『キングダム』玉鳳隊(ぎょくほうたい)のメンバー一覧&強さの理由を解説

玉鳳隊(ぎょくほうたい)は信の同世代のライバルである王賁(おうほん)が率いる秦国の隊です。王家の嫡男である彼が率いる玉鳳隊は士族が集まる統率の取れた隊として、作中でも着実にのし上がっています。本記事ではそんな玉鳳隊のメンバーを紹介!強さの理由にも迫ります。 ※この記事は『キングダム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『キングダム』玉鳳隊(ぎょくほうたい)とは?
秦国の名家の嫡男である王賁(おうほん)が率いるのが玉鳳隊です。主人公の信が率いる飛信隊や蒙恬(もうてん)が率いる楽華隊は同世代のよきライバル同士。最初はこの2隊と同じく独立遊軍の特殊百人将として結成されたのち、三百人隊となった頃に本編に登場しました。 その後、活躍を続け影丘戦以降は、玉鳳軍となっています。王賁も大将軍手前まで出世しました。
王賁(おうほん)

役割 | 隊長 |
---|---|
性格 | 真面目でプライドの高い槍の名手 |
アニメ初登場 | 2期5話 |
声優 | 細谷佳正 |
王翦(おうせん)の息子・王賁はエリート志向の強い人物。軍才にも優れており、槍の名手として戦う場面も多く描かれています。プライドが高く、周りが無茶だという策であっても突き進むところがあります。それでも武功をたててきた、統率力と突破力のある武将です。 名家出身ゆえ、庶民あがりの信に対してはややあたりが強いものの、共闘する場面も多く、なんだかんだよきライバルとなっています。
関常(かんじょう)
役割 | 副官 |
---|---|
性格 | 軽口が多く不真面目 |
アニメ初登場 | 4期6話 |
声優 | 藤原貴弘→丹沢晃之(第6シリーズ∼) |
関常(かんじょう)は著雍戦の半年前に王翦軍から加入した人物。王賁とは何かと意見が対立することが多く、王賁に対しても言いたいことをずばずば言うのが関常です。王賁は彼を王翦がつけた監視役だと思っていますが、実際のところなぜ彼が玉鳳隊にやってきたのかは不明。 目的が不明で怪しいところもあった関常ですが、2度も王賁を逃がすために身体を張っています。
番陽(ばんよう)
役割 | 副官 |
---|---|
性格 | 王賁に心酔している |
アニメ初登場 | 2期5話 |
声優 | 高塚正也 |
玉鳳隊が登場した頃から副長を務めている番陽(ばんよう)。王賁の教育係も務める老練な武将です。王賁との付き合いも長く、彼に心酔しているところがあります。王賁が幼い頃に、彼に槍使いの講師をつけたのも番陽でした。 王賁のライバルとなる信や蒙恬には上から目線な発言もしますが、内心はその実力を認めるなど、人を見る目はあります。
宮康(きゅうこう)
役割 | 関常隊 |
---|---|
性格 | 間延びした喋り方をするマイペースなタイプ |
アニメ初登場 | 4期10話 |
声優 | かぬか光明 |
宮康(きゅうこう)は関常隊に所属する関常の側近。武器は巨大な鉄球がついた得物。同じ立場の松琢(しょうたく)とは互いに兄弟と呼び合うほど仲良しです。 関常に命がけで王賁を守るよう言われた際は不服そうでしたが、やがて王賁を命を張るに足る人物だと尊敬するように。朱海平原の戦いでは捨て身の殿をつとめて、王賁を命がけで逃がしました。
松琢(しょうたく)
役割 | 関常隊 |
---|---|
性格 | 熱くならない |
アニメ初登場 | 4期10話 |
声優 | 柳田淳一 |
松琢(しょうたく)は宮康と仲の良かった関常隊の一員。武器は剣で、口元を隠すタイプの鎧を身に着けています。宮康と同じくマイペースで熱くならないタイプでしたが、彼の看取った際は涙していました。以降は宮康の仇である「十槍」を討つことに燃えています。
黒金(こくきん)
役割 | 騎兵 |
---|---|
性格 | 血気盛ん |
アニメ初登場 | 4期12話 |
声優 | 藤原聖侑 |
黒金(こくきん)は左目に傷跡がある騎兵です。血気盛んな性格で、お調子者な発言が目立ちます。魏火龍に対しての軽率な発言を番陽にたしなめられる場面もありました。 登場時はドヤ顔をしていることが多く、かなり勝ち気な性格であることが窺えます。堅実な武将が多い玉鳳隊にのなかでは珍しいタイプです。
張迅(ちょうじん)・張告(ちょうこく)
役割 | 関常隊 |
---|---|
アニメ初登場 | 4期9話 |
声優 | 大西弘祐 , 赤城進 |
張迅(ちょうじん)と張告(ちょうこく)は、著雍の戦いで紫伯に苦戦を強いられている際、玉鳳隊の退却の先人を切った人物です。明言されていませんが、見た目と名字から兄弟だと推測されます。
【原作】アニメで登場していないキャラ一覧
紀広(きこう) | 37巻397話で王賁の功績を四方に伝えるよう番陽に指示された際、名前のみ登場 |
---|---|
紀介(きかい) | 第37巻397話で王賁の功績を四方に伝えるよう番陽に指示された際、名前のみ登場 |
曹万(そうまん) | 第37巻397話で王賁の功績を四方に伝えるよう番陽に指示された際、名前のみ登場 |
曹申(そうしん) | 第37巻397話で王賁の功績を四方に伝えるよう番陽に指示された際、名前のみ登場 |
毛順(もうじゅん) | 53巻579話で登場。左手の指2本を失う |
呂氾(ろはん) | 53巻579話で登場。右目を失う |
曹安(そうあん) | 53巻579話で登場。左目を失う |
亜花綿(あかきん) | 50巻で登場。もとは王翦軍第一将・亜光軍の千人将。鄴戦後に玉鳳軍に移籍してくる |
黒龍(こくりゅう) | 61巻662話で登場。名前のみ |
徐(じょ) | 61巻662話で登場。名前のみ |
航(こう) | 61巻662話で登場。名前のみ |
【原作】玉鳳隊(ぎょくほうたい)の死亡キャラ
玉鳳隊の死亡キャラには宮康や夏久がいます。宮康は朱海平原の戦い13日目、王賁は堯雲との戦いの末、重傷となります。宮康は王賁救出のため、自ら殿を引き受け、最期は堯雲の十槍の殺されました。「あとは頼んだぞ兄弟」と松琢に王賁を託したシーンが印象的です。 朱海平原の戦いではほかに夏久が死亡。馬南慈(ばなんじ)を狙う王賁の守りについていましたが、馬南慈に両足を切断されて死亡しました。
飛信隊・楽華隊(がくかたい)にない玉鳳隊の強さの秘訣
①王賁(おうほん)の指揮能力の高さ
王賁は天下の大将軍になることが王家を継ぐ者の責務だと捉えているよう。そんな王賁は、軍総司令並だと評された視点を持って堅実に動くと同時に、多少の無理をしてでも武功を立てようと動く傾向があります。 それでもエリート意識を持つ士族の兵士たちが王賁についていきたくなるのは、彼自身が家の名前に奢らず、自ら先陣を切っていくからでしょう。槍の名手である彼の高い戦闘力も手伝い、彼の存在そのものが隊の士気を上げています。
②戦闘能力が高いメンバー
玉鳳隊の構成員は士族出身。生活に困って戦うしかない農民出身の歩兵がメインの飛信隊とはそこが大きく異なります。玉鳳隊の兵士たちは育ちがよいうえに、率先して戦場に赴く者たち。それだけ腕に自信があるメンバーが育っており、隊の基礎値が高くなっています。 また財力があるのも大きな特徴。三百人隊の時点で全員が鎧を着用し、騎馬隊も用意していました。もともと訓練を受けた者たちが王賁のもとで結束しており、それが隊の強さにつながっています。
③プライドが高い精鋭部隊
士族出身者の集まりとあって、王賁以外のメンバーもプライドが高いのが特徴です。そのせいで平民出身者が多く集まる飛信隊を見下すような場面もありますが、そんな飛信隊が武功を上げれば、玉鳳隊にも火がつきます。 玉鳳隊に所属できることに誇りを持っているため、多少無茶な王賁の策にも必死で食らいつき、武功へとつなげます。当初はエリート意識のせいで協調性に欠ける部分も見られたものの、前述した王賁の統率力もあり、大きく成長中です。
『キングダム』玉鳳隊(ぎょくほうたい)は王賁(おうほん)を中心とする精鋭部隊
秦国が中華統一を実現させる際の要の1つとなるであろう玉鳳隊について紹介しました。飛信隊とともにこれからどんな成長を見せるのか。大将軍手前にまで駆け上がった王賁が率いる玉鳳隊の活躍が楽しみです。