変顔、コスプレは当たり前!やりすぎだから面白い
演技が光る名女優。そんな演技派女優たちはコメディをやらせても一流です。そこまでやる!?と言いたくなるような演技は思わず笑ってしまいます。 共演者とのコンビ芸や世界観にマッチした個性的なキャラクターが非常に魅力的で、普段は見られない女優たちの姿を見る事が出来ます。 今回はそんな女優たちのやりすぎ演技が光るドラマをご紹介します。
1:仲間由紀恵『TRICK』シリーズ(2000-)
「お前のやったことは全部お見通しだ!」の名言でお馴染みの『TRICK』。仲間由紀恵が演じる売れないマジシャン・山田奈緒子と阿部寛が演じるへっぽこ大学教授・上田次郎コンビが光るシリーズです。毎回不可解な事件に挑むのですが、いつもドタバタ劇になってしまい、2人のやり取りはまるで漫才です。 山田は不器用でドン臭くツンデレな部分を持ち合わせたユニークなキャラなのですが、仲間由紀恵の独特な台詞の言い回しが嵌り、コミカルな変人具合を演出。オーバーに感じられるリアクションも世界観に溶け込み面白さを際立たせます。
2:上野樹里『のだめカンタービレ』(2006)
音楽学校を舞台にした学園ドラマで、2006年に放送されました。上野樹里演じる野田恵・通称「のだめ」は周囲から変態と言われる程の型破りな人物。ピアノの腕は天才的なのに、あまりの自由奔放さにその才能を上手く使えずにいます。しかし、同じ大学で指揮者を目指す千秋(玉木宏)に出会い恋する事で徐々に変化していきます。 そんな天真爛漫なのだめを演じた上野樹里は、作中ではかなりはっちゃけた姿を披露しています。たどたどしい口調やオーバーなアクションでドン臭さを演じるの対し、恋やピアノのシーンでは真剣さを全面に出しており、メリハリのある役どころとなっています。
3:麻生久美子『時効警察』シリーズ(2006-)
時効を迎えた未解決事件を、警察官が趣味で捜査するというコメディミステリーです。麻生久美子は主人公・霧山(オダギリジョー)に密かな恋心を抱く交通課の刑事・三日月しずかを演じています。 最初の内は主人公をたしなめていたのですが、回を追うにつれキャラの個性が現れ、不思議ちゃんな雰囲気を醸し出していきます。メインと関係のない所でのクスっと笑える演出、回を増すごとにコント度の増していく主人公とのやり取りなど。個性の光る作品です。
4:北川景子『モップガール』(2007)
死者の遺留品に触れる事でタイムスリップして事件を解決する、葬儀屋の物語です。北川景子は葬儀屋の新人・長谷川桃子を演じています。 桃子はお人好しでドン臭い天然キャラ。普段はクールなイメージの北川ですが、今作品ではぶーたれた表情や情けない表情など、とても表情豊かです。お人好しな部分も良く表現されていて、微笑ましく可愛らしい雰囲気が伝わってきます。
5:菜々緒『主に泣いてます』(2012)
美人過ぎるが故に薄幸の人生を歩み続ける女性の物語です。誰もが一目惚れしてしまう美貌の持ち主ながら、とても繊細で天然なキャラクターゆえに何かと被害にあっている紺野泉を菜々緒が演じます。 美人さを押し隠すようなキャラクターで菜々緒の演技からは、とても控えめで繊細な様子やふんわりとした空気感が伝わってきます。うかつに惚れられないように、と毎回コスプレをするというユニークな演出があるのですが、楽しそうな様子が天然ぶりに拍車をかけています。
6:木南晴夏『勇者ヨシヒコ』シリーズ(2011-)
勇者ヨシヒコと悪霊の鍵。冒険にお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。たくさんの皆さんの愛をTwitterによって受け取ることができてよかったです。まだ放送が遅れている地方の方々、引き続きお楽しみに! pic.twitter.com/AfRAfB8d
— 木南晴夏 (@kinamiharuka) December 22, 2012
2011年に放送された、ゲーム・ドラゴンクエストを実写化したコメディ冒険ドラマです。木南晴夏はパーティの紅一点・盗賊ムラサキを演じています。 かなりの毒舌キャラでボケばかりのパーティメンバーに突っ込む事が多く、ムロツヨシ演じるメレブとはノリノリのコンビ芸が出来上がっています。顔芸?と言える程の変顔を披露したり、声を張り上げてツッコミを入れたり。普段の木南からは想像がつかない愉快なキャラになっています。
7:新垣結衣『リーガル・ハイ』シリーズ(2012-)
2012年に放送された弁護士を主人公としたドラマです。新垣結衣は型破りな弁護士・古美門研介の元で働く弁護士・黛真知子を演じています。 コミカルな演技とシリアスな演技の交錯する作品です。作中では変顔を披露したり、荒ぶる姿を見せたり1人舞台を演じてみたり、様々な表情を見せています。その一方で弁護士として締める部分はではキリっとしており、笑いも感動も提供してくれます。