『パイレーツ・オブ・カリビアン』の海賊船まとめ【ブラックパール号の歴史を紐解く!】

2017年7月6日更新

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第5彈『最後の海賊』が、2017年7月1日に公開されます。この記事では、ブラック・パール号はもちろんのことこれまでシリーズに登場してきた海賊船を、一挙にまとめてみました。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの海賊船まとめ!

2003年『呪われた海賊たち』、2006年『デッドマンズ・チェスト』、2007年『ワールドエンド』、2011年『生命の泉』、そして6年ぶりとなる新作『最後の海賊』と、これまで5作品が製作されてきた大人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』。 この記事では、ブラック・パール号をはじめとする全5作品に登場してきた海賊船やイギリス軍艦などをまとめてご紹介します。 海を冒険するものたちの命ともいえる船について深く知れば、よりシリーズを楽しめるはず!

1.ブラックパール号

船長:ジャック・スパロウ/ヘクター・バルボッサ/ウィル・ターナー

海賊時代に悪名を馳せたブラックパール号といえば、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を象徴する船です。 ジャック・スパロウとヘクター・バルボッサの二人が交互に奪い合いながら、沈没させられたり海底の墓場に引きずり込まれたりと波乱万丈。さらに、縮められてボトルシップになってしまうという数奇な運命を辿ってきました。 劇中では、ブラックパール号の乗組員のほか、アメニルディス、タレク、シャバコ、リアン、パーク、パライモン、そしてエリザベス・スワンが乗り合わせていました。船のタイプはガレオン船で、全長50メートル、大砲32門を有しています。 ブラックパールの名の由来ともいえる黒い帆と黒い船体は、闇夜の海上に遠目では見えなくなるという特徴を持っています。また、カリブ海一速いともいわれる、幽霊船「フライング・ダッチマン号」から逃げ切れる唯一の船とのことです。

登場作品:『呪われた海賊たち』『デッドマンズ・チェスト』『ワールド・エンド』『生命の泉』『最後の海賊』

元々ブラックパール号は「ウィキッド・ウェンチ号」という商船でした。所有者は東インド貿易会社のカトラー・ベケットで、ジャック・スパロウにこの船を預けた人物です。 しかし『呪われた海賊たち』では、ジャック・スパロウの裏切りに怒ったベケットの命令で、ウィキッド・ウェンチ号は沈没させられてしまいます。その後、デイヴィ・ジョーンズに修復されたこの船の船長は血の契約によって、ジャック・スパロウに。 この際に彼が「ブラックパール号」と名付けました。ところがその2年後、ヘクター・バルボッサの反乱によって船を奪われてしまいます。 『デッドマンズ・チェスト』では、フライング・ダッチマン号の船員として働く契約をしていたスパロウがデイヴィ・ジョーンズからの逃亡を画策。しかし、ラストでクラーケンによってブラックパール号共々海底に引きずり込まれてしまいました。 『ワールド・エンド』ではデイヴィ・ジョーンズの墓場に閉じ込められ錯乱状態にあったスパロウですが、ブラックパール号は新品のような姿を現します。 ジャックは助けに来たウィル・ターナーとともに現世に戻り、ブラックパール号を取り戻すことに成功。しかし、今度はトルトゥーガ島に置き去りにされ、またもやバルボッサに奪われてしまいます。 そして『生命の泉』でブラックパール号は、バルボッサが黒ひげに奪われたのち、ボトルシップにされて彼のコレクションになっていました。このボトルシップはなんとかスパロウの手中に帰ることになります。 最新作『最後の海賊』では、ボトルシップになってしまったブラックパール号がどうなるのかも大きな見どころとなっています。

2.フライング・ダッチマン号

船長:デイヴィ・ジョーンズ/ウィル・ターナー

デイヴィ・ジョーンズが船長を務める伝説の幽霊船で、大きさはブラックパール号とほぼ同じです。後にウィル・ターナーが船長になった時は、船体を覆っていたフジツボや海草が取れていました。 本来は海で死んだ哀れな魂を死後の世界へ運ぶ役割があり、神聖な船だったようです。超自然的な力が働いており、海中でも進むことができますが、その推進力は謎に包まれています。 乗組員はフライング・ダッチマン号の乗組員のほか、東インド貿易会社の社員であるイアン・マーサーやイギリス海軍のジェームズ・ノリントン大将も乗り合わせています。タイプはガレオン船で、全長約52メートル、38もの大砲を搭載、船首がワニの口のような形をしているのが特徴です。

登場作品:『デッドマンズ・チェスト』『ワールド・エンド』

『デッドマンズ・チェスト』に初登場した時、フライング・ダッチマン号はフジツボまみれの幽霊船でした。元々はジョーンズの愛する海の女神「カリプソ」から、死者の魂を送る使命を与えられた船だったのです。 10年後に自由になれると思っていたジョーンズは、彼女がどこにもいないことに失望。使命を放棄してクラーケンを解き放ち、海の遭難者を無理やりフライング・ダッチマン号の船員としてきました。 『ワールド・エンド』では、ジェームズ・ノリントンがカトラー・ベケットの命を受けてフライング・ダッチマン号に乗り込み、ジョーンズの心臓を握って意のままに操りました。 そして、ブラックパール号との決戦で、ジョーンズの心臓を刺したことで、ウィル・ターナーがフライング・ダッチマン号の新たな船長となり死者の魂を送る使命を担うことになるのでした。

3.エンプレス号

船長:サオ・フェン/エリザベス・スワン

シンガポールを拠点として活動していた中国の海賊サオ・フェンの旗艦がエンプレス号です。サオ・フェンは「選ばれし9人の伝説の海賊」の1人で、デイヴィ・ジョーンズの墓場への手がかりとなる地図を持っていました。 エンプレス号は東洋風の海賊船で、大きさはブラックパール号より小さく軽い船体です。 普段はシンガポールにあるサオ・フェンのアジト付近の港に停泊。タイプはジャンク船で、15門のキャノン砲が装備されています。 サオ・フェンの死後、遺言によってエリザベス・スワンが船長に。主な乗組員はフェンの右腕だった中国人のタイ・フアンです。

登場作品:『ワールド・エンド』

エンプレス号は『ワールド・エンド』に登場し、海賊海戦において重要な役割を果たしました。デイヴィ・ジョーンズの墓場へジャック・スパロウの救出に向かった後、ブラック・サンド・ビーチでブラックパール号を待ち伏せ。そしてタイ・ファンやほかの乗組員たちがブラックパール号に乗り込むことに成功します。 ベケット卿と取引していたサオ・フェンですが、裏切りがばれてフライング・ダッチマン号にエンプレス号が襲撃されます。サオ・フェンは深手を負い、次の船長をエリザベス・スワンに託して亡くなりました。

4.アン女王の復讐号

船長:黒ひげ/ヘクター・バルボッサ

元々はイギリスの「コンコルド」という商船で、後にフランスに渡り「ラ・コンコルデ・デ・ナンテス」と改名され奴隷船となりました。黒ひげことエドワード・ティーチ船長がその後に奪い、「アン女王の復讐号」と名付けています。 黒ひげが殺され、その時にアン女王の復讐号の船長はバルボッサに。 乗組員の一部はゾンビで構成されており、タイプはフリゲート艦で全装帆戦艦、大砲30門とギリシア火薬を装備しています。威厳と美しさを兼ね備えた船体で、七つの海を渡る海賊たちの間では、恐怖の象徴となっていました。 黒ひげが持っている「トリトンの剣」に埋め込まれた宝石の力で、潮や風の流れを操って操縦することができます。外装には残忍な黒ひげが殺した乗組員たちの骨が使われ、船首は炎を吹き出します。

登場作品:『生命の泉』

4作目『生命の泉』に登場、史上最悪の海賊・黒ひげが船長であるアン女王の復讐号は、永遠の命を得られるという「生命の泉」を探す航海に出ます。そして、イギリス国王に忠誠を誓う公賊となったバルボッサと、生命の泉を狙うスペイン海軍の三つ巴の戦いに。 ボトルシップにされたブラックパール号を、ジャック・スパロウが奪い返した後、バルボッサが黒ひげを生命の泉で殺して、新しい船長となります。 『最後の海賊』では、バルボッサが指揮し、カリブ海一の海賊船・海賊団となっている様子が描かれているようです。

5.ミスティ・レディ号

船長:エドワード・ティーグ

ミスティ・レディ号は、エドワード・ティーグが船長を務める海賊船です。ティーグはマダガスカルの海賊長で、ジャック・スパロウの父親です。 主な乗組員はレネゲイド・ロビー、船体は大きく赤みがかった外装。海賊旗は心臓を抱えたドクロのマークが描かれて、船首にはマーメイドが飾られています。

登場作品:『ワールド・エンド』

ミスティ・レディ号はキャプテン・ティーグとともに『ワールド・エンド』に登場。9人の伝説の海賊たちが集まった評議会でティーグが「海賊の掟の番人」だったことが判明します。

6.ファンシー号

船長:キャプテン・シュヴァル

ファンシー号は『ワールド・エンド』に登場する海賊船で、船長は9人の海賊長の1人であるキャプテン・シュヴァルです。タイプは2本のマストを持つブリッグ船で、大砲16門を搭載しています。 シュヴァルはこの船でカリブ海を航海し、貧者だろうが富む者だろうが関係なく略奪してきました。そしてファンシー号は『ワールド・エンド』での海賊海戦の間、海の女神カリプソ解放の戦いを見届けることになります。

7.セリフ号

船長:アモンド・ザ・コルセア

セリフ号は『ワールド・エンド』に登場する海賊船で、船長は9人の海賊長の1人であるアモンド・ザ・コルセア。タイプは3本のマストを持つ小さなゼベック船で、地中海で主に使用されたガレー船です。 3本のマストにかかる帆は三角形で、数多くのオールが側面に備え付けてあります。外装はダーク・グレイで、帆は最初は白かったものが次第に灰色になって穴も開いてしまいました。10門の大砲が装備されています。 アモンドは黒海の海賊長で、セリフとはトルコ語で「名誉」という意味です。『ワールド・エンド』では、カリプソ解放の戦いで海賊連合の艦隊の1隻に数えられましたが、実際には直接参戦はしていませんでした。

8.レンジャー号

船長:ジェントルマン・ジョカルト

レンジャー号は『ワールド・エンド』に登場する海賊船で、船長は9人の海賊長の1人であるジェントルマン・ジョカルトです。 大砲を22門装備しているフリゲート艦で、メイン乗組員はマルクス、ジャック・スパロウも乗船したことがあります。もともとはニューオーリンズに停泊していた船で、ジョカルトがそれを盗んだものでした。 『ワールド・エンド』の海賊海戦では海賊連合艦隊に加わり、ジョカルトの旗艦として参戦しました。

9.オター号

船長:スリ・スンバジ

オタ―号は『ワールド・エンド』に登場する海賊船で、船長はスリ・スンバジ(スンバジ・アングリア)です。スンバジはインド洋の海賊長で、「スリ」とはヒンドゥー教の僧侶のことです。 タイプは2本のマストを持つダウ船で、8門の大砲を搭載しています。『ワールド・エンド』では海賊連合艦隊に参戦し、カリプソ解放の戦いに従事しました。

10.センチュリオン号

船長:ビジャヌエバ

センチュリオン号は『ワールド・エンド』に登場する海賊船で、船長はエドゥアルド・ビジャヌエバ。ビジャヌエバはスペイン人でアドリア海の海賊長です。 センチュリオン号はガレオン船で、44門もの大砲を備えています。以前はスペイン海軍の所属艦でしたが、ビジャヌエバの私設艦隊の中のお気に入りの1隻として、地中海でのアモンドやシュヴァルなどの海賊たちとの戦いで使用されてきました。 ほかの海賊船同様、『ワールド・エンド』では海賊連合艦隊に参加してカリプソ解放の戦いに従事し、その行方を見守りました。

11.ハイ・ポン号

船長:ヘクター・バルボッサ

ハイ・ポン号は『ワールド・エンド』に登場したサオ・フェンのジャンク船です。デイヴィ・ジョーンズの墓場へジャック・スパロウを救出しに行くために、バルボッサがサオ・フェンからシンガポールで譲り受けました。 ハイ・ポン号はスパロウ救出のため世界の果てを目指し、氷の海を超え、ついに墓場の入口の滝に突っ込んで行って壊れてしまいます。この時はバルボッサ船長のほか、タイ・ファン、エリザベス・スワン、ウィル・ターナー、ジャック・スパロウの右腕船員ジョシャミー・ギブスも乗っていました。 この船は正真正銘のジャンク船で、朽ちて老朽化した木材と藁ぶき屋根でできた小屋があるだけで、船室もなかったようです。