しさに触れ始めて距離を縮めていき、ついに付き合うことに。実は子維は昔、台南で迷子になった幼少期の雨萱と出会っていました。 俊傑の祖母が亡くなり、2人で酒を飲んだ後に眠り込んだ子維は、俊傑が居なくなっていることに気付きます。彼が自殺したことを聞いていたのに、それを未然に防ぐことはできませんでした。
19〜20話のあらすじ・ネタバレ
ついに2019年、子維が杖をつきながら、雨萱の前に姿を現しました。15年もの間、詮勝として生きてきた子維は、今まで起きたこととこれから起きることを語り始めます。彼らの間には時空のズレがあり、交差してループしていました。 2年前、子維は上海行の飛行機に乗ろうとするもう1人の自分に出会い、彼から携帯を受け取っていました。2019年に飛行機事故に遭った詮勝は、2003年の交通事故に遭った子維にタイムスリップしていたのです。 2人は文磊と一緒に今までのことを話し合いますが、韻如の死には子維と同じクラスだった謝宗儒(ヤン・ユーリー)が関係していることが判明します。1998年に雨萱は彼を見たことを思い出しました。 かかりつけのセラピストに問いただすと、彼は謝芝齊(ヤン・ユーリー)であり、宗儒は兄だと言います。
21〜22話のあらすじ・ネタバレ
芝斉に薬を打たれ気を失い、病室のベッドの上で目覚めた雨萱。芝斉は雨萱の部屋から、韻如の日記とウォークマンを持ち去っていました。子維は芝斉を追いかけて真相を聞き出そうとしますが、芝斉に頭を殴られ殺されてしまいます。 またも別れる道を歩むことになった2人。泣きじゃくる雨萱は、またウォークマンで過去に戻ることを思い付きます。芝斉の犯行は防犯カメラに収められていました。 芝斉もウォークマンで1998年にタイムスリップしており、過去の襲撃事件の犯人は「現在」にいることを確信します。 芝斉は逮捕されますが、ウォークマンは壊されていました。何とか修理し、再び1998年の同級生が殺された時に戻った雨萱。高校生の子維と再会しますが、以前とは何かが変わっていました。
23〜24話のあらすじ・ネタバレ
自らの意志で子維にキスし、雨萱を「時空の部屋」へ閉じ込めて自らの体で目を覚ました韻如。雨萱としての記憶もあるため、韻如は子維に好かれようと彼女のふりをして生活を始めます。 韻如は学校を抜け出し、子維と一緒に海を見に行きますが、雨萱らしさがなくなってきた韻如に違和感を覚えていました。 子維は俊傑にそれを伝え、韻如を避け始めるようになってしまいます。子維に愛されず、再び暗い性格に戻ってしまった韻如。そんな彼女に謝宗儒が近づいていき、閉じ込められた雨萱は焦り始めるのでした。
25~26話のあらすじ・ネタバレ
2019年に戻って目を覚ました雨萱は、韻如の死は自分が引き起こしてしまったものだったと気付きました。元の韻如のことを思い続けていた俊傑は、彼女が命を絶とうとしているの知って必死に引き止めようとします。 芝斉が入った宗儒が韻如を殺そうとしますが、芝斉が現在に引き戻された瞬間、宗儒は我に返り逃げ出してしまいました。それでも韻如は死をあきらめきれず、駆け付けた俊傑の説得も聞かずに飛び降りてしまいます。 壊れたウォークマンを修理してテープだけ使えるようにした雨萱は、懐かしむように車で思い出の曲「ラストダンス」を聴き、再び韻如の身体に戻ります。それは飛び降りる瞬間で、俊傑に助けられていました。 助かった雨萱は俊傑と子維に、韻如を襲った犯人は未来から来た芝斉だと告げます。カセットテープを俊傑に処分するよう頼み、現在に戻った雨萱は今までの思い出とともに泣きながら消えていきました。 病院で目を覚ました韻如の側には、心配する俊傑が。これまでの生活に戻った彼らの心には確かに雨萱が生きていました。子維は再び幼少期の雨萱に出会い、雨萱は「私を忘れないで」と約束するのでした。
【考察】物語の鍵を握るのは「メビウスの輪」
この物語の時間軸は「メビウスの輪」のように、ひとつながりに繋がっています。それがよくわかるのが、2003年の交通事故に遭った子維が2010年の詮勝に入り、そのまま詮勝として生きて2019年の飛行機事故で再び2003年の事故後の子維に戻るという展開。 彼は事故に遭うと知りながらも、飛行機に乗らなければ未来を変えてしまうことも知っています。この時、空港でもう1人の自分に会いますが、それは「本来の時間軸を生きる子維」であり、タイムスリップして詮勝に魂が入った子維と同時に存在するというのもあり得る話なのです。
なぜ時空を超えることができた?
タイムスリップして魂が乗り移る条件は、「“ラストダンス”のカセットテープを聴くこと」と「顔がそっくりなこと」、そして「“会いたい”という強い想い」があることでした。伍佰の「ラストダンス」は、雨萱/韻如と子維/詮勝にとって大切な思い出の曲です。 2人の「会いたい」と願う想いがタイムスリップに繋がり、過去を変えて大切な人を救う未来に繋げたということでしょうか。カセットテープがメビウスの輪のような構造であることが物語のモチーフになっており、雨萱と韻如の性格が表裏になっていることもカセットテープが象徴しているようです。
【韓国版】2023年9月にはリメイク版が配信開始
『時をかける愛』が韓国で『いつかの君に』のタイトルでリメイクされ、2023年9月8日からNetflixで全世界に配信されることが決定!韓国版では現在が2023年、過去が1998年に設定されています。 主演キャストは雨萱/韻如にあたるジュニ/ミンジュ役にチョン・ヨビン、詮勝/子維にあたるヨンジュン/シホン役にアン・ヒョソプ、俊傑にあたるインギュ役にカン・フンがキャスティングされました。 タイムリープに一人二役と難しい役柄だけに、演技力に定評あるキャスティングには納得感があり、期待も大きいようです!
「時をかける愛(想見你)」のあらすじネタバレ!難解だけど癖になるストーリー
台湾のタイムリープSF×ラブミステリードラマ『時をかける愛』。原題の『想見你』が示す通り、「あなたに会いたい」という強い想いが時を越え、その想いを繋いでいく様に感動します。 難解さもありますが、緻密な脚本と癖になるストーリーにハマる人が続出!ぜひ台湾オリジナルに続き、韓国リメイク版もチャレンジしてみてください。