2017年7月6日更新

ダナイ・グリラ、脚本も演技もこなす万能女優に迫る!

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ダナイ・グレア
©CHRISTINE CHEW/UPI/Newscom/Zeta Image

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ダナイ・グリラって誰?

ダナイ・グリラ(本名:ダナイ・ジェケサイ・グリラ)は、1978年2月14日にアメリカ合衆国のアイオワ州で4人兄弟の末っ子として生まれた女優、劇作家です。 図書館司書の母親とグリネル大学で化学を教えている父親は共にジンバブエ出身で、彼らの下で育ったダナイはマカレスター大学を卒業後、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ザ・アーツに進学し、演劇を学びました。 2007年に『扉をたたく人』で映画デビューしたダナイは今作で演技が高く評価され様々な映画やドラマに出演することとなります。特に2010年から放送されているドラマ『ウォーキング・デッド』のシーズン3から登場するミショーン役で広く知られています。 また、主演だけでなく脚本も担当したオフブロードウェイ作品『In the Continuum』では数々の賞に輝き、劇作家としてのキャリアも築いています。

ダナイ・グリラはジンバブエからアメリカに戻ってきた女優?

ダナイはアメリカで生まれましたが、5歳の時に親の出身国であるジンバブエのハラエに移り住みました。 彼女は現地のDominican Convent High Schoolという高校へ進学しましたが、その後アメリカの大学へ進学する為に再びアメリカへ戻り、マカレスター大学心理学部へと進みました。

人気ドラマ『ウォーキングデッド』に出演!

『ウォーキングデッド』とは

『ウォーキングデッド』は、2010年から放送されている人気サバイバル・ホラードラマで、ゾンビの襲撃によって荒廃したアメリカを舞台に、ゾンビから逃げながら安息の地を探し求める人間の姿を描いた作品です。 今作はグラフィックノベル『ザ・ウォーキング・デッド』シリーズを原作に製作されたドラマで、ホラー・パニック要素だけでなく、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビの描写や生きながらえる人間らのそれぞれの心理、緊迫したストーリー展開も特徴のひとつです。 今シリーズは、2010年に全米脚本家組合賞新シリーズ賞や第68回ゴールデングローブ賞テレビシリーズ賞のドラマ部門にノミネートされました。また、2011年にはサターン賞でテレビ番組賞やテレビ男優賞など、計6部門にノミネートされました。

ダナイ演じる日本刀が武器の女剣士、ミショーン

ダナイが今シリーズで演じているキャラクターは、シーズン3から登場するミショーンという女剣士です。ミショーンは日本刀を武器としてウォーカーと戦いながらサバイバル生活をしている人物で、その初登場シーンは両腕を切り落としたウォーカー2体を引き連れての登場という強烈なものでした。 ダナイはミショーン役のオーディションを受けるに当たり、原作についてあまり具体的に知らなかったので同作のシーズン1を視聴し、世界観やキャラクター像を膨らませてオーディションに臨んだそうです。 また、ダナイが演じたミショーンは原作ファンからも人気の高いキャラクターですが、そんな知名度の高いキャラクターを演じるにあたって、彼女はプレッシャーを感じていました。 しかしミショーンは八方美人の様な媚びたキャラクターでは無かったので、ミショーンの気質に導かれるままに演じられたのだそうです。

『In the Continuum』で多くの賞を獲得!

ダナイは2005年に、オフブロードウェイ作品『In the Continuum』で主演のアビゲイル役を演じました。また、彼女は主演だけでなく、脚本としても今作の制作に関わっており、演技だけでなく劇作家としての手腕も評価されました。 その結果、今作はオビー賞、アウター批評家協会賞、ヘレン・ヘイズ賞主演女優賞、ジョン・ガスナー賞を受賞しています。

『扉をたたく人』では詐欺にあった女性を演じる

2008年に全米で公開された映画『扉をたたく人』は、孤独な大学教授と移民の青年と出会い心を通わせることで次第に心を開いていく姿を描くと共に、アメリカ国内の移民問題の現実を描いた映画でもあります。 『扉をたたく人』は、バイプレイヤーとして長年俳優活動を続けてきたリチャード・ジェンキンスが初めて主演を務めた映画です。高く評価された本作はアメリカ国内でロングラン上映がされ、第81回アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされました。 ダナイは、主人公のウォルター教授が心を通わせる移民の青年タレクの恋人で、詐欺に遭って行く当てがなくなってしまった女性ゼイナブを演じています。

2018年『ブラック・パンサー』に出演予定のダナイ・グリラ

2016年に公開された大人気マーベル社映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、“ブラック・パンサー”というキャラクターが鮮烈な登場をしましたが、2018年には彼の単独主演映画『ブラック・パンサー (原題)』の公開も決定しています。 そしてダナイも、『ブラック・パンサー』で初のマーベル映画への出演を決めています。本作ではオコエという人物を演じることに。 主演は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でブラック・パンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンで、他にも、アンディ・サーキスがユリシーズ・クロウ役を、ルピタ・ニョンゴがナキア役を演じる事が決定しています。