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- 『ROOKIES』で人気を急上昇させた市原隼人
- 1:『リリィ・シュシュのすべて』【2001年】
- 2:ドラマ『ヤンキー母校に帰る』【2003年】
- 3:ドラマ『WATER BOYS2』【2004年】
- 4:ドラマ『あいくるしい』【2005年】
- 5:映画『虹の女神 Rainbow Song』【2006年】
- 6:映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』【2008年】
- 7:ドラマ『ROOKIES』【2008年】
- 8:ドラマ『ワイルドライフ〜国境なき獣医師団R.E.D.〜』【2008年】
- 9:ドラマ『猿ロック』【2009年】
- 10:ドラマ『ランナウェイ〜愛する君のために』【2011年】
- 11:ドラマ『陽だまりの樹』【2012年】
- 12:ドラマ『カラマーゾフの兄弟』【2013年】
- 13.ドラマ『不機嫌な果実』【2016年】
- 14.ドラマ『おんな城主 直虎』【2017年】
- 15.映画『無限の住人』【2017年】
『ROOKIES』で人気を急上昇させた市原隼人
小学5年生の時、渋谷でスカウトされたことで芸能人デビューした市原隼人。彼の代表作は?と聞かれたらやはり『ROOKIES』でしょう。 森田まさのりによる原作を実写化したドラマで、市原はピッチャーの安仁屋恵壹役を演じました。後に劇場版が作られるなど人気を博した作品ですが、その中でも市原演じる安仁屋は主役級のキャラでその熱いキャラやルックスで高い人気を誇りました。 「家に帰ったら肩の力が抜けるのと一緒で、『ROOKIES』の現場に入ったら、もう『ROOKIES』モードの自分がいるんです。」 と語るなど作品に対する熱い思いも彼の人気上昇の一つでしょう。
1:『リリィ・シュシュのすべて』【2001年】
市原隼人の初主演作品。 中学生になった市原演じる蓮見雄一は同じクラスの優等生・星野修介と仲良くなります。しかし、夏休みをはさみ新学期に移ると星野は豹変、荒れだした星野は雄一をいじめの対象にします。 過酷な日常を送る雄一の唯一の救いはリリイ・シュシュというアーティストの歌を聞くこと。自ら「リリフィリア」というファンサイトを主宰し、様々なファンとの交流をしていくのですが...。 14歳の少年少女の内面をリアルに描いた作品で、大きく話題を呼びました。 初主演、初芝居ということでなんと64テイクを出して1日潰してしまった日もあるそうです。 「数ページにわたっての長台詞があったんですよ。フィルム撮影だったんですが、撮り終えるまでに要したのは64テイク(笑)。いかに何も考えてなかったかが……台詞も覚えていなかったですから当たり前ですよね。」当時を思い出し懐かしいと語った市原隼人。今の活躍からは想像できないですね。
2:ドラマ『ヤンキー母校に帰る』【2003年】
HBC制作で2003年に放送されたドキュメンタリー『ヤンキー母校に帰る』、および義家弘介の著書「不良少年の夢」「ヤンキー母校に生きる」を原案としたテレビドラマ。 元不良のヤンキー先生・吉森真也が母校で問題を生徒たちと向き合うストーリーで市原はその生徒の1人・氏家徹役で出演しました。 原案のドキュメンタリーは15年以上にわたる長期取材の元作られていて、その濃密な内容から大きな反響を呼びました。今作も同様に高い人気を得られ、TVスペシャルで特別編が作られました。
3:ドラマ『WATER BOYS2』【2004年】
高い人気を誇った『WARER BOYS』シリーズの続編。2とはついているものの前作との関わりはほとんどありません。 市原隼人の連続ドラマ初主演作品。 撮影でアシカの着ぐるみを着て泳ぐシーンがあり、「しょっぱいし、くさいし...最悪でした!」と語るなど撮影には苦労したようです。
4:ドラマ『あいくるしい』【2005年】
静岡県の田舎町に暮らす7人家族、真柴家の家族の絆を描くホームドラマ。神木隆之介、綾瀬はるか、沢尻エリカ、小栗旬と今ではかなり売れっ子のキャストが勢ぞろいしています。 当時、公式サイトにて真柴豪役の市原隼人が撮影現場を映像や写真で公開するコーナーが存在していました。(現在は閉鎖されています)
5:映画『虹の女神 Rainbow Song』【2006年】
上野樹里、市原隼人主演。大学生の市原演じる岸田智也は、上野演じる佐藤あおいの友人に近づくため、あおいに声をかけます。恋のキューピッドを引き受けたあおいですが、結果は失敗。しかしそのご智也はあおいの映画サークルに引き込まれ、俳優としてあおいの作品に出演することになり……。 メインビジュアルで2人が立っている屋上は本来は上ることが出来ませんが、撮影のために特別に使用させてもらいました。 また、韓国・釜山にて舞台挨拶を行い、手でハートマークを作る舞台パフォーマンスを行うなど、非常にファン想いな姿を見せました。
6:映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』【2008年】
元は一般ブログのエッセイとして書かれたものがネット上の口コミで広まり書籍化。『めざましテレビ』内で紹介されたことにより爆発的にファンが増加し、映画化に至りました。 撮影中はなんと40度の中行われました! 「もう必死でしたよ! 現場の気温が40度を越えてたんですよ。だから「アチ~! アッチ~!」って言いながらやっていました。でもチームでやっているっていう一体感があったので、そんなに苦しいとは思わなかったですね。みんなと同じ現場にいて、みんなと一緒にやってるんだし! みたいな。」暑くて大変そうなのに爽やかですね!
7:ドラマ『ROOKIES』【2008年】
冒頭で述べたように彼の代表作とも呼べる作品。 「故郷が出来ました。 本来の自分以上の物を周りが引き出してくれる。 100%の限界を越えた自分を見れる所です。 ありのままの自分でいれる場所でもあります。」 と語るなど、この作品に対する思い入れはかなり強いようです。 市原演じる安仁屋恵壹が号泣するシーンでは他のメンバー共々本当に涙があふれて止まらなかったそうです。
8:ドラマ『ワイルドライフ〜国境なき獣医師団R.E.D.〜』【2008年】
市原隼人演じる主人公・岩城 鉄生が持ち前の熱意で患畜を救っていく物語です。 本来は3話放送されるはずだったのですが、撮影に使用されたキリン親子が撮影終了から数日後、ストレスにより衰弱で死んでしまうという事態になってしまいました。 撮影との因果関係は不明ですが、重く受け止めたスタッフは撮影を中止、全2話の放送となりました。
9:ドラマ『猿ロック』【2009年】
芹沢直樹による原作漫画を全13話でテレビドラマ化しました。後にスピンオフドラマや映画が作られる等高い人気を得た作品です。 主人公・猿丸耶太郎役の市原隼人は、役作りのためにシルバーのスプレーで自分の髪を染めていました。 また、映画化の際、同じく主演の芦名星と共に渋谷でゲリライベントを行ったところ、周囲はパニック状態に。危険と判断した主催者により2分で終了となりました。 本来は20分行う予定だったため、2人がいかに人気か分かりますね。
10:ドラマ『ランナウェイ〜愛する君のために』【2011年】
無実の罪で刑務所に投獄された4人の若者が、それぞれの目的のために刑務所を脱獄する物語です。 実は市原は高所恐怖症を持っていたそうです。
11:ドラマ『陽だまりの樹』【2012年】
手塚治虫による漫画を市原隼人主演でテレビドラマ化しました。 実は時代劇初主演の市原。 「劇中の殺陣にも挑戦し、現在を生きている皆様に、今の時代ができる前の自分の生まれた国の歴史や心構えを伝えたいと同時に、自分自身も積極的に学んでいきたいと思います」 こう語るなど、ドラマに対する熱い姿勢をみせてくれました。
12:ドラマ『カラマーゾフの兄弟』【2013年】
「元々は19世紀のロシアの文豪・フョードル・ドストエフスキーの長編小説ですが、日本での放送ということで、舞台を現代日本に移しています。キリスト教などあまり日本人に馴染みがないものについても、法律などに置き換えられるなど、設定も変更されています。 熱血漢のイメージが強い市原隼人ですが、今作では法律事務所で働くエリートを演じます。 本作を演じるにあたり、役作りを徹底していたようで、原作を読むのは当然の事、1日1個のアメしか食べない等、体を極限まで絞りました。 さらに、 ドラマで描かれる“欲や狂気”を感じたかった」 と語り、撮影が始まるまで車での送迎をやめてもらい、徒歩で人ごみを歩き電車で仕事場まで通う、といった徹底っぷりで周りが心配するほどでした。
13.ドラマ『不機嫌な果実』【2016年】
2016年4月よりスタートしたテレビ朝日系深夜ドラマ『不機嫌な果実』。 この作品は林真理子著の同名小説を原作とし、不倫をめぐるさまざまな男女の恋愛模様を描くドラマです。 1997年にもドラマ化され、センセーショナルな内容で注目を集めました。 主演を務めるのは女優の栗山千明。市原隼人は、夫婦生活に不満をもっている栗山演じる主人公・水越麻也子と不倫関係に陥る音楽評論家の工藤通彦を演じています。
14.ドラマ『おんな城主 直虎』【2017年】
2017年1月8日より放送のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。 この作品は、戦国の世を知恵と力で生き抜いていく女性物語です。そして主演を務めるのは、数々の映画・ドラマで活躍する人気女優・柴咲コウ。 市原の役どころは、龍潭寺の僧侶で出家したおとわ(柴咲)の兄弟子にあたり、おとわを陰で支える存在です。
15.映画『無限の住人』【2017年】
????クライマックスシーンでの歓声について
— 映画『無限の住人』公式 (@mugenmovie) May 20, 2017
三池崇史監督「編集で何百回も音をつけて、何十回と映像を見るんですが、何度見ても新しい驚きや発見が絶えずあります。作った人間に対して何か語り掛けてくる映画ですし、違うメッセージを持つ映画だと感じています。(続く)」#無限の住人 #カンヌ映画祭 pic.twitter.com/yi13tbJwkt
2017年に公開され、カンヌでアウト・オブ・コンペティション部門に選出された映画『無限の住人』で、市原隼人は尸良を演じています。 『無限の住人』は、沙村広明原作の漫画『無限の住人』の実写化作品です。不死身の男・万次は、両親を殺された少女・凛(杉崎花)に用心棒を依頼されます。かつて妹を亡くした過去を持つ万次は凛に妹・町の面影を見ていたのです。 最愛の妹を失い、生きる希望を失っているのに、不死身の肉体を手にしてしまった万次。逸刀流の集団に両親を殺され、復讐心だけを糧に生きる少女・凛の依頼を受け、彼女を守り逸刀流を倒すことに心血を注ぎます。 市原隼人演じる尸良は、逸刀流を敵視する無骸流の一味。当初は万次たちと手を組んで逸刀流やその当主・天津(福士蒼汰)を共に倒そうとしていましたが、横暴で残虐な性格から仲違いし、決別してしまいます。極悪非道で残虐なキャラクターの尸良、これまでの役どころとは違った新たな市原隼人が見れそうです。