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【ネタバレ】映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』ダンブルドアがハリーに冷たかった理由を徹底解説!あらすじ・キャストは?

2017年11月3日更新

シリーズ第5作目『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじやキャスト、吹き替え声優などを徹底紹介!ヴォルデモート卿の脅威に立ち向かうハリーたちと、認めようとしない魔法界。児童文学でありながら噛みごたえのある作品です。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のキャストやみどころなどを紹介。

シリーズ第5作目となる『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は2007年7月に公開。興行収入は全世界で9億ドルを超えました。6月28日のワールドプレミアでは、日本で世界最速上映され、その際にハリー役のダニエル・ラドクリフが2度目の来日を果たしています。 ハーマイオニーに次ぐ新たなヒロイン、ルーナ・ラブグッドや魔法省の役人、ドローレス・アンブリッジなどの個性的な女性キャラが活躍する一方、魔法省やヴォルデモート卿、そしてハリー自身の秘密へと迫る、スリルあふれる作品となっています。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじ

本作でのハリーはホグワーツ5年生。ヴォルデモート卿の脅威が確実なものとなりつつあり、魔法界は緊張感に包まれています。 路地裏を歩いていたハリーとダズリーは突如として吸魂鬼に襲われます。 魔法を使って窮地を脱するも学外での魔法の使用が魔法省の規則に反するとして問題視され、退学処分の危機に晒されます。 ダンブルドア校長の計らいで行われた懲戒尋問で正当性を証明することに成功し、退学は免れるものの、魔法省とダンブルドア公共の関係は悪化。 魔法省の役人であるアンブリッジの介入によって、ホグワーツの職員、学生たちへの圧力が高まってゆきます。 反逆を恐れるあまり、全く実践を取り入れない授業が続くなど、アンブリッジや魔法省の高圧的な態度に業を煮やしたハリーたちは、「闇の魔術に対する防衛術」の実技を学び、ヴォルデモートの脅威に備える『ダンブルドア軍団』を結成。学生たち自らの手で真実に迫っていきます。 魔法省の目をかいくぐりつつ、訓練を続けるメンバーのもとに、ヴォルデモート卿の配下である「死喰い人」たちが脱獄したとの知らせが届き、事態は急転。魔法試験中に見た夢を手がかりに魔法省の神秘部に突入し、闇の勢力と対峙することになるのでした。

ダンブルドアがハリーに冷たい理由は?【解説】

劇中、ダンブルドアがやけにハリーに対して冷たい態度を取るのが印象的。ハリーも、それに対して非常に落ち込んでしまいます。しかし、これにはワケがあったのです。というのも、ハリーとヴォルデモートは強い「絆」で結ばれているため、互いが互いの中に入り込む事ができるのです。 ダンブルドアはそれに気がついていて、ヴォルデモートがハリーを利用して自分の命やハリーの命を脅かそうとすると予測します。そのため、ハリーと自分が特別近しい関係にないとヴォルデモートにわからせるために距離を置いたのです。 目を合わすのを避けたのも、ハリー越しにヴォルデモートが自分を襲ってくると考えたからです。そのため、スネイプ先生にハリーに対して閉心術を習得させるようにお願いしていたのでした。

ドローレス・アンブリッジって、何者?

突如ホグワーツにやってきて、「闇の魔術に対抗する防衛術」の教授となったドローレス・アンブリッジ。彼女は授業以外にも、校内に多くのルールを設けて風紀を乱す者を徹底的に罰していました。彼女は元々、魔法省の魔法大臣付上級次官でした。ディメンターを追い払うために、魔法を使用したハリーを尋問した際にもいました。 とにかく性格が悪いようで、彼女が身につけているロケットは後に発覚する「スリザリンのロケット」というヴォルデモートの分霊箱なのですが、分霊箱を身につけているとおかしくなるはずが、彼女は人を不快にさせるという能力(?)でその力を相殺したから平然としていたという逸話もあります。

ダンブルドア軍団のメンバーは?

「闇の魔術に対抗する防衛術」の教授に新任したアンブリッジが、生徒に実技を教えないという事で、身の危険を感じる生徒達が集まって結成されたのがダンブルドア軍団。多くはグリフィンドール生ですが、中にはハッフルパフや、レイブンクローの生徒も所属しています。 【グリフィンドール】ハリ・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトム、ディーン・トーマス、シェーマス・フィネガン、フレッド&ジョージ・ウィーズリー、ラベンダー・ブラウン、ジニー・ウィーズリー、コリン・クリービー、パーバティ・パチル、リー・ジョーダン、アンジェリーナ・ジョンソン、デニス・クリービー、ナイジェル・ウォルバート、アリシア・スピネット 【ハッフルパフ】スーザン・ボーンズ、ザカリアス・スミス、ジャスティン・フィンチ=フレッチリー、ハンナ・アボット、アーニー・マクミラン 【レイブンクロー】ルーナ・ラブグッド、チョウ・チャン、パドマ・パチル、アンソニー・ゴールドスタイン、テリー・ブート、マリエッタ・エッジコム、マイケル・コーナー

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のメインキャストを紹介

ハリー・ポッター

『ハリー・ポッター』シリーズの主人公であるハリー。11歳の誕生日にホグワーツから入学許可証が届いたことをきっかけに、魔法学校に通うことになります。 5作目となる本作では、ハリーの成長とリーダーシップの強さがしっかりと現れています。

ハリー・ポッター役 : ダニエル・ラドクリフ

第一作目からハリーを演じるのはダニエル・ラドクリフ。ハリーのキャラクターとともにしっかりと成長し、青年らしい凛々しさが見て取れます。 『ハリー・ポッター』シリーズでブレイクしたため、ハリーのイメージが強いかもしれませんが、2013年の映画『キル・ユア・ダーリン』や、2016年の映画『グランドイリュージョン 見破られたトリック』などに出演しています。

ハリー・ポッター吹き替え声優:小野賢章

ハリーの吹き替えを行ったのは、俳優、歌手、そして声優と幅広く活動している小野賢章。前前作の『ハリー・ポッターとアズガバンの囚人』では声変わりに苦しむも、苦難をバネにして演技に磨きをかけ、本作でも成長したハリーを見事に演じています。 他作品では『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や、『ミチコとハッチン』のレニー二役などを演じています。

ハーマイオニー・グレンジャー

シリーズ第一作目から、勝ち気で「キレ者」のヒロインとして活躍してきたハーマイオニー。本作でも「ダンブルドア軍団」の結成を提案するなど、中心的な存在として活躍ています。

ハーマイオニー・グレンジャー役:エマ・ワトソン

少女らしい可愛らしさと冷静沈着な誇り高さを併せ持つ「ハーマイオニー」にピッタリとハマっているエマ・ワトソン。『バレエ・シューズ』や『ウォールフラワー』、『ブリングリング』など、他作品にも数多く出演しています。

ハーマイオニー・グレンジャーの吹き替え声優 :須藤祐実

ハーマイオニーの声を演じるのは須藤祐実。『逮捕しちゃうぞ』の“まほ”や、人気ゲーム『龍が如く』シリーズの綾子などを演じています。海外アニメの吹き替えでは『怪盗グルーと月泥棒』などがあります。

ロン・ウィーズリー

味のあるキャラクターで人気の高いロン・ウィーズリー。今作ではグリフィンドールの監督生に選ばれるなど、おちゃめさは残しつつも人柄が評価される、頼りがいの有る青年として成長を見せています。

ロン・ウィーズリー役:ルパート・グリント

第一作からロン・ウィーズリーを演じているルパード・グリント。彼自身もハリー・ポッターシリーズの大ファンであり、オーディションに際しては自作のビデオを用意するなど、意欲的でおちゃめな面を見せています。

ロン・ウィーズリーの吹き替え声優:常盤祐貴

ロンの素朴な人柄を演じる常盤祐貴。他には『ウミガメと少年』の哲夫、『ラマになった王様』のティポなど、シリアスな作品への出演が多いようです。 スクウェア・エニックスとディズニーがコラボレーションしたことでも有名な人気ゲーム『キングダムハーツ』ではピーターパンを演じました。

物語のカギを握るキャストたちを紹介!

アルバス・ダンブルドア

一作目からホグワーツの校長として登場するダンブルドア。高い地位にありながら人柄もよく、信頼の厚い温かみのある人物として描かれてきた一方、物語の秘密を握る重要な人物です。 本作では、ハリーの過去に関わる秘密とともに、彼の別の顔が浮き彫りになってゆきます。

アルバス・ダンブルドア役:マイケル・ガンボン

『スリーピー・ホロウ』のバルタス、『ジキル&ハイド』の父親など、に出演してきたマイケル・ガンボン。校長のチャームポイントでもある立派なヒゲは流石に作り物のようですが、堀の深い顔立ちと、厳しくも優しい眼差しはダンブルドアそのもの。 『モブスター/青春の群像』ではマフィア、ファランザーノを演じています。

アルバス・ダンブルドアの吹き替え声優:永井一郎

ダンブルドアの吹き替えを担当したのは永井一郎。『機動戦士ガンダム』のデギン・ザビや『サザエさん』の波平など、数々の個性的なキャラクターを演じています。 俳優出身である永井は、「声優業に就く前に、俳優として演技の勉強をする」ということの重要性を説き、自らの演技にも妥協しない厳しい姿勢で収録に望んでいたといいます。 『ハリー・ポッター』シリーズ完結の2年後2014年1月、心不全のためなくなりました。ご冥福をお祈りいたします。

ルーナ・ラブグッド

本作初登場のルーナ・ラブグッド。本作以降『ダンブルドア軍団』の主要メンバーとして活躍していく第二のヒロインとも言える重要なキャラクターです。 いわゆる、夢見がちでおっとりとした不思議ちゃんキャラとして描かれる彼女ですが、「レイブンクロー寮」に振り分けられていることからも判るように、非常に知性的で物事の本質を見抜く能力に長けています。 一作目でメインヒロインのハーマイオニーが「レイブンクロー寮」に入ることを断固として拒否していたのとは対照的で、物語とともにハリーたちが獲得してきた「相互理解」や「客観性」と言った成長の兆しを象徴するような存在でもあります。

ルーナ・ラブグッド役:イヴァナ・リンチ

ルーナ・ラブグッドを演じたイヴァナ・リンチもハリー・ポッターシリーズの大ファン。飼猫に「ルーナ」「ダンブルドア」などキャラクターの名前をつけているほどです。 作者のJ.K.ローリング氏との文通を通して勇気づけられ、オーディションへの参加を決意したという経緯もあります。

ルーナ・ラブグッドの吹き替え声優:三村ゆうな

ルーナ・ラブグッドの吹き替えを担当した三村ゆうなは吹き替えをメインに活躍し、『宇宙戦争』のレイチェルや『かいじゅうたちのいるところ』のクレアなどを担当しています。 また2012年に発売され今なお人気のゲーム『アイカツ!』では一の瀬かえで役を演じています。

ドローレス・アンブリッジ

毎度個性的な曲者ぞろい、というべきか、ハリーたちや読者をイライラさせ、華麗な失脚でカタルシスを与えては去ってゆく「闇に対する防衛術」の教授たち。本作でそのポストに就任するのは魔法省直属の役人であるドローレス・アンブリッジです。 特定の人達に対する、過剰な恐怖心と敵対心に燃えた偏狭な思想や、権威主義的で強引なやり口で多くの反感を買うキャラクター。 そして、冷酷な性格に見合わない、少女趣味的なセンス(ピンクづくし、花柄、レース等)が醸し出す不気味さが相まって、見るものに強烈な印象を残します。

ドローレス・アンブリッジ役:イメルダ・スタウントン

ドローレス・アンブリッジを演じたイメルダ・スタウントン。本作でこそ、完全な汚れ役を演じては居ますが、イギリス本国ではかなり有名な舞台女優で演技派として知られています。 映画にも数多く出演し、『アリスインワンダーランド』では長身のバラ、『ヴェラ・ドレイク』では主演を担当。『ヴェラ・ドレイク』では献身的で思いやりのある性格であるがゆえに、望まない妊娠をした女性たちのための「堕胎」に携わるという、重い運命を背負った主人公を演じています。

ドローレス・アンブリッジの吹き替え声優:小宮和枝

ドローレス・アンブリッジの吹き替えを担当した小宮和枝は、吹き替え、アニメ等幅広い活動をする実力派。吹き替えではウーピー・コールドバーグやナンシー・アレンを担当。アニメでは『PSYCHO-PASS』の東金美沙子を演じています。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のみどころ

権力闘争や秘密組織の結成など、人間社会の動きや思惑のぶつかり合いに目を向けた、複雑で噛みごたえのあるストーリー。 “思い込み”や“劣等感”によって物事の本質が見えなくなることの危険性や、それを打破する勇気の重要性を示す「考えさせられる」作品でもあります。 脅威の本質に気づかない大人たち=魔法省の抑圧的な姿勢にジレンマを感じつつも卑屈にならない“芯の強さ”や、大人たちの欺瞞をただ批判するだけではなく、仲間とともに知恵を出し合い、実践的に解決していく“攻めの姿勢”は見るものを勇気づけ、物語を通じて彼らが成長していることを実感させてくれます。