広末涼子の出演映画おすすめ10選!『秘密』『おくりびと』など一覧で紹介
映画初出演で主演を務めた『20世紀ノスタルジア』で注目を集め、『秘密』ではシッチェス・カタルーニャ国際映画祭の最優秀主演女優賞に輝いた広末涼子。『おくりびと』『鍵泥棒のメソッド』『あちらにいる鬼』と、可憐なヒロインから癖のある大人の女性まで、作品ごとに違う表情を見せてきました。 この記事では、デビュー作から『最後まで行く』までの出演映画一覧と、受賞作・話題作から選んだおすすめ映画10作品を、新しい順に紹介します。
広末涼子のプロフィール|映画初出演で主演、海外の映画祭で主演女優賞も
| 名前 | 広末涼子(ひろすえ りょうこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1980年7月18日 |
| 出身地 | 高知県 |
| 映画デビュー | 『20世紀ノスタルジア』(1997年・主演) |
| 主な出演映画 | 『秘密』『鉄道員(ぽっぽや)』『おくりびと』『ゼロの焦点』『鍵泥棒のメソッド』『あちらにいる鬼』『最後まで行く』 |
| 主な受賞歴 | 第33回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭 最優秀主演女優賞(『秘密』) 第55回ブルーリボン賞 助演女優賞(『鍵泥棒のメソッド』) 第96回キネマ旬報ベスト・テン 助演女優賞(『あちらにいる鬼』ほか) |
広末涼子は1980年7月18日生まれ、高知県出身の俳優です。1994年に「クレアラシル ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを獲得し、高校進学を機に上京するとCMやドラマで一躍人気者になりました。1997年には『MajiでKoiする5秒前』で歌手デビューも果たしています。 映画では、1997年の『20世紀ノスタルジア』で映画初出演にして主演を務め、1999年公開の『秘密』では、翌2000年にシッチェス・カタルーニャ国際映画祭の最優秀主演女優賞を受賞しました。その後も『おくりびと』(2008年)、『ゼロの焦点』(2009年)、『鍵泥棒のメソッド』(2012年)と話題作への出演を重ね、2022年には『あちらにいる鬼』などで第96回キネマ旬報ベスト・テンの助演女優賞に選ばれています。 2025年に芸能活動を休止し、2026年4月に活動再開を発表しました。
広末涼子の出演映画一覧【年代順】
広末涼子の主な出演映画を、公開年の古い順にまとめました。
| 公開年 | 作品名 | 役名 |
|---|---|---|
| 1997年 | 『20世紀ノスタルジア』 | 遠山杏(主演) |
| 1999年 | 『鉄道員(ぽっぽや)』 | 雪子 |
| 1999年 | 『秘密』 | 杉田藻奈美/直子(主演) |
| 2001年 | 『WASABI』 | ユミ |
| 2002年 | 『Jam Films』「ARITA」 | 野崎鞠子 |
| 2003年 | 『恋愛寫眞 Collage of Our Life』 | 里中静流 |
| 2006年 | 『Presents〜合い鍵〜』 | 由加里 |
| 2007年 | 『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』 | 田中真弓(主演) |
| 2007年 | 『Little DJ〜小さな恋の物語』 | 海乃たまき |
| 2008年 | 『おくりびと』 | 小林美香 |
| 2009年 | 『GOEMON』 | 茶々 |
| 2009年 | 『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』 | 秋子 |
| 2009年 | 『ゼロの焦点』 | 鵜原禎子(主演) |
| 2010年 | 『FLOWERS -フラワーズ-』 | 佳 |
| 2012年 | 『LOVE まさお君が行く!』 | 須永里美 |
| 2012年 | 『鍵泥棒のメソッド』 | 水嶋香苗 |
| 2013年 | 『桜、ふたたびの加奈子』 | 桐原容子(主演) |
| 2014年 | 『柘榴坂の仇討』 | 志村セツ |
| 2014年 | 『想いのこし』 | 笠原ユウコ |
| 2015年 | 『はなちゃんのみそ汁』 | 安武千恵(主演) |
| 2017年 | 『ミックス。』 | 吉岡弥生 |
| 2018年 | 『ラブ×ドック』 | 冬木玲子 |
| 2018年 | 『終わった人』 | 浜田久里 |
| 2020年 | 『ステップ』 | 斎藤奈々恵 |
| 2020年 | 『嘘八百 京町ロワイヤル』 | 橘志野 |
| 2022年 | 『コンフィデンスマンJP 英雄編』 | 波子 |
| 2022年 | 『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』 | 冨楽朗子 |
| 2022年 | 『あちらにいる鬼』 | 白木笙子 |
| 2023年 | 『最後まで行く』 | 工藤美沙子 |
※主な出演映画を掲載しています(カメオ出演などは除く)。
広末涼子のおすすめ出演映画10選
ここからは、広末涼子の出演映画の中から、おすすめの10作品を紹介します。最新作から順に見ていきましょう。
『最後まで行く』(2023年)工藤美沙子役

| 公開日 | 2023年5月19日 |
|---|---|
| 監督 | 藤井道人 |
| 主なキャスト | 岡田准一、綾野剛、磯村勇斗、柄本明 ほか |
| 広末涼子の役 | 工藤美沙子:主人公の刑事・工藤祐司の妻 |
『最後まで行く』は、2014年の同名韓国映画をリメイクしたクライムサスペンスです。年の瀬のある夜に事故を起こした刑事・工藤祐司(岡田准一)が、その事故を隠そうとしたことから、監察官の矢崎(綾野剛)に追い詰められていきます。監督は『新聞記者』の藤井道人です。 広末涼子が演じたのは、工藤の妻・美沙子です。息つく暇のない逃走劇の中で、工藤の家庭の顔を見せる存在として、物語に人間味を添えています。
『あちらにいる鬼』(2022年)白木笙子役

| 公開日 | 2022年11月11日 |
|---|---|
| 監督 | 廣木隆一 |
| 脚本 | 荒井晴彦 |
| 原作 | 井上荒野『あちらにいる鬼』 |
| 主なキャスト | 寺島しのぶ、豊川悦司、高良健吾 ほか |
| 広末涼子の役 | 白木笙子:作家・白木篤郎の妻 |
『あちらにいる鬼』は、井上荒野の同名小説を廣木隆一監督が映画化した作品です。人気作家の長内みはる(寺島しのぶ)は、講演旅行をきっかけに戦後派作家の白木篤郎(豊川悦司)と出会い、男女の関係になっていきます。原作は、井上荒野が自身の父・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに描いた小説です。 広末涼子は、夫の女性関係を黙認しながら家庭を守る妻・白木笙子を演じました。この演技などで第96回キネマ旬報ベスト・テンの助演女優賞を受賞しています。多くを語らない笙子の表情に込められた感情を、じっくり味わいたい1本です。
『コンフィデンスマンJP 英雄編』(2022年)波子役

| 公開日 | 2022年1月14日 |
|---|---|
| 監督 | 田中亮 |
| 脚本 | 古沢良太 |
| 主なキャスト | 長澤まさみ、東出昌大、小日向文世 ほか |
| 広末涼子の役 | 波子:スペシャルドラマ『運勢編』から登場する、中華料理店を切り盛りする女性 |
『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、フジテレビのドラマから始まった『コンフィデンスマンJP』シリーズの劇場版第3作です。信用詐欺師(コンフィデンスマン)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人が、伝説の詐欺師「ツチノコ」の称号をかけて、それぞれの方法でオサカナ(ターゲット)を狙います。 広末涼子は、スペシャルドラマ『コンフィデンスマンJP 運勢編』(2019年)でリチャードの前に現れた、中華料理店を切り盛りする女性・波子として登場し、劇場版にも出演しました。『英雄編』は、第96回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞の対象作品のひとつにも挙げられています。
『はなちゃんのみそ汁』(2015年)安武千恵役で主演
| 公開日 | 2015年12月19日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | 阿久根知昭 |
| 原作 | 安武信吾・千恵・はな『はなちゃんのみそ汁』 |
| 主なキャスト | 滝藤賢一、一青窈、紺野まひる、高畑淳子、赤井英和、古谷一行 ほか |
| 広末涼子の役 | 安武千恵(主演):がんと向き合いながら、幼い娘にみそ汁づくりを教える母 |
『はなちゃんのみそ汁』は、33歳で乳がんのため亡くなった安武千恵と、その家族が綴った同名エッセイを映画化した作品です。乳がんを告げられた千恵は、恋人の信吾(滝藤賢一)と結婚し、再発のリスクを抱えながら娘のはなを出産します。やがて余命がわずかだと知った千恵は、自分がいなくなってもはなが困らないよう、鰹節を削るところからみそ汁の作り方を教え始めます。 広末涼子は、主人公の安武千恵を演じました。悲しみよりも、食卓を囲む家族の明るさが心に残る作品です。
『鍵泥棒のメソッド』(2012年)水嶋香苗役
| 公開日 | 2012年9月15日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | 内田けんじ |
| 主なキャスト | 堺雅人、香川照之、荒川良々、森口瑤子 ほか |
| 広末涼子の役 | 水嶋香苗:期日を決めて結婚相手を探す雑誌編集長 |
『鍵泥棒のメソッド』は、『アフタースクール』の内田けんじが監督・脚本を手がけたコメディです。銭湯で転んで記憶を失った男と、出来心でその男とロッカーの鍵をすり替えた売れない役者・桜井(堺雅人)。ところが男の正体は、誰も顔を知らない殺し屋・コンドウ(香川照之)で、ふたりの人生は思わぬ方向へ転がっていきます。 広末涼子が演じたのは、期日を決めて結婚相手を探す雑誌編集長・水嶋香苗です。この役で第55回ブルーリボン賞の助演女優賞を受賞しました。生真面目でどこかずれた香苗が、計算され尽くした脚本の中でとびきりの笑いを生む、広末涼子のコメディエンヌぶりが光る1本です。
『ゼロの焦点』(2009年)鵜原禎子役で主演
| 公開日 | 2009年11月14日 |
|---|---|
| 監督 | 犬童一心 |
| 脚本 | 犬童一心、中園健司 |
| 原作 | 松本清張『ゼロの焦点』 |
| 主なキャスト | 中谷美紀、木村多江、西島秀俊、鹿賀丈史 ほか |
| 広末涼子の役 | 鵜原禎子(主演):失踪した夫の行方を追う新妻 |
『ゼロの焦点』は、松本清張の同名推理小説を犬童一心監督が映画化した作品です。見合い結婚から7日後、仕事の引き継ぎのため以前の勤務地・金沢へ向かった夫の鵜原憲一(西島秀俊)が消息を絶ちます。夫の過去をほとんど知らない妻の禎子は、その足跡をたどって金沢へ向かい、夫の元得意先の室田佐知子(中谷美紀)や田沼久子(木村多江)と出会います。 広末涼子は、主人公の禎子を演じました。中谷美紀、木村多江と、3人の女性の思いが交差していく重厚なミステリーとして見応えがあります。
『おくりびと』(2008年)小林美香役
| 公開日 | 2008年9月13日 |
|---|---|
| 監督 | 滝田洋二郎 |
| 脚本 | 小山薫堂 |
| 主なキャスト | 本木雅弘、山崎努、余貴美子、吉行和子 ほか |
| 広末涼子の役 | 小林美香:主人公・小林大悟の妻 |
| 主な受賞 | 第81回アカデミー賞 外国語映画賞 |
『おくりびと』は、亡くなった人を棺に納める納棺師の仕事を描いた作品です。所属していたオーケストラが解散し、故郷の山形に戻ったチェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)は、求人広告をきっかけに、納棺師の見習いとして働き始めます。第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞し、世界的な話題になりました。 広末涼子は、夫を信じて故郷までついてくる妻・美香を演じています。夫の新しい仕事を知った美香の戸惑いと、その後の心の変化は、物語の大切な軸のひとつです。
『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(2007年)田中真弓役で主演
| 公開日 | 2007年2月10日 |
|---|---|
| 監督 | 馬場康夫 |
| 脚本 | 君塚良一 |
| 主なキャスト | 阿部寛、薬師丸ひろ子、劇団ひとり、吹石一恵 ほか |
| 広末涼子の役 | 田中真弓(主演):借金を抱え、1990年へタイムスリップするフリーター |
『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』は、ホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫が監督を務めたコメディです。2007年、日本経済は破綻寸前の危機にありました。借金を抱えるフリーターの田中真弓は、官僚の下川路功(阿部寛)から、亡くなったはずの母・真理子(薬師丸ひろ子)が、自ら開発したドラム式洗濯機型のタイムマシンで1990年へ渡ったと聞かされ、母を追ってバブル絶頂期へ向かいます。 広末涼子は、主人公の真弓を演じました。ボディコンやディスコなど、バブル期の空気を再現した映像と、現代っ子の真弓とのギャップが笑いを誘います。
『秘密』(1999年)杉田藻奈美/直子役で主演
| 公開日 | 1999年9月25日 |
|---|---|
| 監督 | 滝田洋二郎 |
| 脚本 | 斉藤ひろし |
| 原作 | 東野圭吾『秘密』 |
| 主なキャスト | 小林薫、岸本加世子、金子賢、石田ゆり子、伊藤英明 ほか |
| 広末涼子の役 | 杉田藻奈美/直子(主演):事故のあと、娘の体に母の人格が宿る |
| 主な受賞 | 第33回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭 最優秀主演女優賞(広末涼子) |
『秘密』は、東野圭吾の同名小説を滝田洋二郎監督が映画化した作品です。スキーバスの転落事故で、杉田平介(小林薫)の妻・直子(岸本加世子)が亡くなり、娘の藻奈美は一命を取りとめます。ところが意識が戻った藻奈美の体には、直子の人格が宿っていました。娘の姿をした妻との、奇妙な生活が始まります。 広末涼子は、女子高生の体に宿った母という難役に挑み、第33回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞しました。10代にして見せた繊細な演じ分けは、いまも代表作として語られています。
『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)雪子役
| 公開日 | 1999年6月5日 |
|---|---|
| 監督 | 降旗康男 |
| 脚本 | 岩間芳樹、降旗康男 |
| 原作 | 浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』 |
| 主なキャスト | 高倉健、大竹しのぶ、小林稔侍、安藤政信、志村けん ほか |
| 広末涼子の役 | 雪子:幌舞駅に現れる少女 |
『鉄道員(ぽっぽや)』は、浅田次郎の直木賞受賞作を、降旗康男監督と高倉健のコンビで映画化した作品です。北海道の幌舞線の終着駅・幌舞駅で、鉄道員ひと筋に生きてきた駅長の佐藤乙松(高倉健)。春で廃線が決まった路線とともに定年を迎える乙松の、最後の正月が描かれます。 広末涼子は、乙松の前に現れる少女・雪子を演じました。出番は多くないものの、高倉健と向き合う広末涼子の場面は、作品屈指の名シーンとして語り継がれています。
広末涼子の主な出演ドラマ
広末涼子は、映画と並行してドラマでも数多くの話題作に出演してきました。10代で出演した『ロングバケーション』『ビーチボーイズ』から、『桜の塔』『ユニコーンに乗って』、朝ドラ『らんまん』まで、出演ドラマの一覧とおすすめ作品はこちらの記事で紹介しています。
広末涼子の出演映画についてよくある質問
広末涼子の映画デビュー作は?
1997年公開の『20世紀ノスタルジア』です。原将人監督の作品で、主人公の高校生・遠山杏を演じ、映画初出演にして主演を務めました。
広末涼子の映画での主な受賞歴は?
『秘密』(1999年)で第33回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭の最優秀主演女優賞を受賞しました。『鍵泥棒のメソッド』(2012年)では第55回ブルーリボン賞の助演女優賞、『あちらにいる鬼』など2022年公開の3作品で第96回キネマ旬報ベスト・テンの助演女優賞を受けています。
『おくりびと』で広末涼子が演じた役は?
本木雅弘演じる納棺師・小林大悟の妻、美香です。作品は第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。
広末涼子の最新出演映画は?
2026年10月時点では、2023年5月公開の『最後まで行く』が最新の出演映画です。岡田准一演じる刑事・工藤の妻、美沙子を演じました。
広末涼子の映画は『秘密』から『最後まで行く』まで見逃せない!
広末涼子は、10代で主演した『20世紀ノスタルジア』『秘密』から、『おくりびと』『鍵泥棒のメソッド』、そして『あちらにいる鬼』『最後まで行く』まで、30年近くにわたって話題作に出演してきました。可憐なヒロインから、複雑な思いを抱えた大人の女性まで、年代ごとに違う魅力を見せる俳優です。 主演作から助演で光る作品まで、気になる1本からチェックしてみてください。


