2017年7月6日更新

海外で知名度の高いアジア人俳優・女優10選!

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ジャッキー・チェン
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海外で活躍するアジア人を一挙紹介!

時代による意識の変化や、映画産業の市場がアジアでも見過ごせない規模になってきたことから、近年ハリウッドで徐々に増え始めているアジア系の俳優。 なかでも世界を舞台に人気を博している俳優・女優について、10名に厳選してまとめてみました。

ルーシー・リュー

1968年12月2日ニューヨークのクイーンズ生まれの女優ルーシー・リュー。 1989年に舞台女優として活動を始めたルーシー・リューは、人気コメディドラマ『アリーmyラブ』に出演し、エミー賞の助演女優賞にノミネートされたことをきっかけに映画に出演するようになり、『チャーリーズ・エンジェル』、『キル・ビル』などのヒット作の出演を果たしたことで、ハリウッドの第一線で活躍するアジア系女優の代表的な一人となりました。

『チャーリーズ・エンジェル』【2000年】

声だけで指令を出してくるチャーリーの下、凄腕の女探偵ナタリー、ディラン、アレックスの3人が活躍するアクション映画です。 アレックス役でルーシー・リューが出演しています。

『キル・ビル』【2003年】

タランティーノ監督による、ウマ・サーマン演じる女殺し屋ザ・ブライドが、かつて属していた組織から次々と差し向けられる殺し屋と戦くバイオレンス・アクションです。 中国系アメリカ人の父と日本人の母を持つ女殺し屋のオーレン石井を、ルーシー・リューが演じました。

ケン・チョン

1969年ミシガン州デトロイト生まれのコメディアン・俳優のケン・チョン。 韓国系アメリカ人であるケンは、ノースカロライナ大学卒業後、ニューオリンズでの医師を経てスタンダップコメディアンとしての活動を始めました。 その後ロサンゼルスに活動拠点を移すと、コメディ番組『マッドTV!』(2003-2005)やコメディ映画『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』(2007)に出演し、ヒット作『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011)で、日本でもその名を認知されることになりました。

『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』【2011】

悪友のフィル(ブラッドレイ・クーパー)、スチュ(エド・ヘルムズ)、アラン(ザック・ガリフィアナキス)、ダグ(ジャスティン・バーサ)が、酔っ払って記憶を失っては大騒動に巻き込まれる人気シリーズの第2弾です。 裏主役ともいるクレイジーな東洋人レスリー・チャウ役をケン・チョンが演じ、同シリーズの第3弾『ハングオーバー!!! 最後の反省会』にも出演しました。

真田広之

真田広之
©2007 Kathy Hutchins / Hutchins/Newscom/Zeta Image
1960年10月12日東京都生まれの俳優、真田広之。 スカウトにより本名の新字体である「下沢広之」として子役から役者を始めた真田は、高校入学と同時に一旦芸能から身を引き、映画『柳生一族の陰謀』(1978)で「真田広之」として芸能活動を再開。 映画『里見八犬伝』(1983)、ドラマ『高校教師』(1993)などの出演で日本人俳優としての地位を固めた真田は、2003年の映画『ラストサムライ』でハリウッドデビューを果たし、『ラッシュアワー3』(2007)、『47RONIN』(2013)への出演など、世界で活躍する俳優となりました。

『ラストサムライ』【2003年】

明治政府による近代軍の訓練の為に雇われたネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)が、反乱軍である勝元盛(渡辺謙)の清廉な侍の精神に惹かれ、自らも侍として政府軍と戦うことになるアクション映画です。 勝元の忠臣である氏尾を、真田広之が演じました。

マシ・オカ

1974年12月27日東京都生まれの俳優・デジタル視覚効果アーティストのマシ・オカ。 IQ189の天才児と認定され、6歳の頃からロサンゼルスに移り、ブラウン大学で数学とコンピュータ・サイエンスを専攻しつつ、舞台美術を副専攻して卒業すると、ILM社の研究部で『スター・ウォーズ エピソード1』、『ハルク』などの特殊効果に携わり、ロサンゼルスで働きながらドラマ『スクラブス』を始め、数々の映画の端役を経験。 2009年に始まったSFドラマ『HEROES/ヒーローズ』のヒロ・ナカムラ役が当たり役となり、俳優としてもエンジニアとしても活躍しています。

『HEROES/ヒーローズ』【2006年~】

超能力に目覚めた世界各地の人々が、時に対立し、時に力を合わせながら戦うSFアクションドラマです。 時間を操る能力を持つ日本人のヒロ・ナカムラをマシ・オカが演じ、自身が発案した「ヤッター!」のポーズも話題となりました。

ティム・カン

1973年3月16日カリフォルニア生まれの俳優ティム・カン。 韓国系アメリカ人の両親を持つティムは、カリフォルニア大学卒業後、26歳になるまで役者になるつもりはなかったものの、サンフランシスコで働いていた時に演技に興味を持ち、ハーバード大学付属のシアタートレーニングで修士号を取得。 ドラマの端役やCM出演などを経て、ドラマ『メンタリスト』の人気と共に、レギュラー出演者として知名度を上げています。

『メンタリスト』【2008年~】

カリフォルニア州捜査局CBIに加わった犯罪コンサルタント、パトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)が、人の心理を読むメンタリストの能力で犯罪を解決していく刑事ドラマです。 CBIに所属する寡黙な捜査官キンブル・チョウを、ティム・カンが演じています。

ジャッキー・チェン

ジャッキー・チェン
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1954年4月7日中国生まれの俳優・監督のジャッキー・チェン。 香港のアクションスターで武術家でもあるブルース・リーの後継者として期待され、コメディとカンフーの融合と、自ら危険なスタントに挑むことでアジアのトップスターとなりました。 アメリカに出品した映画『バトルクリーク・ブロー』や『プロテクター』の評価は芳しくなかったものの、香港映画『レッド・ブロンクス』がアジア映画初のアメリカ興行収入初登場1位の快挙を成し遂げ、クリス・タッカーと共演した映画『ラッシュアワー』の大ヒットで、アジアに加えてハリウッドスターとしての地位も確立しました。

『レッド・ブロンクス』【1995年】

叔父の結婚式の為、ニューヨークのブロンクスにやってきた香港の刑事クーン(ジャッキー・チェン)が、現地の暴走族に目をつけられたことで暴力に巻き込まれるアクション映画です。

『ラッシュアワー3』【2007年】

口八丁の黒人刑事のカーター(クリス・タッカー)と、カンフーの達人である中国の捜査官リー(ジャッキー・チェン)のコンビが繰り広げるアクション映画の第3弾です。悪役であるケンジ役で真田広之も出演しています。

イ・ビョンホン

イ・ビョンホン
©︎Brian To/WENN.com
1970年7月12日韓国ソウル特別市生まれの俳優イ・ビョンホン。 1991年のドラマ『アスファルト、我が故郷』で俳優デビューし、映画『誰が俺を狂わせるのか』(1995)、『ラン・アウェイ』(1995)で新人賞を受賞。2000年の映画『JSA』で釜山映画評論家協会賞主演男優賞を受賞して俳優としての地位を確実なものにすると、2005年の韓国映画『甘い人生』を機にハリウッドのエージェントと契約。 『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013)や『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)などの大作に出演するハリウッドスターとなりました。

『G.I.ジョー バック2リベンジ』【2013年】

同名のおもちゃをモチーフにした、世界最強のチーム「G.I.ジョー」が悪の組織と戦う実写アクション映画の第2弾です。 敵の組織コブラ団に所属する凄腕の兵士ストームシャドーをイ・ビョンホンが演じました。

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』【2015年】

アーノルド・シュワルツェネガーが人型兵器を演じる映画『ターミネーター』シリーズの5作目にあたる作品です。 人類を滅さんとするスカイネットが、1984年にタイムスリップした兵士カイルを抹殺すべく送り込む液体人型兵器T-1000をイ・ビョンホンが演じています。

ファン・ビンビン

ファン・ビンビン
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1981年9月16日中国山東省生まれの女優ファン・ビンビン。 上海戯劇学院を卒業後、映画やドラマなどに出演し、1998年に始まったドラマ『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』の出演をきっかけにブレイク。 「中国一の美人女優」と称され、日中合作映画『墨攻』(2007)の出演から、韓国映画『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)やハリウッド映画『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)など、世界を舞台に活動する女優となりました。

『マイウェイ 12,000キロの真実』【2011年】

日本が統治していた時代の京城(現ソウル)を舞台に、マラソンで競い合っていた少年時代を経て、戦争により傲岸な上官と兵士として対立することになるキム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)と長谷川辰雄 (オダギリジョー)の物語です。 日本兵に家族を奪われた中国人女性シュエライを、ファン・ビンビンが演じました。

『X-MEN: フューチャー&パスト』【2014年】

ミュータント抹殺兵器「センチネル」が跋扈する世界を変えようと、ミュータント達が過去に精神を送り込む、マーベルの同名コミック『X-MEN』シリーズの実写映画版7作目となるアクション映画です。 空間に穴をあける能力をもつミュータント「ブリンク」ことクレア・ファガーソン役を、ファン・ビンビンが演じました。

トニー・ジャー

1976年2月5日タイ生まれの俳優・振付師のトニー・ジャー。 香港でスタントマンの修業を積み、体育短期大学でムエタイなど様々な技術を習得して、映画『モータルコンバット2』などのスタントマンとして活動していたトニーは、2003年に公開されたタイ映画『マッハ!!!!!!!!』での身体を張ったムエタイアクションで世界的に注目され、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)など、ハリウッドでも活躍する俳優となりました。

『ワイルド・スピード SKY MISSION』【2015年】

カーアクションを主体とする、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー主演の人気シリーズ第7弾です。 敵役となる民間軍事組織ジャガンディのメンバーで、途轍もない格闘能力を持つキエットを、トニー・ジャーが演じました。

渡辺謙

渡辺謙
©Diloreto A./Sipa USA/Newscom/Zeta Image
1959年10月21日新潟県生まれの俳優、渡辺謙。 演劇集団「円」に所属し、1982年にドラマ『未知なる反乱』でTVデビュー。1984年に『瀬戸内少年野球団』で映画デビューして以降、数々のドラマ・映画に出演するも、映画『天と地と』撮影中だった1989年に急性骨髄性白血病を発症。 一年間の療養を経て病から立ち直り、2003年に出演した『ラストサムライ』でハリウッドデビューを果たすと、映画『バットマンビギンズ』(2005)、『インセプション』(2010)など様々な大作映画に出演する日本人ハリウッドスターとなりました。

『バットマンビギンズ』【2005年】

DCコミックの同名漫画『バットマン』を原作とする実写映画です。 犯罪蔓延るゴッサム・シティで、悪と戦う闇の騎士バットマンことブルース・ウェインを鍛えた、「影の同盟」の首領ラーズ・アル・グールを、渡辺謙が演じました。

『インセプション』【2010】

他人の潜在意識にダイブして情報を盗み出す企業スパイであるドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)が、大企業の社長サイトー(渡辺謙)に、ライバル企業の解体及び諸々の記憶をライバル社の社長の息子ロバートに植え付けるという、難しい依頼をされることから始まる物語です。