2017年7月6日更新
イケメン俳優エリック・バナが完璧すぎる
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エリック・バナのプロフィール
エリック・バナは1968年8月9日、オーストラリアのメルボルンに生まれました。クロアチア人の父とドイツ人の母を持つハーフで、189cmの高身長が魅力的です。
学生時代、教師のものまねで他の生徒に人気だったエリック。1979年に観たメル・ギブソンの映画『マッドマックス』がきっかけで俳優を志します。
1991年、エリックはスタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタートさせ、93年にはテレビ番組『Full Frontal』に出演しました。『Full Frontal』ではアーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、
などのものまねで人気を博し、1997年には自身の冠番組『Eric』が放送されました。同年、オーストラリア映画『The Castel』に出演し、俳優としての才能も発揮させました。
2000年に公開された『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』では殺人鬼マーク・“チョッパー”・リードを演じ、ストックホルム国際映画祭とオーストラリア映画協会賞の双方で主演男優賞を受賞しています。
『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』での俳優としての姿勢がかっこ良い
エリック・バナが俳優として世界的に知られるようになったのは、2000年公開の映画『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』がきっかけでした。
配役は、これまでの陽気なイメージとは真逆のシリアスキラーでしたが、エリックはそれをものともせず見事に演じ切り、一躍スターの仲間入りを果たしました。
『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』
かつてオーストラリアに実在し、史上最も恐れられた殺人鬼マーク・“チョッパー”・リード。“肉切り包丁”の異名を持つチョッパー・リードの狂気に満ちた生き様が描かれています。
映画のベースになっているのは、19件もの殺人事件を起こしたチョッパー・リードの自伝です。ヴァイオレンス描写が満載の本作は全世界で公開され、瞬く間に話題となりました。
役作りのため監獄に入る?!
殺人鬼チョッパー・リードになりきるため、エリック・バナは過酷な役作りに挑みました。
エリックはジャンクフード漬けの生活を送り、体重を約15キロ増やしました。さらに、チョッパー・リードを根本からまねるため、なんとリード本人と監獄生活をともにしたそうです。
もともとものまねが大得意なエリック。この試みは大いに功を奏し、エリック演じるチョッパー・リードは全世界のスクリーンを震撼させました。
30代でハリウッド進出
『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』での成功後、エリック・バナはとうとうハリウッド進出を叶えました。
『ブラックホーク・ダウン』2001年
1993年、内戦を鎮圧するためソマリアに兵を送ったアメリカ。なかなか収束しない争いに、アメリカは敵対するアディード政権の本拠地への奇襲を決行します。
一時間で終わるはずのミッションは、民兵の襲撃でヘリコプター“ブラックホーク”が墜落したことにより失敗。敵地に孤立したアメリカ兵たちは、帰還を目指し混沌とする市街戦に向かいます。
米軍によるソマリア軍事介入の史実に基づいた本作は、無秩序な市街戦や兵士たちの心理状態が克明に描かれ話題となりました。
主演をジョシュ・ハートネットが担い、ほかに
やオーランド・ブルームなど、ハリウッドを代表する名優が多く出演しています。
エリック・バナはデルタ・フォースの古参兵フートを演じ、本作で見事なハリウッドデビューを果たしました。
『ハルク』では主演を演じ圧倒的存在感を放つ
マーベルヒーローの中でもとりわけ異彩を放つのが、全身緑の怪人ハルクです。自制を知らず本能のままに暴れまわるハルクの実写映画が2003年に公開され、そこでハルクを演じたのがエリック・バナでした。
遺伝子学者ブルース・バナー(エリック・バナ)はある実験で誤って大量のガンマ線を浴びてしまいます。それはブルースの体内に変化をもたらします。
怒りを感じたとき、彼の身体は緑色に変色さらには巨大化し、怪物ハルクへと姿を変えるようになったのです。
誰からも恐れられ、ただ破壊を繰り返すだけの怪物となってしまったブルース。しかし、彼に想いを寄せる科学者ベティ・ロス(ジェニファー・コネリー)だけは、ハルクの中にブルースがいることを信じ、彼を救おうと奮闘します。
『ハルク』はマーベル作品のなかでもとりわけ心理描写が重要な作品です。自らの感情と内在する“ハルク”に翻弄されるブルースを演じたエリック・バナは、主役もこなせる実力を持っていることを証明しました。
ブラピからの『トロイ』出演指名!
2004年に公開された『トロイ』は、古代ギリシャの伝説的戦争“トロイア戦争”を基に創られた壮大な歴史巨編です。
トロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)がスパルタ王の妃ヘレン(ダイアン・クルーガー)と恋に落ち、彼女を略奪。それを口実にスパルタはトロイに攻撃を仕掛けるべく、ギリシャ中から戦士を募ります。
ギリシャ最強の戦士と名高いアキレス(ブラッド・ピット)もまたスパルタのもとに参上し、パリスの兄ヘクトル(エリック・バナ)と対決することとなりました。
エリック・バナは本作で、トロイ王子ヘクトルという主役級の役柄を得ています。そしてこの重要な役にエリックを推薦したのが、ほかでもないブラッド・ピットでした。
ブラッド・ピットは『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』でのエリックの演技を高く評価し、『トロイ』への出演を指名したとのこと。
映画界の頂点に立つブラッド・ピットからの直接指名により、ハリウッドスターとしてのエリック・バナが誕生しました。
エリック・バナのおすすめ出演作
『ファインディング・ニモ』2003年
『
』の制作スタッフが手掛け2003年に公開された『ファインディング・ニモ』で、エリック・バナは本作の英語版で、シュモクザメのアンカーの声を担当しました。
『スター・トレック』2009年
『スター・トレック』はJ.J.エイブラムス監督が同名人気シリーズをリブートしたSF映画です。伝説のキャプテンを父に持つカーク(
)が、惑星連邦を襲撃したロミュラン人に、仲間とともに立ち向かう姿が描かれています。本作で、エリック・バナは惑星連邦の消滅を目論むロミュラン人ネロを演じています。
『きみがぼくを見つけた日』2009年
自分の意思とは無関係にタイムトラベルしてしまう男ヘンリー(エリック・バナ)と、彼と結婚し数奇な人生を送ることになったクレア(
)の生涯を描いたラブストーリーです。
『ローン・サバイバー』2014年
アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と言われた“レッド・ウィング作戦”を描いた『ローン・サバイバー』。2005年、アフガニスタンの山岳地帯で実際に起きた惨劇を映画化した衝撃作です。
主演は『テッド』でおなじみの
。
、エミール・ハーシュも出演する本作で、エリック・バナはエリック・クリステンセン少佐を演じました。
『NY心霊捜査官』(2014)
ニューヨーク市警の実話を基にした、クライムホラー映画です。
ニューヨーク市警官のラルフ・サーキは、2つの全く関連性のないと思われる事件を担当していました。しかし、その2つの事件とも、加害者はなにかに憑りつかれたような半狂乱の状態で逮捕されました。
ラルフは事件を捜査していくうちに、自身には霊能力があることがわかります。一連の事件は、悪霊によって引き起こされたものだということもわかり、ラルフは自身の力を使って悪霊と戦い、事件を捜査します。
エリックが主人公ラルフ・サーキを演じます。
カーレース映画『Love The Beast』で監督デビュー
エリック・バナは、監督として初めて『Love The Beast』(原題)(2009)というカーレースの映画を制作しています。
同作は、俳優エリック・バナが、15歳のときから所有していた車、フォードGTファルコン・クーペで、タスマニアで開催されていたタルガ・タスマニア・ラリーというカーレースに出場したまでは良かったが、事故を起こしてしまい、愛車がほぼ修復不可能な損傷を残してしまうという、自叙伝的な映画です。
映画では、彼の母国オーストラリアのタスマニアの荒野や、ニューヨークとロンドンの通りを背景に、華やかなカーレースの世界が描かれていきます。
また実際にエリックは、1996年に映画と同名のカーレース・車でモーターレースデビューを果たしていて、2008年にはクラッシュを起こしリタイヤになっています。
エリックの、ビーストと呼ぶ愛車への思いがこもった作品です。
決してセレブだと鼻にかけない謙虚な性格
母国のスタンダップ・コメディアンから始め、初主演作が世界で大ヒット、果てはブラッド・ピットにまで惚れこまれたエリック・バナ。シンデレラストーリーを地で行くような出世ぶりですが、本人がそのことを鼻にかけることはありません。
「自分はセレブではなく、よく知られている俳優」なのだと語るエリック。
成功を決して自慢することなく、謙虚であり続けることこそ、彼の人気の秘訣なのかもしれませんね。
多忙な中でも家族を大切に
毎年忙しさを増すエリック・バナですが、そんななかでも家族を愛することは忘れません。
1997年にテレビ局勤務のレベッカと結婚し、99年に長男が、2003年に長女が生まれています。メルボルンを拠点とするエリックは、休日は家族と過ごす時間を大切にしているようです。
エリックいわく、夫婦円満の秘訣は「常に相手を楽しませること」だそう。
ユーモラスでハンサム、仕事も家庭も大事にするエリック・バナは、女性のみならず男性にとっても理想的な人物です。