2020年1月27日更新

『エヴァンゲリオン』綾波レイは3人いる!?謎めいたファーストチルドレンを徹底解説

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世界中に熱狂的なファンを持つ『新世紀エヴァンゲリオン』。少年少女が汎用人型決戦兵器のEVA(エヴァ)に搭乗し迫りくる敵と戦います。今回紹介する綾波レイもその1人。本記事ではミステリアスな彼女を徹底解説します。

目次

「エヴァンゲリオン」ファーストチルドレンの綾波レイを徹底解説!【ネタバレ注意】

世界中にファンをもつ『新世紀エヴァンゲリオン』。中でもアスカと並び高い人気を誇る本作のヒロインが綾波レイです。 彼女は3月30日生まれ、第3新東京市第弐中学校2年A組に通う14歳。誕生日以外過去の経歴が一切明かされていない謎多き人物です。淡いブルーのショートボブに赤い瞳が特徴的な小柄な美少女で、零号機の専属パイロットで1人目の適格者であったためファーストチルドレンと呼ばれています。 機動実験の最中暴走事故が発生し大怪我を負ったため初登場シーンでは包帯だらけというインパクトのある姿になりました。 常に任務に忠実で、時には自らの命が危険にさらされることも。自分のことも含め人間に興味がないように見えましたが、碇シンジとの出会いによって次第に感情を表に見せるようになります。 ※本記事では『新世紀エヴァンゲリオン』と他関連作品のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意ください。

人物像が見える自室。綾波レイの部屋は殺風景で、なにもない

自室は、家具やオブジェクトから住んでる人の人物像を考察できます。ですが綾波の部屋はミニマリストも驚きの殺風景。打ちっ放しのコンクリートに囲まれた薄暗い部屋でカーペットもありません。家具といえば味気ないパイプベッドとスチールフレームの椅子、窓際に置かれた小さなチェストと丈の低い冷蔵庫くらいです。 ベッドの上には制服が無造作に脱ぎ捨てられ、天井から垂れた洗濯ハンガーから吊り下がっているのは通学用のハイソックス。生活感がかろうじて感じられるのは開けっ放しのダンボール箱やゴミ箱代わりのビニール袋くらいです。 この光景から感じとれるのは部屋の住人が物に執着しない性格であること、自分の部屋に癒しを求めていないことでしょうか。

TVアニメ版・旧劇場版と新劇場版の綾波レイはどう違う?

設定に大きな違いはありませんが新劇場版では、碇シンジ以外の人間に対しても能動的に交流する場面が描れています。アスカとのエレベーターの場面では「碇くんと一緒にいるとぽかぽかする」と正直な気持ちを伝え、会話にも気遣いが感じられます。 また碇親子のために食事会を企画し料理の練習に励むという女子っぽいところも見せてくれます。シンジが捨てていったS-DATを大切に保管し、第10の使徒との戦いに臨む等、シンジに対する感情がより分かりやすく描かれていました。 第10の使徒との戦いの後には、Mark.09に乗るアヤナミレイが登場。白ではなく、漆黒のプラグスーツを着用しています。 旧世紀版ではファーストチルドレンと呼ばれましたが、新劇場版では第一の少女と呼ばれています。

謎にみちた少女・綾波レイの正体とは……。シンジの母親と関係があった

名前と誕生日以外、一切の経歴が抹消されている綾波レイ。作中でも真相に迫るような言葉を口にしていました。実は綾波レイは複数の肉体がストックしてある、いわばクローン人間のようなもの。なので本人が死亡しても魂を新しい肉体に移し変えれば復活することができるのです。 碇シンジの母・碇ユイは初号機のシンクロテスト中に事故でエヴァに取り込まれていましまいました。レイの肉体はこの碇ユイをサルベージして得られたもので、遺伝子的には碇ユイとアダムのDNAを半分ずつ受け継いでいます。 魂が宿っていなかった肉体にリリスの魂を注入してうまれたのが綾波レイです。

「私はたぶん3人目だと思うから」原作に登場した、3人の綾波レイについて解説

1人目の綾波レイ

赤い服を着た幼いレイで、見た目は7歳ですが実際には5歳という状態です。赤木リツコの母・赤木ナオコが存命していた2010年に現れました。 赤木ナオコはゲヒルン内で迷子になり、自分のところへ来てしまったレイに優しく言葉をかけましたが、レイは「余計なお世話よ、婆さん」と返します。さらに「婆さん」と言っているのはゲンドウで、他にも「しつこい、用済み」と言っていたことも話してしまいました。 この話でゲンドウと愛人関係にあったナオコを激昂させてしまい、「あんたは死んでも代わりはいる」と言われて絞殺されてしまったのです。

2人目の綾波レイ

第1話から登場し、シンジやミサト、アスカらとの出会いや交流を経て最も感情が豊かになったのが彼女です。 初めはゲンドウにのみ心を開き、その他の人物には無機質な対応をしていました。しかし、徐々に心配や照れ、感謝などの感情が表れるようになります。シンジには好意のような感情を抱くようになり、アスカには敵意を向けられながらも助言するといった自我の芽生えも見られました。 しかし、彼女は第16使徒・アルミサエルに侵食・融合されてしまいます。その過程で使徒にシンジへの感情を読み取られ、彼を守るために自爆し亡くなってしまいました。

3人目の綾波レイ

アルミサエル戦で2人目のレイが亡くなった数日後に現れました。彼女が現れたことでシンジに生存情報が届き、会いにきた彼に無茶な戦い方をしたことを注意されます。 しかし、彼女には2人目が得た感情は受け継がれておらず、接し方がリセットされてシンジの呼び方は初期の「あなた」に戻ってしまいました……。

綾波レイとNERV総司令・碇ゲンドウは共依存のような関係?

実の息子である碇シンジが嫉妬してしまうほど、碇ゲンドウとの仲が深そうに見える綾波ですが、その裏には一言では語れない事情が隠されていたのです。 綾波はゲンドウの妻、碇ユイのDNAを用いて作られたもの。ゲンドウが、クローンとはいえ、愛する妻ユイに瓜2つな綾波に特別な思いを綾波に対して抱いていたのも頷けます。また、他者と交わらず生活する綾波にとってゲンドウは唯一の身近な人間だったと考えられます。信頼というよりは依存と言ってもいいような関係だったかもしれません。 しかし、シンジ アスカ ミサトさんと関わるうちに、そういった依存性は薄れていっているとも見ることができます。どちらにせよ作中で明言されていないため断定はできませんが、綾波とゲンドウとの関係は、エヴァ全体の謎の根幹にも関わってくると言える大きな要素なことに変わりはないでしょう。

好意にも似た感情を抱いた相手、碇シンジ 彼にとって綾波は母親の象徴だった

主人公・碇シンジとはエヴァへの搭乗を命じられ、拒否する彼の代わりとして連れてこられたことで出会います。満身創痍の姿は、シンジがエヴァに乗る大きなきっかけとなりましたね。その後はパイロット同士で関わる機会が増えましたが、初めは彼への関心はあまりありませんでした。 しかし、共に挑んだヤシマ作戦をきっかけに彼への感情は大きく変化するのです。作戦終了時からは呼び方が「碇くん」に変化し、彼と接する中で様々な感情を見せるように。さらにはアニメでの「1つになりたい」、劇場版での「一緒にいるとぽかぽかする」といった恋心を抱いているかのような台詞も登場しました。 最終的には利用しようとするゲンドウとは違い、1人の人間として接してくれるからこそ好意が強くなったのでしょう。一方、シンジにとっての彼女は“母性の象徴”です。キャラデザインを担当した貞元義行は、レイの容姿や絶対に見放さない姿勢に表れていると語っています。

フィフスチルドレン・渚カヲルとは似た者同士?関係を解説

物語の終盤で現れたフィフスチルドレンの渚カヲルに「君と僕は似ている」と指摘されたレイ。彼らは“肉体に使徒の魂を宿した人ならぬ存在”という点で共通しています。 カヲルは第1使徒・アダムの魂、レイは第2使徒・リリスの魂を宿しています。人類補完計画のキーパーソンという重要な立ち位置ながら、2人ともシンジと深く関わりましたね。 アニメの続編として描かれた劇場版「まごころを、君に」の終盤では、2人がシンジにとっての「互いに分かり合えるかもしれない」という希望の象徴として現れました。 アスカやミサトと時にはぶつかり、他人との関わりを拒絶するような場面もあったシンジ。そんな彼と短期間ながらも互いを補うように交流できた彼らだからこそ、他人と接することへの希望として捉えられたのでしょう。

探る綾波レイの性格をセリフから探る!印象深い名言7選

1.「あなたは死なないわ、私が守るもの」

第6話「決戦、第3新東京市」より。ヤシマ作戦を前に悲観的なことを口にする碇シンジに対して毅然と言いました。 心に迷いがあるシンジと全く迷いを見せないレイ、対照的な2人です。

2.「ごめんなさい、こういう時どんな顔をすればいいかわからないの」

こちらも第6話から。シンジが綾波のエントリープラグをこじ開け、助けてくれたこと、そして自分の生還を喜んでくれているシンジに対して言った言葉です。 これに対する返答「笑えばいいと思うよ」とともに非常に有名な言葉ですね。

3.「絆だから、私には他に何もないもの」

第6話「決戦、第3新東京市」より。碇シンジからエヴァに乗る理由を聞かれこう答えました。 エヴァに乗ることで、自分の存在を肯定してもらえる。他者との繋がりを無意識に求めており、そこに他者との絆を感じることができるのでしょう。

4.「命令があればそうするわ」

第9話「瞬間、心重ねて」より。惣流・アスカ・ラングレーから「仲良くしましょ」と挨拶された時のセリフです。 他意はないのですが少々言葉足らずですね。必要最低限しか話さない性格が垣間見えます。

5.「私が死んでも代わりはいるもの」

第19話「男の戦い」より。初号機の機動に失敗し、まだ修復されていない零号機に搭乗して出撃する時のセリフです。 初号機に否定されたことが大きなショックを与えました。自分が乗れなくてもシンジがいる、レイが死んでも肉体の代わりはいくらでもある。二重の意味で自分の存在意義に自信が持てなくなっていきます。

6.「私は人形じゃない」

第22話「せめて人間らしく」より、エレベーターの中で2人きりになった惣流・アスカ・ラングレーとのやり取りでのセリフです。 アスカのためを思ってアドバイスしたつもりが逆にキレさせてしまいます。頭に血が上ったアスカは「機械人形みたい」と言いたい放題でした。

7.「これが涙。泣いてるの私。」

第23話「涙」より。第16使徒アルミサエルが意識下で語りかけてきます。 しだいに侵食されながら膝の上にこぼれ落ちた涙を見て言いました。表現するのが下手なだけで純粋で感情豊かなんですよね。

『新世紀エヴァンゲリオン』で綾波レイを演じた声優は林原めぐみ

TVアニメ版・旧劇場版・新劇場版それぞれで綾波レイの声を担当した声優は林原めぐみ。彼女は東京都出身、1967年3月30日生まれの声優・歌手・ナレーターです。 『さらば宇宙戦艦ヤマト』を見たのをきっかけに声優を目指すようになり1986年『めぞん一刻』でデビュー。 他にもラジオパーソナリティや作詞家とマルチな才能を見せ、声優アーティストやアイドル声優を輩出した第3次声優ブームの立役者となりました。 代表作に『らんま1/2』の女らんまや『スレイヤーズ』のリナ=インバース、『ポケットモンスター』のロケット団ムサシ役があります。