2019年12月2日更新

王賁(おうほん)は『キングダム』イチの堅物若手将校!?史実から今後の展開を予想

キングダム 信 王賁

2019年に実写映画も公開され、人気沸騰中の漫画『キングダム』。王賁は主人公とともに秦国の中華統一を目指し、奮闘している若手将校です。そんな彼の強さや活躍ぶりを、史実での人物像も交えて徹底解説します。

目次

『キングダム』王賁(おうほん)は超カタブツ!イケメン将校のプロフィールを紹介【ネタバレ注意】

王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、物語の主要キャラクターです。長い髪をひとつにまとめた見た目が特徴的で、端麗な容姿を持っています。 プライドが高く真面目で堅物な性格で、あまり感情を表に出すことはありませんが、内には熱い心も持っています。また大変な努力家で、幼いころから鍛練を続けてきた槍においては秦国はおろか中華全土でもトップクラスの強さをほこる使い手です。 主人公である信とはよくいがみあっていますが、内心ではお互いを認め合っており、戦場で王賁が信を気にかけるシーンも見られます。父親である王翦(おうせん)は秦の将軍で、王賁自身も「玉鳳隊」という独立友軍を率いる隊長を勤めています。 ※この記事では2019年12月時点での『キングダム』に関する最新情報に触れています。ネタバレには注意して読み進めてください。

信(しん)・蒙恬(もうてん)とはライバル関係!共に将軍を目指して奮闘する

主人公の信、祖父も父も秦の将軍である蒙恬(もうてん)とは若い将校として同世代であり、3人はライバルと呼べる間柄です。3人とも同じようなペースで百人将から五千人将まで出世しており、秦の若手将校の中では頭ひとつ飛び抜けた存在と言えます。 しかしこの3人、それぞれが個性的ながら全く異なる性格をしています。真面目でプライドの高い王賁、熱い心を素直に表現する直情まっすぐタイプの信、ひょうひょうとした性格に知的で優男といった雰囲気を持つ蒙恬。 そんなキャラクターが全く違う3人がライバルとして切磋琢磨していく姿が描かれているのも『キングダム』のおもしろいところです。また将来の将軍として、秦の国王である政(せい)にも期待されており、鄴攻略戦の前には“必ずこの戦で大功をあげ3人揃って将軍へと昇格しろ!”と声をかけられています。

著雍(ちょよう)攻略編で五千人将に昇格!若手の中ではトップクラスの実力をもつ王賁(おうほん)

著雍攻略戦は、秦の中華侵攻の楔となる都市「著雍(ちょよう)」をかけての魏との戦いです。この戦で王賁率いる玉鳳隊は主攻三軍の左翼を担いました。戦いの前には、主攻三軍同時に前の敵を撃破して本陣に攻め入るという献策を行い、総大将の謄(とう)もその策を取り入れています。 そして戦で王賁の相手となったのは、「魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)」と呼ばれる名将であり魏国史最強の槍使いと称されていた紫伯(しはく)でした。紫伯とは2回の一騎打ちを行い、1度目は王賁は紫伯に後れを取り手傷を負ってしまい、また周囲の兵が押されていたこともあり撤退を余儀なくされます。しかし2度目の一騎打ちでは、体中に無数の傷を受けながらも王賁の槍が紫伯を貫きます。 また王賁の献策通り同時刻に主攻三軍が魏軍本陣へと攻め入り、最後は信が魏軍総大将の霊鳳を討ち秦が勝利を収めました。この功績が評価されて、王賁はこの戦いののちに五千人将へと昇格しています。

鄴(ぎょう)攻略編で進化を遂げる王賁(おうほん)、将軍の才覚を垣間見せる!

いよいよ中華統一に向けて本腰を挙げて挑み始める秦国。しかしそれに大きな壁として立ちはだかっていたのが、趙国とその将軍である李牧(りぼく)でした。そのため秦は趙を滅ぼすべく、趙国内の大都市、鄴(ぎょう)制圧に向けて進軍することとなります。 王賁と玉鳳隊は父親である王翦(おうせん)を総大将とする軍に組み込まれ、鄴攻略を大きく左右するであろう朱海平原での戦いに臨むことになります。そこで玉鳳隊は信の飛信隊と共に秦軍右翼の中核を担います。 幾日にも及ぶ激戦が続き兵糧も尽きて限界となっていたところで、王賁は檄により隊を覚醒させ限界を超えた隊のさらなる力を引き出します。そして同様に隊を覚醒させた信の飛信隊と共に秦軍右翼が攻め込み、趙軍左翼を突破しました。

史実に登場する王賁(おうほん)はどんな人物?

『キングダム』の物語は中国における歴史書『史記』がもととなっており、キャラクターの多くもそこに登場する実際の人物がモデルとなっています。そこで歴史上の人物である王賁についても紹介します。 王賁は紀元前225年には魏を、紀元前222年には燕(えん)を滅ぼすという大功を挙げています。紀元前221年には主人公のモデルである李信(りしん)や、蒙恬と斉を滅ぼし、これによって秦は中国最初の統一王朝を作ることとなりました。 ちなみに王賁が魏を滅ぼした際には、首都である太梁(たいりょう)が力攻めで落とすのが難しい城であると判断し、水攻めによって落としています。『キングダム』で父親である王翦が、鄴を力攻めすることが難しいと感じ兵糧攻めしたシーンを彷彿とさせますね。 なお王一族は名門であり、父親の王翦も『キングダム』と同様に名将といえる人物です。また「史記」より数百年後を描いた「三国志」においても、王賁の子孫が登場しています。

王賁(おうほん)を演じた細谷佳正(ほそやよしまさ)!幅広い演技が魅力

『キングダム』はアニメ化もされており、2012年に第1シリーズ、2013年に第2シリーズがNHKBSプレミアムで放送されました。その中で王賁の声を演じたのは細谷佳正(ほそやよしまさ)です。 細谷佳正は1982年生まれの37歳(2019年11月現在)で、熱血漢から冷静なキャラクター、面白キャラや天然キャラクターまで幅広い声質を演じ分けられることのできる声優です。 これまでに細谷佳正が演じた代表作として、『黒子のバスケ』日向順平役、『新テニスの王子様』白石蔵ノ介役、『進撃の巨人』ライナー・ブラウン役、『ハイキュー!!』東峰旭役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』オルガ・イツカ役、『僕のヒーローアカデミア』常闇踏陰役、『彼方のアストラ』カナタ・ホシジマ役などがあります。

王賁(おうほん)は将軍になれるのか、『キングダム』の今後にも注目!

ここまで、王賁(おうほん)のキャラクターや強さ、魅力について紹介してきました。史実においてもっとも王賁が活躍するのは現在連載中の『キングダム』よりちょっと先のことで、王賁のさらなる活躍が今後も描かれる可能性は高いでしょう! 劇場版では王賁が登場する前のストーリーであったためこちらには出てきませんが、好評だったようですので続編の制作もあるかもしれません。そのときは王賁役をどんな俳優さんが演じるのかも楽しみですね!