2019年4月29日更新

映画『ミックス。』相関図付きキャスト一覧!映画は良作だったのか?魅力をまるっと解説

『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

2017年に公開された映画『ミックス。』。卓球の男女混合ペアを主人公に、大人のスポ根群像劇が展開されます。主演に新垣結衣と瑛太を迎え、その他にも豪華キャストが集合した本作の気になる評価や、ベストペアランキングを紹介します。

目次

映画『ミックス。』には個性的キャラと豪華キャストが大集結!

大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で時の人となった新垣結衣と、瑛太が初共演を果たした卓球ラブコメ映画『ミックス。』。2017年に公開されました。 人気脚本家・古沢良太が新垣と、ドラマ「リーガルハイ」シリーズ以来の再タッグを組み、不器用な人々の恋と人生の再生物語を描きます。監督を務めるのは石川淳一。TVドラマの演出家として有名で、『エイプリルフールズ』に次いで2本目の監督作です。 2020年東京オリンピックの追加種目、卓球の男女混合ダブルスを題材にしたことも注目されましたが、本作はどう受け止められたのでしょうか? この記事では、映画『ミックス。』の魅力的なキャストと、感想・評価をまるっと紹介します!

オリジナル脚本の映画『ミックス。』あらすじ

主人公の富田多満子(新垣結衣)は元天才卓球少女のOL。多満子は会社の卓球部のエースで恋人の江島(瀬戸康史)を同じく卓球部の愛莉(永野芽郁)に寝取られ、田舎に帰ってくることになります。そして亡き母が経営していた「フラワー卓球クラブ」で元ボクサーの萩原久(瑛太)に出会います。 多満子は江島・愛莉のペアを卓球で倒して復讐するために、萩原とペアを組んで大会への出場をすることを決めます。

まさに個性のぶつかり合い!キャスト相関図

ミックス。
©2017 フジテレビジョン

古沢脚本作品と言えば、メインからサブに至るまで多くの登場人物が登場し、それぞれの事情が入り乱れて展開するのが特徴。相関図の「フラワー卓球クラブ」、「渚テクノロジー卓球部」「中華料理店」「強敵卓球選手」の枠は、必須で把握しておきましょう。 「フラワー卓球クラブ」のメンバーは、多満子と元プロボクサーの萩原久を筆頭に、元ヤンキーのセレブ妻・岡弥生(広末涼子)と引きこもりの佐々木優馬(佐野勇斗)ペア。ダイエット目的で卓球を始めた落合夫婦(遠藤憲一&田中美佐子)も登場します。 「渚テクノロジー」は、多満子を弄んだ卓球部のエース・江島晃彦(瀬戸康史)と、江島を寝取った美人卓球選手・小笠原愛莉(永野芽郁)ペア。 卓球クラブの行きつけで、中国から出稼ぎに来ている「楊々苑」の店員・張(森崎博之)と楊(蒼井優)には驚きの過去も……!?多満子・萩原ペアの前に立ちふさがる「強敵卓球選手」には、鈴木福と谷花音、吉田鋼太郎、生瀬勝久らが扮しました。

映画『ミックス。』のメインキャスト一覧

富田多満子/新垣結衣

新垣結衣、瑛太『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

元彼とその彼女に復讐しようと画策する、元天才卓球少女の多満子を演じるのは新垣結衣。 小・中学生向けのファッション誌「ニコラ」のモデルとして芸能界デビュー。ニコラ卒業後は女優に転身し、『ドラゴン桜』や『パパと娘の7日間』といったドラマや映画『恋空』などで人気を博します。近年は星野源と共演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットしたのが記憶に新しいでしょう。

萩原久/瑛太

瑛太、新垣結衣『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

妻と会社の上司が不倫していると勘違いしたうえ暴力事件を起こし、妻子に見捨てられた元ボクサーの萩原を演じるのは瑛太です。 1997年にモデルとして芸能界デビューを果たし、2001年から俳優としても活躍しています。ドラマ『WATER BOYS』で注目を浴びその後も『ラスト・フレンズ』『最高の離婚』『まほろ駅前多田便利軒』といったような話題のドラマ・映画に出演し続けています。プライベートでは2010年に歌手の木村カエラと結婚したことが話題となりました。

佐藤風香/中村アン

歯に衣着せぬ物言いでブレイクした中村アン。2010年頃はバラエティ番組でよく見かけた彼女でしたが、月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』に伊能蘭役で出演してから、女優としても活躍しています。 そんな彼女は、本作が映画初出演です。しかもトレードマークのかきあげヘアを封印し、黒髪おかっぱの警察官を演じました。佐藤風香は女性警察官で、ひょんなことから吉田鋼太郎演じる上司の山下と組み多満子たちと対戦します。

江島晃彦/瀬戸康史

瀬戸康史、新垣結衣『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

多満子の元彼で港テクノロジー卓球部エースの江島を演じるのは瀬戸康史。 2005年に若手俳優グループ「D-BOYS」に加入しデビューしました。ミュージカル『テニスの王子様』の菊丸英二役で脚光を浴び、2008年にはドラマ『仮面ライダーキバ』で主演を務め話題となりました。

小笠原愛莉/永野芽郁

多満子から江島を寝とった卓球選手の愛莉を演じるのは永野芽郁です。 子役として芸能界デビューを果たし、これまで『ニコ☆プチ』や『nicola』『Seventeen』といった人気雑誌でモデルを務めてきました。2018年に放送された朝ドラ『半分、青い』でヒロインを演じあげ、知名度を全国区へ広げました。

吉岡弥生/広末涼子

新垣結衣、広末涼子『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

多満子の母が創設した卓球クラブの部員の吉岡弥生を演じるのは広末涼子です。 中学生の時に芸能界デビューをし、その可愛らしいルックスでくアイドル歌手としても活躍していました。女優としても輝かしい実績を持ち、映画『秘密』(1999年)ではシッチェス・カタルーニャ国際映画祭で最優秀主演女優賞を、映画『おくりびと』(2008年)ではヨコハマ映画祭最優秀助演女優賞を受賞しています。

佐々木優馬/佐野勇斗

佐野勇斗、広末涼子『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

弥生とミックスペアを組んでいる卓球選手・佐々木優馬を演じるのは佐野勇斗です。 若手俳優の登竜門であるジュノンコンテスト出身です。M!LKというダンスボーカルユニットに所属しています。近年はドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』や映画『高台家の人々』などに出演し俳優として活動の幅を広げています。 本作の主演である新垣結衣とは、映画『くちびるに歌を』(2015年)以来2回目の共演です。

石原/斎藤司(トレンディエンジェル)

瑛太演じる萩原をいびり倒す上司・石原を演じるのは、なんとお笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司。 楽天でのアルバイト社員時代を経て吉本総合芸能学院に入学し、同期のたかしとトレンディエンジェルを結成します。ハゲネタが持ち味の漫才が高く評価されており、2015年にはついに漫才グランプリの最高峰であるM-1グランプリで優勝を果たしました。

本物の卓球選手も登場

実は『ミックス。』には、本物の卓球選手が登場しています。 全3ペアが出演しており、伊藤美誠×木造勇人ペア、吉村真晴 ×浜本由惟ペア、そして石川佳純×水谷隼ペアが大会にて現れます。いずれの選手も全日本卓球選手権大会や世界規模で大活躍しているプロアスリートばかり! 水谷と石川には各々演技シーンも与えられ、本人役として役者に初挑戦。水谷は本業である卓球オリンピックよりも映画の撮影のほうが緊張したとコメント。石川もオリンピックと同じくらい緊張したといいますが、ファンだった主演の新垣結衣と話すことができて嬉しかったそう。 選手たちは、各試合での対戦相手としてそれぞれ活躍。白熱した試合風景に注目です!

『ミックス。』は良作だったのか?気になる映画の評価・感想

王道スポ根コメディかと思いきや!?ホロリと泣ける群像劇

Kazuya_Furusawa
Kazuya_Furusawa 4

スポ根ではあるけど学生じゃないスポ根は珍しいかな? 奇跡なんて起きないし、相応の結果が出てしまうのが人生。そんなもんだから後は自分でどう後悔しない選択をするかが大事なのかな。でもその選択のタイミングが難しいのが人生だけど。 ガッキー瑛太もそうだけど、これをきっかけに蒼井優の良さにみんな気付いてくれて嬉しいです。SHISHAMOの主題歌も良いです。

幼いころから熱血指導を受け、天才卓球少女に育て上げて上げられた主人公……どこか卓球界のアイドル・福原愛を彷彿とさせる設定ですね。 そんな少女が一度は卓球を離れるも、卓球クラブの再建と全日本卓球選手権の男女混合ミックス優勝を目指し、弱小チームで奮闘する王道ストーリー。スポ根でやり尽くされたような設定に、楊々苑の店員が塩ではなくラー油を撒いたり、落合夫が試合の緊張でトイレにこもったりとお腹いっぱいのコメディと、胸キュン要素がプラスされていました。 このコメディがまたベタベタなんですが、だからこそ”泣き”の演出が際立つのです。 ままならない毎日でも、それでも一歩を踏み出そうとすること。そうして得た出会いの中で、「誰もが誰かの光になる力」を持つのだと、ラストでようやく自分の居場所や存在意義に気づけた多満子の姿には、ホロっと涙が溢れてしまいます。

一方で「古沢良太脚本」の魅力は発揮されていない?

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ありきたりな話 もうすこしひねりがあるかなと思ってたけど期待外れかな⁉️ 友情出演的な人がいっぱいなのはおもしろかった。

キャラ作りは奇抜でしたが、映画のつくりとしては非常に優等生で、映像的・ストーリー的にもクセやアクの強さは見られませんでした。説明口調で一から十まで解説されますし、頭を使うタイプの映画ではなく、「古沢良太脚本」に惹かれた人は物足りなかった様子。 古沢は「相棒」シリーズの異色さで注目を浴び、どんでん返しや『リーガルハイ』的な皮肉・社会風刺も特徴とされているため、仕方がないのかもしれません コアな映画ファンからすれば、「SPドラマで十分な内容では?」などなど……”映画である意味”というのもツッコミどころでしょう。 とは言え、よく観ると「伏線が破綻しない堅牢な脚本」が評価されており、『ALWAYS 三丁目の夕日』のハートフルさも健在!なにより、時代や作品の雰囲気に合わせ、実力派俳優を3枚目に落とし込むコメディセンスが輝いていました。

映画だからこそできた豪華キャストの無駄遣い

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やっぱりこういう豪華俳優出演!王道スポコンラブコメド真ん中!みたいな映画大好き。挿入歌にのせた特訓の日々みたいな演出も最高。予想外の何かがある訳じゃないけど見たあと笑顔になれる映画っていいよね~。 ガッキーはとにかく可愛い。途中のコスプレみたいなのはこういうの見たいんでしょ?感が強くてアレだったけどまぁ可愛いからいい。それ以外だと蒼井優の振り切った演技に感動、ラー油は忘れられない。あとは2時間いろんなタイプの美女の太ももが見れて幸せだった。

他作品であれば、主演を張っているであろう広末涼子、蒼井優、永野芽郁、田中美佐子、真木よう子が、普段の”美人女優”の一面を削ぎ落とし、本作では引き立て役に回っています。 広末は『聖者の行進』のありすを思い起こさせる髪型で登場し、小ネタも効いていました。 男性キャストの奇抜さNo1.は、前情報がなければ、画面のどこに出演しているのかわからない程の変貌を遂げた生瀬勝久。遠藤憲一、小日向文世、吉田鋼太郎など50歳を超えた大ベテランがある意味、俳優としての「イメージ崩壊」に果敢に挑んでいます。 一見、無駄遣いのようにも見えますが、群像劇は一人ひとりの存在感が重要なので、実力派キャストが起用されたのも納得でした。

可愛いだけじゃない!みんなのアイドル・ガッキーの意外な一面も

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toshibakuon 3.5

スポ根ラブコメ。ガッキーの可愛さと瑛太のカッコ良さだけでも画が持つ。何にも考えず頭を空っぽにして楽しめる映画で90年代の王道ストーリーっぽさがありいかにもフジテレビが協賛しそうな感じだ。打ち合いのシーンはCGのはずなのに違和感もなく熱戦に見える。脇を固める役者や現役卓球選手など豪華な面々だけどオイシク持って行ったのは蒼井優だな。インパクトありすぎな中華屋の中国人を演じて片言な言葉とラー油まいとけ!(笑)

「逃げ恥」でも、超絶可愛いコスプレを披露してくれたガッキー。本作では最初からコメディエンヌっぷり全開で、OLやチアリーダーから、原形のないガングロギャルまで多彩なコスプレやレアすぎる顔芸も、惜しむことなく披露しました。 この映画の魅力の半分くらいは、”ガッキーの可愛さ”と言って間違いありません! ガッキースマイルは控えめに、やけ酒するガッキー、二日酔いになるガッキー、キスに慣れていなくてへの字口になるガッキー!多満子の「20代の地味OLが無職に、元彼にトラウマあり。」という設定は「逃げ恥」のみくりと重なりますが、古沢の容赦ない脚本によって、アイドルの知られざる顔が明らかになったようでした。 ちなみに、予告編でも話題になった「しゃしゃしゃしゃしゃー!」ですが、本人は「これってやる意味あるのかな」と戸惑ったのだとか。(何をしてもガッキーは可愛いわけですが……。)

強烈キャラが光る!映画に登場するベストペアランキング【ネタバレ注意】

本作の見どころでもある、キャストと個性的なキャラクター。ということで、映画に登場するベストペアをランキングで紹介! なお以下のランキングは、ペアのマッチ度やキャラ立ち具合などによって、筆者が「あぁ素晴らしい!」と感じたものを上位としています。ご注意ください。ガッキーこと新垣結衣が可愛いからといって、安易に1位などにはしません。 あくまでもペアランキングとして厳しめに評価していきます!

8位:ジェーン・エスメラルダ×米田徹ペア【生瀬勝久×定本楓馬】

まずはこちら、ジェーン・エスメラルダ×米田徹ペアです。この2人、非常にパンチのある見た目をしており、度肝を抜かれた人も多いのではないかと思います。 「卓球教室モンロー」を経営するジェーンは、ドラァグクイーンのような風貌で主人公らの前に現れます。ジェーンの相方である米田は一見可愛らしい女性ですが、実は男性です。 そんな個性あふれる2人ですが、道場破りに来た主人公ペアによって一瞬で倒されることになります。

ちなみに、ジェーン・エスメラルダ役は生瀬勝久、米田徹役は定本楓馬です。特にジェーン・エスメラルダに関しては、見た目が過激すぎるあまり、演じているのが生瀬だとはわからないかもしれません。

7位:江島晃彦×小笠原愛莉ペア【瀬戸康史×永野芽郁】

第7位にランクインしたのは、江島晃彦×小笠原愛莉という美男美女ペア。 見た目の相性は言うまでもなくバッチリ。最高の相性です。しかしこのペアが結成される前は、主人公の富田と江島が交際していました。そんな中、小笠原が江島を寝とることで、ペアとしての絆を深めることになります。 またストーリーの中盤で一度、予選敗退を経験し、ペアを解消したこともありました。その際江島晃彦は、主人公の富田多満子に「やり直したい」と復縁を申し込んでいます。 優勝するほどの実力派ペア、かつ見た目も最強というところではぶっちぎりの1位ですが、どこか陰のあるペアでもあるのです。 演じたのは、連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公を演じた永野芽郁と、映画『寝ても覚めても』やドラマ『海月姫』で活躍した瀬戸康史の2人です。

6位:吉岡弥生×佐々木優馬ペア【広末涼子×佐野勇斗】

佐野勇斗、広末涼子『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

続いて第6位にランクインしたのは、吉岡弥生×佐々木優馬ペアです。 広末涼子演じる吉岡弥生は、元ヤンでありながらも医者の妻としていい女を演じていました。そして、佐野勇斗扮する佐々木優馬は、卓球オタクとして「フラワー卓球クラブ」に通う一方、高校に行かない不登校児になっていました。 大会のためにペアを組むことになった2人は日々鍛錬を重ねますが、最終的に負けてしまいます。しかし、吉岡が夫の前で本当の自分をさらけ出せるようになったりと、少しずつながらも彼らの成長の手助けをする試合になったようです。

5位:後藤田タケル×日高菜々美ペア【鈴木福×谷花音】

第5位は、後藤田タケル×日高菜々美ペアです。 このペアは、岩田卓球道場に通う中学生。中学生らしく、なんとも憎たらしい発言を吐き散らします。試合中には「ヘイヘイおばさん!足腰ガッタガタじゃんか!グルコサミンでも飲んでな!」と挑発するシーンも。 結果的に富田チームに負け「粉ミルク飲んどけや!」と言われることになるのですが、今度は2人揃って泣く始末。しかし、敗北を喫したものの、2人のリアクションの仕方といい戦い方といい、相性はピカイチで将来有望な雰囲気が伺えたのでした。 後藤田タケルを鈴木福、日高菜々美を谷花音が、それぞれ演じました。

4位:張×楊ペア【森崎博之×蒼井優】

主人公らの良き練習相手となった張×楊ペア。普段は、激辛の麻婆豆腐を乱暴に提供する「四川料理 楊々苑」という中華屋を営んでいますが、物語の中盤である事実が発覚します。 そう、彼らは中国の卓球界を背負うほどの実力の持ち主だったのです。しかし、中国ナショナルチーム強化選手の選抜から脱落したことをきっかけに、卓球選手を引退したのだそう。強さでいうと間違いなく本作最強のペアと言えます。

張を演じているのは森崎博之、そして楊を蒼井優が好演。絶妙に片言な日本語を操る2人の演技に注目です。 特に蒼井優の「立てゴミども!休むときは死ぬときヨ!」と罵倒する演技は、印象に残ること間違いなし!

3位:落合元信×落合美佳ペア【遠藤憲一×田中美佐子】

『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

堂々の第3位は、落合元信×落合美佳ペア。彼らは夫婦でミックスを組み、試合に臨みます。しかし、夫の元信は初試合の際、腹痛を引き起こし、結局不戦敗となってしまいます。 夫婦が卓球場へ熱心に通うこと、そして試合になると不調を起こす背景には、すでに死去した息子の存在がありました。かつて卓球に励んでいた息子の思いを継ぎたい、そして息子を失った悲しみを乗り越えたいという気持ちから、卓球を始めたのかもしれません。 最後の試合では、辛い思いを乗り越え堂々と試合で戦った2人。試合後には、息子の写真を見ながら微笑む彼らの姿が見られました。 演じたのは遠藤憲一、田中美佐子という熟練俳優たち。卓球技術としては、飛び抜けてうまくはないものの、一生懸命戦う姿は感動ものです。

2位:山下誠一郎×佐藤風香ペア【吉田鋼太郎×中村アン】

個性の塊とも言えるペア、山下誠一郎×佐藤風香ペアが堂々の第2位です。神奈川県警の卓球チームに所属するこの2人は、異彩を放っていました。 大勢の応援団を引き連れ、試合前には山下巡査長が「佐藤巡査!負けたら二度と県警に戻れると思うな!!」と言い、佐藤巡査が「はい!山下巡査長!機動隊の名誉にかけて!」と答える、熱いやりとりを見せます。この2人は、試合に対する気合いをあえて敵に見せつけてくるのです。 このやりとりから弱そうな印象が醸し出されており、富田のペアである萩原に「笑っちゃう」と言われてしまいます。しかし、結果的には県警チームが富田ペアを秒殺。勝利を収めるのでした。 また、一年後の試合では立場が逆転し、佐藤巡査長に鼓舞される山下の姿が映され、そこも笑ってしまうポイントです。 息がぴったりの掛け声とともに強さを兼ね備えるこのペアは、上位ランクインで間違いなしでしょう! なお、ペアを演じたのは吉田鋼太郎と中村アン。2人の全力演技に注目してみてください。

1位:富田多満子×萩原久ペア【新垣結衣×瑛太】

新垣結衣、瑛太『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

栄光の第1位は富田多満子×萩原久ペアです。もちろん、新垣結衣と瑛太がタッグを組んでいるから1位にしたわけではありませんよ。 もともと、富田多満子は「フラワー卓球クラブ」の復興、そして元カレとヨリを戻すためにミックスでの優勝を目指していました。一方の萩原久も、別れた妻の子供と卓球がしたいがために「フラワー卓球クラブ」に通っていました。 しかし、練習を重ねるにつれて徐々に心境の変化が見られるように。そして試合当日には、お互いを恋い慕う気持ち、そして一緒に戦いたいという気持ちが通じ合うのです。 卓球初心者の萩原久、そして15年のブランクを持つ富田多満子ペアでしたが、見事に決勝戦まで進み、江島晃彦×小笠原愛莉ペアと因縁の対決を繰り広げます。 敵との圧倒的力の差を目の前にしながらも2セットずつ取り合い、なんと最終セットまで持ち越すことに。最後は僅差で負けてしまったものの、ペアとして大きな成長を遂げた2人の姿は、私たちに感動をもたらしたのでした。 試合を通じて運命の相手と出会うことができたこの2人は、まさに運命的なペアでしょう!

映画『ミックス。』は王道だけど誰もが楽しめるスポ根群像劇!

『ミックス。』
(C)2017『ミックス。』製作委員会

映画『ミックス。』の評価をまとめると、「王道すぎるけど大きな欠点はなく、丁寧につくられた良作」と言えるでしょう。 各年代の豪華キャストが揃い、社会人がもう一度輝きを取り戻す「大人の青春映画」という点から、幅広い年齢層にウケる作品でもあります。不器用で中途半端だった多満子も、その他もキャラも、最後は自分の答えを見出すのでカタルシスも感じられました。 ガッキーの可愛さに癒やされ!瑛太のカッコよさに胸キュンして!群像劇に笑って泣いて!とにもかくにも、ガッキーファンは必見の1本です!