神楽坂恵はグラビアアイドルだった
神楽坂恵は、ヘアメイクの仕事に憧れ上京。スカウトされたことによりグラビアアイドルになりました。 身長158cm、体重46kg、B92、W57、H87と、昔は神楽自身、大きな胸が嫌だったそうですが、羨ましいスタイルの持ち主です。スカウトされるのも納得です。しかし、その後グラビアアイドルの仕事に疑問を持ち始め、2007年に「グラビアアイドル辞めます!」宣言。女優業へ専念します。 ピアノ、日舞、弓道(一級)が得意で、着付師免許とフラワーアレジメント初級の資格を所持しているという、まさに大和撫子な神楽坂恵。しかしグラビアアイドルという大胆な仕事に就き、そしてすっぱりとグラビアアイドル辞めるという、実に男らしい行動力で女優へと転身しました。
2011年に映画監督の園子温と結婚
2011年、神楽坂恵は映画監督で有名な園子温と、19歳の年の差婚をしました。 バーで神楽に一目ぼれをした園子温監督が「俺の映画に出てください」とオファー。初対面でなかなか印象的な出会いをしたそうです。最初は、信じていない神楽坂恵も、園子温の粘りにより、結婚を承諾しました。 ちなみに、プロポーズは『リトル・ロマンス』という映画にならい、ベネチアでゴンドラに乗り夕暮れの鐘の音の中でというものだったそう。女性であればだれもが憧れる超ロマンチックな演出でした。
映画『冷たい熱帯魚』『恋の罪』での体当たり演技がすごいと話題に
実話を基に人間の冷酷な感情を描いたホラー映画『冷たい熱帯魚』
『冷たい熱帯魚』は、園子温監督、脚本の2010年のホラー映画です。 神楽坂恵の役どころは、主人公「社本熱帯魚店」を営む店主・社本信行の妻・妙子。夫の亡き前妻の娘との関係が上手くいっていないという役どころで、夫役の吹越満とのラブシーンもあり、激しい演技みせています。 『冷たい熱帯魚』は評価の高い映画ですが、グロ・暴力の多い映画。耐性のない方は、注意が必要です。しかし、「お前は自分の力だけで何かをやったことがあるか?ないだろ?!」という作中のセリフは考えさせられるものがあります。
3人の女を中心に描いた映画『恋の罪』
『恋の罪』は、園子温監督、水野美紀主演の2011年の映画です。キャッチコピーは「ようこそ、愛の地獄へ。」。 神楽坂恵の役どころは、亭主関白な夫・菊池由紀夫に奴隷のように従う抑圧された生活を送る貞淑な妻・菊池いずみ役。騙されてAVへ出演し、抑圧から解放されていくというダークなストーリーで、体当たりな演技が話題になりました。 映画『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』で神楽坂恵は演技を評価され、オオサカシネマフェスティバル2012と、第3回ヨコハマ映画祭にて助演女優賞を受賞しています。
夫・園子温の作品には毎回出演
毎回というわけではありませんが、『恋の罪』以降のほとんどの園子温監督の作品に出演しています。 愛妻家というより、恐妻家と有名な神楽坂恵ですが、共に仕事をするということは二人の仲が良好な印かもしれませんね。神楽は現在ブログも行っていないので、ファンにとって彼女が女優として園子温監督作品に出演することは有難いのかもしれません。
映画『ひそひそ星』ではプロデューサー兼主演を務める!
人類はあれから何度となく大きな災害と大きな失敗を繰り返した。その度に人は減っていった。宇宙は今、静かな平和に包まれている。機械が宇宙を支配し、人工知能を持ったロボットが全体の8割、人間は2割になっている。すでに宇宙全体で人間は、滅びていく絶滅種と認定されている。科学のほとんどは完結しているが、人間は昔と同様、百年生きるのがせいぜいだ。人間の人口は、宇宙の中でしだいに消え入るローソクの火のようだ。
と、世界観を読んだだけでこの映画の面白さをひしひしと感じます。 神楽坂恵が演じるアンドロイドの鈴木洋子は、かつては人々でにぎわった街や海辺にいる人へ荷物も届けていきます。科学が完結している時代でなぜ何年もの時間をかけて物を届けるのかアンドロイドの洋子は理解ができません。 しかし、誰もがとても大事そうに荷物を引き取っていき、「距離と時間に対する憧れは、人間にとって心臓のときめきのようなものだろう」と洋子は推測します。30デシベル以上の音を立てると人間が死ぬおそれがある”ひそひそ星”という星へ来た洋子は、音を立てないように配達しようとすると・・・。 映画『ひそひそ星』の撮影場所は、福島県の浪江町。園子温監督が25年前に考えていた25年前の台本では、荒廃した宇宙というロケーションはなかったそうです。 「撮影のため故郷の姿をみられることがうれしい」「映画として浪江町を残してもらいたい」と浪江町の地元の方々がキャストとして出演しています。 神楽坂恵のが夫・園子温監督の作品で主演を務める映画『ひそひそ星』は、2016年5月14日に公開されました。