佐藤健のおすすめ映画15作【2021年最新版】役名や見どころも紹介！

佐藤健は1989年3月21日生まれ、埼玉県岩槻市(現・さいたま市)出身の俳優です。高校生の時にスカウトされ、2006年にドラマ『プリンセス・プリンセスD』で俳優デビュー。 翌年、特撮ドラマ『仮面ライダー電王』の野上良太郎役で連続ドラマに初主演し、仮面ライダー俳優として知名度を上げました。代表作でもある「るろうに剣心」シリーズをはじめ、『亜人』、『いぬやしき』などで披露した華麗なアクションも注目されています。 2021年にも主演映画3作が公開！活躍の勢いは止まるところを知りません。 この記事では、今や日本を代表する実力派イケメン俳優・佐藤健の出演映画を厳選し、おすすめの15作品を役名・役柄とともに紹介します。

人気マンガを原作とした実写映画「るろうに剣心」シリーズがついに最終章を迎えます。 二部構成となるクライマックスの1作目『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日公開。ラストを飾る「The Beginning」は6月4日公開予定となっています。

かつて「人斬り抜刀斎」と恐れられ、激動の幕末を刀一本で生き抜いた緋村剣心。その後、不殺の誓いを立てた彼は、仲間とともに数々の敵との戦いを乗り越え、平穏な生活を送っていました。しかしそんなあるとき何者かが東京を襲います。 実は東京を襲ったのは上海マフィアの頭目・雪代縁(ゆきしろ えにし)で、彼の目的は剣心への復讐でした。すべてを悟った剣心は、仲間たちに自分の過去を語ります。彼がかつて結婚していたこと、そして自らの手で妻を斬殺したこと……。 ついに縁による東京への総攻撃がかけられ、逃れられない運命を背負った究極の戦いがはじまります。 剣心の十字傷の謎が明かされる本作。ストーリーはもちろん、シリーズの代名詞ともいえる迫力のアクションにも注目です。

シリーズを通して主人公・緋村剣心を演じてきた佐藤健。本作でももちろん、ひきつづき主演を務めます。 佐藤健が演じる剣心が見られるのは、この二部作で最後。その勇姿をしっかりと目に焼き付けておきたいですね。

中山千里によるベストセラーミステリー小説を原作に、『8年越しの花嫁』の瀬々敬久監督と佐藤健が再びタッグを組み、阿部寛の共演で映画化された『護られなかった者たちへ』。 公開日は10月1日の予定です。

東日本大震災から9年。宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま餓死させられるという不可解な連続殺人事件が発生します。被害者は、いずれも善人・人格者とされる人物。 宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎(とましの せいいちろう)は事件の共通点を見つけ、そこから利根泰久が第一容疑者として捜査線上に浮かび上がります。しかし確証を得られないまま、第3の殺人がおきてしまい……。 佐藤健、阿部寛のほかにも、清原果耶、林遣都、永山瑛太、三浦友和、倍賞美津子など、豪華キャストが出演。不可解な連続殺人事件の行方とともに、俳優陣の迫真の演技からも目が離せません。

本作で佐藤健が演じるのは、連続殺人事件の容疑者・利根泰久です。彼は知人を助けるため、放火・傷害事件を起こしたとして服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚。そんな彼が殺人に至った経緯とは？本当に彼が犯人なのか？ 佐藤健の鬼気迫る演技に注目です。

佐藤健の連続ドラマ初主演作となった、平成仮面ライダー第8作『仮面ライダー電王』(2007年)の単独劇場版にして、佐藤の映画デビュー作です。 主人公の野上良太郎は時の列車デンライナーに乗って時代を行き来し、時の運行を守っていました。しかし全ての時間の支配を目論む強盗集団によって、デンライナーを奪われてしまいます。しかも良太郎が電王に関する記憶を失ってしまい――。 電王と言えば、モモタロスを筆頭に、様々なイマジンを憑依させる仮面ライダー。佐藤は気弱な性格の良太郎とイマジンを見事に演じ分け、後の活躍を予感させました。 単独映画は3作目の「さらば仮面ライダー電王」(2008年)で完結し、その後、関連作品への佐藤の出演はありませんでした。しかし2018年、平成仮面ライダー20作記念映画「平成ジェネレーションFOREVER」にて、ウラタロスが憑依した“U良太郎”として再登場！ 出演に関して徹底した情報統制が敷かれていたため、観客にとって完全なサプライズとなり、公開初日には劇場でどよめきが起こるほどでした。

森田まさのりの同名漫画を、佐藤隆太主演でドラマ化した『ROOKIES』(2008年)の続編にして、シリーズ完結編となる劇場版「-卒業-」。 舞台となるのは二子玉川学園高校、通称「ニコガク」。不祥事で活動停止に追い込まれた野球部員たちが、熱血教師・川藤との出会いで情熱を取り戻し、甲子園を目指すスポ根ドラマです。ドラマ版では登場しない赤星、濱中が登場し、オリジナルストーリーが展開しました。 佐藤が演じたのは、ドレッドヘアーにバンダナ(ヘアバンド)が特徴の岡田優也です。派手な見た目とは裏腹に冷静な性格で、仲間たちを諭す一面もあるキャラクター。脇役ながらも強い存在感を放ち、ブレイクのきっかけになりました。

ハロルド作石による漫画『BECK』を、「TRICK」シリーズなどの堤幸彦監督がメガホンを取り、佐藤健の主演で実写映画化した青春ドラマです。 原作の1～10巻までを原作に、平凡な高校生活を送っていた主人公・田中幸雄が仲間たちとロックバンドを結成し、メジャーデビューを目指す姿を描きました。佐藤演じる幸雄は、自分のボーカルの才能に気付かずにいましたが、天才ギタリストとの出会いで運命が一変！ 気弱な性格の役な上、水嶋ヒロ演じる南、桐谷健太演じる千葉ら前に出るタイプのキャラクターの中にあっても輝きを失わない、佐藤の存在感に注目です。

和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を、大友啓史監督、主演の佐藤健のタッグで実写映画化した「るろうに剣心」シリーズ第1弾です。 幕末の動乱期、「人斬り抜刀斎」の異名で恐れられた伝説の剣客・緋村剣心。時代は明治に変わり、彼は不殺(ころさず)の誓いを立て、刀を逆刃刀に持ち替えました。弱者を助ける流浪人として旅する中で、守るべき人びとと出会い、新たな戦いに身を投じるアクション時代劇です。 佐藤は剣心のビジュアルを完全再現した上、実写化不可能とも言われた飛天御剣流の技の数々を、スタントなしで演じきりました。剣心が憑依した熱演は原作ファンにも評価されて大ヒットし、2014年には剣心の宿敵、志々雄真一派との戦いを描く続編が2部作で公開。 2021年夏には、剣心の頬の十字傷の謎や隠されていた過去にも迫るシリーズ最終章「追憶編」、「人誅編」の2部作が公開されます。

『トウキョウソナタ』の黒沢清がメガホンを取り、乾緑郎の第9回「このミステリーがすごい！」大賞受賞作を、佐藤健と綾瀬はるかのW主演で映画化。 主人公の藤田浩市は、自殺未遂を犯し1年以上も眠り続ける大切な幼なじみであり、恋人の淳美を救うために彼女の意識に飛び込みます。この特別な治療は「センシング」と呼ばれ、浩市は彼女の意識の中で自殺の理由を探るうちに、思わぬ真実を知ることになるのでした。 浩市を演じた佐藤は、恋人のために現実と仮想世界を行き来し、やがて見覚えのない少年の幻覚に悩まされる難役を繊細に演じきっています。人間の意識を舞台とした斬新な設定と、黒沢監督が描く少し不穏で独特な世界観も必見です！

『僕は妹に恋をする』の青木琴美による同名漫画を、主演に佐藤健、ヒロインにオーディションで選ばれた新人・大原櫻子を迎えて実写映画化した作品。 音楽業界を舞台に、若き天才サウンドクリエイターの小笠原秋と、彼の気まぐれから付き合うことになった女子高生・理子の年の差恋愛を描くラブストーリーです。佐藤演じる秋は、理子が憧れる人気バンド「CRUDE PLAY」の元メンバーで、デビュー前に脱退した過去があります。 秋はビジネス的な音楽業界に嫌悪感を抱いており、理子にも身分を隠していました。しかし、彼女の天性の歌声が認められ、スカウトされたことから運命が狂いだすのでした。

原作の大場つぐみ、作画の小畑健による『DEATH NOTE』コンビが生んだ人気漫画を、『モテキ』の大根仁監督が実写映画化した作品です。 天才的な画力を持つサイコーこと真城最高と、天才的な構想力を持ち巧みなストーリーを生み出す、シュージンこと高木秋人。彼らが高校生漫画家コンビ「亜城木夢叶」として、日本一の発行部数を誇る週刊少年ジャンプ誌上にて、ライバルたちとしのぎを削る青春ドラマです。 キャスト発表時に、サイコー役の佐藤、シュージン役の神木隆之介の配役に「逆ではないか？」との指摘が相次ぎ、本人たちもそう思ったんだとか！実際に演じてみると、ビジュアルを除けばキャラクターと重なる部分が多かったそうで、公開後は配役の妙を評価する声が寄せられました。

『君の名は。』などの映画プロデューサー、川村元気の小説を、佐藤健、宮崎あおいの共演で実写映画化した人間ドラマ『世界から猫が消えたなら』。 郵便配達員として働く主人公の僕は、脳腫瘍により余命わずかと診断されました。そんな彼の前に現れた自分そっくりの「悪魔」に、“大切なものと引き換えに1日寿命を伸ばす”取引を持ちかけられ、電話や映画、時計などを次々と消していくのですが……。 心優しく消極的な僕と、俺様系の悪魔を見事に演じ分けた、佐藤の一人二役が見どころです。大の猫好きというだけあって、僕の愛猫・キャベツに向ける優しげな眼差しも見逃せません！

朝井リョウの直木賞受賞作『何者』を、主演の佐藤健、有村架純や二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ら若手実力派俳優の共演で映画化した作品。 就職活動のための情報交換の場として、「就活対策本部」を結成した5人の大学生たち。彼らは疑問や悩みを分かち合いますが、人間関係に少しずつ変化が表れます。やがて内定をもらった“裏切り者”の出現によって、それぞれの心の底に潜んでいた妬み、本音が爆発しするのでした。 佐藤演じる主人公・二宮拓人は、大学では演劇サークルの活動に打ち込んでいました。脚本を執筆していた経験から、人間観察、分析が得意というキャラクター。時折垣間見える、二宮の腹黒さを滲ませた佐藤の演技を評価する声もあります。

桜井画門による同名漫画を、「踊る大捜査線」の本広克行監督✕主演の佐藤健＆「るろうに剣心」スタッフのタッグで映画化した『亜人』。 本作の主人公・永井圭は、病を患う妹を救うために医者を目指し、研修医になりました。ある日、彼は交通事故で死亡した直後に生き返り、不死の新人類「亜人」であることが発覚。 互いの信念の違いから、人類の大量虐殺を図る亜人・佐藤と壮絶な戦いを繰り広げる、サスペンスアクションです。 佐藤演じる圭は実験体として国家に追われ、同族の亜人とも対立するキャラクターでした。激しいアクションシーンが高く評価され、鍛え上げられた肉体美も話題に！第6回ジャパンアクションアワードにて、ベストアクション最優秀男優賞を獲得しました。

YouTubeの動画投稿から話題となった、中原尚志・麻衣の実話をもとにした書籍を、佐藤健と土屋太鳳のW主演で映画化した「8年越しの花嫁」。 尚志と麻衣は、結婚式を3ヶ月後に控える幸せいっぱいのカップル。それも束の間、麻衣は謎の病に倒れ、昏睡状態に陥ってしまいました。 2人を次々と待ち受ける試練を乗り越え、結婚を約束してから8年後、奇跡の瞬間を迎えるまでを描くラブストーリーです。 佐藤は婚約者への愛を貫き、義理の両親に「もう娘のことは忘れて欲しい」と言われても、決して諦めず信じ続けた尚志役を演じました。口下手な一面はあるものの、愛情深い男性を好演し、第41回日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞を獲得しています。

現作は奥浩哉による人気漫画で、2017年にTVアニメ化もされた『いぬやしき』。「GANTZ」でも奥作品を手がけた佐藤信介がメガホンを取り、木梨憲武主演で実写化したSFアクションです。 うだつの上がらない毎日を送る、定年間近のサラリーマン・犬屋敷壱郎。末期ガンに冒され、余命幾ばくもない彼はある日、謎の事故によって機械の体を手にしました。犬屋敷は人間を超越した力を使い、傷つく人びとを助けるヒーローになるのですが……。 本作で佐藤が演じたのは、犬屋敷と同じ事故に遭って手にした力で、自分に敵対する者たちを殺害していく大量殺人鬼・獅子神皓です。VFXを駆使したアクションシーンはもちろん、キャリア初となる悪役をどう演じたのか、ぜひ注目してみてください！

劇作家・桑原裕子が主催する「劇団KAKUTA」の代表作を、『孤狼の血』などの白石和彌監督が、主演の佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優らの共演で映画化。 どしゃぶりの雨が降る夜、タクシー会社を営む稲村家の母・こはるは夫を殺害しました。暴力を振るう父親から開放することが、子どもたちの幸せと信じて……。3兄妹の運命は一夜にして一変し、15年後、再会した家族が失った絆を取り戻そうとする姿を描いた人間ドラマです。 佐藤演じる次男・雄二は、東京で働くうだつのあがらないフリーライター。再会した母に冷たくしながらも、愛情に応えられない自分に苛立つ、とても難しい役柄でした。眉間に深いシワを刻んでタバコを吹かし、やさぐれ度満点の無精ヒゲ姿に、「新鮮」との声が上がりました。

今回は佐藤健が出演した映画13作品を、役名・役柄とともに紹介してきました。改めて一覧にしてみると、主演作の多さに驚かされますね。 端正なルックスに、デビュー初期から光る高い演技力、そして自ら激しいアクションをこなすポテンシャルを持つ、稀有な俳優の一人と言えます。王道ラブストーリーにSF、時代劇と出演作の傾向も幅広く、多彩な演じ分けの虜になる人も多いかもしれません。 現状に満足することなく、『いぬやしき』では初の悪役に、『ひとよ』ではやさぐれた役に挑んでおり、今後も新しい表情を見せてくれることでしょう！