2018年10月30日更新

【『ダンケルク』出演】キリアン・マーフィー、青い瞳のアイルランド俳優が気になる!

©Graylock/ABACAUSA.COM/Newscom/Zeta Image

吸い込まれそうになるほど印象的な青い瞳が特徴的なキリアン・マーフィーは、その確かな演技力と作品に恵まれ、高い評価を誇る作品に多く出演してきました。この記事では、彼のいままでの代表的な出演作品や今後の出演作品情報を中心にキリアンの魅力をご紹介しています。

キリアン・マーフィーのプロフィール

キリアン・マーフィーは、1976年3月25日生まれのアイルランド、コーク州出身の俳優です。 彼の最大の特徴は、その演技力もさることながら、この吸い込まれそうなほどに綺麗な青い瞳。「瞳の美しい持ち主」の話題の中には必ずと言っていいほど彼の名前が挙がっています。 音楽好きの家庭環境の中で育ったキリアン・マーフィーは、大学へ進学して法律学を学ぶ傍ら、音楽活動もしていました。 彼は様々なバンドでギターを演奏し、その後弟と組んだバンドは、レコード会社からのオファーがくるほどの人気ぶりでした。 しかし、大学在学中にコーク州の劇団「コーカドルカ・シアター・カンパニー」のオーディションに合格したことで大学を中退。演技の道へと進むことになります。

名監督の映画に引っ張りだこ

ダニー・ボイル監督/『28日後...』

キリアンは、名監督の映画にも多く出演しており、中でも、ダニー・ボイル監督による感染症パニックを題材にしたSFホラー映画『28日後...』への出演をきっかけに広く知られることとなりました。 ダニー・ボイル監督は、ユアン・マクレガーの出世作となった『トレインスポッティング』(1996)やアカデミー監督賞を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)、近年では『スティーブジョブス』(2015)の監督としても広く名の知られている人物です。 また2012年には、ロンドンオリンピック開会式のオープニングセレモニーの芸術監督にも任命され、今なお世界的に評価されている映画監督です。

ケン・ローチ監督/『麦の穂をゆらす風』

労働者階級の生活を描くことを得意とするケン・ローチ監督は、長らく自身の描く世界観と一般市民の関心の相違などからなかなか評価されない時期を過ごしました。 しかし、第43回カンヌ国際映画祭審査員賞をはじめ、1991年にはヨーロッパ映画賞作品賞を受賞、1994年には英国アカデミー賞生涯功労賞および第51回ヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞を受賞するなど、その作風が世界的に高く評価されるようになりました。 第59回カンヌ国際映画祭では、キリアン・マーフィーも出演した『麦の穂をゆらす風』(2006)でパルム・ドールを獲得しています。アイルランドとイギリスの合作映画である本作は、英愛条約をめぐって対立し時代に翻弄されていく兄弟を描いた物語で、キリアンは医者からゲリラ戦士に、そして英国の自由国兵士となった主人公デミアンを演じています。

キリアン・マーフィーはクリストファー・ノーラン作品の常連

クリストファー・ノーラン監督は、『メメント』や『インソムニア』、『インセプション』、そして『ダークナイト』3部作の監督として広く名が知られています。キリアン・マーフィーは、ノーラン監督作品に何度も出演してきました。

脇役ではありながら、絶対に忘れられない怪演が光る【2005年】

犯罪や暴力に溢れ秩序が乱れているゴッサムシティで、自らが犯罪者にとって恐怖のシンボルとなるべく立ち上がったブルース・ウェインというひとりの男が、執事や支援者の力を借りてバットマンとして立ち上がったシリーズ1作目。 キリアン・マーフィーは、今作でジョナサン・クレーン、またの名を“スケアクロウ”という人物を演じ、大変高く評価されました。 このスケアクロウは、表の顔は精神科の医師ですが、実はマフィアと裏取引をしており、人体実験を行ったり、街に吸引すると幻覚症状を引き起こし苦しめる幻覚ガスを散布するといった犯罪者なのです。 クリストファー・ノーラン『ダークナイト』3部作で、スケアクロウはメインの敵ではないながらもバットマンを苦しめ続ける存在です。

前作に続き、社会にはびこる根っからの悪人を演じた【2008年】

『ダークナイト』3部作の2作目。 前作でゴッサムシティを滅ぼそうとしていた敵を倒したバットマンですが、ジョーカーという白塗りの顔に大きく裂けた口、ピエロの様な出で立ちが特徴の犯罪者がバットマンの前に現れ、またもやゴッサムシティを、そしてバットマンを恐怖へ陥れます。 キリアン・マーフィーは本作でも一貫してスケアクロウを熱演しています。 今作では、前作で散布していた幻覚ガスの能力を薬物に改良しマフィアなどを相手に売りさばいており、バットマンをも幻覚薬物で苦しめようとします。

複雑な世界観と迫力ある映像で大きく話題になった作品【2010年】

日本では、渡辺謙の出演でも大きく注目され、そして、その独特な世界観と映像が世界的にも大きな話題を呼んだ『インセプション』。 レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ドムには、他人の潜在意識に入り込むことでその人物が持っている考えやアイディアを盗み取ることが出来るスパイでした。 その能力に目を付けたのが渡辺謙演じる斉藤で、斉藤はドムの犯罪嫌疑を末梢することを条件に斉藤のライバル会社を倒産させること、しかも、それをキリアン・マーフィーが演じる社長の息子ロバートにさせるよう仕向けることを依頼してきました。 ドムはそれを引き受け、馴染みの仲間たちと作戦を実行させます。 しかし、狙いのロバートはそれを予測して潜在意識下でも対応できるように訓練を受けており、ドムや斉藤たちは現実とは反対の更に深い潜在意識へと行ってしまうのです。

『ダークナイト』3部作最終作【2012年】

『ダークナイト』3部作最終章でバットマンの前に立ちはだかるのは、ゴッサムシティを滅亡させようとする超人的なパワーを持った最強の敵べインでした。 今までの敵以上に歯が立たない程強いべインでしたが、数少ない協力者と共にべインを倒すため、そして、ゴッサムシティを悪の手から守るために、もう一度バットマンが立ち上がります。 本作では、アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンも登場し、最終章にふさわしい盛りだくさんでより充実した作品となっています。 そして、最終章でもキリアンはスケアクロウを演じています、今作では判事として登場し、1、2作目で使用してきた幻覚ガスは用いませんが、法の力を利用して人をしに陥れようとする、相変わらずの悪党ぶりを怪演しています。

ジョニー・デップとも共演したサスペンス映画【2013年】

ジョニー・デップ主演で話題を呼んだ人工知能と科学に支配される恐怖を描いたSFサスペンス映画『トランセンデンス』。 人工知能研究者のウィルはある日射撃され、それがきっかけとなり命を落としてしまうのですが、彼が亡くなる前に共同研究者でパートナーのエブリンが彼を人工知能として甦らせました。 しかし、人工知能としてどんどん進化をしていくウィルはエブリンさえも疑問を抱く行動をとりだしていくも、もうウィルの進化によっておきる謎の暴走を止める事は困難となって行くのでした。 キリアンはこの作品でドナルド・ブキャナン捜査官を演じています。

アイルランド出身俳優と仲良し

キリアン・マーフィーは、セレブ扱いやパパラッチ、パーティーなどが大の苦手であることが大変有名です。2010年までは、トーク番組にすら出演したことがなかったくらいです。 そんなキリアンですが、同業者にも仲の良い友人がいます。よく知られているのは、同郷のアイルランド出身のコリン・ファレルやジョナサン・リース=マイヤーズ。 また、アイルランド出身で今でも高い人気を誇るリーアム・ニーソンのことを、とても尊敬しているようです。 彼らとは俳優として著名になる前から彼らとは親交があったようで、気心知れた本当に仲の良い間柄のようですね。

2017年ノーラン最新作『ダンケルク』にも出演するキリアン・マーフィー

クリストファー・ノーラン監督とは過去に何度もタッグを組んでいますが、2017年に公開予定の『ダンケルク』で再びタッグを組むことが決定しています。 第二次世界大戦西部戦線で実際にあった戦闘、「ダンケルクの戦い」を描いた戦争映画となります。 「ダンケルクの戦い」とは、圧倒的な最新兵器を武器にフランスへ侵攻したドイツ軍がダンケルクまで追い詰めた連合軍兵士35万人を救出するべく、当時のイギリス首相チャーチル命令の下、軍艦や漁船などあらゆる船舶を動員して兵士たちを救出した大規模な救出作戦のことです。 この作品には、キリアンの他にも『インセプション』や『ダークナイト・ライジング』で共演したトム・ハーディも出演決定しています。今後もキリアン・マーフィーの活躍から、目が離せません