『七つの大罪』嫉妬の罪ディアンヌの記憶を辿ってみた

2017年11月28日更新

巨人族の里メガドーザ出身、<七つの大罪>嫉妬の罪(サーペント・シン)のディアンヌ。里を抜け出していた幼少期から、かつての仲間<七つの大罪>を探すメリオダスとの再会まで。作中、何かと失われがちなディアンヌの記憶を辿ってみました。

巨人族の里出身の『七つの大罪』ディアンヌ

ディアンヌの故郷は、巨人族の里メガドーザです。巨人族は、ブリタニア大陸に存在する5つの種族の中で最初に生まれた種族。巨大な体躯と怪力、大地と密接な魔力を持ち、闘争本能と武力において他の追随を許さないと言われています。しかし彼女は、戦いに生きて死ぬことに価値を見出す巨人族に反発していた様子。 作中でも、敵味方は関係なく、相手の命を奪うことはしようとしません。身体が大きいことに悩み、一人ぼっちは嫌だと繰り返していました。 メリオダスらと<七つの大罪>を探す旅に出るまでの過去は、一体どのようなものだったのでしょうか。幼少期から本編初登場まで、ディアンヌの記憶を辿っていきたいと思います。

里を抜け出し、キングと出会う

本編開始から700年前。巨人族の里を抜け出したディアンヌは、一人で岩穴のような場所に暮らしていました。 そんなある日、重傷を負い記憶を失ったキングを介抱することに。一人の女の子として接し、服や物の作り方を教えてくれるキング。お互いに想いを通わせていき、近くの村の住人からも「可愛いつがい」と呼ばれる仲になっていきます。 出会いから500年が経った頃。徐々に記憶を取り戻すキングに、ディアンヌは「ずっと好きでいて」と願い約束を交わします。しかし、キングは<怠惰>の罪を思い出し、刑に服することに。二人の別れの時、キングは一緒に過ごした日々の記憶を彼女から消してしまいました。

記憶喪失の後、巨人族の里に戻る

ディアンヌは巨人族の里に戻り、<大地の牙>と呼ばれる戦士長・マトローナの元で働き始めました。数を減らしていた巨人族は、人間の戦に加担しており、誇りを守ると共に生計を立てていたようです。 しかし、戦いを好まず、非情になり切れない彼女の理解者は、優しく気弱なドロレスだけ。巨人族としては甘すぎると、厳しく諭すマトローナ。それは全て、偉大な両親を持ち、歴代の戦士長を超える素質を見込んでのことでした。 その想いをプレッシャーに感じ、巨人族の生き方に耐え切れなくなったディアンヌ。ドロレスを誘って逃げ出そうと決意しますが、「巨人族を受け入れてくれる場所はない」と断られてしまいます。

メリオダスと出会う

一人で旅に出たディアンヌでしたが、その道中、巨人族に偏見を持つ人間たちに絡まれてしまいます。そこへ現れたメリオダスに庇われ、一緒に昼食を食べることに。一人の女の子として扱ってくれたメリオダスに、ディアンヌは好意を寄せるようになりました。 外の世界にも居場所はあると感じ、喜びいっぱいの状態で里に戻ります。 そこで聞かされたのは、唯一の友人だったドロレスの死。マトローナの命令により、一人だけで用心棒の任務に就かされ、山賊団と交戦になって命を落としたと言うのです。 マトローナに対するやり場のない怒りをぶつけますが、その力の差は歴然。ディアンヌは返り討ちにされ、叶わぬ夢を抱きながら眠りにつきました。

嫉妬の罪で捕えられる

ドロレスの死の翌日。ディアンヌはマトローナに連れられ、リオネス騎士団による大規模な南蛮討伐作戦に参加します。しかし、戦地に南蛮の姿は無く、用意されていのは巨大な射出機でした。 騎士団の目的は南蛮討伐などではなく、<大地の牙>と呼ばれるマトローナ討伐の功績をあげること。猛毒の矢からディアンヌを庇ったマトローナは、なおも追撃する聖騎士を一掃します。 瀕死の状態になりながら、これまで厳しく当たってきた本当の理由を告げました。 マトローナの死に号泣するディアンヌでしたが、生き残った聖騎士たちの画策で、全ての罪をなすりつけられることに。戦いを好まないため無抵抗で投降し、<嫉妬>の罪を背負うことになりました。

『七つの大罪』に加入

捕えられたディアンヌの罪状は、「力への<嫉妬>ゆえに王国の友兵マトローナを毒殺、さらに口封じのため、無辜なる王国騎士330名惨殺した」こと。即時の斬首刑が言い渡されますが、リオネス国王の命を受けたメリオダスに身柄が預けられ、<七つの大罪>に加入することなります。 本編開始から10年前。聖騎士長の呼び出しがあり、トロルクイーン討伐の報酬と喜ぶなど活躍していた様子が伺えました。マーリンには大祭壇を壊した小言だと揶揄われており、怪力による被害も発生していたようです。 しかしその呼び出しは、<七つの大罪>に聖騎士長殺害と王国転覆疑惑をかけるための罠。王国騎士に包囲された後、<七つの大罪>は離散することになってしまいました。

メリオダスと再会

ディアンヌは、<七つの大罪>離散後、聖騎士も立ち入らないという”白夢の森”に隠れ住みました。小鬼を脅し匿わせていましたが、かつての仲間を探すメリオダスが現れ、力を貸すため旅に同行することになります。旅が始まったばかりの頃は、唯一メリオダスのセクハラを受けている<嫉妬>から、エリザベスに冷たい態度をとっていました。 しかし、「王女として国と民を守る」という覚悟に心を打たれ、名前で呼び合う親友に。命がけで助けようとするなど、メリオダスへの想いに関係なくとても大切にしている様子が伺えます。

ディアンヌの魔力は?

ディアンヌの魔力は「創造(クリエイション)」です。巨人族特有の魔力で、鉄を捻じ曲げ、大地を自由に操ることが出来ます。 彼女はこの魔力を使い、二本の岩石の拳を作り出す「双拳(ダブル・ハンマー)」や岩石の巨像を二体創り出して操る「双子の巨像(フィレアンドロース)」、更には自分自身の体を金属のように重く硬く変化させる「重金属(ヘビメタ)」という技まで繰り出しています。応用力のすこぶる高い魔力です。

ディアンヌの神器

ディアンヌの神器は戦鎚ギデオン。重さは2200ポンド。巨人族の彼女らしい巨大な鎚です。 10年前に七つの大罪が離散した後に紛失してしまい、大罪をおびき寄せる餌としてバイゼル喧嘩祭りの賞品に使われてしまいました。戦いの末、無事この神器は彼女の元に戻り、今も武器として活躍しています。

夢は小さくなること

巨人族の名に恥じず、9メートルを越える巨体のディアンヌ。彼女には夢がありました。 それは小さくなること。 巨人族の彼女には叶わぬ夢とも思えましたが、エリザベスとともに食材探しに出たときに、意外な形で叶うことになります。なんと、煙にまかれて小さくなってしまったのです。 この煙の正体はエリンギのような怪物、チキン・マタンゴの胞子でした。 この時はバイゼルの喧嘩祭りに参加した後、元に戻ってしまいましたが、今ではマーリンが作ったミニマム・タブレットという薬で好きなときに小さくなれるようになり、ようやく夢がちゃんと叶うこととなりました。

ディアンヌの声優は?

ディアンヌを演じるのは悠木碧。4歳で芸能界に入った彼女は子役としてキャリアを積み、2003年に『キノの旅』にて本名の「八武崎碧」名義で声優デビュー。 高校入学後に事務所移籍とともに現在の「悠木碧」に改名し、2011年の『魔法少女まどか☆マギカ』では声優アワード声優主演女優賞他各賞を受賞、2012年にはミニアルバムをリリースし、アーティスト活動を開始するなど精力に活動を続けています。 ここでは代表作である『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公、鹿目まどかと彼女の実力が遺憾なく発揮された『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの主人公、立花響を紹介したいと思います。

『魔法少女まどか☆マギカ』/鹿目まどか

中学二年生の鹿目まどかは、不思議な生物キュゥべえと、魔法少女巴マミに出会います。将来の魔法少女候補として巴マミの元で人心を惑わす魔女を退治する様子を見学するまどか。 そんな中、彼女たちを悲劇が襲います。 巴マミが不覚を取り絶命。 謎の魔法少女暁美ほむらに助けられまどか自身は生き残るものの、その後も次々と明らかになっていく魔法少女の過酷な仕組みに翻弄されながら、まどかは必死に自分に何が出来るのか、どうすればいいのか思い悩んでいきます。 悠木碧は追い詰められ苦しんでいく彼女を熱演しました。

『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズ/立花響

立花響は特異災害・ノイズの襲来に遭遇し、天羽奏のノイズを撃退する命がけの歌「絶唱」に助けられました。それから2年。彼女は市立リディアン音楽院高等科に通う、人助けが趣味の普通の高校生になっていました。 彼女の身近に、再びノイズが現れます。ノイズに追い詰められた響の胸の奥から歌が湧き上がりました。それに応え、歌う響。 それは2年前、ノイズ撃退の余波で身体に受けてしまった天羽奏のシンフォギアの欠片がもたらした歌でした。 シンフォギアを起動させた彼女は、歌いながらノイズを撃退し、戦いに巻き込まれていくのです。 歌いながら戦う本作で、悠木碧はただ歌うのではなく、全力で戦い、心を揺さぶられにじみ出る感情を表現する「歌い殴る」演技を共演者とともに作り上げ、主演として本シリーズの魅力を生むことに成功しました。