2020年4月23日更新

黒の組織ボス「あの方」は烏丸蓮耶(からすまれんや)!初登場エピソードから振り返る

烏丸蓮耶 サムネイル

『名探偵コナン』に登場する謎の組織集団「黒の組織」。そのボス「あの方」と呼ばれる黒幕についてファンの間では様々な考察がされてきましたが、烏丸蓮耶(からすまれんや)であることが判明しています。彼の情報についておさらいしてみましょう。

目次

黒の組織ボス、烏丸蓮耶(からすまれんや)について解説!初登場から振り返る

「黒の組織」とは、工藤新一(コナン)の身体を幼児化させた薬(APTX4869=アポトキシン4869)を開発した国際的な犯罪組織で、FBIやCIAなどからスパイが潜入捜査をしているにもかかわらず、その全貌は謎が多い組織です。 所属しているメンバーは、全員黒い衣装に身を包み、幹部クラスになるとお酒やカクテルなどをモチーフにしたコードネームで呼ばれています。また、暗殺を請け負うスナイパー以外のメンバーも、射撃の腕前は一流であり、大規模な射撃場を備えた施設を持っている程です。 主な活動は、暗殺や薬の開発、プログラムソフトの取引など世界各国に活動拠点が存在する大規模な組織であるようです。また、その影響力は各界の重鎮にも及び、優秀な人員をヘッドハンティグして組織の一員としています。

烏丸蓮耶(からすまれんや)の基本情報

「あの方」は黒の組織黒の組織のボスであり、『名探偵コナン』の物語上における黒幕といえる存在です。 名前や性別・年齢などすべて不明。性格は慎重居士(注意深く慎重な人)で「石橋をたたきすぎて壊してしまうタイプ」と組織のメンバーに言われるほど。 使用している携帯電話のメールアドレスは「♯969♯6261」で、このメールアドレスを携帯電話で入力すると、ボタンのプッシュ音が「七つの子」になります。(七つの子=カラス) また、かつて黒の組織に所属していた灰原哀は「あの方の正体は、到底信じ難い意外な人物かもしれない」と語っています。

烏丸蓮耶の名前が初登場した事件について

烏丸蓮耶の名前が初めて登場した事件は17年前に起きた、天才棋士とそのファンのアメリカ人アマンダが殺された羽田浩司殺人事件です。「羽田浩司」という名前がAPTX4869被害者リストにあったことを思い出し、コナンたちはこの事件の真相を調べることに。 コナンは、現場の割れた手鏡の写真から彼が残したダイイングメッセージに気が付きます。「PUT ON MASCARA」と印字された手鏡がバラバラになり、「U」「MASCARA」のみが残っていたのです。 ここから、コナンは「ASACA RUM」というメッセージを導き出し、事件後消息を消したアマンダのボディガード浅香(ASACA)が黒の組織No.2のラム(RUM)だと推理しました。 対して工藤優作は8文字を並び替え「CARASUMA」だと推理。つまり烏丸蓮耶を指していると導いたのです。

烏丸は大富豪!しかしすでに死んでいるはず?

烏丸は原作30巻、アニメでは219話で放送された事件に登場する「黄昏の館」の持ち主です。 この時点では、彼は大富豪で半世紀以上前に99歳で謎の死を遂げており、すでにこの世にいないこと。また館のいたるところで見かけるカラスの紋章が彼のものであることが明らかとなりました。 またこのときはシルエットのみの登場で、大きな鼻が特徴的な顔立ちをしていることが分かります。さらに肩にカラスを乗せている姿が印象的です。 彼が莫大な資産を持っていたことはわかるものの、正確な年齢を含め多くの謎を残しています。

40年前の烏丸事件について

烏丸は40年前、ある惨劇を引き起こしています。彼が母親から譲り受けた「黄昏の館」には、隠された財宝があるとされていました。自身の死が近いことを悟った彼は、その財宝を我が物とすべく、優秀な考古学者を多数館に集め財宝探しをさせたのです。 しかし、考古学者たちは財宝にはたどり着けませんでした。激昂した烏丸は、次々と考古学者たちを殺していくのでした。館のなかで起こったこの凄惨な大量殺人事件はもみ消されたため、表沙汰になることはなく、烏丸も裁かれてはいません。 自身の思い通りにいかないからとこれだけのことをしてしまう彼からは、死への異常な恐怖心と、目的達成のためには手段を選ばないことが見て取れます。

烏丸=大黒連太郎?

烏丸はすでに死んでいるはず、ということから、組織のボスは性格には「烏丸蓮耶」を偽る別の人物であると考えられます。 正体のひとつとして考察されている人物が大黒連太郎です。原作28巻、アニメでは222話から放送されたエピソードで登場する孤島「人魚の棲む島」で、その名前が登場しています。 コナンはこの島でおこなわれていた「儒良祭」で手にした名簿に、灰原哀の本名・宮野志保の名前があることに気が付きました。その隣にはウォッカやジンの本名が書かれており、ここから黒の組織が不老不死について熱心に調べていたことが分かります。 ここでは、コナンが目にした名簿が重要なように描かれていますが、ポイントは同行していた服部平次が開いたページをわざわざ読者に見せている点。その中央に大黒連太郎の名前があり、彼が「元外務大臣」「官房長官」「日銀の総裁」のいずれかであることが示されています。 カラスを連想させる「黒」に、音が同じ「連」が入った名前。さらにテキーラが登場した「ゲーム会社殺人事件」(アニメ54話)に「大黒ビル」という建物が登場しています。このビルの最上階にはバー「カクテル」があり、黒の組織の取引にも用いられていました。 ビルの名前が所有者だとすると、大黒という人物が黒の組織と関係があることに。これらの要素から大黒連太郎説が囁かれています。

烏丸=酒巻昭?

もう1人、烏丸の正体として挙げられている人物が酒巻昭です。彼はすでに亡くなった映画監督で、原作24巻、アニメ176話にその名前が登場しています。このエピソードでは「酒巻昭を偲ぶ会」に参加したコナンや灰原が、黒の組織関連の事件に巻き込まれました。 同会にはベルモットがクリス・ヴィンヤードに扮し潜入しており、同じく参列者で黒の組織の一員の政治家・呑口議員を口封じのために殺害しています。酒巻昭という人物が生前、黒の組織となんらかの関わりがあったことが推測できるのではないでしょうか。 さらに、名前に入っている「酒」という字は黒の組織のコードネームを連想させます。また監督の代表作『虹色のハンカチ』と、黒の組織のボスのメールアドレスのプッシュ音が童謡『七つの子』のメロディであることを結びつける考察も可能です。 虹といえば「7」色。そして歌のタイトルも「7」。もし酒巻昭と烏丸が同一人物だとすると、数字「7」もひとつの伏線の可能性があります。

ボスが烏丸蓮耶だと判明する前の考察【アーカイブ】

黒幕「あの方」はもう既に登場している!?

原作者の青山剛昌が、2006年1月13日の朝日新聞のインタビューで「実はボスの名前は既に原作のどこかにでている。 捜してみて下さい。」と語っています。また、とある巻に「あの方」が既に登場しており、その巻を明かしてしまうと「あの方」がわかってしまうとか。 「あの方」候補としての前提は、お酒の名前関連である可能性、50歳以上のキャラクター、作者が否定しているキャラクター以外、となりますがファンの間では様々推理考察が飛び交っています。

「あの方」候補File.1 ジェイムズ・ブラック

ジェイムズ・ブラックは、FBIの捜査官であり、黒の組織を操作するために来日しており、FBIメンバーのリーダー的存在といえる人物です。眼鏡をかけた初老の男性で、クイーンズ・イングリッシュ(イギリス訛りの英語)を話します。 ジェイムズ・ブラックの名前の由来はジェームズ・モリアーティで、工藤新一も大ファンである、コナン・ドイルの推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場し、ホームズに「犯罪のナポレオン」と言わしめたほどの人物です。 ジェイムズが「あの方」と推測される理由は、「あの方」は50歳以上である可能性がある、名前の由来であるジェームズ・モリアーティがシャーロック・ホームズのライバルである等様々ですが、ジェイムズが「あの方」ではない事は作者が否定しています。

「あの方」候補File.2 宮野エレーナ

宮野エレーナは、灰原哀(本名:宮野志保)の母親であり黒の組織の科学者でした。夫の宮野厚司と共に事故で亡くなったとされています。コードネームは不明ですが「ヘル・エンジェル」と呼ばれていたようです。 工藤新一(コナン)と灰原哀が幼児化してしまった薬「APTX4869」は、エレーナと夫の宮野厚司が開発途中だったものを、灰原哀が受け継ぎ開発したものです。 事故死したと言われていますが、実はエレーナは存命していて「あの方」として生きているのでは?という推測です。しかし、宮野エレーナ黒幕説も作者により否定されており(作者からの年賀状に書かれていた)謎は深まるばかりです。

「あの方」候補File.3 阿笠博士

画像で、右手前の席に座っている白髪の老人が阿笠博士です。少年探偵団の保護者となることもしばしばです。 阿笠博士(あがさひろし)は、幼児化した工藤新一を最初に助けた人物です。コナンが使用している探偵道具も阿笠博士が作ったものであり、自称天才科学者。工藤家の隣に住んでいるという事から、新一とも顔馴染みでした。禿げ頭と白髪という見た目から高齢かと思われていますが、実はまだ52歳という若さです。 阿笠博士が「あの方」である、という考察は、連載当初からされており、新一が幼児化したことを絶対に自分以外者に話してはいけないと強く口止めしたり、犯人の顔を知るはずのない場面で何故か犯人像を重い浮かべるなど怪しいシーンが満載だからです。 しかし、この阿笠博士犯人説も作者によって否定されています。

「あの方」候補File.4 烏丸蓮耶

半世紀前に謎の死を遂げた大富豪。烏丸の紋章は「カラス」をモチーフにしている事で、黒の組織=黒いカラスというイメージが浮かび、さらには「あの方」のメールアドレスのプッシュ音が七つの子である事から、「あの方」ではないかと推理されています。 しかし、烏丸蓮耶は既に死亡しており、たとえ生きていたとしても100歳を軽く超えてしまうことから「あの方」である可能性は低いと考えられます。

「あの方」File.5 円谷光彦

コナンの小学校の友人であり少年探偵団の一員である円谷光彦ですが、彼もまた黒幕説が浮上している1人です。 その理由としては、小学校1年生にしては推理能力がずば抜けており、コナンと同じように「APTX4869」で幼児化した存在ではないのかと言われています。 また、「あの方」として常に疑われずにコナンを監視できるという役割に一番適しているキャラクターであるというのも光彦黒幕説が疑われている要因のひとつです。 しかし光彦もまた作者によって「あの方」であることは否定されており、真実は謎のままとなっています。