2017年7月6日更新

稲森いずみの華麗なるキャリアを出演ドラマとともに振り返る!

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稲森いずみ

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稲森いずみのプロフィール

稲森いずみは、1972年3月19日、鹿児島県日置郡伊集院町(現・日置市)に生まれ、鹿児島市で育ちました。本名も同じで、漢字では「泉」と書きます。血液型はB型で、特技の剣道はなんと初段の腕前だというから驚きです。 鹿児島市立天保山中学校から鹿児島高等学校を卒業後は、一時アメリカに短期留学をしていましたが、帰国後は169cmの長身を生かし、地元の鹿児島を中心にモデル活動をしていました。 1994年には、所属していたモデル事務所エリートフォリオから大手芸能事務所のバーニングプロダクションへ移籍し、いよいよ本格デビューに向けて動き出します。

1994年にドラマデビュー

事務所移籍後すぐ、フジテレビ系列で放送された連続ドラマ『上を向いて歩こう!』【1994年】で、見事女優デビューを果たします。西田ひかると舘ひろしを主演に、テレビ局の新入社員と元野球選手のドタバタ騒動を描くコメディ・ドラマです。 稲森いずみは、居酒屋の店員という脇役ながら、フレッシュな魅力で注目されました。この後、順調に幾つかのドラマに出演を続けていきます。

大ヒットドラマ『ロングバケーション』に主人公の後輩役で出演

1996年に放送され、木村拓哉と山口智子主演で、一大ブームを巻き起こす大ヒットを記録したフジテレビ月9ドラマ『ロングバケーション』。ふとしたきっかけで同居することになった元モデルとピアニストの恋の行方を描く物語で、稲森いずみはヒロインの後輩モデル・小石川桃子役を熱演しました。 恋に奔放で元ヤンキーのモデルという設定で、強い印象を残しています。

ドラマ『ビーチボーイズ』が話題に

1997年に放送された月9ドラマ『ビーチボーイズ』にも出演し、同じく高視聴率を記録します。これまでの月9とは違い、反町隆史と竹野内豊をW主演に迎えた男同士の友情物語は話題を呼び、翌1998年のお正月にはスペシャルドラマが放送されるほどでした。 海辺の民宿「ダイヤモンドヘッド」を舞台に、偶然出会った男二人を中心に、民宿のオーナーや看板娘、その他複数の男女が微妙に絡みます。そんな中、稲森いずみは民宿近くのスナックで働く、ちょっと訳アリの前田春子を演じていました。

『ハッピーマニア』でドラマ初主演

1998年7月には、フジテレビ系列の連続ドラマ『ハッピーマニア』で、ついにドラマ初主演を果たします。理想の恋人探しに奔走するヒロイン・重田加代子の奮闘を描く、安野モヨコの大ヒット漫画が原作です。 加代子、通称シゲガヨを演じた稲森いずみは、まさにはまり役で、藤原紀香演じる親友の福永ヒロミとの掛け合いが絶妙でした。他に、阿部寛、金子賢、国生さゆりら脇を飾る豪華なキャストも話題になりました。

大河ドラマ『義経』への出演が話題に

現代劇で活躍していた稲森いずみですが、2005年にはNHK大河ドラマ『義経』の主要キャストに抜擢されます。滝沢秀明演じる源義経の波乱の生涯を描いた壮大な物語で、稲森いずみは、義経の母・常盤という重要な役柄を見事に演じ切りました。 凄みすら漂わせる演技は高く評価され、その後、2008年大河ドラマ『篤姫』でも、大奥総取締役の滝山に再び抜擢され、同じく圧倒的な存在感を見せつけました。

ドラマ『医龍』でみせた抜群の英語力

永井明原案・乃木坂太郎作画の人気漫画を原作にした医療ドラマが『医龍-Team Medical Dragon-』です。フジテレビで2006年4月に最初に放送された後、2007年、2010年、2014年と4シーズンに渡って放送され続けている大ヒットシリーズとなりました。 主人公の天才外科医・朝田龍太郎を演じるのは坂口憲二。稲森いずみは朝田を中心とする「チームドラゴン」の一人である加藤晶に扮しました。第1シーズンでは心臓外科助教授でしたが、シーズンが進むごと次第に、その立場を変えていきます。 また、ときおり披露する抜群の英語力も話題になりました。鹿児島の高校卒業後、米国テキサス大学に約1年半、語学留学した経験が見事に生かされているのでしょう。

物議を醸したドラマ『アイシテル〜海容〜』で難役に挑戦

女優としてデビューしてから15周年を迎えた2009年、稲森いずみは、様々な議論を巻き起こすことになる話題作『アイシテル〜海容〜』に出演します。 伊藤実の漫画が原作で、稲森いずみは、殺人を犯してしまう小学生の息子の母・野口さつきを熱演しました。一方、殺害される側の小学生の母親・小沢聖子には、板谷由夏が扮しています。 小学生による犯罪という深刻なテーマは、大変な物議を呼び、社会に衝撃を与えます。国際ドラマフェスティバル2009ではグランプリ、第47回ギャラクシー賞奨励賞など、高く評価されました。2011年には続編となるスペシャルドラマ『アイシテル〜絆〜』が放送されています。

40代になっても美しい稲森いずみ

土曜ワイド劇場『臨場する女 捜査検事 雨音香』主演

稲森いずみは40代半ばを迎えようとする現在でも、様々な役柄に挑戦し、女優として輝いています。 2016年1月には、長い人気を誇る二時間ドラマ枠である土曜ワイド劇場『臨場する女 捜査検事 雨音香』において、初主演をつとめました。連続放火事件を解明する女性検事・雨音香に扮しています。

舞台『乱鶯』が評判に

高い人気を誇る、いのうえひでのり主宰の「劇団☆新感線」による最新作『乱鶯』。2016年3月から5月にかけて、東京、大阪、北九州を巡回し、各地で大きな話題を呼びました。主演は、劇団の看板俳優・古田新太が演じています。 サスペンス、恋模様、大立ち回り、笑いと涙などに溢れた江戸の人情劇を、神話などを交えて描く「いのうえ歌舞伎」で、稲森いずみは、未亡人のお加代に扮しています。古田演じる主人公の元盗賊・十三郎のじれったい恋の相手役です。 ますます活躍の場を広げている稲森いずみ。これからどんな女優に変貌していくのか、目が離せません。