安藤サクラの出演映画おすすめ10選!日本アカデミー賞受賞の『百円の恋』『怪物』から『ゴジラ-0.0』まで
『百円の恋』の体当たりのボクサー役、『万引き家族』の柴田信代役、そして『怪物』の母親役などで、日本アカデミー賞の最優秀賞を通算5度受賞してきた安藤サクラ。作品ごとに外見も声の温度もがらりと変え、どんな役でも「その人が本当にそこで生きている」と思わせる生々しさで、観る人の心をつかんで離しません。 2026年11月3日には、太田澄子役で続投する『ゴジラ-0.0』の公開も控えています。 この記事では、デビュー作から最新作『ゴジラ-0.0』までの主な出演映画一覧と、受賞作・主演作から選んだおすすめ映画10作品を、新しい順に紹介します。
安藤サクラのプロフィール|日本アカデミー賞で最優秀賞5度の実力派

| 名前 | 安藤サクラ(あんどう さくら) |
|---|---|
| 生年月日 | 1986年2月18日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 所属事務所 | ユマニテ |
| 職業 | 俳優 |
| 家族 | 父・奥田瑛二(俳優・映画監督)、母・安藤和津(エッセイスト)、姉・安藤桃子(映画監督) |
| 主な映画の受賞歴 | 第39回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『百円の恋』) 第42回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『万引き家族』) 第46回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞(『ある男』) 第47回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『怪物』)・最優秀助演女優賞(『ゴジラ-1.0』) キネマ旬報ベスト・テン 主演女優賞(『かぞくのくに』『0.5ミリ』『百円の恋』ほか) |
俳優の奥田瑛二とエッセイストの安藤和津の次女として生まれ、2006年に父の監督作『長い散歩』で映画に初出演しました。2009年に園子温監督の『愛のむきだし』で強烈な存在感を放つと、2012年の『かぞくのくに』でキネマ旬報ベスト・テンの主演女優賞を受賞し、実力派として一気に注目を集めます。 2014年には姉・安藤桃子の監督作『0.5ミリ』と、ボクサーを演じた『百円の恋』で主演を重ね、2018年度後期の連続テレビ小説『まんぷく』ではヒロインを務めました。同じ2018年に出演した『万引き家族』は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いています。 2023年には『怪物』と『ゴジラ-1.0』で、第47回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞をダブル受賞しました。
安藤サクラの主な出演映画一覧【最新作から】
| 公開年 | 作品名(役名) |
|---|---|
| 2026年 | 『ゴジラ-0.0』(太田澄子役)※11月3日公開予定 |
| 2023年 | 『ゴジラ-1.0』(太田澄子役) |
| 2023年 | 『ゆとりですがなにか インターナショナル』(坂間茜役) |
| 2023年 | 『BAD LANDS バッド・ランズ』(橋岡煉梨役・主演) |
| 2023年 | 『怪物』(麦野早織役・主演) |
| 2022年 | 『ある男』(谷口里枝役) |
| 2022年 | 『殺すな』(お峯役) |
| 2021年 | 『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(姑獲鳥役) |
| 2018年 | 『万引き家族』(柴田信代役) |
| 2017年 | 『DESTINY 鎌倉ものがたり』(死神役) |
| 2017年 | 『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(美上ゆう役) |
| 2017年 | 『追憶』(仁科涼子役) |
| 2017年 | 『島々清しゃ』(北川祐子役) |
| 2016年 | 『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』(夢子役) |
| 2015年 | 『白河夜船』(寺子役・主演) |
| 2015年 | 『娚の一生』(秋本岬役) |
| 2014年 | 『百円の恋』(斎藤一子役・主演) |
| 2014年 | 『0.5ミリ』(山岸サワ役・主演) |
| 2014年 | 『春を背負って』(中川ユリ役) |
| 2014年 | 『家路』(美佐役) |
| 2013年 | 『今日子と修一の場合』(今日子役・主演) |
| 2013年 | 『ペタル ダンス』(素子役) |
| 2012年 | 『その夜の侍』(ミカ役) |
| 2012年 | 『かぞくのくに』(リエ役・主演) |
| 2012年 | 『愛と誠』(ガムコ役) |
| 2011年 | 『ライフライン』(ホイ役) |
| 2010年 | 『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(ミッツ役) |
| 2010年 | 『トルソ』(ミナ役) |
| 2010年 | 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(カヨ役) |
| 2010年 | 『スイートリトルライズ』(美也子役) |
| 2010年 | 『すべては海になる』(小島小鳥役) |
| 2009年 | 『クヒオ大佐』(木下理香役) |
| 2009年 | 『色即ぜねれいしょん』(純子役) |
| 2009年 | 『罪とか罰とか』(耳川モモ役) |
| 2009年 | 『愛のむきだし』(コイケ役) |
| 2008年 | 『俺たちに明日はないッス』(ちづ役) |
| 2008年 | 『むずかしい恋』(アカネ役) |
| 2007年 | 『風の外側』(岩田真理子役) |
| 2006年 | 『長い散歩』(ウエイトレス役) |
※声の出演作(『きいろいゾウ』『屋根裏のラジャー』など)、オムニバス短編集『ショート・パルス 5つの鼓動』(2026年)の一編『まっすぐな首』、劇場未公開作は一覧から除いています。テレビドラマの出演作は、記事末尾の関連記事で紹介しています。
安藤サクラのおすすめ映画10選!『ゴジラ-1.0』から「サイタマノラッパー2」まで
『ゴジラ-1.0』(2023年)太田澄子役

| 公開日 | 2023年11月3日 |
|---|---|
| 監督・脚本・VFX | 山崎貴 |
| 主な出演 | 神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介 |
| 安藤サクラの役 | 太田澄子(敷島の隣人) |
戦後まもない焼け野原の日本に、巨大な怪獣ゴジラが襲いかかるゴジラ生誕70周年記念作品です。特攻から逃げ帰った元海軍航空隊員の敷島浩一(神木隆之介)は、空襲で家族を失った人々とともに、廃墟から生活を立て直そうとします。 安藤サクラが演じたのは、敷島の隣家に暮らし、空襲で子どもたちを亡くした太田澄子です。はじめは敷島に厳しい言葉をぶつけながらも、やがて彼らを支えていく姿で、辛辣な言葉の奥に深い悲しみと優しさをにじませる名演を見せています。本作で第47回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞しました。
『BAD LANDS バッド・ランズ』(2023年)橋岡煉梨役
| 公開日 | 2023年9月29日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | 原田眞人 |
| 原作 | 黒川博行『勁草』 |
| 主な出演 | 安藤サクラ、山田涼介 |
| 安藤サクラの役 | 橋岡煉梨(ネリ)・主演 |
直木賞作家・黒川博行の小説『勁草』を、『関ヶ原』の原田眞人監督が映画化したクライム・サスペンスです。大阪で特殊詐欺グループの一員として働くネリは、ある出来事をきっかけに、弟のジョー(山田涼介)とともに大金を手にするチャンスをつかみますが、警察と裏社会の両方から追われることになります。 安藤サクラは特殊詐欺に手を染める姉・橋岡煉梨(ネリ)で主演を務めました。山田涼介とは本作が初共演です。大阪弁でまくしたてる軽快さと、弟を思う切実さが同居するヒロイン像に引き込まれます。
『怪物』(2023年)麦野早織役

| 公開日 | 2023年6月2日 |
|---|---|
| 監督 | 是枝裕和 |
| 脚本 | 坂元裕二 |
| 音楽 | 坂本龍一 |
| 主な出演 | 安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、田中裕子 |
| 安藤サクラの役 | 麦野早織(湊の母)・主演 |
大きな湖のある郊外の町を舞台に、ある小学校で起きた出来事を、母親・教師・子どもたちという複数の視点から描くヒューマンドラマです。第76回カンヌ国際映画祭では、坂元裕二が脚本賞を受賞しました。 安藤サクラが演じたのは、息子の湊(黒川想矢)を女手ひとつで育てる麦野早織です。息子の異変から担任の保利(永山瑛太)を疑い、学校に説明を求めていく姿は鬼気迫るもので、視点が切り替わるたびに見え方が変わっていく母親像が見どころです。本作で第47回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。
『ある男』(2022年)谷口里枝役

| 公開日 | 2022年11月18日 |
|---|---|
| 監督 | 石川慶 |
| 原作 | 平野啓一郎『ある男』 |
| 脚本 | 向井康介 |
| 主な出演 | 妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝 |
| 安藤サクラの役 | 谷口里枝(「大祐」の妻) |
平野啓一郎の同名小説を、石川慶監督が映画化したヒューマンミステリーです。弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かつての依頼者・里枝から、事故で亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元調査を依頼されます。亡き夫は、名前も過去もまったくの別人だったのです。 安藤サクラは宮崎で文房具店を営み、亡き夫の正体に揺れる谷口里枝を演じ、第46回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞しました。愛した人が誰だったのかを問い続ける、静かで深い感情表現に胸を打たれます。
『万引き家族』(2018年)柴田信代役

| 公開日 | 2018年6月8日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | 是枝裕和 |
| 主な出演 | リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林 |
| 安藤サクラの役 | 柴田信代(治の妻) |
東京の下町で、祖母の年金と万引きで生計を立てる一家の姿を描いた是枝裕和監督作品です。ある冬の日、父の治(リリー・フランキー)は、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を連れて帰り、家族の一員として迎え入れます。第71回カンヌ国際映画祭では、最高賞のパルム・ドールに輝きました。 安藤サクラが演じたのは、クリーニング工場で働く治の妻・柴田信代です。血のつながらない家族への愛情を、ぶっきらぼうな優しさでにじませる芝居は国内外で絶賛され、第42回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。
『追憶』(2017年)仁科涼子役
| 公開日 | 2017年5月6日 |
|---|---|
| 監督 | 降旗康男 |
| 主な出演 | 岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆 |
| 安藤サクラの役 | 仁科涼子(軽食喫茶の店主) |
富山の漁港町を舞台に、25年ぶりに再会した幼なじみ3人の運命を描くヒューマンサスペンスです。刑事となった四方篤(岡田准一)は、殺人事件の被害者が幼なじみの川端悟(柄本佑)だと知り、容疑者として浮上したもうひとりの幼なじみ・田所啓太(小栗旬)と向き合うことになります。 安藤サクラが演じたのは、親に見捨てられた少年たちを家族のように育てた軽食喫茶の店主・仁科涼子です。少年たちを包みこむ母性と、過去を背負った陰りをあわせ持つ佇まいが、物語に深い余韻を残します。
『百円の恋』(2014年)斎藤一子役
| 公開日 | 2014年12月20日 |
|---|---|
| 監督 | 武正晴 |
| 脚本 | 足立紳 |
| 主な出演 | 安藤サクラ、新井浩文 |
| 安藤サクラの役 | 斎藤一子・主演 |
実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた32歳の一子が、ボクシングと出会って変わっていく姿を描いた人間ドラマです。家を出て百円ショップで深夜のアルバイトを始めた一子は、ジムで黙々と練習に打ち込むボクサーの狩野(新井浩文)にひかれ、やがて自分もリングを目指すようになります。 安藤サクラは主人公・斎藤一子を演じ、第39回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。だらしない体形から、引き締まったボクサーの体へと変わっていく体当たりの役づくりは圧巻です。
『0.5ミリ』(2014年)山岸サワ役
| 公開日 | 2014年11月8日 |
|---|---|
| 監督・脚本・原作 | 安藤桃子 |
| 上映時間 | 196分 |
| 主な出演 | 安藤サクラ、柄本明、坂田利夫、草笛光子、津川雅彦 |
| 安藤サクラの役 | 山岸サワ(介護ヘルパー)・主演 |
姉・安藤桃子が自身の介護経験をもとに書いた小説を、自ら監督して映画化した作品です。派遣先の家族から「おじいちゃんと一晩寝てほしい」という奇妙な依頼を受けたことをきっかけに仕事を失った介護ヘルパーのサワは、行く先々で出会った訳ありの老人たちの家に押しかけ、一緒に暮らし始めます。 安藤サクラは主人公の介護ヘルパー・山岸サワを演じ、『百円の恋』とあわせて第88回キネマ旬報ベスト・テンの主演女優賞を受賞しました。196分の長尺を飽きさせない、たくましくも愛嬌のあるサワの生きざまに注目です。
『かぞくのくに』(2012年)リエ役
| 公開日 | 2012年8月4日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | ヤン・ヨンヒ |
| 主な出演 | 安藤サクラ、井浦新、ヤン・イクチュン、宮崎美子、津嘉山正種 |
| 安藤サクラの役 | リエ(ソンホの妹)・主演 |
在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が、自らの家族の体験をもとに描いた劇映画です。1970年代の帰国事業で北朝鮮へ渡った兄のソンホ(井浦新)が、病気治療のため25年ぶりに日本へ一時帰国します。しかし、再会を喜ぶ家族のそばには、監視役の男(ヤン・イクチュン)がつきまといます。 安藤サクラは兄の帰りを待ちわびた妹・リエで主演を務め、第86回キネマ旬報ベスト・テンの主演女優賞を受賞しました。自由のない兄を前に、やり場のない怒りと悲しみをぶつけるリエの姿が胸に突き刺さります。
『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010年)ミッツ役
| 公開日 | 2010年6月26日 |
|---|---|
| 監督・脚本 | 入江悠 |
| 上映時間 | 95分 |
| 主な出演 | 山田真歩、安藤サクラ、桜井ふみ、増田久美子、加藤真弓 |
| 安藤サクラの役 | ミッツ(女子ラップグループ「B-hack」の元メンバー) |
埼玉のラッパーたちを描いた『SR サイタマノラッパー』の続編で、入江悠監督が舞台を群馬に移して撮った作品です。高校時代に女子ラップグループ「B-hack」を組んでいたアユム(山田真歩)は、20代後半になったいまも実家のこんにゃく屋を手伝う毎日を送っています。伝説のDJの死をきっかけに、かつての仲間たちと一夜限りのライブを目指しますが、仕事や結婚、お金の問題が彼女たちの前に立ちはだかります。 安藤サクラが演じたのは、借金を抱えながらもB-hackの再結成に加わるミッツです。生活に追い詰められながらマイクを握る、等身大の切実さが光り、ブレイク前の安藤サクラのラップも見られます。
安藤サクラの出演映画についてよくある質問
安藤サクラの映画デビュー作は何ですか?
映画初出演は、父・奥田瑛二が監督した2006年公開の『長い散歩』です。翌2007年には、同じく奥田瑛二監督の『風の外側』にも出演しています。
安藤サクラは日本アカデミー賞を何回受賞していますか?
最優秀賞は5回受賞しています。第39回で『百円の恋』、第42回で『万引き家族』、第47回で『怪物』により最優秀主演女優賞、第46回で『ある男』、第47回で『ゴジラ-1.0』により最優秀助演女優賞に輝きました。
安藤サクラが出演する最新の映画は何ですか?
2026年11月3日公開の『ゴジラ-0.0』です。前作『ゴジラ-1.0』に続いて、敷島の隣人・太田澄子を演じます。
安藤サクラが出演した是枝裕和監督の映画はどれですか?
2018年の『万引き家族』と、2023年の『怪物』の2作です。『万引き家族』はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、『怪物』は坂元裕二がカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞しました。
安藤サクラが主演した朝ドラはありますか?
2018年度後期の連続テレビ小説『まんぷく』で、ヒロインの今井福子を演じました。ドラマの出演作は、関連記事で詳しく紹介しています。
安藤サクラの出演映画は、作品ごとに別人のような名演ばかり
安藤サクラの出演映画は、『愛のむきだし』の怪演から『百円の恋』のボクサー、『万引き家族』『怪物』の母親役まで、どの作品でもまったく違う顔を見せてくれます。気になる1本から、その圧倒的な存在感を味わってみてください。 2026年11月3日公開の『ゴジラ-0.0』で、ふたたび太田澄子を演じる姿にも期待が高まります。テレビドラマでの活躍は、下の記事で紹介しています。






