2020年3月13日更新

「とある」シリーズの御坂美琴はラノベ界人気No.1キャラ?能力から闇落ちの真相まで徹底解剖!

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「とある」シリーズの御坂美琴を徹底解説!かわいさとカッコよさを兼ね備えるヒロイン【ネタバレ注意】

鎌池和馬による人気ラノベ「とある」シリーズ。シリーズは『とある魔術の禁書目録(インデックス)』やそのスピンオフ『とある科学の超電磁砲(レールガン)』が含まれ、科学と魔術が交錯するバトルアクションとして人気を博しています。 アニメシリーズでは、2020年までに「禁書目録」が3期、スピンオフ「一方通行」が放送され、同じくスピンオフ「超電磁砲」は3期まで放送されました。 本作には複数のヒロインキャラクターが登場しますが、その中でも高い人気を誇るのが御坂美琴(みさかみこと)。そこで今回は御坂美琴にスポットを当て、彼女の強さや魅力とともに、連載開始当初から続く人気の理由を考察してみましょう。 ※本記事では「とある」シリーズのネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

御坂美琴のプロフィールを紹介!何と言ってもお手本のようなツンデレが魅力

御坂美琴(みさかみこと)は学園都市でも有名なお嬢様学校・常盤台中学に通う中学2年生です。誕生日は5月2日、身長161cm。 サバサバした性格で、お金を入れたのに飲み物が出てこない自販機に蹴りを入れるような、一見雑な部分もあります。しかし、基本的には常識人で成績も優秀。学校でも周りからは憧れの存在として見られています。 一方で、主人公・上条当麻(かみじょうとうま)のことになると一気にツンデレに。彼に対しては素直になれず強気な態度で接してしまうものの、最終的には頬を赤らめて可愛らしい表情を見せてくれます。ツンデレのお手本のようなキャラなのです。

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学園都市ランキング3位の実力者!御坂美琴の能力を解説

学園都市ランキング3位の実力者・御坂美琴の能力は発電系能力「電撃使い(エレクトロマスター)」で、レベル5という最も高いランクの力を持っています。最大電圧は10億ボルトまで出すことができ、その力を使えば落雷を発生させることも可能です。 この力を使って、コインに電磁加速を加えて放つ「超電磁砲(レールガン)」を主な攻撃としています。見た目としてはコインを指で弾いているだけですが、その威力は抜群。軌道上のものを薙ぎ払い、壁に穴を開けてしまうほどです。

主人公・上条当麻との恋愛模様は?

本編開始の約1ヶ月前、美琴が不良に絡まれているところに上条当麻が現れたのが初めての出会いでした。このとき、レベル0の上条の能力「幻想殺し(イマジンブレイカー)」によって、レベル5である美琴の能力を封じられてしまい、それが許せず、上条を追い回しては勝負を仕掛ける日々が続きました。 やがて、自身が関わる事件が上条の活躍によって阻止されたあたりから、彼への恋心をうかがわせる描写が増えていきました。彼が記憶を失っていることも知っており、それでもなお強い信念を語る上条に対して、ついに恋愛感情を自覚するのです。 以降は、美琴のメンタルに上条の存在が大きく影響するようになっていきます。彼女の存在理由そのものが、上条への恋心に支えられていくことになるのです。

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御坂美琴にソックリな妹達(しすたーず)、そしてラストオーダーの正体とは

妹達(しすたーず)とは、御坂美琴のDNAをもとにつくられたクローンのこと。もともとは「量産能力者(レディオノイズ)計画」のために量産型が大量に生産されましたが、組織が狙っていたレベル5の量産には繋がらず、その後は本作のメインキャラである一方通行(アクセラレータ)を、レベル6に引き上げるためのターゲット役とされてしまいます。 1万体以上が虐殺されてしまいましたが、この計画を知った上条たちによって10032号、通称・御坂妹が助け出され、計画も阻止されました。 妹達の反乱に備えて用意された20001号、通称・打ち止め(ラストオーダー)のみ少し幼い設定にされていますが、他の妹達は美琴と同じ見た目をしています。

ラノベヒロイントップの人気ぶり!理由を考察してみた

御坂美琴の人気は容姿とツンデレ具合だけではなく、彼女の強さも大きく影響しているでしょう。「とある」シリーズは基本がバトルアクションです。強い力を持っていればいるほど、活躍する場面も多くなり結果的に読者の好感度も上がりやすくなります。 また、彼女を主人公に据えた『とある科学の超電磁砲』の存在もかなり大きいといえます。こちらでは、より御坂美琴の日常シーンや人となりがクローズアップされており、「禁書目録」だけでは見えてこなかった内面が掘り下げられています。 可愛くて強くて、かつ上条当麻との恋愛要素も引き受けている美琴。これだけヒロインとしての要素が揃っているのです。彼女の魅力にどっぷりハマるファンが続出するのも当然かもしれません。

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対魔術式駆動鎧(A.A.A.)と闇落ちフラグの真相について解説!

そもそもA.A.A.とは何なのか?

A.A.A.は、魔術師アレイスター=クロウリーが操る魔術体系“Magick”(テレマとも呼ばれる)を基に造られました。科学兵器と思いきや、魔術と科学の融合によって生み出されたハイブリッド兵器です。 その武装は、要塞攻略用の大口径レールガンをはじめ、ガトリング砲や速射砲など重火器も多数。液体窒素や殺人マイクロ波といった科学兵器も備えられています。これだけの武装を有するA.A.A.は、単純な火力だけでも美琴以上です。 A.A.A.は本来、アレイスターの力を送受信し、遠隔地においても彼の力を出力するための端末。通電すると周囲に魔法陣に似た磁場が形成され、この磁場がアンテナとなって彼の力を受信します。内部の電子回路の一部も、解析していた食蜂操祈(しょくほうみさき)が「おまじないとかに出てきそうな形」と形容していました。 “Magick”を根幹に開発されたA.A.A.は、対魔術に対して絶対的な力を誇ります。そもそも、テレマ的見地に立つアレイスターから言わせれば、「科学」と「魔術」は同一視できる存在。そして、作中の世界を「魔術」と「科学」で二分したのはアレイスターその人なのです。A.A.A.が彼の魔術で造られている以上、魔術サイドはおろか科学サイドに対してまで圧倒的優位を誇ることは必然ともいえます。

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A.A.Aを起動したことで、精神状態が不安定に

美琴は闘いの中で偶然このA.A.A.と接触した際、その危険性を感じ取り、今後上条当麻の隣を歩くためには決して手を出してはいけないものだと悟っていました。 しかし、死に追いやられていた上条を助けるため、咄嗟に起動し、結果的に上条を救いました。新たな力に触れた美琴は、これ以降メンタルの不安定さを見せていきます。 A.A.A.使用後の力を貪欲に求める言動は、本来の正義感あふれる美琴の姿とは大きく異なり、闇落ちフラグではないかと読者の間で囁かれているのです。 美琴がA.A.A.と接触し、不安定な状態に陥ってしまったのは、魔術の一端に触れてしまったため。“Magick”であるとはいえ魔術の結晶であるA.A.A.への接続には、大きな負荷がかかります。その影響が精神に異常をきたしているのです。

学園都市3位の実力!御坂美琴の能力を解説

液状被膜超電磁砲(リキッドプルーフレールガン)

A.A.A.に接続した美琴が食蜂のサポートを受けた状態で放つレールガン。両者の合体技ともいえます。 まず、食蜂が能力を使って美琴に精神干渉し、A.A.A.使用時の負荷を軽減。さらに精密な水力操作によって、コインの表面に水分の膜を覆わせます。水分は、放射したコインの表面を冷却するとともに蒸気として膨張し、爆発的な加速を生み出します。その威力は、一方通行(アクセラレータ)でさえ傷一つ付けられなかった「窓のないビル」外壁に大穴を開けるほどです。

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雷巨人モード

大質量の巨大な敵と戦う際に、砂鉄を集めて作り上げる巨大な「木偶」(でく)。「木偶」の内部で動き続けるちりや砂鉄によって膨大な電力が発生し、蓄えられています。この電力を活かし、超高出力で撃つ砂鉄のレールガンは威力絶大です。 その他、本体から離れた砂鉄の遠隔操作も可能。内部に侵入させた砂鉄を振動させて、内部から切断するなどもできます。 雷巨人モードは、原作第13巻の操歯涼子(くりばりょうこ)戦で登場。がれきを寄せ集めて作った超巨大化形態に対し、上記の戦法をとっています。

PHASE-NEXT

美琴が絶対能力進化実験を強制的に受けたことで変化した姿。結果的にレベル6には至っていませんが、その力は通常の彼女の何十倍にも増しています。 また、見た目も人間離れしたものに。第一段階は、逆立った髪に2本の角、羽衣をまとった雷神のような姿。第二・第三段階となるにつれて、第三の目や翼、頭上の天使の輪などが現れます。 この実験が行われるのは、放送中のアニメ第3期が描く「大覇星祭編」でのこと。もしかすると、近いうちにこの状態の美琴が見られるかもしれません。

御坂美琴の名言を2つに厳選して紹介!強気な少女が見せる葛藤

「もう一度頑張ってみよ。こんなところでくよくよしてないで、自分で自分に嘘つかないで、もう一度……。」

『とある科学の超電磁砲』のセリフで、アニメでは1期の12話で登場します。AIMバーストとなった思念のかたまりに対して、もう一度いちから頑張ってみよう、やり直してみようと声を話しかけながら攻撃する姿が印象的なシーンです。

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「戦う気があるなら拳を握れ、戦う気が無いなら立ち塞がるな!」

アニメ2期『とある科学の超電磁砲S』の14話、妹達篇のクライマックスで登場するセリフです。一方通行に対して負けると分かっていながら挑もうとする美琴の前に立ちふさがる上条に対して言い放ちます。 何度美琴の電撃を食らっても立ち上がり、最後はボロボロになりながら笑顔で一方通行との最終決戦に向かう上条。このときにはすでに美琴のなかで無意識に特別な感情が芽生えていたかもしれません。

アニメ版「とある」シリーズの御坂美琴を演じる声優は佐藤利奈

『とある魔術の禁書目録』、『とある科学の超電磁砲』で御坂美琴を演じたのは佐藤利奈。美しい、澄んだ声質が特徴です。キャリアの初期から数多くの作品に出演する実力派で、アニメ業界に欠かすことの出来ない声優の1人として活躍しています。 代表作として『魔法先生ネギま!』のネギ・スプリングフィールド役、『みなみけ』の南春香役、『アマガミSS』の棚町薫役などが挙げられます。 クローンである妹達は佐藤利奈ではなくささきのぞみが演じ、ラストオーダーについては日高里菜が演じています。

『とある科学の超電磁砲』第3期が放送中!御坂美琴のさらなる活躍に注目

2020年3月現在、『とある科学の超電磁砲』の第3期が放送されています。闇落ちの噂もささやかれるなか、高い人気を誇る御坂美琴がいったいどんな結末を迎えるのか。また、上条当麻とはどんな関係になるのか。 多くの人が気になっていると思います。勢いが衰えるどころか、ますます飛躍していく「とある」シリーズと、ヒロイン・御坂美琴から目が離せませんね。