女優ハル・ベリー出演おすすめ映画8選!人物像が分かるトリビアやプロフィールも紹介
女優ハル・ベリーが出演しているおすすめ映画8選!彼女の性格が垣間見えるトリビアも
アフリカ系アメリカ人として初のアカデミー主演女優賞を受賞した女優ハル・ベリー。その後もボンドガールに抜擢されたり、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名を刻まれたりと順風満帆な女優生活を送っています。 しかし実は私生活では、幼い頃に両親の離婚や自身も3度の離婚を経験している苦労人。女優業でも何度か不遇の時代と向き合ってもいます。それでもいつも輝いているのは、彼女がポジティブで美しい心身を保ち続けているから。 今回は、そんな女優ハル・ベリーの生い立ちや私生活からその美しさの秘密を紐解き、さらにおすすめ出演作8本を紹介していきます。
ハル・ベリーのプロフィール
ハル・ベリーは、オハイオ州クリーブランド出身、1966年8月14日生まれのアメリカ人女優です。父親はアフリカ系アメリカ人、母親はイングランド系白人。父親のアルコール依存症が原因で4歳の時に両親が離婚し、看護師だった母親のもとで育ちました。 ハイティーンの頃に数々のミスコンで上位を獲得し、モデルとなったハルは1989年にテレビシリーズ『Living Doll(原題)』の端役で女優デビュー。1991年にはスパイク・リー監督の『ジャングル・フィーバー』でスクリーンデビューを果たします。 1999年のテレビ映画『アカデミー 栄光と悲劇』では、黒人女性で初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた女優ドロシー・ダンドリッジを演じ、エミー賞とゴールデングローブ賞をW受賞。奇しくもその2年後、2001年の映画『チョコレート』で彼女自身がアカデミー主演女優賞受賞という快挙を成し遂げています。 2000年からはマーベルヒーロー映画「X-MEN」シリーズのストーム役を務め、さらに2002年には『007 ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールに抜擢されました。近年も2017年の『キングスマン:ゴールデン・サークル』のエージェント・ジンジャー役、2019年の『ジョン・ウィック:パラベラム』の暗殺者ソフィア役など、アクション映画への出演が続いています。
「X-MEN」シリーズ(2000年~)
マーベル・コミックの実写映画「X-MEN」シリーズは2000年から2019年までに、初期三部作と過去を描く新シリーズ4作が公開されています。ハルは2000年の『X-メン』からの三部作と2014年の『X-MEN: フューチャー&パスト』に出演しています。 ハル・ベリーがこのシリーズで演じてきたのはストーム/オロロ・マンロー役。 X-MENの中心メンバーであり、天候の操作や高速飛行、などの能力を持つ最強のミュータントの一人です。 「X-men」シリーズ突然変異の超能力者“ミュータント”が差別による迫害を受けつつも、ミュータントテロ組織と戦う物語。ストームはアメコミ史上最も初期に登場した黒人女性のキャラクターで主要な役を務めており、歴史的にも高く評価されています。
『ソードフィッシュ』(2001年)
2001年にはドニミク・セナ監督によるクライム・サスペンス映画『ソードフィッシュ』に出演。主演はジョン・トラボルタで、ヒュー・ジャックマンとも共演しています。 天才ハッカーのスタンリー(ヒュー・ジャックマン)に持ち込まれた、ハッキングによる麻薬取締局の裏金95億ドル強奪計画。しかしそれは巧妙に仕掛けられた罠!計画したミステリアスな男ガブリエル(ジョン・トラボルタ)の目的は一体何か?最後まで読めないサスペンス・アクションです。 ハル・ベリーはスタンリーに計画を持ち込む女ジンジャーを演じています。この作品では劇中で初めてトップレス姿を披露。公開当時、その美しさは大きな話題を呼びました。もちろん、見どころのアクションシーンでも体を張っています!
『チョコレート』(2001年)
2001年の映画『チョコレート』では、主人公の黒人女性レティシアを演じました。人種差別問題をシリアスに扱った作品で、レティシアの複雑な心理を見事に演じきったハルは、有色人種初のアカデミー主演女優賞を受賞しました。 レティシアは死刑囚の夫と一人息子を持つ黒人女性。夫の死刑が執行され、母子二人での生活を余儀なくされた上、息子をひき逃げで失うというさらなる悲劇が。しかしこれをきっかけに、レティシアはハンクという白人男性と恋に落ちていきます。 オスカー受賞スピーチでは道を開いてきたドロシー・ダンドリッジなど先輩の黒人女優たちの名前を挙げ、「すべての無名の有色人種の女性たちにチャンスが訪れた。今夜、その扉が開かれた」と万感の想いを語っています。
『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)
2002年に公開された『007 ダイ・アナザー・デイ』は「007」シリーズ40周年と通算20作目のダブル・アニバーサリー作で、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品です。 機密情報漏洩の疑いをかけられ“00ナンバー”を剥奪されたボンド。無実を晴らすために行動する中で、人工衛星イカロスを使った恐ろしい陰謀に立ち向かっていきます。この作品で、ハル・ベリーはNSA(アメリカ国家安全保障局)の諜報員ジンクス役としてボンドガールを務めました。 当時36歳ですが、ボンドガールとしてスレンダーで整った美しい身体を披露。この役を演じたことで、全米有色人種地位向上協会が選出した「NAACPイメージ賞」で最優秀助演女優賞を受賞しています。
『キャットウーマン』(2004年)
2004年の『キャットウーマン』は、DCコミックス『バットマン』のキャラクターの一人であるキャットウーマンを主人公にした実写映画。ハル・ベリーは主演で、ペイシェンス・フィリップス/キャットウーマンを演じています。 広告デザイナーのペイシェンスは、勤める化粧品会社の新商品の企業秘密を知り、抹殺されてしまいます。しかしエジプトの猫神“マオ・キャット”の神秘の力によって“キャットウーマン”として復活し、超人的な力を持って悪と戦うことになります。 なんと本作で、その年の最低映画に贈られるゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞を受賞!授賞式に出席しない受賞者も多い中ハルは堂々と出席し、『チョコレート』でオスカーを受賞した際のスピーチのセルフパロディを行い、その懐の深さが賞賛を受けました。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年)
2017年には、スパイ映画『キングスマン』の続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』にジンジャー役で出演。イギリスの諜報機関“キングスマン”のアメリカ版“ステイツマン”のエージェントとして、シリーズ初登場を飾りました。 前作『キングスマン』で伝説のエージェント・ハリーの跡を継いでキングスマンの一員となったエグジー(タロン・エガートン)。しかし突然、キングスマン本部は世界規模の麻薬密売組織“ゴールデン・サークル”のミサイル攻撃を受けて壊滅。エグジーはアメリカのステイツマンを頼り、ケンタッキー州へ向かいます。 ジンジャーは元々はメカニック担当でしたが、現場での活動を熱望。「ゴールデン・サークル」のラストではエージェント・ウィスキーの後任になったため、続編『キングスマン3 (仮題)』やステイツマンがメインとなるスピンオフで再登場の機会もありそうです。
『チェイサー』(2017年)
2017年に主演と製作を務めたアクション・スリラー『チェイサー』では、息子を誘拐されるシングルマザーのカーラを演じました。原題は誘拐を意味する『Kidnap』で、リメイク版『プッシャー』を手がけたスペイン出身のルイス・プリエトが監督を務めました。 カーラは息子のフランキーを一人で育てるシングルマザー。しかしある日、公園で遊ぶフランキーが車で連れ去られる現場を目撃。必死で追いかけますが、その車は走り去ってしまいます。犯人の見当もつかず、警察も協力してくれない状況の中、カーラは一人でフランキーを救う覚悟を決めます。 自身も幼い子どもたちの母親として日夜奮闘しているハル。そんな彼女が我が子のために全速力で走り、自力で救おうとする姿には子育て中の親には身に迫るものがあります。
『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019年)
2019年5月に全米公開された『ジョン・ウィック:パラベラム』は、キアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック」シリーズ第3弾。ハル・ベリーは本作でジョン・ウィックを助ける殺し屋ソフィア役で出演しています。日本では2019年10月4日公開予定です。 殺し屋たちが集う「コンチネンタル・ホテル」の掟を破り、1400万ドルの懸賞金をかけられた伝説の殺し屋ジョン・ウィック。ホテルからも殺し屋たちからも命を狙われ、ニューヨークから逃亡を図ります。 ノンストップのアクションシーンが大きな見どころの本シリーズ。今作ではハルがキアヌに追いつこうとアクションに力を入れ過ぎた結果、リハーサルで肋骨を3本も折ってしまったそう。それでも撮影中はかなりのスタントシーンもこなしたといいます。
ハル・ベリーのことがもっと知りたい!トリビアを紹介
ミスUSA2位の経歴を持つ
ハル・ベリーは高校時代は特待生で、チアリーダーや学校新聞の編集者をつとめ、プロム・クィーンにも輝きました。ティーンの頃から才色兼備だったとは!この頃から数々のミスコンに出場しています。 特に1985年のミス・ティーン・オール・アメリカン、翌年のミス・オハイオなどの美人コンテストでは優勝しています。さらに1986年にはミスUSAで準優勝、同年のミス・ワールドでは6位入賞も果たしました。
恋愛遍歴は?
ハルはこれまでに3度の結婚・離婚と2度の出産を経験しています。1996年にメジャーリーグ選手デビッド・ジャスティスと離婚後、R&B歌手のエリック・ベネイと結婚しましたが、2005年に夫の浮気が原因で離婚しています。 その後すぐ、カナダ人モデルのガブリエル・オーブリーと出会って交際を開始。結婚はしないまま2008年に長女を出産しましたが、2010年には破局。娘の親権争いが話題となりました。 2012年にはフランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと婚約。2013年に正式に結婚し、同年10月には長男を出産しています。しかしその後、マルティネスとも2015年に離婚しました。 私生活では恋多き波瀾万丈の人生を送っていますが、ベネイと結婚していた間に迎えた養女を含む3人の子どもたちとは良好な関係にあるようです。
背中のタトゥーが魅力的!
2019年3月にハルが自身のインスタグラムに投稿したタトゥーの写真が大きな話題になりました。それは、ハルの首筋から腰まで背骨に沿って伸びる植物のタトゥー。しかもトップレスのまま、フライパンと卵を持って料理中! あまりにも不思議なタトゥーで、さらにハルの美しい背中に魅せられた人も多いはず。しかし実はこれ、新作映画『ジョン・ウィック:パラベラム』の役柄にどんなタトゥーが似合うかをテストしていたとのこと。 つまり、フェイクタトゥーだったのです。これ以外にも様々なデザインのタトゥーにもトライするのだとか。それにしても、トップレスで目玉焼きを作るのも日常的なことだというのには驚かされますね。
若くして糖尿病と診断された
50代にしていまだ美しいボディを維持しているハル・ベリーですが、実は19歳の時に糖尿病と診断されています。それ以来、糖尿病を管理するための食事を徹底し、脂肪や糖分、加工された炭水化物が少ない食材をチョイスしているそうです。 自身の食生活だけでなく、子どもたちの食事にも極力気を遣い、砂糖の代わりにキシリトールを使っているとか。また日々のエクササイズも欠かさず、糖尿病と血糖値をコントロールするための有酸素運動を行なっているようです。 美しいボディを維持しているのは、糖尿病との闘病のためであり、ヘルシーな食生活とエクササイズなのですね!
50代とは思えない美ボディとバイタリティ!強く美しいハル・ベリー
私生活ではなかなかの苦労人だとわかったハル・ベリー。女優業でも出演作に恵まれない時期も経験しています。それでもオスカー獲得をはじめとする輝かしいキャリアのもと、自身の心身を強く美しく保ち、子育てにも邁進している姿は同業者にもファンにも賞賛されるところ。 なによりとても50代とは思えない美ボディと、激しいアクションに挑み続けていることに驚嘆!これからもその美しさと強さを、出演作で魅せ続けてくれることを願っています。