2019年4月12日更新

海外ドラマ『ダウントン・アビー』がもっと面白くなる15の事実

ダウントン・アビー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

2010年から2015年までイギリスで放送されていた、貴族と使用人を描いたドラマ『ダウントン・アビー』。日本でもNHKで放映されて大人気を博しているシリーズです。今回は海外ドラマ『ダウントン・アビー』がもっと面白くなる15の事実を紹介します。

1. 『ダウントン・アビー』に登場したお城は実在する!

2010年イギリスで放送が開始された「ダウントン・アビー」シリーズは、2013年当時で200カ国、およそ1億2千万人の人々に親しまれていました。 そんな本作の撮影で使用されたハイクレア城は、1679年からカーナーヴォン家が実際暮らしていた場所です。夏の間は27ドルの入場料で一般公開されています。またこの城は結婚式の会場としても人気が高いようです。 ちなみにドラマの舞台設定はヨークシャーになっていますが、実際撮影された場所はハンプシャーです。

2.脚本はアカデミー賞受賞経験のあるジュリアン・フェローズ

イギリスのテレビ局ITV製作のドラマ『ダウントン・アビー』。脚本を手がけたのは、2001年公開のロバート・アルトマン監督の映画『ゴスフォード・パーク』でアカデミー賞脚本賞を受賞した経験をもつジュリアン・フェローズです。 フェローズは、企画・製作総指揮も手がける多才な脚本家ですが、実は男爵の地位を持ち、イギリス貴族院の議員の政治家でもあります。 本作に登場する、マギー・スミスが扮する先代の伯爵夫人バイオレットは、フェローズの大叔母がモデルとの噂もあります。自身がよく知る世界だからこそ、視聴者を惹きつける、充実した脚本に仕上がっていると言えるでしょう。

3.アメリカで大人気

『ダウントン・アビー』は日本を含め、世界各国で放送されましたが、ここ最近のアメリカでのイギリスドラマ人気に伴い、アメリカでも高視聴率を獲得しました。 アメリカでは『アメリカン・アイドル』のようなリアリティショーが人気があり、高視聴率を獲得していますが、このような番組は再放送やDVDなどの販売で収益をあまりあげられないことが弱みとなっています。 そのためアメリカのドラマ界もイギリスのような質の良いドラマを製作する傾向になりつつあり、その先駆け的存在とも言える『ダウントン・アビー』が、アメリカで人気が高かったのです。

4.1シーズンの話数を少なくして質を高いドラマに

イギリスのドラマは日本でも数多く放送され、その質の高さに感銘を受けている人も多くいるでしょう。イギリスドラマの特徴は、話数を無理に増やさず、じっくりと時間をかけて製作し、製作側がしっかりと納得できたものを放送していることです。 『ダウントン・アビー』も1年に1シーズン、また基本的に1シーズンに8話(シーズン1のみ7話)、それにクリスマススペシャルが加わり、合計9話というペースを保ち、製作・放送されました。 このようにゆっくりとしたペースで納得のいくドラマを仕上げていくことにより、視聴者を飽きさせることのない、質の高いドラマが製作されました。 しかしプロデューサー、ジェシカ・フェローズによると、『ダウントン・アビー』1エピソードの製作費は約1億円だったと言います。イギリスドラマシリーズの製作費としてかなりの破格です。

5.撮影は過酷な状況だった?

ハイクレア城の使用人部屋は撮影に使えるようなコンディションではなかったため、彼らの寝室やキッチンシーンの撮影はロンドンのスタジオで行われていたそうです。 さらに『ダウントン・アビー』の衣装は、時代設定当時の洋服が実際採用されていました。繊細な衣装の中には洗濯できないものがあったため、時々嫌な臭いが漂うことがあったそうです。

6.衣装の3分の2はお下がり

『ダウントン・アビー』の魅力の一つとして、出演者が身につける華麗なドレスを挙げることができます。 本作で登場する衣装はどれも、品がありながらきらびやかなものばかりですが、実は経費節減のため、ほとんどの衣装が「お下がり」であることをイギリスの地元メディアが伝えています。 例えばメアリー・クローリを演じる女優ミシェル・ドッカリーさんが着用していた花模様のブラウスは、『ハワーズ・エンド』でエマ・トンプソンが身につけていたものであり、また赤色のドレスは『奇術師フーディーニ〜妖しき幻想』でキャサリン・ゼタ=ジョーンズが身につけていたものです。 実はドラマや映画界で経費削減のため、別の映画やドラマで使用された衣装を利用するのはけして珍しい話ではなく、先にお伝えした花模様のブラウスは、『奇術師フーディーニ〜妖しき幻想』でキャサリン・ゼタ=ジョーンズも身につけています。

7.実は撮影された部屋は1つだった

作中のコーラ、メアリー、イーディスはそれぞれ自分の寝室が与えられていましたが、実際撮影では同じ1つの部屋が使い回されていたそうです。 毎回それぞれの部屋に合わせてセットが建て替えられていました。注意してみると、窓から見える景色がいつも同じです。

8.ローラ・カーマイケルはオファーを断ろうとしていた

ローラ・カーマイケルは『ダウントン・アビー』のオファーが来た時、シェークスピア作品の役を獲得したばかりでオファーを断る寸前でした。 しかし、後にイーディスがメインキャストだということが分かり、オファーを受ける決断をしたそうです。

9.バイオレットは『ダウントン・アビー』を観ていなかった!?

バイオレットを演じたマギー・スミスは撮影中『ダウントン・アビー』を一切観ていなかったそうです。 その理由は、役を演じている間自分のパフォーマンスに疑念を持ちたくないからというものでした。 撮影後、マギー・スミスはキャストから本作のボックスセットが贈られたそうです。

10.エミー賞最多ノミネート作品

2012年、『ダウントン・アビー』はイギリスのドラマシリーズ史上最もエミー賞にノミネートされた作品となりました。 現在までに『ダウントン・アビー』はエミー賞に59回ノミネート、12回受賞しています。

11.エリザベス女王が間違いを指摘していた!

エリザベス女王は『ダウントン・アビー』シリーズの大ファンとして知られています。 あるエピソードを鑑賞中、第一次世界大戦の兵士がメダルを授与される場面で、第二次世界大戦のメダルが授与されていたと指摘したほど筋金入りのファンです。

12.ジョージ・クルーニーが出演していた

チャリティのプロモーション用に製作された『ダウントン・アビー』の特別映像にジョージ・クルーニーが意外な形で登場していました。

13.ファラオという犬が登場する理由

1922年、ハイクレア城のオーナーだったジョージ・ハーバートは探検家として活動していました。ハーバートはエジプトのファラオの墓の共同発見者としても知られるため、本作にファラオという犬が登場するそうです。

14.ジリアン・アンダーソンが出演する可能性があった!

『X-ファイル』で知られるジリアン・アンダーソンはコーラ役のオファーを受けていましたが断っていたそうです。 結局、エリザベス・マクガヴァーンがコーラを演じることになりました。

15.『ダウントン・アビー』映画企画が進行中!

ダウントン・アビー
©T.C.D / VISUAL Press Agency

『ダウントン・アビー』は2015年に放送されたシーズン6でフィナーレを迎えましたが、映画化の可能性があることが2017年夏に発表されました。 2019年9月の公開を予定している本作。まだキャストなどは発表されてませんが、ドラマシリーズと同じとなると予想されています。またドラマで脚本を担当したジュリアン・フェローズも映画化のための脚本を準備していることを早々に発表しています。