「青のエクソシスト」神木出雲の壮絶な過去とは？母親や好きな人についても解説

「青の祓魔師(エクソシスト)」で主人公・奥村燐が入塾した祓魔塾の、生徒として登場した少女・神木出雲。キツい性格が目立っていた彼女は、残酷な過去や素の性格が明かされ、人気キャラクターの1人となりました。 そこで本記事では神木出雲の過去や母親、燐との関係について徹底解説していきます！ ※本記事には『青の祓魔師』の重要なネタバレを含みます。

「青の祓魔師」に登場する神木出雲は、祓魔塾の候補生です。髪色は紫で、髪型はツインテール。特徴的なまろ眉は、生まれつきとのこと。手騎士(テイマー)の素質があり、上級の白狐を2体召喚できます。 登場時の友達は、同じく塾生であった朴朔子のみでした。幼い頃から悪魔が見えたことで避けられていたのもありキツい性格でしたが、朴だけは本当の友達だと思っています。 性格のイメージと違い、好きなものは小物や少女漫画です！

初登場時の出雲は、燐と勝呂竜士の喧嘩をくだらないと一蹴するなど、かなり冷めた性格でした。 また友達が欲しかった杜山しえみには、ひどい仕打ちをしていました。友達になりたいという彼女の気持ちにつけ込んで、使いっ走りのように扱っていたのです。 しかし共に時間を過ごすうちに燐たちを認め始め、しえみの図太さも認めるように。燐の正体が周りにバレたときも、彼女だけは今までと接し方を変えないなど、徐々に仲間への思いやりを感じ始めていきました。 作品中盤からはキツい言い方は変わらずですが、思いやりを感じるツンデレ少女になっています！

燐がサタンの息子であると知っても接し方を変えず、悪魔と人間の混血は珍しくないと話していた出雲。その言葉は、暗に自分自身の境遇を語っていたと後に判明します。 島根県にある稲荷大社の祭祀を担当している稲神家の、分家が神木家です。そしてこの2つの家は、狐神と交わり神通力を得た血筋でした。つまり神木家の血筋である出雲には、悪魔の血が混じっているのです。 九尾の狐を討った関係で、今では稲神家よりも神木家に強い神通力が残っています。

出雲の母・玉雲は、稲神家の宮司である稲神宗璽の愛人でした。出雲の妹を含めた4人で暮らしたいと話していた玉雲ですが、宗璽に拒絶されたことで負の感情に包まれ、自らが封印していた九尾の狐に憑依されてしまいます。 暴走する母を止めるため、出雲は偶然出会ったイルミナティに助けを求めました。しかしイルミナティの目的は、不死の薬であるエリクサーを作るため、九尾の力を利用することだったのです。 玉雲は実験体にされ、出雲が次に会うときにはボロボロの姿に。玉雲が限界を迎えたことで、次は出雲が実験体になることに。そこでも母は助けてくれるどころか自分に助けを求めてくる始末で、この事件が出雲が人を頼らず生きていくと考えた原因になりました。

出雲の母・玉雲は強力な神通力を持つ、優秀な宮司でした。しかし性格はだらしなく幼稚で、家事は使い魔に任せていたほど。しかし娘たちへの愛は本物で、出雲は自分の宝だと話していました。 イルミナティの実験を潰すため九尾の力を使おうと考えた出雲は、逆に乗っ取られて燐たちを攻撃してしまいます。しかしそこで玉雲が自分の命を犠牲に九尾を引き受けたため、出雲は助かりました。そして最後には娘への愛をみせ死亡し、出雲が本当の意味で仲間に心の開くきっかけを作っています。

出雲は燐に対して、間違いなく特別な感情を抱いているでしょう。しかしそれが仲間意識ではなく恋愛感情なのかは、微妙なところ……。 燐に名前を呼ばれて顔を赤くするシーンもありますが、名前呼びに慣れていないだけだった可能性も高いです。また出雲は、燐がしえみを好きなのを知っています。そのためもし出雲が燐を好きだったとしても、恋が成就する可能性は低いでしょう。

アニメ「青の祓魔師」で神木出雲に声を当てているのは、フリーで活躍している声優の喜多村英梨です。 代表的な役には『魔法少女まどか☆マギカ』の美樹さやか役などが挙げられ、クールで落ち着いた女性役に定評がある彼女。普段はツンツンしている出雲に、喜多村英梨の声はぴったりです！

仲間と本物の絆で結ばれ、徐々にデレ要素が多くなってきた神木出雲。可愛らしいキャラクターはもちろん、燐との関係でも目が離せない人物です。 彼女の過去やこれまでの戦いが気になる人は、ぜひ原作でチェックしてみてください！