『名探偵コナン』風見はかわいそう？カミーユとの関係やオタクキャラについても解説！

国民的人気を獲得している漫画『名探偵コナン』。2025年4月18日から公開がスタートした新作映画、『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』も大ヒットを記録しています。 この記事ではそんな「隻眼の残像」でも活躍する、風見裕也について徹底解説！基本的なプロフィールはもちろん、初登場回やオタクキャラ説の真相など、気になるポイントをしっかり紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

警視庁公安部に所属する、公安警察の風見裕也。眼鏡をかけた生真面目な男性で、少々堅物な性格をしています。その一方、コナンのお願いを何だかんだ言いながら聞いてしまうなど、周囲に流されやすい一面もあるようです。 ちなみに、彼は話が進むにつれアイドルやゲームにハマっている、オタク趣味なキャラだったと判明します。

コナンのそばでは安室透、黒の組織ではバーボン。様々な顔を持ち暗躍している、公安警察の降谷零。風見は彼の直属の部下にあたり、降谷と共に様々なミッションに挑んでいます。相棒のように協力しながら仕事を進める一方、降谷の無茶ぶりに振り回されるシーンも多数存在。 降谷の私情も含めた無理難題を課せられるなど、「何でもこなしてくれる便利な部下」としてコキ使われています。

風見の名前の由来は、『機動戦士Zガンダム』に登場するカミーユ・ビダンと判明しています。彼の上司にあたる降谷の名前が『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイに由来しているため、続編の主人公カミーユの名前が採用されたようです。 また、その繋がりから声優もカミーユを演じた飛田展男(とびたのぶお)が担当。ちなみに、風見が使用する偽名「飛田男六」は声優の名字「飛田」、そしてカミーユ・ビダンの「ダン」、Zガンダムの型式番号「MSZ-006」が由来になっていると推測されています。

風見の声を担当しているのは、前述した通り飛田展男です。1982年から活動をスタートさせたベテラン声優で、1985年に『機動戦士Zガンダム』のカミーユ・ビダン役で初主演を果たしました。 その後も活躍を続け、『ちびまる子ちゃん』の丸尾くんや『おそ松さん』のダヨーンなど、数多くの人気キャラを演じています。

風見の初登場は劇場版第20作、映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』です。彼は黒の組織に所属するキュラソーを追う、公安警察の一員として登場しました。 そののち、94巻に収録されたエピソードにおいて、原作初登場を果たします。彼はここで降谷の指令を受け、灰原が失くしたストラップ探しを手伝うことに。何が何やらわからないまま指令に取り組む、少々情けないキャラとして描かれていました。

風見のオタクキャラを決定づけることになったシナリオが、スピンオフ作品『名探偵コナン ゼロの日常』に収録されています。彼は仕事が終わったあと、スマホで「怪物コレクション」というアプリゲームをプレイ。そこで「このゲームにここまでハマってしまうとは…」と呟いていたのです。 また、彼はこのゲーム内で「REI」というプレイヤーと仲を深めていました。「REIちゃんはぼくが守る！」と鼻息を荒くするなど、普段の風見からは考えられない姿を披露。このあたりから、風見のオタクキャラが定着していったようです。

本作のメインキャラ・降谷直属の部下として、作中の随所に登場する風見裕也。彼は有能すぎる降谷のそばにいることもあってか、「無能キャラ」「降谷に振り回されるかわいそうなキャラ」と認識されがち。 確かに降谷の無茶ぶりに右往左往する情けない部分もありますが、彼はその要求にしっかり答える優秀さも併せ持っています。今後も風見は降谷と共に、隠れた有能キャラとして活躍してくれるはず。コナンの最新展開に要注目です！