2024年3月30日更新

ベルモットの名言“A secret makes a woman woman”の意味は?元ネタはあるの?【名探偵コナン】

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コナン 黒の組織
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

『名探偵コナン』屈指の名言として知られるベルモットの「A secret makes a woman woman」を徹底解説!作中でどういった意味で使われているのか、誰が発したフレーズなのか、文法的にはどんな意味になるのか。 作中トップクラスの謎多き女・ベルモットの残した含みのある名言について紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。

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『名探偵コナン』ベルモット「A secret makes a woman woman」

発言者 ベルモット
巻・話数 漫画42巻File9「仮面の下の真実」 アニメ345話
セリフ A secret makes a woman woman.(女は秘密を着飾って美しくなるんだから…)

このセリフが本来はベルモットのものだと判明したのは42巻ですが、セリフの初登場は29巻「謎めいた乗客」でした。29巻ではベルモットを追うFBI捜査官のジョディが発しています。 42巻では、これまで変装でコナンたちを惑わせてきたベルモットが、彼女を追うジョディと対峙。20年前と変わらぬ姿でジョディの前に姿をさらしたベルモットを見て、ジョディは20年前に両親を殺し「A secret~」と言って去っていった女=ベルモットだと確信するに至ります。 この回想シーンのなかでベルモットがこのセリフを口にしました。

「A secret makes a woman woman」の意味は?

コナン 黒の組織
(C)2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

作中でベルモットが発言した際は「女は秘密を着飾って美しくなるんだから」とカッコで訳されています。ベルモットはまさに彼女の言葉どおり、秘密だらけの美女です。 100巻を超えてもなお彼女の真意はわからず、あの方のお気に入りとして暗躍する一方で、コナンや灰原哀のことを見逃しています。何年も真実を見せずに暗躍してきた彼女の生き様が、このフレーズにはつまっているのでしょう。秘密とともに生きる彼女らしい名言です。

英語の文法的な意味

このフレーズは第5文型(SVOC)をとっています。S(主語)によってO(目的語)はC(補語)になるという意味になるので、これを「A secret makes a woman woman」に当てはめると、「S(A secret)によってO(a woman)はC(woman)になる」という形になりますね。 2つ目のwomanは無冠詞なので、単に1人の女性というよりも、より女性らしい魅力を持つ女性になるといった意味合いが含まれていると解釈できそうです。

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「A secret makes a woman woman」は何度も登場している

1回目:ジョディ 29巻「謎めいた乗客」
2回目:クリスの発言をコナンが復唱する 34巻「嵐のブーイング」
3回目:ベルモット(ジョディの回想) 42巻「仮面の下の真実」

もとはベルモットの発言ですが、ベルモットの正体が判明するまで、ベルモット=クリス=シャロンの点と点をつなぐヒントのように「A secret makes a woman woman」は度々登場しています。 最初はジョディが両親の仇の手がかりとしてこのフレーズを口にしていました。2回目は、クリスがマスコミの質問に対し「A secret~」と返したというエピソードを聞いたコナンが復唱して、「秘密は女を女にする」と訳しています。 3回目では、ジョディがこのフレーズを手がかりにベルモット=クリス=シャロンに行き着きました。

『名探偵コナン』誰より秘密が似合うベルモットの名言もまた謎に満ちている

作中でも何度も印象的に登場しているベルモットの名言「A secret makes a woman woman」を紹介しました。1つの謎が明らかになるたび、新たな謎に包まれるベルモットの動向から今後も目が離せません!