宮沢りえ出演おすすめ映画9選【『湯を沸かすほどの熱い愛』】

十代で瞬く間にスターダムにのし上がるも、婚約破棄の紆余曲折から徐々に低迷しはじめ、一時はアメリカに移住して芸能活動を休止していた宮沢りえ。時間をかけての復帰。そして、数々の賞を受賞する実力派女優として再び頭角を現すに至るまでの、おすすめ出演映画9本をご紹介します。
目次
- 落ち着いた大人の女優として返り咲いた宮沢りえ
- 1.十代の宮沢りえの魅力弾ける、映画デビュー作!【1988年】
- 2.構想10年。山田洋次監督初時代劇のヒロインに抜擢【2002年】
- 3.父の幻に翻弄される娘役を、全編広島弁で演じた作品【2004年】
- 4.宮沢りえが一人二役に挑んだ作品!【2005年】
- 5.弱小侍の妻を、宮沢りえがしっとりと演じた時代劇【2006年】
- 6.宮沢りえが演じた、古き良き昭和30年代の女性【2007年】
- 7.悪に堕ちる平凡な主婦を体当たりで表現!【2014年】
- 8.ヒロインの20年後を熱演!クドカンが監督を務めるコメディ作品【2016年】
- 9.宮沢りえ主演の映画が米アカデミー賞選出作品に【2016年】
落ち着いた大人の女優として返り咲いた宮沢りえ

宮沢りえは、1973年4月6日生まれで東京都練馬区出身の女優、モデルであり歌手です。「週刊セブンティーン」のモデルを経て「三井のリハウス」のCMで注目され、18歳にしてヘアヌード写真集『Santa Fe』を出し155万部の売り上げます。
またアイドルとして一躍時の人になりますが、1992年には現・貴乃花親方との婚約から僅か二ヶ月で破局という出来事や、数々の男性遍歴よってマイナスイメージが付き、海外に移住して芸能活動を休業していました。
しかし、拒食症を疑われるほどの激痩せ状態から少しずつ芸能活動に復帰しはじめ、香港映画『華の愛〜遊園驚夢』でモスクワ国際映画祭主演女優賞を受賞。以後、落ち着いた大人の女優として返り咲き、深夜のトークバラエティ「ヨルタモリ」の女将役としてのトークスキルも好評を博した、宮沢りえ主演のおすすめ映画をご紹介します。
1.十代の宮沢りえの魅力弾ける、映画デビュー作!【1988年】


バリケードを作って校舎に立てこもった中学生たちが、教師や両親を含む大人たちに「戦争」を挑む、同名の人気シリーズ小説を映画化した作品。原作小説に無い戦車が登場する演出でも話題になりました。
2.構想10年。山田洋次監督初時代劇のヒロインに抜擢【2002年】


時は幕末。借金を返済するために、藩の御蔵役として黙々と働く井口清兵衛が、世継問題に起因するお家騒動に巻き込まれる物語。清兵衛が恋心を抱くヒロインの飯沼朋江を、宮沢りえが演じています。
3.父の幻に翻弄される娘役を、全編広島弁で演じた作品【2004年】


広島に落とされた原爆。生き残った娘は、亡くした父への負い目から、出会った青年との恋に踏み出せずにいたが、そこへ死んだはずの父が現れて…という、井上ひさし原作の小説を映画化した作品。主役の福吉美津江を演じた宮沢りえは、本作でブルーリボン主演女優賞を受賞しました。
4.宮沢りえが一人二役に挑んだ作品!【2005年】


村上春樹の小説を映画化した作品。純粋な日本人でありながら「トニー滝谷」という名前のイラストレーターである主人公が、服への執着で亡くなった妻の代役を探そうとする物語。主人公の妻と、妻の代役として選ばれたアルバイトの女性の二役を、宮沢りえが演じました。
5.弱小侍の妻を、宮沢りえがしっとりと演じた時代劇【2006年】



父親の仇討ちのために江戸に出てきた田舎侍の青木宗左衛門が、かたきの相手を探すべく長屋で生活する中、仇討以外に人生の目的を見出してしまう癒し系時代劇。岡田准一演じる主人公の傍らにそっと佇む妻を、宮沢りえがしっとりと演じました。
6.宮沢りえが演じた、古き良き昭和30年代の女性【2007年】



時代が映画からテレビに移行しつつある時代。宮沢りえ演じる、京都の小規模映画館「オリヲン座」を経営する主人公豊田トヨと、弟子入りした映画技師仙波留吉(加瀬亮)の物語。
7.悪に堕ちる平凡な主婦を体当たりで表現!【2014年】


バブル時代が終焉を迎えつつある1994年を舞台に、巨額の横領に手を染め、年下の大学生との不倫に興じる主人公、梅澤梨花を宮沢りえが演じました。
8.ヒロインの20年後を熱演!クドカンが監督を務めるコメディ作品【2016年】
修学旅行中に不慮の事故で死んでしまった高校生、大助は地獄へ行ってしまいます。しかし聞くと、どうやら生き返ることができるよう。大助が思いを寄せる同級生の女の子・ひろ美ちゃんとまだキスもできていないのに、果たして大助は生きて現世に戻ることができるのか、という物語です。
宮沢りえはひろ美の20年後を演じています。同作は2016年6月に公開されました。
9.宮沢りえ主演の映画が米アカデミー賞選出作品に【2016年】
余命宣告を受けた幸野双葉が、現実を受け入れ、自分の命が終わるまでにやっておきたい4つのことを実行していく物語です。休業中だった銭湯を再スタートさせることや、娘を一人立ちさせることといった愛あるが故にできることに次々と立ち向かう主人公・幸野双葉を宮沢りえが演じました。 本作で双葉の娘・安澄を演じた杉咲花とともに、宮沢りえは最優秀主演女優賞を獲得しました。さらには2018年米アカデミー賞の日本代表作品として選出されました。