2018年2月24日更新

『ラスト・シンデレラ』の視聴率が右肩上がりになったワケ【ちょっとエッチな大人の恋物語】

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『ラスト・シンデレラ』が右肩上がりの視聴率を記録したワケは?

ドラマ『ラスト・シンデレラ』はフジテレビで放送されたラブコメディー。プロデューサーは『流れ星』や『私が結婚できない理由』などの中野利幸、脚本はドラマ『WATER BOYS』などの中谷まゆみが手がけました。 同年代男子と年下男子との三角関係や、「女の本音vs男の本音、ちょっとエッチな大人の恋物語」というキャッチコピーの通り、近年避けられがちであったベットシーンなどが盛り込まれていることでも注目を浴びました。 そして今回は、今ドラマが毎回右肩上がりに視聴率を更新した6つの理由を紹介していきます。

1.ストーリーが面白い!あらすじを紹介

遠山桜(篠原涼子)は美容室「HAPPY-GO-LUCKY」の副店長を務める一方で自分のことには無頓着な39歳独身。仕事に奔走し続け、気づけば10年間恋もせず彼氏なし。挙げ句の果てには、男性ホルモンの増加により顎にヒゲが生えているのを発見! 『ラスト・シンデレラ』はそんな「おやじ女子」とそれを取り巻く人たちの恋と人間模様をドキドキ切なく、同時にコメディー要素を交えながら少しエッチに描いたドラマです。 桜の同期で美容室の店長、立花凛太郎(藤木直人)とはソリが合わず、口喧嘩ばかり。しかし、桜にとっては気負わず言い合える良い関係でもあります。ある日桜は佐伯広斗(三浦春馬)と合コンで出会い、やがて2人は恋愛関係へ。 順調に日々を過ごしていた2人ですが、広斗との出会いが、凛太郎に好意を寄せる義妹の計画によって仕組まれていたことを知ってしまいます。広斗に騙されていたと動揺する桜に、凛太郎は桜を好きなことを告げます。 広斗と凛太郎の間で揺れる桜は最終的にどちらを選ぶのでしょうか。

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2.これ以上無いのでは?と思うほど完璧なキャストたち!

アラフォー女子にドンピシャな主要キャストたち

もちろん、ストーリーだけでなくキャストも『ラスト・シンデレラ』の魅力です。 まず、主人公・遠山桜を演じたのは大人の女性の象徴である篠原涼子。約2年ぶりの連続ドラマの主演ということでも注目を浴びました。また、桜と三角関係に至る同年代男子に藤木直人、年下男子に三浦春馬、と美形揃いで、特に三浦春馬は年下イケメン肉食男子を演じきり、大人女子の心を鷲掴みに。

ドラマへの親近感をぐっと高めるお笑い芸人

そして、親友役に飯田直子、大塚寧々、凛太郎に好意を寄せる令嬢役にモデルの菜々緒と、キャストは煌びやかで美形揃いですが、ここで重要な役割を果たしているのが、お笑い芸人の遠藤章造(ココリコ)です。 遠藤は大塚演じる武内美樹の夫でEDに悩むという役柄で、ドラマの中では訳あって飯田演じる長谷川志麻にEDについて相談することになるのですが、妻がいながらも志麻のことも気になってしまうという「ちょっとダメな夫」というポジションがドラマへの親近感を演出しています。

あの月9女優も実は出演していた

2018年1月スタートの月9ドラマ『海月姫』主演の芳根京子も、実は子役で出演していました。 芳根は『ラスト・シンデレラ』がドラマ初出演作品であり、美樹と公平の娘という脇役ながらも好演技を披露。これをきっかけにその後朝ドラに出演したりと活躍の幅を広げていきました。

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3.【ネタバレ注意】凛太郎か?広斗か?ドキドキの最終回!

何と言ってもこのドラマの目玉は桜が凛太郎と広斗のどちらを選ぶか、というところ。最終回に向けて「緊急視聴者投票」が公式ホームページで開催されるほど、桜の選択に多くの注目が集まりました。 さて、実際に最終回がどうなったかというと凛太郎の後押しで桜は広斗を選ぶことに。また、物語の最後には広斗が桜の左手の薬指に指輪をはめるシーンも登場しました。 この結果に凛太郎派の視聴者からは「凛太郎と結ばれてほしかった」などの意見ももちろん続出しましたが、桜と広斗のハッピーエンドにも納得している様子でした。

4.生々しさのないお色気シーン!

「ちょっとエッチな大人の恋物語」というキャッチコピーの通り、この作品では性描写が多く描かれているのも特徴。 プロデューサーの中野利幸は、大人の恋物語であるのにお色気シーンがないのは逆に不自然であるという考えのもと、以前まで自粛されがちであった性描写を盛り込んだのですが、それをコミカルに描くことで生々しさを感じさせないという作り方に成功しました。 例えば、桜と広斗のベッドシーンで、桜が突然「痛い」と言うシーンがあるのですが、実は歯が痛かっただけだったということなど。 そのおかげで、視聴者はドラマの内容にリアリティを感じるものの、気軽に観ることができたのです。

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5.ポップでキャッチーな主題歌でドラマを更に盛り上げる!

『ラスト・シンデレラ』の主題歌に抜擢されたのは「ケラケラ」という3ピースバンドで、選ばれた当時はデビューしてまだ2ヶ月という新人でした。 本作のために書き下ろした新作、「スターラブレイション」ではボーカルのMEMEの可愛らしいけれど力強い歌声と、キャッチーなリズムがドラマの雰囲気をより軽やかにする役割を果たしました。 ドラマの視聴率上昇とともに「ケラケラ」の認知度も上がり、「スターラブレイション」は、『レコチョク年間ランキング2013』新人アーティストランキング ダウンロード(シングル)」「着うた(R)」2部門で1位を獲得するなど、2013年を代表する大ヒット曲となりました。

6.『ラスト・シンデレラ』でも発揮された女性脚本家ならではの強さ!

脚本を手がけたのは脚本家の中谷まゆみ。『WATER BOYS』(2003年)や『ディア・シスター』(2014年)、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年)などのドラマ作品だけでなく、舞台作品も製作しています。 中谷の作品では自立した女性像が登場することが多く、『ラスト・シンデレラ』でも主人公の桜や美樹といった自分の力で生計を立てている女性を描き、同世代の女性の共感を得ました。

いかがでしたか?『ラスト・シンデレラ』の視聴率上昇にはキャストや脚本、ちょうど良いリアル感である事といった様々な理由がありました。