『キングダム』王賁(おうほん)の史実での最期は?結婚や父王翦との関係まで解説

王賁(おうほん)は主人公・信(しん)にとって出世のライバルとなる槍の名人です。『キングダム』の中心人物の1人として描かれる王賁について本記事で徹底解説!強さや活躍、最期、実写キャストの予想まで、まとめて紐解いていきます。 ※この記事は『キングダム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『キングダム』王賁(おうほん)の基本プロフィール
生死 | 生存 |
---|---|
初登場 | 第17巻 第180話『前哨戦』 |
所属国 | 秦 |
所属軍 | 玉鳳軍 |
地位 | 将軍 |
声優 | 細谷佳正 |
実写キャスト | 未発表 |
王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、物語の主要キャラクターです。長い髪をひとつにまとめた見た目が特徴的で、端麗な容姿を持っています。 プライドが高く真面目で堅物な性格で、あまり感情を表に出すことはありませんが、内には熱い心も持っています。また大変な努力家で、幼いころから鍛練を続けてきた槍においては秦国はおろか中華全土でもトップクラスの強さをほこる使い手です。 主人公である信とはよくいがみあっていますが、内心ではお互いを認め合っており、戦場で王賁が信を気にかけるシーンも。父親である王翦(おうせん)は秦の将軍で、王賁自身も「玉鳳隊」という独立友軍を率いる隊長を勤めています。
信(しん)・蒙恬(もうてん)とはライバル関係!共に将軍を目指して奮闘する
主人公の信、祖父も父も秦の将軍である蒙恬(もうてん)とは若い将校として同世代であり、3人はライバルと呼べる間柄です。3人とも同じようなペースで百人将から五千人将まで出世しており、秦の若手将校の中では頭ひとつ飛び抜けた存在と言えます。 しかしこの3人、それぞれが個性的ながら全く異なる性格をしています。真面目でプライドの高い王賁、熱い心を素直に表現する直情まっすぐタイプの信、ひょうひょうとした性格に知的で優男といった雰囲気を持つ蒙恬。 そんなキャラクターが全く違う3人がライバルとして切磋琢磨していく姿が描かれているのも『キングダム』のおもしろいところです。また将来の将軍として、秦の国王である政(せい)にも期待されており、鄴攻略戦の前には「必ずこの戦で大功をあげ3人揃って将軍へと昇格しろ!」と声をかけられています。
王賁(おうほん)は若手の中ではトップクラスの実力者
著雍(ちょよう)攻略編では、王賁率いる玉鳳隊は主攻三軍の左翼を担いました。戦で王賁の相手となったのは、「魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)」の1人で、魏国史最強の槍使いと称されていた紫伯(しはく)でした。 紫伯とは2回の一騎打ちを行い、1度目は撤退を余儀なくされます。しかし2度目の一騎打ちでは、体中に無数の傷を受けながらも王賁の槍が紫伯を貫きます。また王賁の策が秦の勝利に貢献。王賁はこの戦いののちに五千人将へと昇格しています。 鄴(ぎょう)攻略編では、信の飛信隊と共に秦軍右翼の中核を担い、朱海平原での戦いに臨むことに。幾日にも及ぶ激戦が続き兵糧も尽きて限界となっていたところで、王賁は檄により隊を覚醒させ限界を超えた隊のさらなる力を引き出します。 そして同様に隊を覚醒させた信の飛信隊と共に秦軍右翼が攻め込み、趙軍左翼を突破しました。
実は王賁(おうほん)は結婚していた!
王賁が実は結婚していて第1子も生まれていたことが62巻674話で判明しています。蒙恬が信との世間話のなかで、先日王賁に子供が生まれたことを話題に出し、初めて既婚者であることが発覚しました。 王賁の妻は以前から婚約していたという名家の令嬢・彩華(さいか)。蒙恬いわく、明るく優しく器量の良い出来た女性だそう。 結婚したのは鄴攻略を終えて将軍に昇格したあと。その後の出陣で王賁だけが1日遅れて出陣したのは、祝儀をあげていたからだったのです。 ちなみに信と蒙恬がこの話をしたのは、結婚から約2年後のこと。信はそもそも王賁が結婚したことすら、2年間知りませんでした。先を越された信は、絶対祝わないと拗ねていました。
王賁(おうほん)は父王翦(おうせん)の息子ではない?噂の真相は?
王賁の出生についてはよからぬ噂が囁かれています。賁の母・朱景は大貴族の令嬢でした。王翦のもとへ嫁いだ朱景は身ごもりますが、彼女には嫁ぐ前に愛した男がおり、その男の子供を身ごもったまま翦に嫁いだという噂が流れたのです。つまりお腹の子=賁が翦の実子ではないという内容でした。 朱景は問いただされても黙秘を貫き、賁の出産後に死亡。彼女しか知らないであろう真相は永遠に謎のままとなったのです。 王賁がエリート志向で、出自へのプライドが高いのも、この出生にまつわる噂が影響を与えているのでしょう。またこの噂の影響か、父・王翦は王賁に異様に冷たくあたっており、親子関係は冷え切っています。
王賁(おうほん)は死亡した?史実での最期も解説
王賁はまだ死亡していません。 『キングダム』の物語のモデルとなっている歴史書『史記』では、その死の詳細は不明。 『史記』での足取りをもとに考えると、王賁は信や蒙恬と共に秦の天下統一に貢献します。そこが『キングダム』のゴールだと考えると、王賁の死は描かれずに最終回を迎えるのではないでしょうか。 エピローグで、息子の王離(おうり)の成長を見守る姿が描かれるという展開も読んでみたいところです。
【アニメ】王賁(おうほん)の声優は細谷佳正(ほそやよしまさ)

アニメ『キングダム』で王賁の声を演じるのは細谷佳正(ほそやよしまさ)です。『テニスの王子様』白石蔵ノ介役、『進撃の巨人』ライナー・ブラウン役、『ハイキュー!!』東峰旭役、『鬼滅の刃』獪岳役などが有名。 熱血漢から冷静なキャラクター、面白キャラや天然キャラクターまで幅広い声質を演じ分けます。王賁役ではプライドの高さを感じる凛とした声が見事キャラクターにハマっています。
【実写】王賁(おうほん)を演じるキャストは誰?神尾楓珠(かみおふうじゅ)だとの噂も

2026年夏に公開が発表された実写映画『キングダム』5作目。ストーリーの要になると予想される「山陽平定編」では、やっと王賁と蒙恬が登場します。となると、気になるのはそのキャスト。 王賁役と噂されているのは次々と主演を射止めている次世代期待のホープ・神尾楓珠(かみおふうじゅ)です。彼の眼力がありながらも硬派で凛とした佇まいは王賁にぴったり。ただこれは一部週刊誌が報じたもので、正式には発表されていません。 ほかには、眞栄田郷敦、間宮祥太朗、中川大志、新田真剣佑といった名前もファンの間で挙がっていました。いずれも硬派な役が似合うイケメンばかり。どのキャストがきても間違いなく気品とプライドを兼ね備えた王賁を演じてくれそうです。
王賁(おうほん)は将軍になれるのか?今後も『キングダム』から目が離せない

王賁(おうほん)のキャラクターや強さ、魅力について紹介してきました。今後描かれるであろう王賁の活躍がますます楽しみです。2026年夏には実写映画『キングダム』5作目の公開も決定。再び吹き荒れる『キングダム』旋風に向けて、王賁のことも予習復習しておきましょう!