1.映画だから出来た表現!?
1231netabare
TV
恐竜映画の金字塔。全ての男の子をワクワクさせた作品だと思います。
まず、現代に科学の力で甦った恐竜たちがCGやアニマトロニクスで描かれており、今みても見劣りしないくらいのリアリティーがあります。大迫力の恐竜と手に汗握る冒険ストーリーが堪らない一本です。ラストのティラノサウルスがビジターセンターで吠えるシーンなんかは一番のお気に入りです。また、それぞれの恐竜がモンスターでなく動物として描かれていて、ファンタジーでなくSF作品としての立ち位置をもっているところが好感が持てます。
そして、音楽が素晴らしいことをここに付け加えておく必要があります。あの音楽は実に気持ちが高ぶるものです。ジョン・ウィリアムズはやはり天才でしょう。
今では、すっかりパニック映画のクラシックと化している、20世紀の名作『ジュラシック・パーク』は、1990年に出版されたマイケル・クラントの小説を、スティーブン・スピルバーグが映画化した作品です。
グラントの小説は、絶滅した種を甦らせることに対する道徳的な問題提起、科学的アプローチにフォーカスしていました。
一方、映画版は、職人技の特殊効果と当時最先端のCGを駆使し、小説では表現不可能だった、恐竜のアクションを生々しく再現、登場キャラクターたちの物語を小説よりも掘り下げて描きました。
2.原作とは全く異なる傑作が誕生!?
hokorikun
2015年6月24日
BTFでお馴染みのロバートゼメキス氏のアカデミー賞作品である。普通の人よりも少し知能が低い主人公フォレストガンプと共にアメリカの現代史を振り返るといったもの。激動の時代を走り抜けるフォレストとその中でもがき続けるヒロインのジェニーの対比は、各々がアメリカ現代史の光と影を象徴しているように感じた。作中でフォレストは、「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身は分からない」という名言を残す。これに対比して本作が公開された二年後に『X-FILES』というドラマの中で、アメリカの影で暗躍する、とある登場人物が上記の台詞のパロディーとして、「人生はチョコレートの箱のようなもの。誰も欲しがらない陳腐な贈り物」という皮肉を吐いている。私はどちらかというと後者の方がしっくりくるかもしれない。
『フォレスト・ガンプ 一期一会』は、ウィンストン・グルームの小説を、ロバート・ゼメキスが映画化した作品です。
小説は、フォレストという男が、健康に成長した後、宇宙飛行士になり、宇宙でスーという猿に出会う話でした。
プロットから分かるように、映画版は主人公の名前以外はほとんど変更されています。素晴らしい脚本によって、『フォレスト・ガンプ 一期一会』は小説よりも深い感動を生み出し、多くの人の胸に刺さる名作となりました。
今作で、脚本を担当したエリック・ロスはアカデミー脚色賞を受賞しています。
3.原作者が認める名作!?
MERC
もうエドワード・ノートンを知らなかった頃には戻れないと思いました。
こんなかっこいい俳優がこの世にいるって知らなかったことの後悔と知ってしまった罪悪感すらある。
そしてこの映画観てしまったこともそれに当てはまるくらい、わたしにとって超絶ショッキングな作品だった………
エンドロールのピクシーズでなぜか色んな感情がこみあげてきた。
こんな映画観たら、もうどれも最高なんて言えなくなりそうだ………
だから今言っとこう これは最高の一本だよ
チャック・パラニュークが発表した小説をデヴィッド・フィンチャーが映画化した『ファイト・クラブ』。今作は原作者パラニュークが絶賛したことでも知られています。
映画は小説よりも、タイラーとマーラの関係がより強調されて描かれていました。パラニュークは、これは作品において大事なポイントのひとつだったと認めたうえ、そのことを執筆中に気がつかなかったことが悔しいとも語っています。
4.原作があることさえ忘れ去られた名作!?
HMworldtraveller
マーロン・ブランドの圧倒的な存在感と演技力、アル・パチーノの眼光。何度見ても、その世界観にいつの間にか浸ってしまい、見終わった後、言いようのない妙な余韻に包まれる。家族を守ろうとして大きな抗争を避けようとするドン・ヴィトー・コルレオーネとファミリー(組織)を守ろうとして家族を徐々に失っていくマイケル・コルレオーネの対比描写が秀逸。単なる、マフィアの抗争による殺人の繰り返しだけではない、駆け引き、家族愛、葛藤、復讐などが見事に織り交ぜられた重厚なドラマ。長いけど飽きない。不朽の名作。
マリオ・プーゾの小説を、フランシス・フォード・コッポラが映画化した『ゴッドファーザー』は多くの人が映画のオールタイムベストとして挙げる作品、このリストに入ることは必然かもしれません。
『ゴッドファーザー』はアカデミー賞9部門にノミネート、作品賞、脚色賞、主演男優賞を受賞、今ではマリオ・プーゾの原作小説は影が薄くなっている状況です。
5.原作が好みじゃない人も楽しめる傑作恋愛映画!?
yuki12241
21世紀ラブストーリーを代表する一作と言える作品。本の中の世界と現実とを行き来する手法は多くの映画で使われますが、本作は一部を除いてとても纏まりが良く、面白かったです。何よりも、レイチェル・マクアダムスが可愛すぎる。。
格差カップルのラブストーリーという王道の中に、隠されたもう一つのまたまたベタなテーマが互いを殺さず上手く絡み合っています。しかし、結局伝えたいのは単純なる愛だからこそ変に小難しくならず、誰でも楽しめると思います。しかし、行き来するうちにサラっと重要なことが明かされていくので気は抜けません。途中から結末は予想できるものの、どう収まりがつくのか楽しみにしていたのですが、肝心のラストは少し雑だった気がします。ここまで予定調和なんだから、最後にドカンとかまさないと、映画としては失格かな…。
ライアン・ゴズリングの肉食っぷりには引くほどでしたので、自分から遠すぎてそこまで感情移入できず。自分が男性であるからか、『優しい嘘と贈り物』の方がグッと来ましたよ。どちらにせよ、本作が好きな方は『優しい嘘と贈り物』の方も観てみると良いかも知れません。
ニコラス・スパークスの小説をニック・カサヴェテスが映画化した『きみに読む物語』。小説版はメロドラマ色が強く、苦手な人も少なくなかったようです。
しかし、映画版はライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスの素晴らしいパフォーマンスによって、ノアとアリーの美しい物語が語られたことで、『きみに読む物語』は恋愛映画の傑作として多くの人に愛される作品となりました。
6.原作のアンフェアなポイントを改善!?
lessmore
秀作です。
特にセリフはこの映画を表すのにセンスが必要だと思います。どこまでリアルなのかは不明ですが良いと思います。
しかし、重要なだけに無駄な場面が少なく疲れるのも事実です。言い変えると主人公を見事に表現されている事になりますが
Facebookにレヴューする事になりますね
天才だがコンプレックスから生まれたFacebookは多くの人の感心を呼んでいる現実
完璧を目指そうとすると現れる障害
だが、本気で生きている生き方は素晴らしいです。
是非、観て感じてほしい
映画を観ているあなたが主人公
ベン・メズリックの『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』を原作に、デヴィッド・フィンチャーが撮った『ソーシャル・ネットワーク』はアカデミー賞8部門にノミネートされるなど、評価の高い作品です。
メズリックは本を書くにあたり、マーク・ザッカーバーグにインタビューを断られたため、エドゥアルド・サベリンをコンサルタントとして迎え、執筆のサポートを受けていました。
そのため、『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』はかなり一方的な視点で描かれていたことで知られています。
一方、映画『ソーシャル・ネットワーク』は、脚本家のアーロン・ソーキンが自らリサーチを行い、素晴らしい脚色をしたことで、マーク・ザッカーバーグにも感情移入できる作品に仕上がっています。
7.原作とほぼ同じ構造ながら、映像と音楽で原作越え!?
lessmore
世界(インド)の状況と生きていく難しさをこのようなエンターテイメント映画で発信しているところに高感度
人生の中に答えがあり、それをクイズ番組のクイズの答えと連動させて過去を振り返りながらストーリが進んでいく、子供のころから生き抜くために騙されたり、惑わされたりと罪を犯しながら、道を外すようないくつもの誘惑にも遭遇しながらたくましく育っていくジャマールとサリームだが、サリームはたくましいが道を外しながら年を重ねる。ジャマールは子供のころから純粋さ失わずにたくましく成長する。
描かれている境遇で純粋に成長できるのか?
運命の相手をいくつもの障害を乗り越えて愛することができるのか?
是非、映画を観て感じてほしい
ヴィカス・スワラップの小説をダニー・ボイルが映画化した『スラムドッグ$ミリオネア』。
少年がクイズショウの不正容疑で警察に捕まり、それまで歩んできた人生を振り返り、クイズの正解を学んだ過程を明かすなど、小説、映画はほとんど同じ構造です。
しかし、映画版は主人公の少年ジャマールがクイズショウに参加する動機を変更して、ロマンスの要素を強調。美しい撮影、素晴らしいサウンドトラックなど映画独自の表現で物語を語り、アカデミー作品賞を受賞しました。
8.原作よりも明確になったキャラクターたちの繋がり!?
hon0711chi
公開当時、高校生のとき、映画館で見て全く意味が分かりませんでした。でも、今みると、かなり自分自身について、考えさせられました。
幸せそうに見えても、自分自身は全くそうではなく、他人には理解できない苦悩がある。生きているようで死んでいる。こんな考えになる人って、日本人には多いんじゃないかな?若いとき私もそう思っていましたが、映画の本質は、理解できなかったです。
変だとは思いますが、誰よりも私たち2人は幸せ。と言い残して死ぬのは、なんだか、素敵で綺麗でした。
そして、驚いたのが当時から耳残っているこの、音楽。胸騒ぎを感じさせるような、音楽は、記憶を蘇らせました。
マイケル・カニンガムの原作をスティーブン・ダルドリーが映画化した『めぐりあう時間たち』は時を超えて、芸術が人を繋げる模様、芸術が人々に与える影響の大きさを描いた作品です。
脚本家デビッド・ヘアはそれぞれのストーリーラインを強調、原作よりも物語を上手く繋ぎ合わせたことで、異なる時代に生きた人物たちが共有した欲望、運命を明確かつ、深く捉えることに成功しました。
映画『めぐりあう時間たち』はニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープといった豪華女優陣が共演、アカデミー賞9部門にノミネートされました。
9.映画独自のアプローチで複雑な感情を表現!?
majimumi_
ずっと気になってた映画 もっと猟奇的かと思ってたんですけど、内容はトマト祭りに始まり胸クソの悪い過去エピソードをお母さんの現在と過去を通して見せてくるっていう話でした。割と好みだった。でもさぁアレは育児の下手くそなお母さんが七割悪いんじゃないの??そのへんが納得行かない…あっでも画面にちょくちょく赤がちらつくのはすごく良かった あとは…邦題がなぁ……
ライオネル・シュライヴァーの小説をリン・ラムジーが映画化した『少年は残酷な弓を射る』。原作小説は、少年の母親エヴァが夫に手紙を書く形で語られていました。
しかし、ラムジーは手紙形式を採用せず、異なるアプローチで傑作を生みだしました。エヴァの複雑な心情を表した血のように赤い画面、ティルダ・スウィントンの説得力あるパフォーマンス、不安を煽る時計の針の音などの演出によって、作品に不可欠だった不穏な雰囲気を生み出しました。
10.無駄な要素をそぎ落とし傑作に!?
Maaaaaaboou
歴史的名作を改めて観てみた。
スピルバーグは27歳でこの映画を撮影したらしい。
全体的にどことなく楽観的な雰囲気があって、大衆はそういうのを求めてない時代だったのかなとか思った。
もっと絶望とかがあるのかと思ったけど、そんなにだった。
あの曲がかかるとテンションあがるね。
ピーター・ベンチリーの小説を、スティーブン・スピルバーグが映画化した『ジョーズ』。原作では、エキサイティングなサメとのバトルより、セクシャルな問題によりフォーカスしていました。
スピルバーグがアクションを強調し、小説では決して体験できない、興奮とスリルを生み出したことで、『ジョーズ』は歴史に残る傑作として、現在まで語り継がれることとなりました。
さらに、一度聴いたら、耳からはなれない象徴的サウンドトラックも映画ならではです。