ベン・キングズレーのおすすめ出演映画14選

様々な役で活躍中の俳優・ベン・キングズレ―は結婚を4回、4人の子供にも恵まれています。彼は、2002年にナイトの称号をもらっています。そんな”Sir Ben"の生い立ちと作品、そして今後の出演作品をまとめてみました。
目次
- ベン・キングズレーのプロフィール
- 1.ベン・キングスレーがワトソン役
- 2.平凡男が大統領の影武者?
- 3.Rレッドフォード×Bキングズレー
- 4.巨匠ポランスキー監督作品にもキングズレー
- 5.主人公にチェスを教えるベン・キングズレー
- 6.ペネロペ・クルズ×ベン・キングズレ―
- 7.スコセッシの傑作ミステリー
- 8.アカデミー賞7部門を受賞した映画
- 9.大人気マーベル作品にも!
- 10.ベン・キングズレーがインド人役
- 11.またもベン・キングズレーがインド人役
- 12.スコセッシに好かれるベン・キングズレー
- 13.『ディーン、君がいた瞬間(とき)』にも出演!
- 14.ベン・キングズレー出演最新作は『ザ・ウォーク』!
ベン・キングズレーのプロフィール
イギリスのヨークシャー州スカバラ出身のベン・キングズレーは、インド・グジャラート人の血をひく父と、英国人の母の間に生まれました。マンチェスターそばのペンデルベリーで育ったベンは、マンチェスター・グラマースクールを卒業後、サルフォード大とペンデルトン大学に在籍しました。ペンデルトン大学は、後にベン・キングズレーシアターの本拠地となります。
ロンドンのウェスト・エンドにあるオールドウィッチ劇場で1967年にデビューし、それを観ていた音楽プロデューサー兼マネージャーのディック・ジェームズは、ポップ・スターにならないかと提案しますが、ベン・キングズレーは、オーディションを受けて、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを選びます。
15年ほど、演劇の世界で仕事をし、1971年にブロードウェイデビューを飾ります。キングズレーは、ロイヤル・ナショナル・シアターで、『ヴォルポ-ネ』や『真夏の夜の夢』などを演じました。
このころ、有名になるにつれて、もしかすると本名のKrishna Bhanjiという外国名が、自分の俳優としてのキャリアを邪魔する時がくるかもしれないと思い始め、名前を「ベン・キングズレー」に変更しました。この名前は、父親の大学時代のニックネームであったベンジーからとったものです。
1972年の『Fear is the Key』が彼の初出演映画になります。彼は1996~67年にかけてソープ・オペラ『コロネーション・ストリート』など、いくつかのテレビ番組と映画の仕事をこなします。テレビ番組『Crown Court』という英国の法律番組ではレギュラー出演をしていました。
彼が一番最初に注目されたのは、1982年の映画『ガンジー』でした。彼は、マハトマ・ガンジーの役で、国際的な名声を得ました。この映画でオスカー賞の最優秀男優賞をはじめ、無数の賞を受賞します。
その後、ベン・キングズレーは、英国の優秀な俳優として認められ始めます。
ベン・キングズレーは多くの有名な映画に出演し、成功を収めます。1993年の映画『シンドラーのリスト』での、イザック・シュターンでBAFTA賞にノミネートされます。
1990年代の後半、ベン・キングズレーは数々の成功を収めることになった映画に出演しています。彼は1997年に映画『スウィーニー・トッド』に出演。この映画のスウィーニー・トッド役で、スクリーン・アクターズ・ギルド・アワードにノミネートされています。
また、2001年のTV映画『アンネ・フランク』で、オットー・フランクを演じ、同じくスクリーン・アクターズ・ギルド・アワードを受賞しています。
2015年現在は、英国オックスフォードシャー州のスペルズベリーに住んでいます。
1.ベン・キングスレーがワトソン役
1988年イギリスのコメディ映画。アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵シャーロックホームズのパスティーシュ作品。ホームズをマイケル・ケイン。相棒のワトソン役をベン・キングズレーが演じました。
この映画のホームズは、酒飲みで、クライムドクターと称されるワトソンが、実は真の探偵だったという設定のお話です。
2.平凡男が大統領の影武者?

1993年のアメリカ映画。大統領のビル・ミッチェルにそっくりな男デーヴは、職業紹介所を経営しています。ある日、シークレットサービスがやってきて、デーヴに替え玉になってほしいと頼むのです。
ベンキングスレーは、副大統領を演じています。
3.Rレッドフォード×Bキングズレー
まぁそこそこキャラも立っててムダはない気がしますが、別にこの俳優陣でなくてもいいのはこういった映画の共通点ですね
ハッキング時にパソコンに向かって「よし…いい子だ……!?……ヤバイ!回線を切れ!」カタカタカタ…ターン!
というシーンがあったような、なかったような笑

1992年のアメリカのクライム・アクション映画です。1996年にマーティン・ブライス(ロバート・レッドフォード)とコズモ(ベン・キングズレー)の二人は学生時代に大学のコンピューターにハッキングをしていた仲間です。
ある日警察に感づかれ、ピザを注文していたマーティンは助かり指名手配に。コズモは逮捕されました。その後、マーティンはマーティン・ビショップと名前をかえて、セキュリティー会社で「タイガー・チーム」というプロフェッショナル集団のリーダーになっています。
チームのメンバーは、元CIAのクリース(シドニー・ポワチエ)、19才のコンピュータ・マニア、カール(リヴァー・フェニックス)、ビル侵入が得意でメカのプロ、マザー(ダン・エイクロイド)、オーディオの天才ホイッスラー(デイヴィッド・ストラザーン)。
NSAのディック・ゴードンと、バディ・ウォーレスがマーティンのもとにやってきて、過去の犯罪の記録を抹消する代わりに、数学者のドクター・グンター・ジャネックから「ブラック・ボックス」を盗み出してほしいと頼まれます。それはロシア政府のために製作された暗号解読チップだったのです…!
4.巨匠ポランスキー監督作品にもキングズレー
ただメインになるのはロンドンに着いてから。 フェイギンが最後まであんなに関わってきてオリバーの純粋さには考えさせられるものがあった。最後の牢屋での2人のやり取りが個人的にな1番泣ける。それまでフェイギンひでぇなとかしか思ってなかったのに。
原作はもっと深く書かれているようなので久しぶりに本を読みたいと思った。
あと、オリバー役のBarney Clarkくんがちょうと1日前に見た美しすぎる母にも出てて素敵な表情を操る子だなぁと思いました,

チャールズ・ディケンズの同名小説をロマン・ポランスキーが映画化した2005年の作品です。
孤児のオリバー・ツイストは、あることがきっかけで、救貧院を追い出され、葬儀屋で働かなければいけなくなってしまいました。葬儀屋の家でも救貧院とかわらずひどいいじめが続き、オリバーは葬儀屋を飛び出し、ロンドンへ向かいます。
飲まず食わずで、動くこともできなくなったオリバーを助けてくれたのが、ドジャーという少年でした。彼は、泥棒フェイギンのもとにいるスリの少年です。フェイギンはオリバーのような子供たちを集めてスリに育てながら大都会ロンドンで暮らしています。そうこうしているうちに、オリバーがスリとしてデビューする日がやってきました。オリバーは、ドジャー、チャリーと三人で盗みを働きに町へでかけたのですが、運の悪いことに捕まってしまうのでした...。
この作品でベン・キングズレーは、オリバーを育てる泥棒フェイギンを演じています。
5.主人公にチェスを教えるベン・キングズレー
いくら周りの大人たちがやり方を教えても子どもたちは結局は自分のやり方で戦うみたいなセリフが印象的。才能を伸ばしてあげることと、本人のやりたいようにやらせてあげることのバランスって難しい。
あとどうでもいいけどジョシュのおもちゃの電話、トイ・ストーリー3のサニーサイドに居った電話やった。

1993年のアメリカ映画で、実在するチェスの天才プレーヤーの父親が、息子ジョシュについて書いた本を映画化したものです。ベン・キングスレーは、かつてチェスの名手で、ジョシュのコーチ役であるブルース・パンドルフィーニを演じています。
6.ペネロペ・クルズ×ベン・キングズレ―

2008年のアメリカ映画で、フィリップ・ロスの小説『The Dying Animal』を映画化したものです。
ディヴィッド・ケペッシュ(ベン・キングズレー)は、文学部の教授で、快楽主義者です。
彼は、魅力的な24歳のキューバ人の女性コンスエラに出会います。最初は彼がコンスエラを誘惑していたのですが、知らずに彼女の魅力にひきこまれはじめました。彼は、いつしか、コンスエラが自分よりも若いボーイフレンドを作るのではないかと悩み始め...。
7.スコセッシの傑作ミステリー

デニス・ルへイン同名小説の映画化した2010年の作品です。
連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)とその新しく相棒になったチャック(マーク・ラファロ)は、ボストンハーバーにあるシャッターアイランドのアッシュクリフ精神病院を訪れます。
ふたりは、3人の子供を溺死させたレイチェル・ソーランドという患者が、孤島から消え去った事件を調査に向かったのです。
彼女の記録を見せることを拒否する精神科医ジョン・コーリー。二人は、彼女の担当の医師レスター・シーランが、彼女の行方不明と同時にホリデイにでかけてしまったことを知るのです。
アッシュクリス精神病院の最高責任者である精神科医ジョン・コーリーをベン・キングズレーが演じます。
8.アカデミー賞7部門を受賞した映画
DVDのディスク2枚構成で、とっても長い映画だけど その長さでなければ、彼、シンドラーの素晴らしさを伝えられなかったと思う。
内容は 第二次世界大戦時のドイツによるユダヤ人の虐殺(ホロコースト)の中 企業家でナチス党員でもあるオスカー・シンドラーが1,100人以上ものユダヤ人の命を救った実話を描いた作品。 ホロコーストを題材にして描いた作品の代表格である。 スティーヴン・スピルバーグ自身もユダヤ系アメリカ人である。
ドイツ人事業家のオスカー・シンドラーという実在した人物の功績を讃える映画になっていて
最初は、金儲けのために 格安なユダヤ人を 工場で雇うのだけど 虐殺されていくユダヤ人たちを目の当たりにしていくうちにシンドラーの心は人々を救いたいという気持ちでいっぱいになってゆく。
そして、金儲けのためだけに生きてきた彼は、金よりも命の大切さを知り 自分の持てるすべての物を犠牲にして 救える人の名前をリストに書き記してゆく。 そのリストがシンドラーのリスト となり およそ1200人ものユダヤ人を救ったのだった。
その彼が救ったおよそ1200人から子孫が生まれ、今もその命は引き継がれ続けている。
ドイツ人は ユダヤ人を大量虐殺した。というイメージが色濃いけれど 彼のような人も存在した という事実を知れてよかったと思う。
それにしても本当にこれは「映画」なのか?と疑いたくなるようなリアルさ。 現実とは思えない残酷な歴史が 本当にかつてこの地球上に存在したということを信じざるを得ないほどのリアルさ。
なんの躊躇いもなく、人の頭を打ち抜くその非情さを目の当たりにして ほんとうにこの時代に生まれなくてよかったと、申し訳なく思いながらも切実に思った。
どちらにしても苦しい。 虐殺される側も、する側も私には耐え難いことだから。
そんな中、一筋の光のように、手を差し伸べたシンドラー。 彼の手は、ジャケットの写真のように、 真実の救いの手だったに違いない。
私が思うに、赤い女の子にだけ色がついていたのは 彼女が殺されたのを見て、シンドラーは 出来るだけ多くの人を救おうと決心したから だと思う。
彼の素晴らしいところは 1200人も救った という満足感を得ることはなく まだ救えた 俺にはまだ 救えたはずなんだ と嘆く。 その姿が、本当に彼の素晴らしさを物語っていたような気がする。
「この車を売っていたら、あと10人は救えたはずなんだ...この金のボタンも売っていればあと1人、いや2人救えたはずなんだ...俺にはもっと救えたはずなんだ...」 と泣きながら 崩れ込む彼の背中に ユダヤ人たちがそっと寄り添う。
そのシーンがとても感動した。
まるで虫、それ以下のような扱いを受けたユダヤ人たち。 この歴史は、本当に暗く、忘れられないものだ。
でもその中に、かすかながらにも光があったことを教えてくれる作品だった。
「ひとりの命を救うものは世界を救う」というユダヤの教えが胸に響いた。 忘れられない作品になると思う。

1993年スティーブン・スピルバーグ監督作品。第二次世界大戦中にドイツ人オスカーシンドラーが、1100人以上ものポーランド系ユダヤ人の命を助ける実話に基づいた作品です。
ベン・キングズレーは、この映画の中で、ユダヤ人会計士イザック・シュターンを演じ、オスカー・シンドラーの工場経営を助けます。
9.大人気マーベル作品にも!

2013年のアメリカ映画です。マーベル・コミックのスーパー・ヒーロである、アイアンマンの実写版映画化シリーズ3作目。この作品に、マンダリンというテロリスト役でベン・キングズレーは出演します。
実はこのテロリストのアジトを、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウ二・Jr.)がみつけだすのですが...
10.ベン・キングズレーがインド人役
書評家として成功を収めている女性がある日 夫に離婚を切り出されたことをきっかけに、それまでは必要性を感じなかった車の運転を習い始める。運転教習を通じてちょっとした気付きがあったり、少し生き方を見直したり、一歩前に進む、そんなお話。
亡命してアメリカに住むインド人のタクシードライバーと、生粋のアメリカ人のキャリアウーマンという、一見 共通点に乏しい2人。だが、試練や抱えるものがあるという意味では誰しも同じだ。仕事に打ち込み過ぎて家族を顧みなかったウェンディ。米国民となったものの、移民の厳しさを感じながら生きるダルワーン。
ドラマティックなことは何も起こらない、NYの街の片隅での1つの出会い。でも、それぞれに得るものがあったのだろう。昨日とはほんの少し違う日々が始まる。人生の大半はこういうものなのかもしれない。日常の中の出会いの積み重ねとその出会いがもたらす感情や思考の小さな変化。角度が1度違っても100km先、1000km先では全く違う地点に辿り着くように日々の些細な変化がその都度 軌道を変えていく。
人生を運転に見立てると言っても、大きなドラマや起伏はなく、感動や衝撃など強い感情の揺さぶりもない90分のコンパクトでライトな映画。だけど、それが逆にリアリティを生む。サクッと観れて後味も悪くない。重厚長大な作品や難解な映画に疲れたらこういう映画もいい。

雑誌ニューヨーカーに掲載された記事をもとにイザベル・コィシェが映画化した2014年のアメリカン・コメディ作品です。
辛口作家のウェンディはある日、長年連れ添った夫に捨てられます。なんだかよくわからない彼女。気がつくと車も一人で運転できません。そこで一人でなんでもできるように、車の運転をならうことから人生の再スタートが始まります。彼女は、インド人のタクシードライバーのダルワーンから運転をならうことにしました。
親切なインド人タクシードライバーのダルワーンをベン・キングズレーが演じます。
11.またもベン・キングズレーがインド人役

1982年のイギリスとインドの合作映画です。インド独立の父と呼ばれるマハトマ・ガンジーの青年時代から暗殺に至るまでを描いた歴史映画です。ガンジー役をベン・キングズレーが演じ、第55回アカデミー主演男優賞、英国アカデミー主演男優賞、ゴールデン・グローブ主演男優賞を受賞しました。
12.スコセッシに好かれるベン・キングズレー

2011年のアメリカ映画で、ブライアン・セルズニックの同名小説を題材に、マーティン・スコセッシが初の3Dに挑んだ作品です。同年のアカデミー賞では、最多の11部門にノミネートされています。
父が死んだ後に、叔父にひきとられ、時計台に隠れてくらしている孤児のヒューゴ・カブレは、父が残してくれた壊れた機械と、その機会を修復する手がかりが書いてある手帳を大切にしていました。
ある日、駅構内にあるおもちゃ屋から壊れた機械を直すための部品を盗もうとして、店主ジョルジュ・メリエスに捕まり、手帳を取り上げられてしまうのです。このおもちゃ屋の店主ジョルジュ・メリエスには、ちょっと秘密があり、それが物語のカギとなっていきます。
おもちゃ屋の店主ジョルジュ・メリエスをベン・キングズレーが演じます。
13.『ディーン、君がいた瞬間(とき)』にも出演!
『コントロール』のサムライリーといい、本作のデハーン君といい、自分のいる場所に納得していないのか、疑問を抱いているのか、落ち着かないのか、うまく言語化できないですが、アントン・コービン監督が描く主人公の繊細そうな立ち振る舞いが非常にツボに入ります。

U2、ディビッド・ボウイ、ビヨークなどのプロモーションビデオを長年手がけてきたアントン・コービンの長編映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は、雑誌ライフの写真家デニス・ストックとハリウッドスターのジェームズ・ディーンの交友関係を描いた作品です。
この作品で、ベン・キングズレーは当時のワーナー・ブラザーズ・スタジオの代表であるジャック・L・ワーナーを演じています。
14.ベン・キングズレー出演最新作は『ザ・ウォーク』!
『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズで知られているロバート・ゼメキス監督作品で、2016年1月23日劇場公開予定の映画『ザ・ウォーク』は、フランス人大道芸人フィリップ・プティが、実際に1974年8月7日にワールドトレードセンターで綱渡りを行った実話をもとにした作品です。
この映画でベン・キングズレーはフィリップ・プティの指導者であるパパ・ルディを演じています。
ベン・キングズレーは、この役をやりながら、自分のロイヤル・シェイクスピア・カンパニー時代の恩師を思い起こしていたようです。