2017年7月6日更新

岩田華怜、AKBを卒業した新人女優のおさえておきたい事実7選

このページにはプロモーションが含まれています
岩田華怜 卓上カレンダー

AD

1:岩田華怜は実は幼少期から芸能活動をしていた

岩田華怜は1998年5月13日、宮城県は仙台市に生まれ、幼い頃から地元のキッズタレントとしてCM、番組などテレビにも出演していました。 2008年にはエステー主催のミュージカル『赤毛のアン』のオーディションに合格。惜しくも出演は逃しましたが、2009年に名取市のミュージカルスクールに入所し、翌2010年には同スクール主催のミュージカルに出演。演技に磨きをかけていきます。

2:震災の被害に遭いつつもAKB48に合格

オーディション進行中の被災

2011年は岩田華怜にとって激動の年となりました。 まずは、2月20日。第12回目となるAKB48のオーディションに合格し、研究生としてアイドルの道を歩み始めます。同年4月17日には前座として公演デビューを果たしますが、このたった2ヶ月のあいだに岩田の人生に大きな影響を与える出来事がありました。 3月11日に発生した、東日本大震災です。 震災当日、岩田は仙台市の実家で被災。津波の到達こそなかったものの、家の壁にはヒビが入り、余震も続く中、身の安全を確保するために家族とともに車の中で一夜を明かしたといいます。

葛藤を乗り越え、決意とともにデビューを果たす

被災地の混乱を目の当たりにし、自身の生活も一変。華やかな世界を目指すことに対する罪悪感も重なり、一度は芸能界への道を諦めかけたそうです。しかし母親からのアドバイスにより勇気づけられた岩田は、東京に出て、本格的にデビューを目指すことになります。 それは「東北のために何かしたい」という強い意志の表れでもありました。

芸能活動を通じて自らの使命をはたす

翌2012年の3月24日には正規メンバーに昇格。同年5月にはNHKの震災復興企画である『花は咲くプロジェクト』のメンバーとして活躍。岩田華怜は「芸能活動を通して東北を知ってもらい、復興に繋げる」という使命を見事に果たしたのです。

3:映画『ソロモンの偽証』で銀幕デビュー!

初の映画出演は注目度大

困難にも屈することなく、芸能活動に情熱を注いできた岩田華怜。 そんな彼女は2015年には、映画『ソロモンの偽証』に出演を果たします。本作は人気作家、宮部みゆきが10年かけた同名の小説が原作ということもあって、大きな話題を呼んだ意欲作です。また、40人程度のクラスメイトを選ぶのに、1万人という大規模なオーディションを実施したことでも注目をあつめました。

作品の魅力

さて『ソロモンの偽証』はただ話題や注目を集めただけではありません。 原作、映画ともに、シビアでリアリティに溢れる心理戦が展開され、内容の濃さにも定評があります。特に「集団心理」の描写は非常に濃厚ですから、一見の価値ありですよ!

難しい役を見事に演じきる

岩田が演じた「河原沙織」は主人公のクラスメイトの一人であり、一見すると”脇役”のようにも思えますが、もちろんそんな生易しいものではありません。 ただ表現豊かに感情をさらけ出せばいいというものではなく、他のすべてのキャラクターとの関係性を描き出さねばなりませんし、理不尽に抑圧された中での「泥臭さ」を表現しつつも思春期特有の繊細な感情を「感じさせる」必要があります。 そして、岩田は「河原沙織」そして「クラスメイト」を見事に演じきりました。 アイドルとして十分な成功を納めていながら、「演技力を磨く」という目標に向かってブレを感じさせない岩田。一歩先に進んだ彼女はど今後、どんな成長を見せてくれるのでしょう?

4:特技はギターの弾き語り

幼少期からの芸能活動、震災を乗り越えた精神力、そして「女優」としての道を着実に歩む姿。そんな岩田華怜の生き様からはとても大人びた印象を受けます。 しかし、彼女の魅力はそれだけにとどまりません。 岩田の特技はギターの弾き語り。単なるキャラ作りではなく、かなり器用に弾きこなしています。AKB48の曲を演奏してアイドルらしさを見せる一方、「動画が見れない」や「初恋レディー」といったちょっとシュールで共感性の高いオリジナル曲を披露するなど、引き出しの多さにも驚かされます。 「楽しみながら、楽しませる」を自然体でこなす岩田華怜、彼女は根っからのエンターテイナー気質であると言えそうですね。

5:岩田華怜は家族が豪華だった!

芸能活動への意欲とストイックさにかけては文句なしの岩田華怜。実は、彼女の家族も芸能界に縁の深いのです。

母親は宮城県でローカルタレントとして活動

岩田華怜が幼少期から芸能活動に身を置いていたことは先にも述べましたが、彼女の母親もローカルタレントとして活躍しています。芸能人としての高いプロ意識を持ちつつ、暖かく距離を感じさせない気さくさ、前向きさは母親譲りの天性とも言えそうです。

大叔父は俳優の原田大二郎

岩田華怜の大叔父は俳優の原田大二郎。NHKの大河ドラマ『新・平家物語』で平重盛役を演じたほか、『太陽に吠えろ』や『鬼平犯科帳』、『大江戸捜査網』『暴れん坊将軍』など有名タイトルに繰り返し出演しています。 その他、映画や舞台と多岐に活動し、特に「渋くて漢らしい刑事もの」や「時代劇」はなんでもござれという演技派。一方、『それいけ!ズッコケ三人組』の怪盗X役など、コミカルなアニメ作品の声優としても活躍しています。 いい意味で抑制のきいた堅実かつ柔軟な演技力を武器に息の長い活動をしてきた原田大二郎。その性質は岩田華怜にも確実に受け継がれているようです。

6:実は少年漫画が大好き

ギターの弾き語りでは時折おちゃめな面を見せる岩田華怜。実は少年漫画も大好きで、公式コメントやブログ(google+)で様々な作品に言及しています。 楽しみ方も独特で、セリフや擬音まで声に出して読む”漫読”を特技として、その魅力について熱く語る場面も見られます。
 ――漫読が面白いと気づいたきっかけは。  「はい、実は面白いんです。これ! 番組で「特技ありますか」と聞かれて、思いつくものがなく、漫読をやることにしました。ほかのメンバーはトランペットなど本格的な特技が多かったんですけど、私だけ漫画を1冊持って出てきて、『うおおぉぉぉ!!』ってやったら、けっこうウケたんです。それから、特技と聞かれたら『漫読』と言うようにしています。よく調べてみたら、私よりも先に漫読をする方がおられて、当初は存じ上げませんでしたが、今度、共演させていただくことになりました」
『進撃の巨人』のコスプレを披露するなど楽しみ方がとにかく積極的!周囲を巻きこむ積極性が実に彼女らしく、興味をかきたてます。

7:AKB卒業後の活動は?』女優として舞台や映画に出演!

岩田華怜は2016年3月15日の卒業公演でホリプロへの移籍を発表しました。 彼女が本格的に「女優」を目指すきっかけとなったのは、ホリプロが手がけたミュージカル『ピーターパン』だったといいます。幼少期から現在に至るまで一貫して「女優」そして「演技」への道を目指してきた岩田。彼女にとって希望に満ちたスタートを切ったといえるでしょう。 また、卒業公演を控えた同年3月11日の復興イベントでは、卒業後も芸能活動を通して東北の復興に貢献したい、と語っています。 目標をしっかりと持ち芯の強さを感じさせる岩田華怜。演技力や気さくな人柄も魅力的です。今後の活躍に期待が高まりますね。