ハル・ベリー、『X-MEN』ストーム役の現在

2017年8月30日更新

アフリカ系アメリカ人で初のアカデミー賞主演女優賞を獲得という偉業を成し遂げたハル・ベリー。受賞作『チョコレート』や『X-MEN』のストーム役で知られる彼女のプロフィールや出演作、プライベートについてもご紹介します。

ハル・ベリーのプロフィール

ハル・ベリー(ハリー・ベリーとも)は、オハイオ州クリーブランド出身、1966年8月14日生まれのアメリカ女優です。

4歳のときに両親が離婚し、看護師だった母親のもとで育ちました。高校時代は特待生で、チアリーダーや学校新聞の編集者をつとめ、プロム・クィーンにも輝きました。1985年のミス・ティーン・オール・アメリカン、翌年のミス・オハイオなどの美人コンテストに出場し、優勝しています。1986年にはミスUSAで準優勝、同年のミス・ワールドでは5位に入賞しました。

1989年に女優を目指してニューヨークに移り、同年後半にテレビシリーズ『Living Doll(原題)』の端役でデビューし、1991年の『ジャングル・フィーバー』でスクリーンデビューを果たしました。

『チョコレート』でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー主演女優賞受賞

2001年の映画『チョコレート』で、ハル・ベリーは白人男性と恋に落ちる黒人女性を演じました。同作品は、人種差別問題をシリアスに扱っており、主人公の複雑な心理を見事に演じきったベリーは、アフリカ系アメリカ人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

受賞スピーチでベリーは、多くの黒人女優の名前を挙げ、「やっと有色人種にも扉が開かれました」「ここまで来るのに74年(※)かかった」と万感の想いを語りました。 (※第74回目のアカデミー賞だったため)

『007 ダイ・アナザー・デイ』ではボンドガールを務める

2002年に公開された『007 ダイ・アナザー・デイ』は、007シリーズ40周年・通算20作目のダブル・アニバーサリーを記念した作品で、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品です。機密情報漏洩の疑いをかけられ、00ナンバーを剥奪されたボンドが自分の無実を晴らすため、ジンクスとともに人工衛星イカロスを使った恐ろしい陰謀に立ち向かっていきます。

この作品で、ハル・ベリーはNSA(アメリカ国家安全保障局)の諜報員ジンクス役としてボンドガールを務めました。

『X-MEN』シリーズにストーム役で出演

ハル・ベリーは、マーベル・コミックの実写映画『X-MEN』シリーズで、最も強力なミュータントの1人、ストーム役を演じています。

ストーム(本名:オロロ・マンロー)は常にX-MENの中心メンバーであり、その能力は天候の操作や高速飛行、格闘などです。「恵まれし子らの学園」に所属し、サイクロップスとともにウルヴァリンやローグを同校に連れてきました。ストームはアメリカン・コミックの歴史の中で、最も初期に登場した黒人女性のキャラクターで、しかも主要な役を務めており、歴史的にも高く評価されています。

ハル・ベリーは『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』で、ピープルズ・チョイス・アワードのアクション女優賞を受賞しました。ストームを主役としたスピンオフ作品への出演依頼もありましたが、ベリーはこの申し出を断っており、『X-MEN4』が製作されるのなら出演したいと言っています。

ゴールデンラズベリー賞受賞時のスピーチが賞賛を受ける

2004年の映画『キャットウーマン』で、ハル・ベリーはその年の最低映画を発表するゴールデンラズベリー賞(通称:ラジー賞)で、最低主演女優賞を受賞してしまいました。授賞式にやってこない候補者も多いなかベリーは堂々と出席し、ユーモラスな受賞スピーチを披露しました。

ペリーは左手にオスカー像、右手にラジー賞のトロフィーを持ち、『チョコレート』でオスカーを受賞した際のスピーチのセルフパロディを行い、その懐の深さが賞賛をうけました。

私生活では離婚も経験

1996年にメジャーリーグの選手デビッド・ジャスティスと離婚後、ハル・ベリーはR&B歌手のエリック・ベネイと結婚しましたが、2005年に夫の浮気が原因で離婚しています。

その後、カナダ人モデルのガブリエル・オーブリーと出会い、交際を開始しました。2008年にベリーは長女を出産しましたが、2010年にオーブリーと破局。娘の親権争いが話題となりました。

2012年にはフランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと婚約、2013年7月に結婚し同年10月に長男を出産しています。その後、マルティネスとは2015年に離婚しました。

波瀾万丈の人生を送るベリーですが、ベネイと結婚していた間に迎えた養女を含む3人の子供たちとは良好な関係にあるようです。

我がスタイルを貫く女性!ハル・ベリーってどんな人?

「ユーモアは私の人生に不可欠なものなの」と語るほど、ユーモラスなベリー。全世界で人気のアニメ『シンプソンズ』に本人役で出演するなど、面白いと思ったことには積極的にチャレンジする性格なようです。

またファッションについて語った際には「流行に流されちゃだめよ。新しいものばかりに目を奪われないで、あなたはあなたにしかなれないの」とコメント。まわりに流されず自分のスタイルを大切にする姿勢はかっこいいですね!

ハル・ベリーの現在

初のテレビシリーズ主演

ハル・ベリーは2013年から2015年にかけてアメリカで放送されたSFシリーズ『エクスタント』に出演しました。

このシリーズでベリーは、13ヶ月の単独任務から戻ったばかりのISEAの宇宙飛行士、モリー・ウッズを演じました。彼女は任務の間に不思議な体験をし、人間以外の生物の子孫を妊娠します。成長するにつれて危険な存在となっていくその”子孫”と、彼を狙う巨大企業の陰謀の真相を探求しようとします。

今後の出演作

『Kidnap』(2016):2016年5月にアメリカで公開予定のスリラー映画『Kidnap』で、ベリーは誘拐された息子を探す母親を演じています。

また、2016年に公開されたスパイ・コメディ『キングスマン』の続編に、CIA長官役で出演することが噂されています。