2017年7月6日更新

『コードネーム U.N.C.L.E.』あらすじ・キャスト【ガイ・リッチーの新作スパイアクション】

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『コードネーム U.N.C.L.E.』予告編

イギリス映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で一躍注目を集め、近年では『シャーロック・ホームズ』シリーズを手掛けたガイ・リッチー監督が、1960年代に日本でも放映された人気TVドラマ「0011 ナポレオン・ソロ」を映画化した『コードネーム U.N.C.L.E.』が2015年11月14日に公開となります。

東西冷戦まっただ中の1960年代が舞台。『コードネーム U.N.C.L.E.』のあらすじ

アメリカとソ連を中心として東西がにらみ合いを続ける冷戦時代。そんな中、旧ナチスの残党と国際犯罪組織によるテロ計画が発覚。核兵器の大量生産を目論んでいたのです。 世界のパワーバランスが揺らぎかねないこの事態に、普段なら敵同士のCIAとKGBは互いに手を組むことに。CIAからは最も有能なスパイとして一目置かれているナポレオン・ソロ。KGBからは史上最年少で入った天才イリヤ・クリヤキン。この二人が協力して任務にあたることになります。 タイムリミットが迫る中、手がかりは失踪したドイツ人科学者の娘だけ。互いに協力しようにも、二人は考え方もやり方も全くの正反対。この危機から、世界を救うことができるのでしょうか…

監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』等、様々な登場人物とストーリーが錯綜し、思いもよらない結末へ突き進む作風で一躍脚光を浴び、コアな映画ファンからも高い評価を受けているガイ・リッチー監督。 2009年には
とジュード・ロウ、二人のスターが共演した『シャーロック・ホームズ』が公開。これまでの監督作品の中で最も興行的に成功した映画となり、続編も公開されました。マドンナとの結婚・離婚など、華やかな私生活もたびたび話題になる監督です。

正反対のタイプのスパイを演じる二人のキャストに注目

CIAの凄腕スパイ、ナポレオン・ソロにヘンリー・カヴィル

英国出身の俳優
。『モンテ・クリスト伯』でのデビュー後、『トリスタンとイゾルデ』や
監督のコメディ『人生万歳!』等に出演しています。2013年公開の『マン・オブ・スティール』では
、クラーク・ケントを好演。過去には『007』シリーズのジェームズ・ボンド役のオーディションで最終テストに残った経験もあるとか。

几帳面なKGBのエリートを演じるアーミー・ハマー

は、『ゴシップガール』『デスパレートな妻たち』といったのTVシリーズに出演後、映画へ進出し『ソーシャル・ネットワーク』『白雪姫と鏡の女王』等に出演しています。ジョニー・デップと共演した『ローン・レンジャー』ではタイトル・ロールのローン・レンジャーを演じました。

その他にも魅力的なキャストが集結!

物語のカギを握るヒロインを演じるアリシア・ヴィキャンデル

は、スウェーデンの女優であり、本国においてドラマ・映画に出演し一躍スターになり、『Ex Machina』や本作によって全米でもその名を知られるようになった新人女優です。また、2011年にはスウェーデン版『ELLE』誌によって、スウェーデン女性のベストドレッサーに選ばれています。

エリザベス・デビッキは『華麗なるギャツビー』以来のメインキャストに挑戦

はオーストラリアの女優で、2011年にコメディ映画『A Few Best Men』でスクリーンデビューし、本作で4本目の劇場映画出演となる新人女優です。

ヒュー・グラントもメインキャラクターとして出演!

1982年の『オックスフォード・ラヴ』でスクリーンデビューを果たして以来、『フォ・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』等、特にラブコメディに多く出演しているイギリスのベテラン俳優
。彼も、本作に重要な役割で参加しているようです。2015年11月日本公開の『Re:LIFE~リライフ~』にも出演しています。

当時日本でも放映された人気TVドラマが、ゴージャスなスパイ・サスペンスとして復活!!

1960年代に日本でも放映された人気TVドラマ「0011 ナポレオン・ソロ」を、鬼才ガイ・リッチー監督がスタイリッシュでゴージャスなスパイ・サスペンスとして蘇らせました。 凄腕だけど女には弱いナポレオン・ソロとKGBに史上最年少で入った真面目エリートのイリヤ・クリヤキン。まったく噛み合わないこの二人がどうやって世界を危機から救うのか、注目です!

デヴィッド・ベッカムが出演!

『コードネーム U.N.C.L.E.』にデヴィッド・ベッカムが出演していることを、監督のガイ・リッチーが認めたとしてニュースになっています。本人にとってはこれが映画デビュー作。ただし変装していて、ベッカムとは分かりづらくなっているようです。
1960年代の人気テレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』を映画化したガイ・リッチー監督最新作『コードネーム U.N.C.L.E.』。日本でも今年11月に公開予定の本作に、かねてからの噂通り、デヴィッド・ベッカムが出演することをリッチー監督が認めたという。
引用:crank-in.net
しかしリッチー監督いわく、ベッカムの出演は見逃さないように注意する必要があるという。「(ベッカムは)少しばかり変装しているが、確かにいるよ。(ベッカムが)誰なのか気付けば問題ない」とのことだ。
引用:crank-in.net

ガイ・リッチー監督が『コードネーム U.N.C.L.E.』について語る

10分で映画の製作を決めた!?

インタビュアー(以下I):この映画を製作するに至った経緯を教えてください。 ガイ・リッチー監督(以下G):『シャーロック・ホームズ』を撮影した後、次の作品を考えていた時、誰かが「『コードネーム U.N.C.L.E.』は?」と呟いたんだ。そのときピンときたね。人気ドラマシリーズの映画だったらみんな観たいだろうし、その映画化に挑戦してみたいと思ったんだよ。 I:『シャーロック・ホームズ』以降、ライオネル・ウィグラム(脚本家、プロデューサー)とタッグを組んでいますね。 G:僕にとって映画を作る時にはパートナーがいたほうがいいから。だって、映画のアイデアについて話し合うことができるだろ。僕にはないものをライオネルは持っているから、1人でやるより効果的に成果を出せるんだ。それに僕たちは2人ともアイデアを形にするのが得意だから。 I: 脚本を書くより監督するほうが好きだと伺いました。 G: ひたすら台本を書くというのは辛い作業だよ。監督をしていればキャストやスタッフと仕事をして、彼らから新しい発想を得ることが出来るだろ。でも脚本は自ら率先して書かなければいけず、誰かとの相互作用はあまり期待できない。もちろん、映画を作るならば両方好きでなければいけないけどね。

古さが逆に新鮮に映る

I: 『コードネーム U.N.C.L.E』では1960年代の雰囲気を忠実に再現していると聞きました。 G: スパイ映画の黄金時代は1960年代だと個人的に思っている。服装や車、そして武器もその頃の物が一番面白いんだ。冷戦や原子力を背景に暗躍したスパイの存在は、現代のスパイよりも魅力的に映るからかな。逆に60年代のスパイを描いたほうが新鮮だと思ったんだよ。 I: 今作は音楽も映画の雰囲気とぴったり合っていましたね。選曲は早い段階からおこないますか? G: そうだね、特に今作はサントラが大事だと思ったんだ。この映画を美を司るパートだと思ったから。実際、ストーリーと音楽どちらが大事かですらはっきりしていないんだ。この2つが絡み合ってエンディングで映画への評価が決まると思うんだよ。

主演の2人の相性は事前にチェックした

I: 主演の2人ヘンリー・カヴィルとアーミー・ハマーはそれぞれ『スーパーマン』と『ローン・レンジャー』でアクの強いヒーローを演じていたので、まさかコンビ役が合うとは想像できませんでした。 G: そうなんだよ、キャスティングの段階では2人の息がぴったりと合うなんて知らないからね。でも以前演じた映画のヒーローは今作とは違うものだし、彼らもコンビ役を演じなければいけないだろ? I: トム・クルーズも候補に挙がっていたと聞きました。 G: トムはナポレオン・ソロ役でキャスティングの予定だった。理由は忘れちゃったけどトムだとうまくいかないとなった時に、ヘンリー(・カヴィル)がソロに決まったんだよ。

今後の予定について

I: 円卓の騎士(アーサー王に仕えていたとされる騎士)を題材にした映画の話を聞きましたが。 G: うん、ライオネルと色々なアイデアを出し合ったんだよ。結局キャラクターそれぞれの個性が強く人数も多いから、2時間に全登場人物のストーリーを収めることは無理だとわかったんだ。たった2時間だから一人に焦点を絞らないと。とは言え、『コードネーム U.N.C.L.E.』だってクリエイティブな挑戦だったけどね。僕はできるだけオリジナルに忠実でいようと考えた。よく整備されたグラウンドを踏みつけないようにするようにね。 I: 続編の製作は考えていますか? G: 未来のことはわからないよ、でも僕たちはつくりたいと思っている。絶対に楽しくなるからね。