シャーロック・ホームズの最高に良くできている事件・ストーリー10選

2017年7月6日更新

イギリス人作家アーサー・コナン・ドイルが生み出した『シャーロック・ホームズ』シリーズは世界中で親しまれているミステリー小説です。今回はシャーロック・ホームズシリーズ最高の事件・ストーリー10選を紹介します。

1.全ミステリー最高峰のエピソード!?『まだらの紐』

『まだらの紐』はシャーロック・ホームズシリーズに限らず、全ミステリーの中で最も秀逸なストーリーが語られていると言っても過言ではありません。

この作品でホームズとワトソンは双子の妹ジュリアから依頼を受けて、解決不可能とも思える事件に挑むこととなります。このストーリーの肝は犯罪が密室で起きたことでした。しかし、ホームズは見事な推理で事件を解決に導くこととなります。

『まだらの紐』は原作者コナン・ドイルが特にお気に入りだったエピソードの1つと言われています。

2.産業革命の恩恵を受けたミステリー!?『技師の親指』

『技師の親指』発表当時、産業革命が多くのミステリー作品に新しくエキサイティングなネタを提供していました。このエピソードもその恩恵を受けた作品の1つです。

ワトソンのもとに親指を切断された若い水力技師が訪れたことから物語は始まり、親指切断の謎にホームズが挑むことになります。

比較的スケールの小さなストーリーが語られるものの、作品を通して不気味な雰囲気が保たれているため幼い子供は怯えてしまうかもしれません。

3.奇妙な儀式と秘密を抱える一族のミステリー!?『マスグレーヴ家の儀式』

『マスグレーヴ家の儀式』を簡単に説明すると、突然消えた男と奇妙な儀式をとり行う一族の物語です。

ホームズは17世紀からマスグレーヴ家に伝わる文書の謎を解き、忽然と消えた男の行方に迫ります。奇妙な儀式や秘密を抱える一族の物語を嫌う人はいないでしょう。

4.ホームズが不可思議な絵の真相に迫る!?『踊る人形』

『踊る人形』は卓越した素晴らしいミステリーが語られるエピソードです。

ある日ホームズのもとに踊る人形が描かれた不可解な絵が送られてきます。今回の依頼人はミスター・キュービット氏、彼の妻はこの絵に怯えていましたが、その理由を話そうとはしませんでした。

ホームズは踊る人形からヒントを得て謎の真相に迫ることとなります。

5.国王の陰謀を巡るミステリー!?『ボヘミアの醜聞』

『ボヘミアの醜聞』はシャーロック・ホームズシリーズの中で最も映像化されているエピソードの1つです。

ボヘミア国王とオペラ歌手アイリーン・アドラーのスキャンダルと陰謀を巡る物語が語られます。ボヘミア国王は結婚間近でしたが、元交際相手のアイリーンとの写真を餌に脅迫を受け、ホームズのもとを訪れることになりました。

このエピソードの読みどころは、ホームズとクレバーなアイリーンの魅力的やり取り。シャーロック・ホームズシリーズの中でアイリーンはモリアーティに匹敵するほど人気が高いキャラクターです。

6.ホームズの推理が外れる!?『黄色い顔』

『黄色い顔』はホームズが推理をはずすレアな瞬間が訪れるエピソード。

しばらく事件が起きず退屈していたホームズとワトソンのもとに、マンローが訪れます。マンローは彼の新妻の奇妙な行動の謎を解いてもらうためやってきたのでした。マンローの妻は黄色いマスクを被る人物が窓から覗く家をなぜか訪れていました。

ホームズはマンローの妻の奇妙な行動と黄色いマスクの隣人の謎に迫ります。エンディングにどこか切ない後味が残る名エピソードです。

7.傑作ゴシックミステリー!?『ぶな屋敷』

『ぶな屋敷』はゴシックミステリーの傑作として知られるエピソードです。

今回のホームズの依頼者はなにかに怯えた若い家庭教師の女性。彼女が怯えていた理由は彼女の雇用者の不可解な条件でした。その条件とは彼女の美しく長い赤髪を切り落とすことや、派手な青いドレスを着用してストリートに面した窓の前に座ることなど意味不明なものばかりです。

ホームズは雇用者が住む不気味な屋敷へと向かいこの謎の真相へ迫ります。

8.ホームズが怪しい組織の実態に迫る!?『赤毛組合』

『赤毛組合』は56あるシャーロック・ホームズ短編の中の1つです。

1890年、質屋の店主ジャベズ・ウィルソンがホームズとワトソンのもとを訪れます。ウィルソンは簡単な作業だけで多額の報酬が得られる怪しい組織ビジネス赤毛組合に巻き込まれていました。

赤毛組合は赤毛の男性だけで構成された裏組織、ホームズはこの怪しいビジネスの実態を探るため捜査を始めます。

9.宿敵モリアーティとのバトルの行方は!?『最後の事件』

『最後の事件』は『シャーロック・ホームズの思い出』シリーズ最後のエピソード。

ホームズが宿敵モリアーティと全面対決するハラハラドキドキの最高のエピソードが語られることになります。ラストのライヘンバッハの滝を舞台とした場面は必読。元々コナン・ドイルはシャーロック・ホームズ最後の物語にするつもりだったそうです。

ドイルはホームズの全ストーリーの中でこのエピソードを第4位に選出しています。

10.シャーロック・ホームズは生きていた!?『空き家の冒険』

『空き家の冒険』は『シャーロック・ホームズの帰還』シリーズ最初のエピソードです。

『最後の事件』から3年後が舞台、ライヘンバッハの滝で死んだはずのホームズが生存できた過程が描かれています。ワトソンはホームズの帰還に驚愕すると共に歓喜、ホームズは3年間どう過ごしていたかをワトソンに説明。

コナン・ドイルはシャーロック・ホームズ復活を求める世間のプレッシャーに耐えられず、『シャーロック・ホームズの帰還』を発表することになったと言われています。